クウガとアギトと龍騎と剣(ブレイド)が幻想入り 東方仮面英雄伝 平成仮面ライダー×東方   作:名無しのライダー

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頭の中で早く整理出来たので、早めの投稿

追記
ゴーストの映画最高だったー!!


第十話 三位一体の戦士

紅魔館 内部

 

「……此処は何処だ?」

 

剣崎は紅魔館の中で道に迷っていた。元々居候しているため、道は覚える筈だが、何故かわからない。

 

「一体……どうなってるんだ?」

 

単に剣崎が紅魔館に来てから日が浅いという事も合ったが、どうにも不自然過ぎる。

 

すると、何処からか声が聞こえた。

 

「………たす……け……て……たすけ……て」

 

「!!」

 

それは普通の声ではなく、少し違和感が合った。例えるなら頭に直接話し掛けて来ている感覚だった。

 

「あっちの方から聞こえた………」

 

しかし、剣崎は何も考えず、声の聞こえる方に向かって走り出した。

 

 

 

 

そして、その剣崎を見つめる一つの影がいた。

 

「幸運を祈るわよ………剣崎 一真………あの娘を救えるのは貴方だけなんだから…………そう、怪物になりたくないと願ったあの娘とは真逆の貴方なら」

 

その見つめる人物は今回の異変の首謀者、レミリア スカーレット だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館 廊下

 

紅魔館の廊下では、アギトに変身した津上 翔一 とメイド長の十六夜 咲夜 が対立をしていた。

 

翔一はさっきまで、戦う事を拒んでいたが、ここで自分が咲夜を止めないと、先に紅魔館に侵入した魔理沙が危なくなると予想し、戦う事にした。

 

しかし、今は完全にアギトが苦戦をしている。

 

その理由は戦いを始めた瞬間、大量のナイフが飛んで来たからだ。

 

幻想郷の力を持つ者はそれぞれ能力を持っている。翔一は少し前に霊夢からそれを教わった。しかし、咲夜の能力を戦闘中に見つける事にしようとした彼の判断は間違っていた。

 

 

アギトは飛んで来たナイフを弾くが全て弾ける訳もなく、翻弄され続けていた。咲夜も仮面ライダー相手にスペカは使わず、全力で相手をしていた。

 

(このままじゃ……負ける……せめてナイフが来る場所をどうにかして予測して素早く対処が出来れば………………そうだ!)

 

「ハァァァァ!!」

 

アギトの掛け声と共に、アギトの姿が変わる

 

胴体はグランドフォーム、右腕はフレイム、左腕はストームの各形態の特徴を持つ、翔一が昔、記憶を一時的に取り戻した時に変身した、トリニティフォームだった。

 

「姿が………変わった?」

 

咲夜は少しだけ驚いたが、持っている武器が槍だけなのを見て、時を止める。

 

(近接の武器では、私の能力を攻略する事は出来ない…)

 

そして、ナイフをアギトに向けて飛ばす。ナイフはアギトの目の前で停止した。

 

そして、時間はまた進む、咲夜は勝利を確信していた…しかし

 

「いまだ!ハァァァァァァ!!」

 

アギトに向けて放ったナイフは当たらなかった。当たる瞬間に、左腕に持っていた槍を回転させ、竜巻を起こし、それによりナイフを全て弾いた。

 

通常この技はストームフォームの必殺技だが、翔一はそれを防御に応用させた。

 

(まさか………近接武器でそんな事をするとは…………でも分からない………何故ナイフが出るタイミングがわかったの!)

 

何故ナイフが出てくるタイミングが分かったのか、それはフレイムフォームの感覚に優れた能力のお陰である。

 

(しかし………私がピンチになったわけじゃない………私はまだダメージを受けて無いから………)

 

そのとおりだ、咲夜はまだ1回も攻撃をされていない。アギトも防御に集中しているせいで、攻撃をする事が出来ない状態だ。この勝負、時間か経つほど、アギトのチャンスが無くなっていくのだ。

 

「やはり……幻想郷の戦い方に慣れていない人間は弱いわね」

 

咲夜が余裕を見せたその時、

 

ビュン

 

咲夜に何か飛んできた。

 

「これは!弾幕!?」

 

咲夜は急いで避けるが、避けきれず、弾幕が咲夜に被弾した。

 

「アンタ……ウチの居候に何してるのよ………」

 

そこに立っていたのは、博麗 霊夢 だった。

 

「霊夢ちゃん!?どうして居るの!?」

 

翔一がアギトの変身を解き、霊夢に近づく。

 

「あら?可笑しい?私が自分の仕事をしてるの」

 

「違くてさ、まだ怪我治って無いんだよ!?無茶しちゃ……ムグ」

 

霊夢が翔一の口にお札を貼り、黙らせる。

 

「翔一くん、貴方が一番分かってるでしょ……アイツには勝てないって。」

 

霊夢にそう言われると、翔一は黙った。

 

「だから貴方は先に神社に帰って、異変が終わった後の宴会の準備でもしてなさい……大丈夫……絶対勝つから」

 

「分かったよ!霊夢ちゃん!美味しいご飯作って待ってるからね!!」

 

そう言うと、翔一は紅魔館の出口に向かって走って行った。

 

 

「さぁ……選手交代よ!第二ラウンドスタートって所かしらね」

 

「次は貴方が相手ですか………今日は疲れる事が多いですね」

 

霊夢はいつにも増してやる気で、咲夜はいつもより疲れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館 入口

 

紅魔館の入口ではボロボロになった五代が、美鈴に話を聞いていた。

 

「美鈴さん、一つだけ聞きたいんだけど」

 

「ハイ!なんですか?」

 

「この異変って何が目的なの?」

 

五代がそう言うと、美鈴は少し表情を暗くした。

 

「目的は………たった1人の家族の笑顔を見たいから。」

 

「妹様と一緒に外を 笑顔 で歩きたいから…私はそうだと思います。」

 

「笑顔で……歩くために……」

 

五代の表情が暗くなる

 

「どうしたんですか?五代さん?」

 

「何でもないよ!それじゃ行ってくるよ!」

 

五代は紅魔館の中へと入って行った

 

 

 

 

「大好きな青空を守ったら………誰かの笑顔が消える………のか」

 

 

 

 

五代がその先で何を考えてしまったのかは、誰も知る由もない。




( 0M0)と(0H0 )の後書きコーナー!!!

( 0M0)今回は何故か霊夢と翔一の会話を聞いてニヤニヤしたな。

( 0H0)仮面ライダーあるある ライダーが恋をしたら相手は大抵、怪物に殺られて、覚醒するか新フォーム誕生。

( 0M0) < ザヨゴーーーーー!!!!!!!!

( 0H0)今回こそ怒られる気が………あっ閲覧ありがとうございました!!


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