ハイスクール・フリート 世界に翼が舞い降りた   作:アジアの大提督

45 / 60
最近深夜投稿ばっかりだな
しかも投稿した瞬間から見てる人もいるから凄いと思いますよ
では文化祭1日目スタート!


sky44

横須賀女子海洋学校文化祭1日目は主に各教育艦が出す展示や出し物がメインだ。

特にその中でもいつも凄まじい人気が誇るのがカレーだ。

毎年カレーを食べるにくるため遠方からくる来場者もいて、昔からずっと食べ続けるコアなファンの方もいる。

そのため毎年各教育艦の烹炊員はこの日のために試行錯誤しをして、腕に磨きをかける。

そして今年もフェリーが到着し始めると次々と各教育艦の出すカレー屋台に列ができ始める。

悠一郎「1班! 摩耶カレーの所の列整理が追いつかなくなってる報告を受けた! 至急応援に行け!」

岩本「1班岩本了解!」

悠一郎は日本航空学校の待機室で各所から入ってくる報告に合わせて無線で指示をして、文化祭が円滑に進むようにする。

悠一郎「航空機展示の方はどうなってる?」

悠一郎が航空機展示の方の様子を無線で聞く。

巣山「こちら航空機展示班。凄い人の数です! 特にレプリカの飛行服とヘルメットを装着してから練習用零戦に乗っての記念撮影をする所はもう2時間待ちです!」

今回航空機展示するのは香取が文化祭前日の深夜に輸送した零戦と練習用複座型零戦と支援機S-1と監視機M-1だ。

練習用複座型零戦は主に写真撮影用に使われて、来場者はレプリカの飛行服とヘルメットを被って零戦と一緒に記念撮影が行われてる。

そして残り3機は展示に使われその周りでは来場者が写真を撮りつつ、航空機の説明を行う航空科と航空整備科と航空管制科の生徒に色んな質問をしまくる。

「これってどうやって飛ぶの⁉︎」「なんでこれが飛ぶの?」「空から見た光景はどう⁉︎」「私でもこれを運転できるの?」

坂井「ちょ、ちょ、ちょっと1回待ってくれ。俺は聖徳太子じゃない!」

特に悠一郎の指示で航空科の生徒は飛行服を着ており、来場者も飛行服を着た生徒への質問が殺到した。

巣山「まだ始まってから3時間もいかないの来場者は去年の1日目の人数を超えていますよ」

事前に今回の横須賀女子海洋学校文化祭で日本航空学校の航空機展示が行われる事が発表されていたので航空機を間近で見ようとする客が殺到してるのだ。

悠一郎「そのようだな。もう横須賀港では規制もかかってるって報告もさっき入ったからな。とにかく事故が1番起きやすいのは航空機展示周辺だから注意しとけよ」

巣山「了解!」

悠一郎は巣山との無線を切る。

悠一郎「この様子じゃ明日はもっと人がくるな」

悠一郎の手元には文化祭2日目に行われる飛行展示のプログラム用紙だ。

悠一郎「後で校長に報告して、明日は事前に規制をかけてもらうようにするか」

その後も悠一郎は待機室で指示を出し続け、時計の針が13時を過ぎた頃、悠一郎のもとにあがってくる報告が落ち着いてきた。

悠一郎「じゃあ俺ちょっと回ってくるのでここをお願いします」

事務員「了解です」

悠一郎は待機室を悠一郎と一緒に指示を出してた日本航空学校の事務員に任せて悠一郎は文化祭会場に出る。

悠一郎「うへー報告が落ち着いたから人の数が減ったと思ったらまだこの人の数か」

悠一郎の目の前には人が溢れんばかりの数の人がいて、悠一郎は驚いてる。

悠一郎「とりあえずあいつらのところに行くか」

悠一郎が向かうのは秋霜の所だった。

悠一郎「えっーと秋霜クラスは」

悠一郎はパンフレットを貰い、秋霜クラスの場所を探す。

悠一郎「秋霜クラスは本校舎内で出店か」

場所を確認すると悠一郎は本校舎へ向かう。

本校舎へ着くと悠一郎は秋霜クラスの場所へ向かうと秋霜クラスの入り口には行列ができていた。

悠一郎「なんだこの行列は? 一体なんの店を出してるんだ?」

悠一郎が秋霜クラスの入り口の看板を見ると

悠一郎「メイドカフェ? メイドって昔士官が通ってたクラブにいた女給か?」

悠一郎の中ではエプロンドレスをした女給の姿が思い浮かぶ。

悠一郎「とりあえず並ぶか」

そう言って悠一郎も行列に並ぶ。

悠一郎が並び始めて15分経ってやっと悠一郎は列の前の方に出てきた。

悠一郎「以外と並ぶもんだな」

友永「あっ、教官」

悠一郎が並んでると友永が声をかけてきた。

悠一郎「友永か、お前ら仕事はどうした?」

友永「今は休憩中なので江草と一緒に回ってます」

江草「なんかここのメイドカフェが外の方で話題になってたので俺たちも来てみました。もしかして教官も話題を聞いて並んでるんですか?」

悠一郎「いや、俺は普通に一知り合いとして並んでるだけだ。だから話題とかも俺は知らん」

友永「そうっすか、じゃあ俺たちも並ぶんで失礼します」

そう言って友永と江草は列の後ろの方に行った。

悠一郎(一体何が話題になってるんだ?)

