ハイスクール・フリート 世界に翼が舞い降りた 作:アジアの大提督
横須賀技術艦船工廠
「香取工廠長、先ほど佐世保所属の工作船から連絡がありこちらの工廠を使いたいとの要請がありました」
「佐世保所属の工作船が?向こうにも工廠があるだろ
こっちはこっちで忙しいんだよ!」
現在の日本では主要で大型の技術艦船工廠があるのは横須賀と佐世保以外にも呉、舞鶴である
その中でも最新の設備を持つのがここ横須賀技術艦船工廠である
「佐世保所属の工作船乗艦中の技術主任によれば九州沖で不明物の引き上げをしたんですけど佐世保の設備では十分な解析ができないとの判断で最新の設備がある横須賀に要請した模様です」
「こんな時期に横須賀に要請するとはいい度胸してる主任野郎だなおい!」
なんでこんなに香取が機嫌が悪いのと言うとこの時期横須賀女子海洋学校から大量の主砲と魚雷発射管や機銃の修理や整備の依頼が来て忙しいのである
なぜなら横須賀女子海洋学校は入学式の後にすぐに演習航海に出るため一気修理や整備をやってほしいため依頼がくるのだ
「とにかく今は依頼の方で一杯一杯だ納入期限も近いからな無理って返答しとけ!」
「わかりました」
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紀伊半島沖佐世保所属工作船
「田村主任、横須賀からの返答がきました」
「それで、内容は?」
「現在、横須賀女子海洋学校からの大量の依頼があり工廠エリアがないため他をあたってくれとの返答です」
「やはり、この時期の横須賀は難しいか…」
「どうしますか、佐世保では十分な解析ができないためブルーマーメイドに詳しい報告ができないと思いますが」
ブルーマーメイド上層部もこの不明物の報告書が早く提出してほしいと思ってるに違いない
その時
「主任、ブルーマーメイドの川瀬さんから通信が入ってます」
通信機を持ってきた部下がくるの
「わかった変わろう」
通信機を貰い話す
「ブルーマーメイド佐世保支部所属の川瀬です。この度は引き上げ作業ご苦労様です」
「いえいえ、そういのが私達の仕事でありますから」
「そうですか、ちなみに今はどの辺を航行中ですか?」
「現在、横須賀技術艦船工廠での解析しようと横須賀の方に要請したんですけど今は手が一杯だと言われてしまって‥」
「そうなんですか、少し待っててくださいこちらの方で手配しますから」
「それはありがたいです」
「では、後ほど連絡します」
そう言って通信が終わる
そして川瀬が次に連絡したのは…
プルルルルプルルルル、ガチャ
「はい、ブルーマーメイド安全監督室長の宗谷真霜です」
ブルーマーメイドの統括者である宗谷真霜だった
「ブルーマーメイド佐世保支部所属の川瀬ですこの度は急な連絡すいません」
「川瀬…不明物の発見した哨戒艇の艦長ね」
「はい、私が哨戒艇の艦長です」
「それで、川瀬さん私の方に直接通信を入れるとなるとよほどの事があったのよね」
流石、ブルーマーメイドのトップの人だすぐに急用だと事に気付いた
「はい、不明物を引き上げ作業にあたった工作船の技術主任が佐世保の技術艦船工廠での十分な解析が不可能との判断し設備がよい横須賀の方に要請した所、横須賀の方が手が一杯だとの返答が来て横須賀への入港ができないとの報告が私の方に先程きました」
「なるほど、確かに横須賀なら十分な解析ができでしょう
でも貴方も知ってるでしょ?この時期の横須賀工廠が忙しい事を」
確かに私も横須賀女子海洋学校出身だからわかるこの時期入学式が近くその後に演習航海がある事も
しかし、あの様な不明物はしっかりした所で解析しなければならないと思っていた
「でも、私は不明物を真近で見て思いましたこれにはこの世界の常識を変える様なすごい何かを感じました!
お願いです室長直々に横須賀工廠へ要請してください
ブルーマーメイド室長直々となれば必ず入港及び十分な解析ができます!」
発見した川瀬は零戦を見て思っていたこれは世界の常識を変えるものだという事をこのままにしてはいけないとの正義感が湧いていた
「なぜ、貴方はそんなに急がせたいのかしら?
