ハイスクール・フリート 世界に翼が舞い降りた 作:アジアの大提督
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grandadmiral0
「今日もいい空、いい海だ」
ん? 俺は誰だかって?
俺は猫の五十六だ。
誰がこのの名前をつけたがもう俺は覚えてない。
何故なら随分と俺は長く生き、横須賀女子海洋学校と横須賀の街で生きてきたからな。
今は晴風という俺がよく居座ってる横須賀女子海洋学校の教育艦に乗ってる。
乗ってるというよりは俺が勝手に乗り込んだだけだ。
なぜ晴風に乗り込んだだって?
それはこの晴風艦長の岬 明乃に出会ったからだ。
岬 明乃からは他の生徒とは違う何かを感じた。
それだけの理由で俺は出航直前の晴風に乗り込んだ。
なに? 猫にそんな人を見る目があるかって?
馬鹿を言え、これでも長い間色んな人を見てきたからなそれに人間換算で言えば俺はいいお年頃だぞ。
そして晴風に乗り込んだのはいいが、とてもエライ艦に乗っちまったなと感じたな。
猿島からの砲撃、潜水艦との戦闘、ドイツの艦との砲撃戦と乗り込んだ身の猫からすればとんでもない事だ。
その後は俺が日向ぼっこでしてる時に見かけ、捕まえたネズミがとんでもないし、長い間横須賀女子海洋学校の艦を見てきたけどこんなのは始めただ。
挙げ句の果てに一度は反乱扱いにされ本当に大変だった。
今では反乱扱いは無くなったが万が一の要員としてブルーマーメイドから佐藤 悠一郎とうい男が乗艦する事になったが、この男からはとてつもない雰囲気を感じた。
あの横須賀女子海洋学校の校長である宗谷 真雪からも感じたことがない雰囲気だ。
まるでとてつもない戦いを知ってるような感じだった。
そして機雷など海難救助などあり、晴風のクルーは徐々に良くなってきてることが良く分かってくる。
艦橋にいる時に感じた艦長と副長の宗谷 ましろとの気まずさも海難救助以来消えている。
そして俺は今晴風の甲板の高い所で日向ぼっこしているのだがその隣には
「みゃおーん」
最近、海難救助の時に副長に助けられ晴風に新しく乗る事になった子猫の多聞丸だ。
俺からすれば多聞丸はまだまだ赤ん坊だから、俺が多聞丸の面倒を見てやってる。
でも多聞丸のおかげで副長はやっと俺から逃げなくなった。
多聞丸が眠くなると俺が多聞丸を鏑木 美波がいる保健室に連れて寝かせる。
その後俺は艦内を一度巡回する。
艦橋に行くとドイツ艦から助けられたミーナと書記の納沙 幸子以外の艦橋メンバーは揃って艦の方針と操艦をしてる。
おそらくあの二人は休憩中で部屋で仁義のないテレビでも見てるだろう。
次に機関室に行くといつも通り機関長の柳原 麻侖がお祭り騒ぎをして賑やかだった。
どうやら機関室でサウナ大会してた模様でとても室内は暑く、俺は暑いのが苦手だから移動する。
次に主計科と応急員の部屋に行く。
主計科の部屋では等松 美海がものすごい速さで晴風の会計をして行く。
地味に等松がいなければ晴風の補給の在庫など予算など回らなく珠算一級を持ってる貴重な人材なのだが時々スマホで野間の写真をみながらニヤニヤしてるのがダメなところだな。
応急員の部屋に行くとそこでは自分の趣味に没頭してた。
和泉 媛萌はボトルの中に晴風のネームシップである陽炎の模型を作ってるがよく揺れる艦内でそんな物が作れるな。
青木 百々は趣味の漫画を描いており、中身は猫の俺には分からない次元だったので見るのをやめといた。
次に教室に行くと給養員の杵崎双子姉妹が昼食の片付けをしてたが伊良子 美甘がいない模様だ。
あかね「あっ、五十六だ」
ほまれ「そういえば、五十六のごはん出してないよね」
そう言って二人は厨房から俺のごはんを出してくれた。
それにしても晴風のごはんは美味い、おかげで太ってしまった。
ほまれ「いっぱい食べな」
あかね「それにしても五十六のお腹プニプニで気持ちいいよ〜 」
そう言って二人は俺の腹をプニプニしてくる。
飯の時ぐらい落ち着いて飯を食わせてくれ。
そしてごはんは食べた後は決まって甲板にいく。
甲板に行くと砲雷科の人が主砲と魚雷発射管の点検と整備をしてる。
航海科も艦の安全な航行のためにしっかりウィンクから見張りをして、電探が動いてることから電探で監視してるのも分かる。
それにしても見張り員の野間 マチコはよくあんな高い所に登れるな。
猫の俺でもあそこまでは登りなくないな。
最後に後部甲板の方に行くと洗濯物が干されてる一角で。
悠一郎「あと一回ぃぃぃぃ! 」
ずっと一人で構造物の一部を使って筋トレしてる佐藤 悠一郎がいた。
決めた回数のトレーニングをやったらしく倒れ込んで休んでいた。
そしてたら悠一郎の腹から大きな音がした。
どうやら昼食も食べずにトレーニングをしてたらしい。
その時
伊良子「お疲れ様です〜 」
伊良子が大きなおにぎり2つとお茶を持って後部甲板に来た。
悠一郎「おっ、いつもありがとうな」
悠一郎は伊良子からの差し入れが来ると速攻立ち上がりおにぎりを一個掴む。
伊良子「いえいえ、そんな事ないですよ」
悠一郎は伊良子から貰ったおにぎりを食べながら伊良子と座りながら話す事がここ最近増えた気がするな。
伊良子も悠一郎と話してる時は楽しそうだ。
とまぁこんな感じに晴風はいつも通りだった。
この様に巡回したらまた甲板の高い所に行き日向ぼっこする。
これが五十六の晴風での1日だ。
とまぁ完全箸休めです
本編の方はもうちょっと先になりますのでお待ちください
あとよく感想で聞かれることに関しての事を活動報告に書いとくのでそちらも確認お願いします