ハイスクール・フリート 世界に翼が舞い降りた   作:アジアの大提督

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のんびり書きすぎた!
急いで書かねば!


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海洋学校大観艦式!
sky41


春が過ぎて、桜も葉桜になりつつある5月

日本航空学校の滑走路横の駐機場ではMP-1が2機駐機していて、航空整備科による離陸前の最終点検を行われてる中、MP-1の後方の物資を積載するための後部ハッチ前には50人ほどのある装備をした国防陸軍の兵士がいた。

高橋「空挺団の皆さんそろそろ滑走路に出るので乗り込んで下さい!」

ある装備とはパラシュートだ。

空挺団『了!』

高橋が言うと空挺団は自分達の装備と背中に抱えてるパラシュートを持ちMP-1に乗り込んで行く。

空挺団は国防陸軍の中で新しく編成された部隊であり、国防陸軍の中の精鋭中の精鋭がこの部隊に集まった。

悠一郎「まさか国防陸軍との共同訓練も始まるとは思ってなかったなー」

悠一郎も駐機場でMP-1に乗り込んで行く、国防陸軍の兵士を見ている。

最近では国防陸軍からも国防陸軍用の航空機の設計の依頼があり、三菱の堀越が設計しており、設計に伴い来年からは国防陸軍の兵士何人かを日本航空学校に入学させる予定ででもある。

岩本「コラー! 菅野のテメェまた俺の機体に勝手にのりやがったな!」

菅野「さぁーせん!」

悠一郎「またあいつか…留学生のハルトマンとデビットを見習ってほしいぜ」

菅野は入学してから度々ぶっ飛んだ事をし、この前なんて勝手に座学、体力向上期間中なのに練習用の零戦に乗って離陸しようとしてた。

悠一郎「でも随分とこの学校も賑やかになったな」

悠一郎がこの一年をその場でこの一年を振り返る。

悠一郎「おっと、もうこんな時間か食堂で飯でも食うか」

悠一郎は腕時計を見ると時刻は昼を過ぎていた。

そして悠一郎は食堂に向かう。

食堂

悠一郎「おばちゃんいつものを大盛りでよろしく」

食堂のおばちゃん「あいよ、佐藤定食の大盛りね」

佐藤定食とは悠一郎のために作られてたおかずとご飯が普通の定食の3倍ある特盛定食のことであり、これを完食できるのは悠一郎と最近では一回罰走で12キロ走った菅野が罰走した後に完食したぐらいだ。

そして最近では悠一郎はご飯をさらに大盛りにして食べるのがブームの模様。

食堂のおばちゃん「はいよ。お待たせ」

悠一郎「ありがとさん」

悠一郎は定食が乗ったおぼんを貰うと座って食べる席を探すがなかなか空いてる席が見つからない。

悠一郎「おかしいな。この時間はあまり混んでないんだけどなー」

悠一郎が食堂を見回してると生徒達が食堂のテレビの前に集まっていた。

悠一郎「ん? どうしたお前ら」

坂井「あ、教官。今からテレビで今年の海洋学校大観艦式の主催校を決める抽選会があるんですよ」

悠一郎「あー、そんな事あったな。おれも見るか」

悠一郎も生徒達から1席譲ってくれ、テレビの前に座る。

 

呉のブルーマーメイド本拠地

司会「さー! 4年に1度の大イベント海洋学校大観艦式の主催校を決めるため今日は横須賀、呉、舞鶴、佐世保の海洋学校から代表の生徒が集まってくれました! では登場してもらいましょう!」

