ハイスクール・フリート 世界に翼が舞い降りた   作:アジアの大提督

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ちょっと一回皆さんに聞きたい事があって一度自分の活動報告の方を見てほしいです
最近感想欄多いことに対しての事で皆さんからの意見が聞きたいので活動報告の方をよろしくお願いします

では2日目の方をどうぞ!
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sky46

影でごく一部の人間にしか知られず活躍し裏から文化祭と海洋学校大観艦式を支えてる国防軍の特殊部隊のおかげもあって2日目に突入した。

今日は教員艦や戦艦級を始めとする横須賀女子海洋学校の教育艦や参加校全ての教育艦や国防海軍の横須賀基地がある吉倉桟橋では護衛艦や同じ吉倉桟橋にあるブルーマーメイドの巡視船や戦闘艦を一般公開しており、近くの広場では国防陸軍の戦車を始めとする装備品展示が行われており、そのため近くの商店も店を出してお祭りのような賑わいを見せてる。

 

国防海軍 横須賀基地 吉倉桟橋

吉倉桟橋では国防海軍の最新鋭イージス艦の「みらい」の公開も行われており、普段は近くで見れないイージス艦の近くには人が集まっており、みらいクルーは来場者の対応と質問に答えていた。

子供「ねーねー」

尾栗「ん? どうした坊主?」

子供「どうして護衛艦って名前なの? 戦艦じゃないの?」

子供の父「確かに気になります。教えてくれますか?」

尾栗「えっと…確かな(あれ? なんでだっけ?)」

みらい航海長の尾栗は普段あまり来ない質問に困っていると人混みの後ろの方から車椅子を押されながらやってくる老人男性がいた。

「護衛艦は海外では駆逐艦とみなされて立派な軍艦だが、しかしこの艦は日本を守るために生まれてきた艦だから戦艦のように攻撃をする事を目的としてないから護衛艦と言われてる。ですよね尾栗航海長?」

尾栗「あ、あぁそうそう。そう言う事だぞ坊主」

子供「へーなるほど」

子供の父「なるほどそう言う意味で護衛艦なんですね。これからも日本の為に頑張って下さい」

尾栗「ありがとうございます」

尾栗が敬礼してるとある事に気付く。

尾栗(あれ? さっきの車椅子の爺さんなんで俺の名前と役職知ってるんだ?)

尾栗は今は士官服を着ており名前と役職も服には書かれておらず士官服で分かるのは階級だけだ。

尾栗はさっきの車椅子の老人男性がいた所を見るとそこにはもう車椅子の老人男性はいなかった。

そしてその一部始終と老人男性が車椅子を押されてみらいから離れていくのをみらい副長の菊池が見ており、菊池は急いで車椅子の老人男性のもとに駆け寄り、声をかける。

菊池「あ、あの!」

「なんだい私に用かな?」

菊池「以前私とどこかで会ったことはありませんか?」

そう菊池が言うと老人男性は一度被ってた帽子を深く被り直し。

「いや、ないな。私も歳なもんでね記憶に自信はないが国防海軍の副長にあった覚えない。それに私に話しかけているよりあなたを待ってる人がいるのでは?」

菊池「え?」

菊池は後ろを見ると菊池に質問を求めてる来場者がいた。

「それでは失礼するよ。頑張りたまえ副長」

菊池「は、はい」

そう言うと老人男性は車椅子を押されて基地を後にしていく。

菊池「それにしても何故あの老人男性は俺が副長だって事に気付いたんだ…」

菊池も尾栗と同じ事を言ってると基地を後にした老人男性は車椅子を押していた老人男性の秘書に話しかけられる。

秘書「いいのですか会長? もう少しゆっくり見られては」

「いやこんな車椅子の老人がいても邪魔なだけだ。少し近くで見れば十分だ」

秘書「そうですか。しかし随分と詳しい説明をしてましたね会長。何かそう言う関係の仕事でもされていたのですか?」

秘書が言うと老人男性は一度目を瞑ると今まであった航海の記憶を走馬灯のように思い出す。

「少しだけな」

秘書「そうですか。では迎えの車に来たので乗りましょう角松会長」

角松「あぁ、そうだな」

そう言って迎えの車に乗り込んでいった。

 

そして猿島フロートでも一般公開してる教育艦を自分が担当する教育艦の対応や失礼にあたっていた。

特にその中でも人気なのがやはり武蔵と海外から参加してる海外校の教育艦であった。

テア「我がドイチュラント級3番艦のアドミラル・シュペーは…」

「きゃー! 何この小さい子めっちゃ可愛いんだけど!」

「一緒に写真撮って!」

「お人形さんみたい!」

テア「ちょ、私の話を聞け! ミーナ!!

