クウガとアギトと龍騎と剣(ブレイド)が幻想入り 東方仮面英雄伝 平成仮面ライダー×東方   作:名無しのライダー

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ゴースト最終回お疲れ様でした。

てか自分がドライブの最終回付近でテレビの前で、「チェイスー!」と言ってからもう1年経つんだね。



第十五話 切り札は自分だけ

紅魔館 地下

 

そこでは、いきなり襲いかかってきたフランと、戦闘状態になった剣崎が戦っていた。

 

 

 

「アハハハ!?ドウシタの!?オニイサン!?まだワタシ、満足してないよ?」

 

フランは弾幕を、剣崎……いや、ジョーカーアンデッドに向け、放つ

 

「ヴェッ!?」

 

剣崎は、避けようと試みるが、失敗…………大量の弾幕が被弾する。

 

「クソッ………どうすれば………」

 

 

今の剣崎には攻撃の手段が無い………

 

今までは、手元にあったベルトも武器もラウズカードも全て、消え去った………そして今自分にあるのは「不死身」……たったそれだけ……

 

「一体どうすれば……ヴェッ」

 

続け様に弾幕は被弾する

 

「オニイサン……丈夫だね……でも………」

 

フランは手を前に出す

 

剣崎は、最初は何をしようとしてるか分からなかったが、直ぐに危険を感じた。

 

「きゅっとして……………ドカーン」

 

しかし…遅かった……フランが拳を握った瞬間、剣崎の体がまた、爆発した。

 

フランの周りに緑色の液体が飛び散る。

 

「アレ?…………」

 

「………………………」 バタン

 

剣崎は、かろうじて立っていたが、遂に倒れてしまった

 

「お兄さん……本当に丈夫なんだね………お兄さんならワタシを………」

 

 

 

 

 

 

「助けてくれると思っていたのに……………」

 

 

 

 

 

 

何で………私が一人ぼっちにならなきゃ駄目なの……?

 

ある日私は、この地下室に閉じ込められた。とても怖かったけど、お姉様が毎日笑顔で「大丈夫」って言ってくれた。

 

でもある日その笑顔が怖いと思いはじめた。

 

 

そしてある日、お姉様がバッタリと来なくなった。

 

何故かは直ぐに分かってしまった。出来れば分かりたくも無かった。

 

お姉様がワタシを怖がってる事が。

 

ならワタシは考えた、自分が力を制御出来ないのなら、誰かに制御して貰えばいい事に。

 

でも…………ミンナ……ワタシを助けられない…………

 

ナンデ…ワタシがミンナを壊しているの?

 

ナンデ………ワタシが……ナンデ

 

ナンデ……ナンデ………

 

「ねぇ!君!どうしたの!?」

 

体が揺らされる感覚でフランは我に帰る。すると……さっき自分が壊した剣崎がフランに問いかけていた。

 

「アレ……何で?………お兄さん……壊れたんじゃ………」

 

フランは剣崎の身体を見る、弾幕による怪我らしきものは無い……しかし服の色は明らかに緑に染まっていた。

 

そして明らかに自分に向ける目が違がった……自分を恐れていない優しい目だった。

 

「ねぇ!!お兄さんなら……フランを助けてくれるの?壊れちゃったりしない!?」

 

フランは、黙って剣崎を見る。

 

 

 

「……俺は今の君の置かれた状況が分からないけど……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「壊れたりはしないよ…………だってまだ………君を救って無いから………」

 

 

 

 

 

 

 

 

フランは涙を流し剣崎に抱きついた。


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