クウガとアギトと龍騎と剣(ブレイド)が幻想入り 東方仮面英雄伝 平成仮面ライダー×東方   作:名無しのライダー

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どうも作者です。

今回、龍騎にオリジナル設定を入れたいと思います。

暖かく見れる人だけ、先にお進み下さい。


第十二話 狂気と切り札

紅魔館 図書館

 

真司は龍騎に変身し、一気に小悪魔に近づく。

 

 

「ごめん………直ぐに終わらせるから………」

 

猛スピードで近づいて来た龍騎に、未だ驚いている小悪魔は何も出来なかった。

 

しかし………龍騎の攻撃は当たらなかった。

 

「「アレ?」」

 

龍騎と小悪魔が同時に言う。

 

「これは…………防護壁!?そうだ……今の内に………」

 

小悪魔は、謎の壁に驚いている真司からパチュリーの元へ行く。

 

「パチュリー様!ありがとうございます!」

 

小悪魔が嬉しそうに言う。

 

「小悪魔、貴方は私の近くに居なさい、勝手に離れられてやられたら、取り返しがつかないから………」

 

「アレ!?二手に別れるって言ったのはパチュリー様じゃ………」

 

小悪魔は困惑しているが、パチュリーは表情を変えない。

 

すると、魔理沙がパチュリーの前に来た。

 

「防護壁がなんだぜ?そんな物………」

 

「パワーでぶっ飛ばしてやるんだぜ!」

 

恋符 マスタースパーク

 

魔理沙がスペル宣言をし、魔理沙の手に持っているミニ八卦路から極太のレーザーが飛び出る。

 

「!?」

 

小悪魔はその威力に驚くが、パチュリーは動じない。

 

ドォォン

 

マスタースパークがパチュリーの防護壁を貫こうとするが防護壁は傷つかず、マスタースパークは消えた。

 

「なんでだ!?私のマスタースパークが負けた!?」

 

驚いている魔理沙にパチュリーが話しかける。

 

「確かに、威力だけは認めるわ、だけど逆に言えばパワーしかない、只それだけ。人間が作りそうな魔法ね。」

 

「何!?」

 

「私の防護壁には、魔力を奪う事が出来るの、もし貴方がパワーしか取り柄が無かったのなら、貴方にはこの壁を貫く事は決して出来ない。」

 

すると、パチュリーは本を片手に詠唱し始める。

 

「なんだぜ!?」

 

魔理沙は辺りを見回す、するとパチュリーの辺りから弾幕が構成される。

 

魔理沙は弾幕を避けるが、スキを突かれ直撃しそうになる。しかし……

 

[ガードベント]

 

とっさの判断で魔理沙の前に来た龍騎がドラグシールドで飛んできた弾幕を防ぐ

 

「大丈夫!?魔理沙さん!?」

 

「お前………本当に真司なんだな………」

 

(私の弾幕が………防がれた………まさか防護壁の効果が私にも………)

 

パチュリーは何か不安の様なものを感じたが、魔理沙と真司が立ち上がったのを見て、考えをやめた。

 

パチュリーはまた、防護壁越しに、弾幕を打ち続ける。

 

「まずはあの防護壁を何とかしないとな〜〜真司?何か凄い相手にダメージを与える技とかないか?」

 

「凄い技………ならこれかな?」

 

龍騎はデッキからアドベントのカードを取り出しベントインする。

 

[エラー]

 

「…………えっ…エラー!?何それ!?」

 

真司は驚き、アドベントのカードをもう一度ベントインするが、出てきた音声は………

 

[エラー]だった。

 

「アレ?何でだ?…………!?」

 

真司は辺りを見回した、無いのだ………鏡のようなものが………

 

今考えると、ドラグレッダーは自分の様に、現実世界から出てきてないのを思い出した。

 

チルノに襲われた時も霧の湖から出てきた。

 

そして文さんを助けた時はミラーモンスターと同じように、何処からか反射する………例えば水溜りから出てきたと考えれば可笑しくない………つまり、ミラーワールドからドラグレッダーは出て来ている事になる。

 

「嘘だろ!?………」

 

真司は焦った……ドラグレッダーが召喚出来ないのなら、自分の持っているカードの半分以上が使えないと言う事になる

 

そして、真司がふと図書館にある時計を見た、時間は大体で言うと7時半くらいだった。

 

その時間が本当なら、太陽の光が無いと言う事になる、唯一の希望の自分が通ってきた鏡も、光が無ければミラーワールドとは繋がらない。

 

「これは……不味いかも………」

 

真司は契約モンスターがいないことの不便さを改めて感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館 地下

 

「この先か………」

 

謎の声を聞いた剣崎 一真はその声を辿り、紅魔館の地下にある扉の前にやって来た。

 

「こんな場所があったなんて………知らなかった……」

 

剣崎は扉を開け、その先に進んだ、すると………

 

「なんだ……この空間は………」

 

目の前に広がっていたのは闇、そして、1人の少女がいた。

 

「お兄ちゃん……だれ?」

 

少女は剣崎に近づいてきた。

 

「俺は、剣崎 一真……君は?」

 

「私はフラン………お兄ちゃんは………新しいおもちゃなの?」

 

「!?」

 

剣崎は直ぐにフランから離れる。フランから滲み出た狂気がひしひしと伝わって来たからだ。

 

「君は一体………」

 

剣崎が言い終える前にフランは手を前に伸ばす。

 

キュッ

 

フランの拳が握られた瞬間、剣崎の体に激痛が走り………

 

爆発した

 

周りには剣崎の血がが飛び散り、爆発の煙により、剣崎の姿は見えなくなった。

 

「また………壊れちゃた………アレ?」

 

フランは不思議そうに辺りを見回す、普段は辺りに爆発の影響で肉塊が転がっている筈なのに、周りには剣崎の血しかない、そして辺りが暗くて分からなかったが、血の色は何故か緑色だった。

 

フランが剣崎をドカーンした場所を見ると

 

「…………ヴェェッ……」

 

剣崎は生きていた。体中緑に染まっているが、四肢はキチンとあるし、何よりこちらを睨んでいた。

 

「アレ?………もしかして………カラダが丈夫なの?」

 

剣崎は何も答えず、1枚のトランプのカードの様なものを取り出す。

 

「変身……」

 

体中の痛みに耐えながら、ポーズを取り、ジョーカーに変身する。

 

「うわ!?姿が変わった〜」

 

フランは驚き、ニヤつきながら話している。

 

(これなら………すこしだけ………狂気に………任せていいかな………)

 

ニヤァァァ

 

フランは笑った、しかし、目は死んでおり、狂気が感じられた。

 

「お兄ちゃんなら………フランを…………」

 

 

 

 

「楽しませてくれそうだね」

 

 

 

 

 




( 0M0)と(0H0 )の後書きコーナー!

( 0M0)今回は龍騎にオリジナル設定を入れたか………
( 0H0)果たしてこれが上手く活用できるのか………
( 0M0)それと、作者の都合上、投稿がしばらく遅れる、すまない。

( 0H0)本当にすみません
( 0H0)それでは閲覧ありがとうございました!!
( 0M0)ありがとうございました!!

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