ミーナ「艦長! 今行きます!」

「うぉ! この金髪の子もめっちゃ可愛いんだけど!」

「しかも巨乳美女だわ」

「一緒に写真撮ろう!」

ミーナ「うるさい! 儂ゃ艦長の所へ行かんといげん!」

「写真とろー!」

ミーナ「話を聞けぇーい!」

テアとミーナが苦労してる中他の参加国の生徒も来場者の対応に当たってる。

シャーロット「私が艦長を務めるアイオワはアメリカが建造した最大の戦艦で私たちの学校アナポリス校に来るまではアメリカ海軍の方で任務してた艦なのよ。大っきくて凄いでしょ!」

シャーロットがアイオワの事を自慢しながら説明してるが来場者達の目はシャーロットの体のある一部を注目してた。

(す、すげぇ)

(あれがアメリカンサイズなのか)

(やっぱアメリカ人はやべぇ)

来場者達はアメリカの色々なアメリカンな事を知っていった。

そしてスランスブレスト校のリシュリューでは比較的冷静にクルーが来場者の対応にあたってる。

そんな中艦長のクロエはと言うと。

「お、おい。あれ」

「ん?」

来場者達が指を指す方向にはテントの下で鬼形相でスケッチブックに打ち込んでるクロエがいた。

どうやら帰国後にアニメ系のイベントに参加予定だったのを忘れており、イベントだすイラストを描いていたのだ。

クロエ「アニメの聖地日本だから次々とアイディアが浮かぶぞ!」

 

まるでどこかの艦の応急員のようだ。

青木「へっくしゅん!」

和住「どうしたの?」

青木「いや何でもないっす」

 

