ハイスクール・フリート 世界に翼が舞い降りた   作:アジアの大提督

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あと一話で海洋学校大観艦式編と休止前最後の話を投稿します。
気づけばお気に入り230人で色々な人からの感想もきてくれてとても小説を書いてて楽しかったですを
一時期は全く書けない時期もあり、皆さんからもう書いても見てくれないと思い、打ち切りにしようかと思った時もあったんですかその時に感想で自分の小説を待っててくれてる人がいてくれてとてもその時はまだ自分の小説を待ってくれる人達がいるって事が分かり、今に至ります。
小説を書いてて、色んな人に出会えましたし、本当に小説を書いててよかったです!
あと一話ですがよろしくお願いしますー


sky47

文化祭二日間を終えてとうとうと今日は海洋学校大観艦式当日。

早朝から猿島フロートの軍港エリアでは各教育艦に生徒が出航のための準備をしており、赤城と加賀には香取が日本航空学校から輸送艦で輸送してきた艦載機を夜通しで搭載しており、学生が自分の機体のチェックをしており、横須賀女子海洋学校との最終打ち合わせも行われている。

そして元晴風クラスが乗る秋霜でも出航準備が行われていた。

納沙「艦長。機関長からの伝言でもうすぐボイラーの圧力が出航可能レベルに達するのことです」

岬「分かった。マロンちゃんにボイラーの圧力が出航可能レベルになったらもう一度報告してって伝えといて」

納沙「分かりました。伝えてときますね」

秋霜もボイラーの方の圧力を高めて出航に備えていた。

ましろ「いよいよですね艦長」

岬「うん。そうだね」

ましろ「それにまさか私達が海外校とブルーマーメイドとホワイトドルフィンと国防海軍による祝賀航行部隊の先導艦を務めるなんて思いもしませんでした」

そう秋霜は今回の観艦式でダートマス校からのキング・ジョージ5世、アナポリス校からのアイオワ、ヴィルヘルムスハーフェン校からのアドミラル・シューペ、ブレスト校からのリシュリュー、ブルーマーメイドからは宗谷 真冬率いる改インディペンデンス級の「やくしま」とホワイトドルフィンのあきづき型戦闘艦の「ゆうづき」と国防海軍の艦隊総旗艦を務める対潜護衛艦「しらね」からなる祝賀航行部隊の先導艦という重大な仕事を任せられた。

岬「うん。でもこの仕事は私達が頑張ったからこの仕事を与えられたと思うから胸を張ってこの仕事を頑張ろう!」

ましろ「そうですね。頑張りましょう!」

そして各教育艦が出航できる状態になると観閲艦の武蔵に横須賀女子海洋学校の校長の宗谷 真雪とブルーマーメイド代表として宗谷 真霜と国防海軍横須賀基地司令官の桐谷海将とホワイトドルフィン横浜関東司令部司令官の斎藤一等保安監督官と海上安全整備局局長の丹藤が武蔵に乗り込むと武蔵を始め各教育艦が出航し始める。

ましろ「艦長。我々も出航です」

岬「分かった。万里小路さん」

万里小路「分かりましたわ」

岬が伝声菅で水測室の万里小路に言うとラッパを持って出航ラッパを鳴らす。

松永「少しは上手くなったね」

姫路「だね〜」

そのラッパの音は秋霜に鳴り響き、水測室の近くにある魚雷発射管室の姫路と松永は万里小路のラッパが少しずつ上手くなっているのを3年間ずっと聞いてるのでよく分かる。

そして猿島フロートから各教育艦に抽選で受かった観艦式の見学者を乗せて出航し始める。

観艦式参加艦艇及び参加航空機一覧

 

観閲部隊

先導艦

駆逐艦陽炎

 

観閲艦

戦艦武蔵

 

随伴艦

戦艦山城、航空母艦赤城、重巡伊吹、重巡鳥海、軽巡五十鈴、駆逐艦不知火(以下全て駆逐艦)、雪風、親潮、天津風、磯風、谷風、秋雲

 

 

受閲艦艇部隊

旗艦

戦艦比叡

第一群

巡洋戦艦生駒、軽巡長良

第二群

重巡摩耶、軽巡名取

第三群

駆逐艦黒潮、駆逐艦時津風、駆逐艦浦風

第四群

航空母艦加賀

第五群

伊401、伊201、呂500

第六群

潜水母艦大鯨 給糧支援艦間宮 工作支援艦明石

第七群

戦艦大和、戦艦陸奥、重巡妙高、軽巡神通、駆逐艦吹雪、駆逐艦夕立

 