何らかの理由があるの?」
「実は先程工作船からの連絡と一緒にある報告も受けてますそれは『海水に浸かってた時間が長い為腐食が始まる可能性あり』との報告も受けてます
これでは十分な解析ができません!」
「!」
零戦に使われてる材質のジュラルミンは海水に対する問題性ががあり腐食しやすいとの事があった
「1ヶ月も待っていたらサビが生えてしまって十分な解析結果が出ないとの進言をします」
真霜は迷った今確かに私自身から横須賀工廠へ要請すればほぼ確実に入港でき工廠を使えるしかし現在やってる横須賀女子海洋学校からの仕事に支障が出て入学式後の演習航海が遅れる可能性がある
だが未知の不明物のが海水で腐食し十分な解析結果が出なければ今後の技術の発展に繋がらない事に真霜はわかっていた
「少しだけ、待って貰えないかしら」
「よい返事を待ってます」
一度通信を終わらせる
真霜は迷った未来のブルーマーメイドの生徒の演習航海を優先するか未知の技術の発展を優先させるか
そして、真霜はある所に連絡した
「工廠長、大変です大変です!」
「何だおい!今忙しいんだよ後にしろ!」
「それが、ブルーマーメイドの宗谷さんからの通信が入ってます」
「ブ、ブルーマーメイド⁉︎」
「はい、ブルーマーメイドの宗谷安全監督室長から連絡です」
「変われ はい横須賀技術艦船工廠の工廠長をしてます香取です」
「ブルーマーメイド安全監督室長の宗谷です
お忙しい所すみません」
「いえいえ、そんな忙しくありませんよ」
そう言いつつ後ろでは汗だくの部下達がいた
「先程、佐世保からの工作船から入港要請があったと思うのですが」
「確かに、先程工作船からの入港要請がありましたけど
現在我が工廠は横須賀女子海洋学校から仕事の依頼で手が一杯だという事でお断りしましたが」
「私も横須賀女子海洋学校出身だからわかりますよこの時期の横須賀は忙しいという事はですが一つだけ聞いてもよろしいでしょうか?」
「はい、何でしょう」
「先程きました工作船には未知の技術を使ったと思われる不明物の引き上げたものです」
「未知の技術を使った不明物…それはどの様なものなんですか?」
「私達もあまりわからない為その不明物の解析をしたいのですが十分な設備を備え大型の工廠エリアを備えてるのは横須賀だけなのです」
「つまり、俺たちにその不明物の解析を依頼したいという事ですか?」
「普通にそう依頼したいのですがこの時期忙しいって事は私も知ってます。なのであなたの判断で今回の依頼を受けるか判断していいです」
こんな事は横須賀工廠に来て初めての事だ
よほどの物が引き上がったのか…
「では、こちらからも一つだけいいですか?」
「どうぞ」
「それは、俺たち技術者達に価値のある物なのか?」
「はい、必ず価値のある物だと断言できます」
香取はその言葉を聞いてすぐに返事した
「わかりました、その依頼引き受けましょう!」
「ご協力ありがとうございます、こちらからも後で報酬の話をする者の尋ねさせます」
「わかりましたでは、工作船の到着を待ってます」
そして通信が終わる
「あの、工廠長仕事を受けるのですか?」
「ああ、お前ら俺の部下になった事を後悔するんだんな
当分家は帰れねぇぞ それでもいいか?」
『俺たちは、香取さんの下についてからずっとついていくと決心してますからお任せください』
「おっしゃー!今やってる仕事をちゃつちゃと終わらせて
未知の物体とらを拝んでやろうじゃねえか!」
『おー!』
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そして真霜は川瀬に連絡を入れた
横須賀入港を認めるとの連絡を入れ川瀬から田村に連絡が渡り工作船が横須賀入港の為に進路をとった
結構ガバガバな部分があると思いますがこれから成長していきます
誤字脱字あったら教えてください
そこは必ず直します
感想もお願いします
では次回零戦と悠一郎が目覚めます