そしてその様子をシュペーの隣で停泊してるダートマス校の教育艦キング・ジョージ5世の前甲板で紅茶を飲んでるブリジットが見てた。

ブリジット「どこも大変そうですわね」

そしてブリジットが紅茶を一口飲む。

キャビア「ブリジット様! 少しは仕事してください! こっちも人が足りてません! あとでティータイムを取りますので!」

キャビア「もーしょうがないわね」

どこもどこで結局は大変だった訳だ。

そして時刻はお昼を過ぎて、頃模擬店と一般公開の方も落ち着いてきて、秋霜クラスが出してるメイドカフェも来場者が減って落ち着いたので主計科の生徒は休憩となっていた。

伊良子「このあとどうする?」

ほまれ「どうしょうか」

あかね「確かこの後日本航空学校の展示飛行があるらしいけどそれ見に行かない?」

伊良子「あっ、私もそれ行きたいと思ってた」

あかね「じゃあ決定だね」

3人は服をメイド服から制服に着替えて、校舎から出る。

そして3人は民間港エリアに行くが

あかね「うわー凄い人だね」

ほまれ「どこも人だらけだね」

民間港エリアにかなりの数の来場者達がもう陣取っており、座る場所もないぐらいでよく見ると横須賀港の方も人で溢れていた。

伊良子「どーしょつか?」

3人が落ち着いて見れる場所がなくて困ってると

黒木「あなた達ここで何してるの?」

その時ペットボトルの袋を持った黒木が話しかけてきた。

あかね「あっ、クロちゃん」

ほまれ「展示飛行見たいんだけど座れ場所なくて困ってたんだよ」

黒木「なんだそんな事だったの。だったら私達と一緒に見ない? 朝からマロンが場所を取っててくれたからかなりいい場所だから」

伊良子「え? いいの?」

黒木「ええ、いいわよ。あなた達ならマロンも何も言わないし」

伊良子「ありがとー」

黒木「それはマロンに言って。さぁこっちよ」

3人は黒木に人混みの中連れられて行くと、いつもの法被をきた柳原と機関科の4人組が民間港エリアで一番景色がよく見れる場所を陣取っていた。

柳原「おっ、クロちゃん帰ったか。ん? おめぇさん達は」

柳原が黒木の後からついてきた伊良子と杵崎姉妹に気付く。

黒木「場所がなくて見れないから私達と見ないかって私が連れてきたけどいいよねマロン?」

柳原「もちろんでぇ、おめぇさん達とは昔からの仲だからよ」

伊良子、あかね、ほまれ「「「ありがとマロンちゃん」」」

柳原「どうって事もねぇよ」

そう言うと3人は柳原が陣取ってた場所に座る。

あかね「それにしてもよくこんな良いところ取れたね」

若狭「いやー機関長がさ」

広田「どうせ見るなら良い場所で見ようって」

伊勢「機関長が朝早くから陣取ってきて」

駿河「それから私達が順番でここを陣取ってたんだよ」

伊良子「す、凄いね」

伊良子は機関科の連携プレーぷりに驚く。

『間も無く横須賀女子海洋学校の姉妹校日本航空学校の航空機による飛行展示が行われます』

開始まで間も無くを伝えるアナウンスが流れる。

柳原「おっ、始まるみたいだなぁ」

巣山『これから日本航空学校の航空科のパイロットによる飛行展示を行います。解説と紹介を日本航空学校航空管制科の巣山がお伝えします』

巣山が言うと周りから拍手が起きる。

巣山『展示飛行を行う航空機はただいまこちらに向かって飛行をしておりますのでもうすぐ見えてきます』

そして3分ほど待ってると空にものすごく小さいが飛んでくる機体が見えた。

巣山『見えてきました。ただいま零戦単機で飛んできてるのは日本航空学校航空科主任教官の佐藤教官の機体で今回の指揮官機となります』

飛んでくる悠一郎はバンクを振りながら飛んで来てそのまま猿島フロート上空で待機する。

巣山『続いて見えてくるのが日本航空学校第二飛行隊の零戦3機で第二飛行隊の飛行隊隊長は西澤学生です』

西澤が率いる第二飛行隊は悠一郎と同様にバンクを振り、そのまま低速で通過して行く。

巣山『続きまして見えてくるのが日本航空学校第六飛行隊のS-1、3機で第六飛行隊の飛行隊隊長は久坂学校です』

久坂が率いる第六飛行隊もバンクを振りながら低速で通過して行く。

巣山『続いて見えてくるのが日本航空学校第七飛行隊のM-1、3機で第七飛行隊の飛行隊隊長は村田学生です』

村田が率いる第七飛行隊のM-1は期待に基本装備の高性能赤外線捜索カメラを装備して、低速で通過して行く。

巣山『以上で展示飛行が終わります。続きまして、訓練飛行を行います。いま右手の方から菅野学生が率いる日本航空学校第五飛行隊の零戦3機に守られながら一緒に飛行してるのは高橋学生が操縦する多目的哨戒機MP-1です。これよりMP-1から国防陸軍の新設部隊空挺団の空挺降下を実施します。しかし空挺降下を阻止しようと岩本学生率いる日本航空学校第三飛行の零戦が襲いかかります。そしてここで模擬空戦が起きます。皆様には今日は乱戦する模擬空戦で分かりやすいように菅野学生率いる第五飛行隊の零戦の尾翼に青色の布を付けており、岩本学生率いる第三飛行隊の零戦には赤色の布を付けています。では空挺降下前の模擬空戦をどうぞ』

 