祝賀航行部隊

先導艦

駆逐艦秋霜

装甲艦アドミラル・シューペ、戦艦アイオワ、戦艦キング・ジョージ5世、戦艦リシュリュー、対潜護衛艦しらね、沿岸戦闘艦やくしま、汎用護衛艦ゆうづき

 

 

受閲航空部隊

指揮官機

零戦悠一郎タイプ

第一群

零戦×3岩本隊

第二群

支援機S-1×3江草隊

第三群

監視機M-1×3村田隊

第四群

練習用複座型零戦×3菅野隊

第五群

多目的哨戒機MP-1×2高橋機、山本機

第六群

試作機陸上支援機GS-1×3久坂隊

 

最初に受閲艦艇部隊の艦艇が出航して行くと横須賀の吉倉桟橋の国防海軍の護衛艦と潜水艦及びブルーマーメイドの沿岸戦闘艦が汽笛を鳴らして出航を見送り、錚々たる艦艇が浦賀水道に出ると多数の漁船が漁業をやめて、観艦式に向かう艦艇を見学し、中には横須賀女子海洋学校の校旗を振ってくれてる漁業もいた。

そして浦賀水道を抜けると受閲艦艇部隊より後に出た観閲艦武蔵の後部甲板で武蔵クルーと国防海軍とブルーマーメイドとホワイトドルフィンからなる音楽隊と儀仗隊による栄誉礼が行われてる。

観閲官の真雪が用意された壇上に立つと正装をした武蔵の艦長の知名が儀仗の捧げ刀を下に下げる。

知名「捧げー銃!」

知名の合図と共に儀仗隊のM1ガーランドを構え、音楽隊による栄誉礼冠譜が演奏され、その後巡閲が行われると来賓は武蔵の艦橋上にある防空指揮所に案内され、いよいよ海洋学校大観艦式が行われる。

 

納沙「艦長。比叡からの報告で観閲部隊が位置についたので観艦式が始まるそうです」

岬「分かった。リンちゃん!このまま前の艦との距離を保ったままでつぐちゃんは後続の艦との連絡を密にとって!」

知床「わ、分かりました」

八木「了解です」

知床が航海科の子達に見張りを厳にするように言い、八木は後続の祝賀航行部隊の艦との連絡を密に取りスマホに書いていく。

そして15分ぐらいした時に見張り台の野間から報告が入る。

野間「報告。先頭を航行する比叡が間も無く観閲部隊と付属部隊の縦列陣形の間を通ります」

八木「比叡から報告です。ワレカンエツヲウケハジメルとの事です」

岬「分かった。後続の艦に伝えて」

八木「分かりました」

岬は指示をすると艦橋にある固定式の大型双眼鏡を見ると陽炎に先導されて観閲を行う武蔵が見える。

岬「始まるねもかちゃん」

 

そしてその頃観閲部隊の随伴艦にいる赤城の甲板上では航空機の発艦用意がされていた。

「危ないですから近寄らないで!」

「おい! この機体チョークがないぞ! 一年持ってこい!」

「あと10分で配置完了です!」

甲板上では受閲航空部隊の航空機の発艦用意がされていたが赤城に乗艦してる観艦式一般見学者が物珍しさに航空整備科の注意を何度も受けながら発艦用意中の航空機に近寄ってしまう。

巣山「教官間も無く配置完了です」

悠一郎「分かった。赤城艦長間も無く配置完了するから進路変更の通達を」

赤城艦長「分かりました。赤城より武蔵へこれより本艦及び随伴の雪風、親潮は受閲航空部隊の発艦のため艦隊からの別運度に移る」

武蔵通信員「こちら武蔵。了解しました」

赤城と随伴の雪風と親潮は通信を受けると艦隊から別行動し始める事をアナウンスが言う。

アナウンス「只今艦隊から航空母艦赤城と随伴してる駆逐艦雪風と親潮が別行動してますがこれは艦艇の受閲後に行われる航空展示を行う受閲航空部隊の発艦のための別運動です」