そう思ってるうちに悠一郎の順番となった。

等松「次の方どうぞー」

悠一郎「おっ、等松じゃん何してんの?」

等松「見ての通り受付ですよー ここで入場料100円とメニューを選んでからその代金を払ってから整理券持って中に入ってください」

悠一郎「入場料取るのか…儲けてるな」

等松「やっぱり商売するならやっぱり儲けなきゃ!」

等松の目には金が映ってた。

悠一郎「まぁ100円ごときで騒いでたら情けねぇし払うよ」

悠一郎は最初の頃昔と今のお金の価値の違いから100円の缶ジュース販売を見ただけで驚いてた時もあった。

等松「じゃあメニューはどうしますか?」

等松がメニュー表を見せてくる。

悠一郎「あんまり長居はしないからコーヒーとサンドイッチのセットで」

等松「700円になります」

悠一郎「…いい商売してんな」

悠一郎は財布から1000円札を出して、お釣りと整理券を貰い教室の中に入る。

『いらっしませご主人様!』

悠一郎「なんだこれは!」

悠一郎の目の前には皆さんがご存知の通りなメイド服を着た秋霜クラスの生徒がいた。

ましろ「い、いらっしませ////ご、ご主人様…って佐藤教官⁉︎」

悠一郎が入ってきて対応してきたのはロングスカートタイプのメイド服を着たましろだった。

悠一郎「おっ、ましろか」

ましろ「な、なんでここに⁉︎」

悠一郎「いや普通にお前らに会いにきたんだが」

ましろ「まさか交代して最初に対応したお客様が知ってる人なんて、ツイてない…」

悠一郎「そんな事言うなよ。以外と似合ってるぞ」

ましろ「それを言わないで下さい!」

悠一郎はましろの持ってたトレーで頭を叩かれ、大きなコブができて、ましろが物凄く謝りながら席に案内する。

悠一郎「ふぅ、久しぶりにこんな痛い目にあった。しかし時代ってのは凄いな…」

悠一郎が時代の流れを見に感じてると注文してたコーヒーとサンドイッチのセットが届く。

伊良子「おまたせしました〜」

悠一郎「おっ、伊良子じゃん」

伊良子「はい伊良子です……悠一郎さんじゃないですか!」

ましろと同様な反応がワンテンポ遅れて起きる。

伊良子「な、なんでここに⁉︎」

悠一郎「お前もましろと同じ反応するな。普通にお前らに会いに来たんだよ」

伊良子「そ、そうなんですか」

伊良子は顔赤くしながら言う。

悠一郎「伊良子もなかなかその格好似合ってるじゃん」

悠一郎の言う伊良子の格好はましろと反対のミニスカートタイプのミニスカートでそれに白いオーバーニーソックスを履いてる。

伊良子「あ、ありがとうございます////」

悠一郎「それにしても凄い繁盛だな」

伊良子「そうですね。今は少し落ち着きましたがお昼頃は凄かったんですよ」

悠一郎「へー」

悠一郎はコーヒーを一口飲みながら周りを見ると砲雷科と主計科の生徒がメイドをやってる事に気付く。

悠一郎「あれ烹炊員のお前がここに居ていいのか? カレーの方はどうなってるんだ?」

伊良子「今は交代で機関科と航海科の子達がカレーの方をやっててくれて、だから私達が今はこっちの方を担当してるんですよ」

悠一郎「なるほどな」

周りを見るとましろと武田以外は以外とノリノリでメイドをやってて万里小路も今までメイドを雇ってた側だからなのか一番ノリノリでやってる。

悠一郎「あれ主計科といえば鏑木はいないじゃん」