岩本「菅野! お前にはいつもとんでもない迷惑をかけられるから今日は叩きのめしてやるからな! 行くぞお前ら!」

モブA 、モブB「「了解!」」

岩本が率いる第三飛行隊は高度を上げる。

菅野「あーあー見え見えな急降下戦法が見え見えですわ。ハルトマン、デビット。上からの急降下に警戒しつつ目標を決めて一気に各個撃破を狙うから散開!」

ハルトマン、デビット「「了解!」」

ちなみに第五飛行隊には留学生のハルトマンとデビットがいる。

菅野とハルトマンとデビットは散開して、急降下に警戒しつつ撃破を狙う。

岩本「なるほど急降下に気づきやがかったな。でもその散開の仕方じゃ狙えるぜ!」

そう言うと一気に岩本達は急降下し始め、第五飛行隊に襲いかかる。

菅野「来たぞ! 急旋回!」

菅野達は一気に急旋回をして、模擬弾を避ける。

岩本「しまった!」

菅野「今だ! 背後を取れ!」

そう言うとハルトマンとマッキャンはモブAとモブBの後ろを取り、撃破して行くが岩本は菅野からの攻撃を避けていく。

岩本「まだ追い込みが足りないな!」

菅野「ならこれはどうですか!」

菅野は岩本の機体が低空に回避していくのを見ると、一気に上昇し、太陽を背に岩本の機体に急降下していく。

岩本「なんだそんな事で俺を落とせるのか? 甘いな菅野 」

菅野「甘いのはどっちですか?」

岩本「なに?」

そう言うと菅野の機体は回転させながら模擬弾を乱れ撃ちしていく。しかも回転させて視界が安定しない中岩本の機体に接近していく。

岩本「うわっ! あぶねぇぞ菅野! なんで警報機が鳴らないんだよ!」

日本航空学校の航空機全てには安全の為に接近警報機が装備されてる。

菅野「んなものとっくの前に邪魔だから壊した!」

岩本「このバカ!」

菅野機は急降下回転しながら岩本機に模擬弾を命中させていって、ギリギリ接触するような所で離脱して行った。

菅野「ヒャッハー!」

岩本「死ぬかと思った…」

第三飛行隊は無力化判定されて空域を離脱する。

巣山『第三飛行隊が護衛の第五飛行隊によって無力化されたので後方にいたMP-1が猿島フロート上空高度350メートルまで高度を下げきて、空挺降下が行われます』

そしてMP-1が高度を下げて猿島フロート上空350メートルに差しかかろうとしてた。

高橋「空挺団の皆さん準備いいですか!」

『我々はいつでもいけます!』

高橋「了解です」

そして高橋機は猿島フロート上空350メートルに達した。

高橋「高度よし! コース良し! 後部カーゴドアオープン!降下用意! 降下始め!」

高橋の合図と共にMP-1の後部カーゴドアから空挺団50人が飛び出して行って、パラシュートを開く。

『おー』

「すげぇ!」「かっこいい!」「人間って空から降りてこれるんだ!」「あれってどうなってるかな?」

などの声が来場者達から聞こえてくる。

そして空挺降下をした空挺団は校庭の所定の位置に全員が着地して、そのまま民間港に移動してゴムボートに乗って横須賀港に向かって行った。

巣山『零戦による模擬空戦とMP-1と空挺団による素晴らしい空挺降下ありがとうございました。続きましてはS-1とM-1による時間差攻撃訓練です』

そういうと上空から江草率いる第八飛行隊S-1、3機が模擬爆弾を機内に装備して海面に浮かべてる目標目掛けて急降下してくる。

江草「突入角度よし! 投下!」

江草が言うと第八飛行隊のS-1は機内から模擬爆弾を投下して、目標に命中させて行く。

巣山『江草学生率いる第八飛行隊のS-1が海面に浮かべた目標に模擬爆弾を命中させました。続いて命中させたのを見計らって低空から友永学生率いる第九飛行隊のM-1が機体下部に装備してる魚雷で魚雷攻撃を行います』

