クウガとアギトと龍騎と剣(ブレイド)が幻想入り 東方仮面英雄伝 平成仮面ライダー×東方   作:名無しのライダー

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ある日、一人の戦士は「みんなの笑顔」を守り抜き「青空のある場所」へと放浪を始めた。


ある日、記憶を失った者は「みんなの居場所」を守るために戦った。


ある日、男は「戦いを止めるため」に戦い、戦友に願いを語り静かに息を引き取った。


ある日、人間を守る剣になり、友とは戦わず、「運命と戦い続ける」ことを決意した青年がいた。

この物語はそんな彼らのその後のお話し。


追記
この小説は、クウガ アギト 龍騎 ブレイド 本編のネタバレを含みます。









第一章 英雄達の出会い
第一話 博麗の巫女と光の超人


昼過ぎの時刻…

 

博麗神社の巫女である博麗霊夢は暇を持て余していた。

 

「暇だわ、何処かへ散歩にでも行ってこようかしら。」

 

彼女はそう言って神社の近くの林に足を運んだ。

 

「何よ…コレ…」

 

人が木に埋まっていた。その証拠に人間らしき腕が木の幹から垂れ下がっている。

 

「誰がこんなことを…仮にもここは、博麗神社の近くよ。犯人は退治されるのを望んでいるのかしら…」

グルルルル

 

背後から鳴き声がした。しかし霊夢はそれを動物と勘違いしてしまったのが過ちだった。

 

背後から出てきたのは確かに動物だった。

 

ただし違うのが幻想郷では見たこともない、異様な生物だった。

 

「!!」

 

霊夢はとっさに判断出来ず、目の前にいる化物に攻撃を喰らった。

 

霊夢もすぐ体制を整え弾幕を繰り出したが……

 

弾幕はその化物の目の前でボロボロに砕け散った。

 

そして最初に喰らったダメージが霊夢の身体を蝕み、遂にはその場所で倒れ、遂には動けなくなった。

 

「なんで、効かないの……!!」

 

霊夢は死を覚悟した。自分もさっき見た人間のように殺され、木の中に埋められるんだと、そう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢が化物と出会う約15前、一人の男が、博麗神社の近くを歩いていた。

 

「此処は何処だろう…?」

 

「俺のレストランの近くにはこんな道無かったし…やっぱりいつもと違う道行ったのが、原因なのかな…」

 

「とにかく早く店に戻らないと……!!」

 

その男はいきなり立ち止まり、優しそうな顔が急に険しくなる。

 

「何故、あいつが…。とにかく早く行かないと!!」

 

男はバイクに乗り、奴がいる方向へ向って、一直線に走りだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「アレ…私なんで生きているの…」

 

霊夢は何故か生きていた。ほんの数秒前までは化物が自分の前に居たのに……

 

「大丈夫ですか!!」

 

ふと男の人が目の前にいた。そしてその後ろにはあの化物も…

 

「何してるの……早く逃げなさい、あの化物に……殺されちゃうわよ」

 

様々な異変を解決している霊夢は、意地を張ってそう言った。本当は助けて欲しいのに。

 

すると男は……

 

「何言ってるんですか!」

 

「俺はあなたを助けます!絶対に!!」

霊夢はまだ分からなかった。その男はそれを冗談で言っているのか、もしくは自分を助けてくれるのかを。

 

その男は化物に近づいていく。1歩1歩足を運びながら。

 

いつの間にか男の腰には不思議な形のベルトが巻かれていた。

 

「何?あのベルト……?」

 

男はポーズをとった後身体の両脇に手を伸ばす。

 

「変身!!」

 

ベルトは光輝き、男の全身を包み込む。

 

ようやく光が消えた時そこに居たのは、男とは違う別の何かだった。

 

龍を思わせる2本のツノ、身体全身が金色に輝く一人の戦士がそこにいた。

 

「あなたは一体…」

 

「俺?俺は津上 翔一、 又の名をアギトってところかな?」

 

「津上 翔一… アギト?」

 

「まぁ、その話は後で良いでしょ。まずはこいつを倒さなきゃ。」

 

そう言ってアギトは化物に向って攻撃を始めた。

 

最初は化物の方が押していたが、だんだんに化物の方が追いつけなくなっていった。

 

「ハァ!」

 

アギトのパンチが化物に当たる、そして化物は一瞬のスキを見せる。

 

「今だ!ハァァッ!!」

 

アギトはそれを見逃さず、連続で攻撃を加える。

 

化物はフラつきアギトにまた攻撃のチャンスを与える。

 

そしてアギトはクロスホーンを展開させ最後の技を繰り出す。

 

大地のエネルギーを足に溜め、空高く飛び、化物にキックを繰り出す。

 

「ハァァァァァァァッ!!」

 

アギトの技が確実に当たり、そしてアギトが後ろを向いた瞬間、化物は頭に輪っかのようなものを輝やかせたあと爆発し肉片も残らず、消滅した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか。どうも名無しのライダーです。

今回はクウガ、アギト、龍騎、ブレイド、の幻想入り小説を作りました。

まだまだ初心者なので暖かく見守って下さい。お願いします。

あと次回はブレイド編です。ウェーイ( 0w0)ノ



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