ハイスクール・フリート 世界に翼が舞い降りた   作:アジアの大提督

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Extra edition 2 バレンタインとは? の続きです。
かなり急いで書いたので変なところがあるかもしれませんがよろしくお願いします。
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Extra edition 5 ホワイトデーとは?

3月13日

アナウンサー『明日はホワイトデーです。世間ではバレンタイン商戦に次ぐホワイトデー商戦が繰り広げられてます』

テレビのアナウンサーがホワイトデーの事を報道してる。

悠一郎「香取さんよー今度のホワイトデーってなんですか?」

香取「今度はホワイトデーの事かよ。まぁバレンタインを知知らないからホワイトデーの事も知らないのは当たり前か」

悠一郎が横須賀技術艦船工廠の休憩室にあるテレビでホワイトデーって単語を聞き、一緒に休憩してた香取にホワイトデーの事を聞く。

香取「ホワイトデーってのは日本発祥の新たな習慣的なものでこれは海外発祥のバレンタインとは違くてホワイトデーの習慣は海外ではあまり馴染んでない。それで本題のホワイトデーとは主にバレンタインのお返しをする日だ」

悠一郎「なるほどつまりお返しの日なのか」

香取「そうだな。ホワイトデーはバレンタインでチョコやプレゼントをくれた相手にお返しをする日で、お返しをするものはチョコやマシュマロやクッキーなどがある。最近ではアクセサリーとかある」