友永「各機雷撃進路確保! 目標は海面に浮いてるやつだ的だから相対速度はない! 確実に当てるぞ!」

そう言うと友永は海面スレスレで飛行する。

友永「雷撃進路確保! 攻撃始め!」

友永は機体から魚雷を投下し、海面スレスレから上空に退避して行く。

そして第九飛行隊から放たれた3本の魚雷は見事に目標に全員命中させて、目標を沈めた。

巣山『以上でS-1とM-1による時間差攻撃訓練でした。続きましては通過飛行です』

続いて空に現れたのは日本航空学校が保有する零戦、練習用零戦、支援機S-1、監視機M-1、多目的哨戒機MP-1の異種機混合で編隊を組んでの通過飛行を行った。

最後に横一列に並んで編隊飛行してた零戦が1機ずつナイフエッギパスをしながら散開して行った。

巣山『次で最後の演目となります。最後は一部の学生の有志によるアクロバット飛行隊の「ゼロ・グラビティズ」による飛行展示です!』

巣山がそう言うと空にはいつもの色とは違くて洋上迷彩をし、機体下部にスモーク発生装置をつけた零戦6機が進入して来た。

巣山『まず最初に飛行隊長坂井学生を先頭としトサカ型のデルタ隊形でデルタローパスです』

坂井機先頭にトサカ形をしたデルタ隊形を6機で組んで空に綺麗な6本線の飛行機雲を描いて行く。

そして飛行機雲を描いた後は次の飛行技のために編隊を移動する。

巣山『続いて5機の零戦が縦一列のトレイル隊形から旋回時にデルタ隊形に移行して旋回を終える時にまたトレイル隊形に戻るチェンジオーバーターンです』

続いて坂井機を除く5機かトレイル隊形で進入してきて、先頭の2番機が旋回すると素早くトレイル隊形からデルタ隊形に移行し、旋回を終える時には元のトレイル隊形に戻る。

巣山『続きまして坂井機によるソロ4ポイントロールです。これは90度ずつ停止しロールをしていきます』

そしてソロで突入してくる坂井機は所定の位置に着くと90度ずつロールを素早くしてキレのある飛行技術を見せる。

巣山『以上が4ポイントロールでした。続きましては6機が集結し坂井機を先頭に十字架の形を作って飛行する。グランドクロスローパスです』

続いてやるのが6機による十字架型の隊形をしたグランド

クロスローパスをし空に十字架のスモークを描いていく。

巣山『次で最後の演目となります。最後は6機でやる大技デルタループです。デルタループとは先ほどのデルタ隊形を組みながら宙返りをする大技です』

そして6機は先ほどのグランドクロスローパスからデルタ隊形に移行する。

坂井「最後の大技だ! 訓練の成果を見せてやるぞ!」

6機は一気にスモークを焚きながら機首をあげて宙返りを始める。その間6機は間隔を崩さず一糸乱れぬ曲芸飛行を成し遂げ、空に6機が描いたループした円が書かれた。

巣山『以上で全て展示飛行を終えます。明日の観艦式でも日本航空学校の展示飛行と訓練展示があるので観艦式参列者は楽しみにしてて下さい。以上日本航空学校の航空管制科巣山がお伝えしました』

巣山が頭を下げると、民間港で見てた来場者と横須賀港から見てた来場達は一斉に立って拍手をして、スタンディングオベーションが起きる。

その様子は空中で待機してた悠一郎の零戦からも見えた。

悠一郎「ふぅ、どうやら盛り上がってくれたみたいだな。明日はお前達が主役だから頼んだぞ」

そう言って悠一郎は飛行場へ帰投していく。

若狭「いやー凄かったね」

駿河「そうだね。特に最後のビューってバァーってやつが凄かった」

広田「ルナ…もう少しいい表現の方法なかったの?」

柳原「あっちがこんなに盛り上げてくれたからには明日はマロン達が観艦式を成功させてやる! いくぞおめぇら機関の整備に行くぞ」

若狭「えっ? 今から?」

伊勢「まだ文化祭なんだし、もうちょっと楽しんでからでも良くない?」

柳原「んな事言ってないで行くぞ。少しでも機関の調子を良くしないとすぐ壊れちまうんだからよ」

黒木「そういう事だから行くわよ。あなた達はどうするの?」

黒木が伊良子と杵崎姉妹に聞く。

伊良子「私達は一回教室に戻るよ」

あかね「明日の参列者に配るお昼ご飯の準備もしなきゃね」

黒木「分かったわ。じゃあここで別れましょうか」

伊良子「そうだね。ありがとね急に押しかけて」

柳原「どうって事ねぇよ」

そこで解散していった。

 

伊良子「あっ!」

ほまれ「どうしたの?」

伊良子「悠一郎さんにまた言えなかった…」

あかね「あー」

伊良子「どうしよう」

あかね「明日絶対言わなきゃね。早くしないとほまれみたいになっちゃうよ」

ほまれ「あーかーねー」

 

そしてそのまま無事に文化祭2日目を盛り上がる熱気が冷めぬまま終えた。

 

 

 

 

 

 




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