クウガとアギトと龍騎と剣(ブレイド)が幻想入り 東方仮面英雄伝 平成仮面ライダー×東方 作:名無しのライダー
てか自分がドライブの最終回付近でテレビの前で、「チェイスー!」と言ってからもう1年経つんだね。
紅魔館 地下
そこでは、いきなり襲いかかってきたフランと、戦闘状態になった剣崎が戦っていた。
「アハハハ!?ドウシタの!?オニイサン!?まだワタシ、満足してないよ?」
フランは弾幕を、剣崎……いや、ジョーカーアンデッドに向け、放つ
「ヴェッ!?」
剣崎は、避けようと試みるが、失敗…………大量の弾幕が被弾する。
「クソッ………どうすれば………」
今の剣崎には攻撃の手段が無い………
今までは、手元にあったベルトも武器もラウズカードも全て、消え去った………そして今自分にあるのは「不死身」……たったそれだけ……
「一体どうすれば……ヴェッ」
続け様に弾幕は被弾する
「オニイサン……丈夫だね……でも………」
フランは手を前に出す
剣崎は、最初は何をしようとしてるか分からなかったが、直ぐに危険を感じた。
「きゅっとして……………ドカーン」
しかし…遅かった……フランが拳を握った瞬間、剣崎の体がまた、爆発した。
フランの周りに緑色の液体が飛び散る。
「アレ?…………」
「………………………」 バタン
剣崎は、かろうじて立っていたが、遂に倒れてしまった
「お兄さん……本当に丈夫なんだね………お兄さんならワタシを………」
「助けてくれると思っていたのに……………」
何で………私が一人ぼっちにならなきゃ駄目なの……?
ある日私は、この地下室に閉じ込められた。とても怖かったけど、お姉様が毎日笑顔で「大丈夫」って言ってくれた。
でもある日その笑顔が怖いと思いはじめた。
そしてある日、お姉様がバッタリと来なくなった。
何故かは直ぐに分かってしまった。出来れば分かりたくも無かった。
お姉様がワタシを怖がってる事が。
ならワタシは考えた、自分が力を制御出来ないのなら、誰かに制御して貰えばいい事に。
でも…………ミンナ……ワタシを助けられない…………
ナンデ…ワタシがミンナを壊しているの?
ナンデ………ワタシが……ナンデ
ナンデ……ナンデ………
「ねぇ!君!どうしたの!?」
体が揺らされる感覚でフランは我に帰る。すると……さっき自分が壊した剣崎がフランに問いかけていた。
「アレ……何で?………お兄さん……壊れたんじゃ………」
フランは剣崎の身体を見る、弾幕による怪我らしきものは無い……しかし服の色は明らかに緑に染まっていた。
そして明らかに自分に向ける目が違がった……自分を恐れていない優しい目だった。
「ねぇ!!お兄さんなら……フランを助けてくれるの?壊れちゃったりしない!?」
フランは、黙って剣崎を見る。
「……俺は今の君の置かれた状況が分からないけど……………」
「壊れたりはしないよ…………だってまだ………君を救って無いから………」
フランは涙を流し剣崎に抱きついた。