そしてとうとう観艦式が始まる。

アナウンス「受閲艦艇部隊旗艦比叡後続の艦は受閲艦艇部隊第一群巡洋戦艦生駒及び軽巡長良です」

最初に観閲を受けるのは受閲艦艇部隊旗艦の比叡と続いて生駒と長良が観閲を受け、観閲を受ける時ラッパが鳴り響く。

アナウンス「続いて第三群は駆逐艦黒潮、時津風、浦風です」

続いてくるのは黒潮、時津風、浦風の三隻の駆逐艦でこれも観閲を受ける時ラッパの音が鳴り響く。

そしてその三隻の後ろからくるのは

アナウンス「第四群は航空母艦加賀です。甲板上には展示用の艦載機がならべられております」

続いて観閲を受けるのは加賀で甲板上には展示用の零戦とS-1とM-1が並べられている。

そして加賀のクルー共に日本航空学校の生徒も甲板上に並び帽振れをしてる。

アナウンス「第五群は呉男子海洋学校所属の潜水艦伊号401と呂号500と東舞鶴海洋学校所属の伊号201です」

次に観閲を受けるのは海洋学校枠で参加し洋上を航行してる伊号401と伊号201と呂号500の三隻の潜水艦で観閲を受ける。

アナウンス「続きまして第六群は呉男子海洋学校所属の潜水母艦大鯨と横須賀女子海洋学校所属の給糧支援艦間宮と工作支援艦明石です」

続いて観閲を受けるのは潜水艦の補給の母艦となる潜水母艦大鯨とお馴染み羊羹で有名な給糧支援艦間宮と工作支援艦の明石が観閲を受けると次に観閲を受けるのは

アナウンス「第七群は呉女子海洋学校所属の戦艦大和と駆逐艦吹雪と佐世保女子海洋学校所属の軽巡神通と舞鶴女子海洋学校所属の戦艦陸奥と駆逐艦夕立が観閲を受けます」

次に観閲を受けるのは潜水艦同様に海洋学校枠で参加し、

各女子海洋学校の高練度艦が観閲を受ける。

そしていよいよ次に観閲を受けるのは

アナウンス「続きまして祝賀航行部隊が観閲を受けます。まず祝賀航行部隊の先導艦を務めるのは駆逐艦秋霜で艦長は岬 明乃です」

紹介を受けた秋霜では必要最低限の人員を残しあとは全員船弦に立ち。

岬「帽を振れ!」

全員が正装用の帽子を武蔵に向かって振る。

アナウンス「そして先導艦に先導されてくるのはドイツのヴィルヘルムスハーフェン校所属の装甲艦アドミラル・シュペーです。艦長はテア・クロイツェルです」

シュペーのクルー共も甲板に出て武蔵に向かって敬礼する。

テア「Salute in Richtung Musashi!」

アナウンス「続きましてアメリカのアナポリス校所属の戦艦アイオワです。艦長はシャーロット・ニミッツです」

大和級戦艦に引けを取らないアイオワ級戦艦が観閲を受け艦長のシャーロットとアイオワクルーが武蔵に向かって敬礼をする。

アナウンス「続きましてイギリスのダートマス校所属の戦艦キング・ジョージ5世です。艦長はブリジット・シンクレアです」

ブリジット「わー凄い数の艦だね。キャビアちゃん」

ピアレット「ブリジット様そろそろ敬礼をしてください」

ブリジット「分かってわよ。総員敬礼!」

キング・ジョージ5世が武蔵に向かって敬礼をし、観閲を受けると続いて観閲を受けるのは

アナウンス「フランスのブレスト校所属の戦艦リシュリューです。艦長はクロエ・ダルランです」

クロエ「総員敬礼!」

海外校最後をクロエが締めくくる。

アナウンス「続きまして観閲を受けるのは我が国の外洋を守る国防海軍からで護衛艦隊総旗艦を務める対潜護衛艦しらねです。艦長は加賀谷一等海佐です」

しらねが観閲を受け、しらねクルーが武蔵に敬礼をすると次にくるのは

アナウンス「ブルーマーメイドから参加の沿岸戦闘艦やくしまです。艦長は宗谷 真冬二等保安監督官です」

次に観閲を受けるのはブルーマーメイドの精鋭部隊の旗艦を務め黒く塗装された改インディペンデンス級沿岸戦闘艦やくしま。

真冬「相変わらずクソ練度が高い艦隊運動をする学校だな。ま、あたしの方が練度が高かったけど」

「艦長! 今日ぐらい特注のその黒い制服ではなくてこっちの白い制服を着てください!」

真冬「やだよそんな真っ白の制服なんて! やっぱ黒だろ!」

「着てください!」

もう観閲を受ける直前までこんなやり取りを艦橋でしており、その様子は武蔵の防空指揮所で観閲をしてる真雪と真霜の二人に伝わってくる。

真霜「全く今日ぐらい普通の制服着なさいって言ったのに」

真雪「あの子は無理に強要すると駄々をこねる子だからそのままの方がいいのよ」

真雪は昔おもちゃで駄々をこねてる幼い頃真冬を思い出す。

アナウンス「そして最後はホワイトドルフィン横浜支部所属の汎用護衛艦ゆうづきです。艦長は武田一等保安監督官です」

最後にホワイトドルフィンの汎用護衛艦ゆうづきの艦絵を終える展示航行を終える。

 

