黒歴史を作ってしまった。
3人に僕のスキルを教えたらそんなものだろうと思っていたと言われた。
自分たちより過負荷である僕が治すなんて生易しいスキルなんて持ってるはずないと。
………あぁ、恥ずかしい。あの無駄に格好つけたのを無かったことにしようかな?いいよね?無かったことになっても自分は覚えてるから恥ずかしいのは変わんないんだけど。
あっと、そういえばみんなに報告があるんだ。
あれから時間経って、僕、中学生になってるんだ。あの3人とは別の学校にいるよ。だって僕が通う学校は何故かいつも廃校になるんだ。不思議だよねー。
この学校に転校してきたんだけど丁度生徒会選挙があったから立候補しちゃった。勿論、会長のほうに。高校に行きたいから生徒会とかやってたほうがいいでしょ。高校行くのって?行くよ、中卒とかやだもん。中卒より高卒の方が給料貰えるしね!
『皆さん、これからこの学校の生徒会会長になる球磨川禊です!よろしくね!』
いきなり何?と思ったでしょ?実は僕以外立候補者いなかったから僕が自動的に会長になるのは決定してるんだよね。副会長はこの学校で知り合った安心院さんだ。長いから安心さんと僕は言ってる。
この学校は廃校にならずに時は過ぎていった。いいことだよね。転校する度に自己紹介しないといけないから面倒だったんだよね。
そして、主人公である黒神めだかを今日見つけた。人吉善吉もいる。
僕の勘違いだったら嬉しいんだけど、この2人あまり仲良しに見えない。もしかすると、人吉善吉はまだ黒神めだかにビビっているのかもしれない。どうすんの?原作は。まぁ、原作を僕があまり覚えてないからどうでもいいか!オリ主君が頑張ってくれると思うし。
あ、高貴君に頼みごとがあるんだった。とあるクラスでイジメかあるらしいんだ。高貴君に仲裁して貰おう。
生徒会って忙しいや。イベント事の計画に部活動の経費やらに生徒たちの喧嘩の仲裁とか校則違反の罰とか色々しないといけない。
最近は喧嘩は無くなってきたんだけどさ。
「球磨川君。君に頼みたいことがあるんだけどいいかな?」
『おお、先生頼みごとって何ですか?』
「……神崎織朱という生徒がいるんだけどある生徒に付きまとっていてね。やめさせようとしたんだが、なかなか人の話しをきかなくて困ってるんだよ。付き纏われてる子は黒神めだかって子だ。……球磨川君、君どうにかできないかな?」
わぉ、まさかの展開。
『いいですよ。詳しいこと教えて下さい。』
さて、先生から聞いた話しじゃ、オリ主君完全に嫌われ者だ。
授業中にも黒神に話し掛け、注意する先生たちに罵声を浴びせる。
黒神に注意されても俺の事心配してくれてるのか?可愛いな。とか言って反省してない。
黒神に近付く人を威嚇する。安心さんに聞いた話しじゃ、最近は安心さんにも話し掛けてくるみたいだ。とても馴れ馴れしくしてきて気持ち悪いと言ってた。そう言ってる時の安心さんの顔が怖かった。
よし、僕たち生徒会が更生してあげよう!