伊良子「美波さんは学校からメイドカフェをやるにあたって出すなって言われてるから今はカレーの方で五十六と多聞丸と一緒に客引きをしてると思いますよ」

悠一郎「なんで出すなって言われたんだ?」

伊良子「それはー世間体的な問題がありまして」

悠一郎はその言葉で色んな事情がある事を察して聞く事をやめた。

そして伊良子は事前に決めてた事を悠一郎に話すため声をかける。

伊良子「あ、あの」

悠一郎「ん? どうした?」

伊良子「もしよかったら3日目の観艦式が後の後夜祭パーティなんですけど」

観艦式が終わった後のパーティとは生徒と教員、教官及びに参加校の生徒と関係者を集めた後夜祭パーティが行われる。

悠一郎「あぁ、パーティあるな」

伊良子「よ、よかったらその時話し…」

伊良子が言い切ろうとしたその時

友永「そこの美しいお嬢さん俺と3日目のダンス踊って下さい!」

江草「いや自分と!」

万里小路「ちょっと困りますね〜」

後から入ってきた友永と江草がほぼナンパ同然の事を万里小路にしてた。

悠一郎「あんの馬鹿ども」

悠一郎はサンドイッチとコーヒーを一気に口に入れて

悠一郎「この馬鹿ども!」

友永と江草の頭に1発ずつゲンコツを入れる。

友永、江草「「いげぇ!」」

悠一郎「人に迷惑をかけるな! さぁ帰るぞ!」

友永「まだ俺ら入ったばかりで…」

悠一郎「そんな事は関係ない! 待機室で説教だ!」

友永、江草「「ヒェ〜!」」

友永と江草は一気に首根っこを掴まれながら顔から絶望感を漂わせる。

悠一郎「悪いな、万里小路」

万里小路「いえ、とんでもありませんわ」

悠一郎が2人の代わりに万里小路に謝る。

悠一郎「そういえば伊良子さっきなんか言おうとしてたが?」

伊良子「あっ、大丈夫ですよ」

悠一郎「…そうか、じゃあな」

そう言って悠一郎は友永と江草を連れて教室を出て行く。

ほまれ「ミカンちゃんまだチャンスはあるよ」

あかね「私達がサポートしてあげるから」

伊良子「ほっちゃん、あっちゃん…ありがとう」

 

そして文化祭1日目を終えて言った。

その頃会場警備班に配属されていたあの男は

菅野「あーやっと終わったぜ! 疲れた!」

菅野が看板を持ったままベンチに寝転ぶ。

笹井「まだ終わったないぞ、これから片付けと明日の準備があるぞ」

菅野「ひぇ〜もう疲れましたよ」

笹井「ったく情けないな。ん?」

その時笹井の無線機がなる。

笹井「はい笹井です。……はい。わかりました」

菅野「誰からですかー?」

笹井「佐藤教官からだお前は片付けと準備をしなくていいかブレスト校の艦長の所に行けの特命だってさ」

菅野「マジ⁉︎ ラッキー! 教官もたまにはいい仕事をやるじゃん! じゃあ俺行ってきますね!」

菅野は駆け足で向かって行った。

笹井「元気な奴だな」

その後夕日で輝く猿島フロートで菅野の断末魔の叫びが鳴り響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




人生で始めてこんなにメイドやメイド服に調べた事はありません。
ちょっと自分の好みもバレると思いますが笑笑

この小説が気に入ったらお気に入りを更に感想と評価待ってます!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。