悠一郎「なるほど。でもやけに詳しいな香取さん」

香取「きたるホワイトデーに備えて色んな知識を貯めてるのさ」

悠一郎「あぁ、なるほどな」

悠一郎は何かを察してもうそれ以上その話に突っ込む事をやめた。

香取「そう言うお前はホワイトデーに渡す人いるのかよ」

悠一郎「返す相手ね…」

悠一郎が考えると伊良子の姿が出てくる。

悠一郎「返す相手いるね」

香取「マジかよ。お前さんでさえ貰ってのに俺なんかは…」

悠一郎「まぁそんなに落ち込むなよ」

香取「上から目線かよ。まぁそれよりもうホワイトデー明日だが返すプレゼント決まってるのか?」

悠一郎「あ」

悠一郎は全くホワイトデーの存在を知らなかったので返すプレゼントを決めてなかった。

香取「どうするんだよ。もう何かを買うしか時間ないだろ」

悠一郎「いや、買った物をプレゼントするのはあいつに失礼だ、あいつは手作りでプレゼントをしてきたから、できれば俺も手作りで返したいな」

香取「手作りでプレゼントされたのかよ…でもお前さん料理できんの?」

悠一郎「あ」

全く悠一郎は料理ができずできるのは最低限の料理とカップにお湯を入れて3分待つ事だ。

香取「どうするんだよ。ここにいるやつら自分の料理作るのに精一杯な奴らばっかだから菓子作りなんかできないぞ」

悠一郎「どーすっかな」

悠一郎が悩んでると悠一郎のポケットに入れてあるスマホが振動する。

悠一郎「メールか」

悠一郎がスマホを確認する。

香取「随分使い慣れてきたなれたな」

スマホを持ち始めたばかりの悠一郎は使い方が全く分かっておらず間違って一回初期化した事もあった。

悠一郎「まぁ、少しずつだが慣れてきた。ん」

香取「どうした?」

悠一郎「ちょうど菓子作りできそうな人がいたわ」

その後悠一郎は香取から早く仕事を上げてもらって横須賀技術艦船工廠から横須賀中央駅に向かう。

横須賀中央駅で悠一郎と待ち合わせしてたのは

川瀬「久しぶり悠一郎君」

それはブルーマーメイド九州支部佐世保基地所属の川瀬だった。

悠一郎「こっちに来てたんですね。メール見て少しおどろきましたよ」

川瀬「佐世保から横須賀へ1泊2日の出張があったから連絡したのよ」

悠一郎「そうか。お昼食いました? もし食ってなかったら今から食べにいきません? 俺の奢りで」

川瀬「え、いいの? さっきまで基地で仕事してたらランチもとってないのよ。じゃあお言葉に甘えて食べにいきましょうか」

そう言うと悠一郎と川瀬は歩くと駅からほど近い場所にある「横須賀海軍カレー本舗」に入り、注文をする。

悠一郎「俺はカツカレーで」

川瀬「じゃあ私はこの国防海軍カレーフェスタ優勝のこんごうカレーを1つで」

受付「かしこまりました」

注文を聞いた受付の人が悠一郎と川瀬が座ってる席から離れる。

川瀬「そういえば悠一郎君。メールで何か聞きたい事あったんだよね?」

悠一郎「あーそうそう。川瀬さんあんたお菓子作れる?」

川瀬「一応できるけど…いきなりそんな事聞いてどうしたの?」

悠一郎「いや明日ホワイトデー? だろ。そのお返しを作りたいんだけど作れないから聞いてみたんだどやっぱり正解だったわ」

川瀬「へー悠一郎君モテるのね。でもなんで私にお菓子作れるか聞いたの?」

悠一郎「だって川瀬さんずっと独身一人暮らしだろ? だからメールが来てピンときたわけさ」

川瀬「確かに私は独身一人暮らしの身でよく実家の両親からは早く結婚しろとか言われる始末だし…ブツブツ」

悠一郎「おーい戻ってこい」

川瀬「あぁゴメンね。いいよランチ奢ってもらったお礼に教えてあげる」

悠一郎「ありがとうよ川瀬さん」

その後2人は注文したカレーを食べてからスーパーに行き材料を買って今悠一郎が住んでるマンションに行く。

川瀬「さてと色んな材料を買ったから試作していくよ」

悠一郎「頼みますぜ師匠!」

そう言うと2人は色んな物を作り始めた。

最初にベタにホワイトチョコを溶かして型にとって冷やしたチョコやクッキーやプリンなど色んな物を作る。

川瀬「どう? 色んな物を作ってみたけど」

悠一郎「どれもいいけど何かピンとこねぇーな」

川瀬「そう」

悠一郎は一通り作った物を試食してみたが全て美味しくのに悠一郎の中では何かピンときてない。

悠一郎「うーん」

悠一郎がどうしょうか悩んでると川瀬が個別で作ってた物が完成する。

悠一郎「川瀬さん。それ何?」

川瀬「これはキャラメルキャンディよ。ちょっと食べたくなったから作ってみたのよ」

悠一郎「食っていいか?」

川瀬「いいわよ」

川瀬が悠一郎に1つ渡す。

悠一郎「ん! 甘くて美味い! 決めたこれをプレゼントにするぞ!」

川瀬「え? 本当にいいの?」

悠一郎「あぁ! これを食った瞬間ピンときてこれだ! 川瀬さん作り方教えてくれ!」

川瀬「えぇ、分かったわ(悠一郎君キャンディ系のお菓子の意味分かってるのかな?)」

その後悠一郎は川瀬に教えてもらいながら無事にキャラメルキャンディを完成させる。

そして最後は綺麗にラッピングしてプレゼントする準備は整う。

 

3月14日 ホワイトデー

横須賀女子海洋学校の放課後

ほまれ「ミカンちゃん新しくできた和菓子屋さん行かない? そこの餡蜜美味しかったよ」

伊良子「ほんと? じゃあ行ってみようかな?」

あかね「いいや、私が言ってたケーキ屋さんもそっちに行こ!」

伊良子「えぇ〜、どうしよう」

横須賀女子海洋学校のある猿島フロートを繋ぐフェリーの船着き場では無邪気な女子高校生の会話が弾んででいた

あかね「そういえば今日ホワイトデーだけど悠一郎さんからバレンタインのお返し貰った?」

伊良子「ううん。貰ってないよ。だって悠一郎さんは昔の人だからこう言う習慣も分からないし」

ほまれ「そう言うもんなのかなー」

そう言ってると

悠一郎「お、いたいた。伊良子〜」

伊良子「悠一郎さん⁉︎ どうしたんですか?」

悠一郎「いや、今日はホワイトデーだっけ? だからこの前貰ったお礼を渡しにきたのさ」

悠一郎がラッピングした箱を伊良子に渡す。

伊良子「あ、ありがとうございます。でもなんで私達が帰ってくる時間分かったんですか?」

悠一郎「いや、分からなかったからとりあえず横須賀女子海洋学校の下校時間からずっとここで待ってた」

悠一郎はもうかれこれ2時間ほど伊良子が帰ってくるのを船着き場で待っていた。

伊良子「今まで待ってたって、かなり寒かったですよね⁉︎」

悠一郎「まぁ、寒かったけど全然平気だ。じゃあ俺はまた仕事に戻らなきゃ行けないから行くわ。また今度な」

悠一郎はそう言って海に停めてたスキッパーに乗っててしまう。

あかね「よかったね。ミカンちゃん」

ほまれ「何をくれたの?」

伊良子「ちょっと開けてみるね」

そう言うと3人は近くのベンチに座り、伊良子は丁寧に悠一郎から貰ったプレゼントを開ける。

伊良子「これは」

あかね「キャラメルキャンディだね」

ほまれ「形は不揃いだけど美味しそうだね」

箱には形が不揃いなキャラメルキャンディと白のマーガレットの花の造花が入っていた。

ほまれ「あれ? 確かキャンディ系のお菓子と白のマーガレット意味って確か…」

伊良子「どんな意味があるの?」

そうこれには全て意味があるホワイトデーのお返しの意味でのキャンディは『あなたが好き』しかもこのキャンディはキャラメルなのでキャラメルの意味は『あなたと一緒にいると安心する』で最後に白のマーガレットの意味は『心に秘めた愛』だ。

あかね「あらあら〜」

ほまれ「愛に溢れてるねミカンちゃん。ミカンちゃん?」

ほまれが伊良子を見ると伊良子は顔を真っ赤に嬉しそうな顔をしてた。

あかね「以外と悠一郎さん。やるね」

その後伊良子は悠一郎から貰ったキャラメルキャンディを杵崎姉妹と仲良く食べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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