そして続いて先に艦隊から別運動をしてた赤城から発艦航空機と伊豆飛行場から離陸してきたMP-1と試作機GS-1が展示飛行を受ける。

アナウンス「まず最初に展示飛行を受けるのは佐藤 悠一郎が指揮する指揮官機零戦です」

最初に指揮官機の悠一郎が操縦する零戦が展示を受ける。

アナウンス「続いて第二群は零戦×3機岩本隊と第三群S-1×3江草隊と第四群のS-1×3機村田隊と第五群の練習用複座型零戦×3西澤隊が観閲を受けます」

続いて各機が編隊を組んで展示飛行をする。

真霜「空を飛んでるってどんな気持ちなのかしらね?」

真雪「それは彼らにしか分からないわ。でも彼らは分からない海の良さを私達は知ってるわこれからもそれを誇りに貴方も真冬もましろも頑張りなさい」

真霜「分かったわ」

そして零戦とS-1とM-1と練習用複座型零戦の展示飛行を終える。

アナウンス「続いて第六群の多目的哨戒機MP-1×2機が観閲を受けます」

次に多目的哨戒機MP-1×2機が展示飛行を受け、大きくバンクを振る。

アナウンス「最後に展示飛行を行うのは横須賀技術艦船工廠航空部門と三菱航空機開発部門で現在開発中の国防陸軍向けの試作機地上支援機TGS-1が展示飛行をします」

TGS-1とは国防陸軍向けに開発中の航空機で主に地上支援を行うため30ミリ機関砲と対地爆撃用の爆弾を取り付けるハードポイント4つを装備した大型支援機である。

アナウンス「以上で艦艇の艦艇と航空機の飛行展示を終え、この後大回頭をした後展示用訓練を観閲します」

艦隊はこの観艦式最大の見所である艦隊一斉180度大回頭を行い始め、艦隊が大回頭をし終えると展示訓練が始まる。

 

そしてその頃観閲を終えた秋霜は猿島フロートに祝賀航行部隊を率いて帰港途中だった。

秋霜艦内では来場者に昼食が提供されていた。

「この肉じゃがあなたが作ったの?」

伊良子「はい、私が作りました。このカニクリームコロッケは青色のエプロンの子が調理して、そしてこのきんぴらは赤い色のエプロンの子が調理しました」

(この歳でこのレベルの料理をこの小さな艦のたったのこれでだけの設備で作るなんてなんで腕のいい料理なのかしら!)

来場者が伊良子達が作った料理に感心してるとある事を聞く。

「あなた自分の手料理を食べてもらいたい人っているかしら?」

伊良子「います!」

「それは好きな人かしら?」

伊良子「そ、それは////」

「いいのよ私もそれで料理を作るのが上手くなったからご馳走様美味しかったわよ。あとこれ私の名刺だから良かったら連絡して料理の相談なら受けるわよ」

伊良子「あ、ありがとうございます」

伊良子が貰った名刺を見ると京都の高級3つ星料理店「菊乃井」の女将だった。

伊良子「えー!」

「じゃあね」

伊良子はまさかの人からの名刺を貰い、驚きを隠せないまま女将はどっかに行ってしまった。

 