司会が代表の生徒が入ってくる。

司令「まずは呉女子海洋学校からの代表! 最強の戦艦である戦艦大和の艦長の有賀 七海!」

司会の紹介で入ってきたのは戦艦大和の艦長であり、大和の艦長らしく凛とした雰囲気で入場してきた。

悠一郎「なんかいい所のお嬢様ぽっいなー」

笹井「そりゃ名門有賀家のご令嬢ですから、横須賀の宗谷家と呉の有賀家と呼ばれぐらいですから」

笹井が出てきた有賀について説明する。

司会「続いては佐世保女子海洋学校からの代表! 普段は仏いざ戦闘になれば先陣を誰よりも速く切る軽巡神通の艦長! 木村 華子!」

続いて出てきたのは優しそうな顔をした女生徒が出てきた。

司会「続きましては舞鶴女子海洋学校からの代表! 度々艦での不幸な事故や故障が耐えないがそれでも優秀な成績を誇る戦艦陸奥の艦長! 米内 奏!」

続いて出てきたのは無言で入場し、礼儀正しい挨拶で会場に挨拶をする。

坂井「錚々たる面子が出てきたな。横須賀は誰を出したんだろうな」

笹井「やっぱ武蔵のあの可愛い艦長さんじゃね?」

坂井「だよな!」

悠一郎「お前ら黙っとけ!」

悠一郎が2人にゲンコツをする。

坂井、笹井「「す、すいましぇーん」」

2人は大きなたんこぶを作り、その場で正座をする。

司会「さー最後は! 去年話題となった日本航空学校と姉妹校となった横須賀女子海洋学校から代表! どうぞ!」

司会が言うと入場口から出てきたのは照れ笑いをしながら出てきたのは。

司会「2年前の事件を類い稀な幸運とその人を惹きつける謎のカリスマ性で事件解決に貢献した旧晴風もとい秋霜艦長の岬 明乃!」

悠一郎「お前かーい!」

悠一郎は思わず席を立ってしまう。

坂井、笹井「「教官もうるさい!」」

悠一郎「あ、悪りぃな」

悠一郎は坂井と笹井に注意され、席に座る。

司会「では代表4校の生徒が出てきたのでもう一度説明します。今回の抽選会は今年の10月下旬に行われる予定の海洋学校大観艦式の主催校を決める抽選会となります。主催校となった場合主催校の艦艇群を中心に主催校が近くの海で観艦式が行われます。そして主催校では観艦式が終わるまで運営を行って頂く運営委員会を設立してもらいます」

司会が改めて今回の抽選会の説明を行う。

悠一郎「そんなにこの観艦式は凄い事なのか?」

坂井「凄い事ですよ。なにせ毎年25万人が来る大イベントですよ」

悠一郎「ひゃーそりゃ大イベントだな」

笹井「そろそろ抽選始まりますよ」

笹井が言うとテレビに抽選箱が目の前に置かれた壇上に上がった代表4人の姿が映し出されていた。(イメージドラフト会議の抽選)

司令「では入場順にクジを引いてください」

司会が言うと最初に呉の有賀が引き始める。

坂井「これ圧倒的最後の横須賀が不利じゃね?」

悠一郎「いや世の中には残り物には福があるって言うだろ。それに加え岬の幸運があれば分からないぜ」

そして代表4人がクジを引き終える。

司会「それでは中身を開けて結果を確認してください」

司会が言うと真っ先に呉の有賀が中身を確認するがガックリした様子が見え、佐世保の木村は普通にガックリして、舞鶴の米内は静かに中身を確認し、確認すると中身をしまいお辞儀する。

悠一郎「おい、これって…」

岬「やったー!」

悠一郎が見るテレビには主催校決定のクジを手に持って万歳してる岬が写っていた。

司会「主催校が決まりました! 今回の海洋学校大観艦式の主催校は! 横須賀女子海洋学校です!」

テレビでは選ばれたことを祝うテロップが流れる。

坂井「今回は横須賀かー」

笹井「近いし、俺らは姉妹校だからワンチャン観艦式のチケットくれんじゃね?」

悠一郎「お前らなー」

事務員「佐藤教官。横須賀女子海洋学校の宗谷校長から電話です」

悠一郎「ん? なんだ?」

悠一郎は席を立ち、事務員から電話を受け取り静かな所に行く。

悠一郎「もしもし電話変わりました」

真雪「お久しぶりです。佐藤教官」

悠一郎「こちらこそお久しぶです。今日はどうかしました?」

真雪「先ほど我が校で海洋学校大観艦式が行われる事が決定しました」

悠一郎「あーそれなら。さっきうちの学生と一緒にテレビで見てました」

真雪「あら、そうですか。ならば話が早いですね」

悠一郎「話?」

真雪「今回電話したのはあなた達日本航空学校からも我が校の観艦式に参加して欲しいのです」

悠一郎「参加ですか…いいでしょう喜んで参加します。一応こっちの校長の返答を聞いてから正式に連絡を入れますのでよろしくお願いします」

真雪「いい返答期待してます」

そう言って真雪は電話を切る。

悠一郎「こりゃうちも一大イベントだな」

その後悠一郎は日本航空学校の校長の返答を聞いて後日横須賀女子海洋学校に正式に参加をする連絡を入れた。

そして1週間後詳細が横須賀女子海洋学校から通達され、

日本航空学校は正式に大観艦式の参加を発表した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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