そして観閲部隊の方ではいよいよ訓練展示が始まる。

アナウンス「展示訓練の開始は戦艦比叡の祝砲によって始まります」

アナウンスが言うと比叡の前部主砲から計8発の祝砲が撃たれ、爆音が響く。

アナウンス「続きまして、駆逐艦黒潮、時津風、浦風による艦隊運動です。これは先頭を航行する黒潮の旗が下された一斉に取り舵を取り、陣形を変えます」

アナウンスが解説すると黒潮の旗が下させれ、一斉に回頭をし始める。

真霜「見事な一斉回頭ね」

真雪「えぇ、生徒達がここまで見事な艦隊運動をやってくれて校長として誇らしいわ」

真霜と真雪が言ってると次に潜水艦が訓練展示を行う。

アナウンス「続きまして潜水艦潜行と急速浮上です」

先頭を航行する伊号401が潜行し始める。

江田「ダウントリム一杯深度20につけ!」

伊号401がその大きな船体に似合わないような速さで潜行していく。

浅町「401に負けるな! 俺たちも早く潜るぞ! ダウントリム一杯! 深度20」

伊401の後続の伊201も素早く潜行していく、その様子を武蔵の防空指揮所から国防海軍横須賀基地司令官の桐谷海将が見てる。

桐谷「流石優秀な国防海軍のサブマリナー艦長である父親の息子達だ。父親に負けない優秀な操艦と感、そしてライバル心がある所も親子そっくりだな。江田、浅町よ」

そして呂500も潜行すると伊401が浮上し、伊201と呂500も次々と鯨のように浮上し始める。

アナウンス「そして展示訓練の最後を締めるのは多目的哨戒機MP-1×2機による対潜攻撃です。MP-1は洋上艦艇とのデータリンクで海中に潜む潜水艦への対潜攻撃が可能です。今回は2機が計16発の対潜爆雷を8メートル間隔で投下していきます」

MP-1が突入してくる。

高橋「ウェポンベイオープン! レディ…ナウ!」

MP-1機体下部のウェポンベイから対潜爆雷が8メートル間隔で投下されていく。

そして投下された爆雷が爆発し高い水柱を立てていく。

アナウンス「以上で展示訓練を終わります。この後後部甲板で観閲官宗谷 真雪の総括が行われます」

 

そして武蔵の後部甲板で真雪の総括が行われます。

真雪「みなさんお疲れ様でした。今日は生徒達の日々の努力たる結果がこう目に見えて教育者としてとても誇りに思えます。この学年の生徒達は1年の頃に大きな事件に巻き込まれて大変な時期もありました。しかしそんな事件に負けずに皆さんの成長が見れて本当に嬉しいです。以上です。本当に皆さんお疲れ様でした」

真雪が総括をすると拍手がおきて、観艦式が終わる。

そして猿島フロートに全艦が帰港して、これにて文化祭と4年の1度の海洋学校大観艦式が終わる。

 

秋霜で伊良子達主計科の子達が片付けをしており、伊良子が備品を学校に返しに行く途中来場者の口からある事が聞こえてくる。

「あの飛行展示で指揮官をやってた人ってまだ19歳なんだって」

「でもこのパンフレット見ると今日誕生日みたいだから20歳になるみたいだよ」

伊良子「!」

伊良子はまさか今日が悠一郎の誕生日だって事を始めて知り、急いで備品を置いて秋霜に帰り残ってる食材を確認する。

伊良子「何とか作れる!」

そして伊良子はあるものを作り始める。

 

その頃日本航空学校の生徒も猿島フロートに戻ってきた。

悠一郎「よーしお前ら3日間頑張った!これから横須賀女子海洋学校の後夜祭のパーティの招待貰ったから好きなだけ食え!」

『おー!』

菅野「冷蔵庫を空にしてやるぜ!」

悠一郎「菅野は飯抜きな」

菅野「なんで⁉︎」

悠一郎「岩本から聞いたぞ警報機を壊しやがって!」

悠一郎が菅野をゲンコツしようとする。

菅野「わー! マジですいません! 勘弁してください!」

悠一郎が逃げる菅野を追いかけ回す。

坂井「菅野ぐらいだよな。教官からあんなに逃げられるのは」

笹井「まぁ、教官も菅野も体力馬鹿でもあるしな」

坂井と笹井が話してると突然足元で何が動いてるのに気付く。

五十六「ぬっ」

坂井「うぉ! でっかいデブ猫だな」

笹井「てかこの猫なんか首に手紙付けてね?」

笹井が五十六の首に付けられた手紙を取るとそれは悠一郎

宛だった。

笹井「きょーかん! なんかデブ猫が教官宛の手紙持ってきましたよ」

悠一郎「おれ?」

ちょうど悠一郎が菅野を捕まえた時だった。

悠一郎「デブ猫って五十六提督じゃん。手紙見せてくれよ」

笹井「はい」

悠一郎が笹井から手紙を受け取って手紙を確認する。

悠一郎「…なるほどな。いくぞお前らー

笹井「なんなんだったんですか?」

悠一郎「秘密だ」

 

 

 

 

 




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