ハイスクール・フリート 世界に翼が舞い降りた 作:アジアの大提督
ー宣伝ー
今月の19日に行われるComiCon大阪in南大阪で自分が所属する晴風支援艦隊から合同誌が販売されます!
配置はC-05で「晴風支援艦隊」です!
自分の最初で最後の同人作品が掲載されてます是非会場に来て手にとってください!
武蔵はブルーマーメイドの福内と平賀が指揮する部隊の改インディペンデス級の2隻を航行不能にしたあと福内と平賀がそれぞれ指揮する加賀と赤城もを航行不能状態に追い込んで浦賀水道に向かって航行しあと20分で武蔵が首都圏への主砲射程圏内に入るところまできてた。
その加賀と赤城の甲板上の構造物は艦橋を除いて殆ど武蔵の射撃によって吹き飛ばされ、今も火災が起きてる状態であった。
そしてその様子は特別作戦本部の真霜がのところにも伝わってた。
真霜「このままではあと20分で武蔵が浦賀水道の到達する! このままじゃ!」
「宗谷室長! 晴風から通信が入ってます!」
真霜「! 繋げて!」
真霜は自分の机にある受話器を取る。
岬「晴風艦長岬です。武蔵への作戦行動を許可お願いします!」
岬はブルーマーメイドの真霜と横須賀女子海洋学校の眉のところへも同時に連絡を入れる。
岬「クラス全員の同意はとれてます。やらせてください」
真霜「お母さん…」
真霜は判断を真雪に委ねる。
真雪「武蔵への作戦行動を横須賀女子海洋学校校長宗谷 真雪が許可します。ただし攻撃は1回だけ地上側でも武蔵への対応を用意してます。反復攻撃の必要はないわ5分…いや3分時間を稼いでくれればいいわ」
岬「はい!」
真霜「ブルーマーメイド側も作戦行動を許可します。ただし宗谷校長に言われた通り攻撃は1回だけ。艦の安全を最優先に。頼んだわよ」
岬「はい」
そう言って岬は通信を切る。
知床「行こ。艦長!」
納沙「狙われるものより狙う方が強いんです!」
西崎「その通り!」
立石「うい!」
ましろ「艦長、指示をお願いします!」
岬「うん。30度ヨーソロー!」
知床「30度ヨーソロー!」
知床が復唱すると舵を切る。
岬「前進いっぱーい!」
柳原「前進一杯でぇい!」
そう言うと晴風の機関の出力が上がり速力が上がっていく。
岬「もかちゃん…」
こうして晴風の武蔵へのラストバトルが始まったのだ。
その頃悠一郎は
悠一郎「方位はあってるこのまま巡航速度以上で飛ばせばあと10分で横須賀上空に到達する」
悠一郎は香取から貰った地図と方位磁石で現在の位置を何度も確認しながら飛び残燃料の計算もしつつ飛んでいた。
悠一郎「待っててくれ…必ず行くからな!」
そして晴風は武蔵への作戦行動の位置についた。
野間「武蔵まで30!」
野間が適時に武蔵との距離を報告し、それで岬が指示を出す。
岬「タマちゃん!武蔵の主砲塔を狙って!」
立石「うい!」
岬「絶対止めよう」
立石「う〜い」
立石がピースをしながら返事をする。
岬「うん。メイちゃん!武蔵の横についたら全魚雷発射!」
西崎「全射斉発射…まじ⁉︎」
西崎が水雷屋としては憧れの全魚雷発射命令が出て興奮する。
岬「射撃のチャンスはおそらく1回だけ1回だけでなんとか足を止めたい」
ましろ「集中的に艦尾を狙いましょう」
岬「うん」
岬とましろでどこを狙うか指示をする。
西崎「わかった。絶対当てるよ!りっちゃん、かよちゃんいくよ!
松永「了解でーす!」
姫路「はーい!」
そして晴風は武蔵の横に着き主砲と魚雷発射管を武蔵に指向させる。
岬「目標! 武蔵艦尾! 攻撃始め!」
西崎「照準点武蔵艦尾! 全弾当てるよ!撃てぇ!」
西崎が言うと魚雷発射管から放たれた計8本の魚雷が武蔵に向かって航行し始める。
立石「発射!」
続いて立石の合図で5インチ砲が連続射撃をするが武蔵の鋼鉄の装甲に弾かれてしまう。
武田「ダメだ…全然効いてない」
そして次に魚雷が武蔵の艦尾に全弾命令し、水柱が立つ。
西崎「よっしゃ! 全弾命中!」
野間「武蔵速力低下!」
晴風からの魚雷によって武蔵は速力低下したが止まるには至らなかった上に武蔵の全主砲が晴風に指向してた。
ましろ「来るぞ!」
岬「全員衝撃に備えて!」
岬が言うと武蔵は物凄い発砲炎を出しながら晴風に向けて主砲を放つ。
そして武蔵から放たれた砲弾は晴風の近くに着弾し、その衝撃で晴風は大きく揺れる。
岬「うわっ!」
岬がその衝撃によって転びそうになる。
ましろ「艦長!」
ましろが転びそうな岬を押さえる。
岬「シロちゃん」
納沙「艦長」
納沙が岬が落とした艦長帽を渡す。
そして武蔵が晴風に向けて発砲してる様子を武蔵によって航行不能にされた福内と平賀にも見えいた。
平賀「晴風…」
平賀の顔と服は消火活動でついた黒いすすで所々黒くなってた。
福内「頼んだわよ」
福内も平賀と同様に黒くなっており、晴風の無事を祈る。
そして晴風では今の武蔵の砲撃によってできた被害が各部から報告される。
知床「い、一撃ここまで…」
西崎「やばすぎる」
そして通信員の八木から無線機が故障した報告がはいる。
ましろ「無線もだめか」
ましろは時計を確認すると武蔵の浦賀水道侵入を5分遅らせた事を確認する。
ましろ「艦長。5分稼げました」
岬「うん。リンちゃん急いで武蔵から離れて」
知床「任せて!」
知床の操舵で武蔵から離脱を図ろうとするが武蔵はそれを逃さないないように続けて砲撃をしてくる。
野間「武蔵発砲!」
宇田「きます!」
野間と宇田の発砲報告があると武蔵の砲弾は晴風の進行方向に着弾する。
小笠原「一番砲自動装填装置故障!」
伊良子「烹炊室で火災発生! 消火作業に入るね!」
またも被害の報告が上がってくる。
納沙「これが武蔵…」
ましろ「進行方向を抑えられてるぞ!」
岬「…!」
そして機関部では
駿河「機関長! 水! 水が!」
機関長「なんだってぇ!」
柳原が行くとそこには武蔵の砲撃によって機関部に水が浸水しており、機関部の一部が水浸しになってた。
黒木「艦長! 左弦機関室に浸水!」
艦長「! 機関室まで…」
ましろ「艦長…みんなに離艦準備させますか?」
西崎「マジ⁉︎ ここで逃げるの!」
納沙「蛇は頭が食べられたら生き返るものも生き返りません!」
知床「ごめんなさい! 私がもっと操舵できてたら…」
知床が悔し涙を流す。
岬「みんな…」
野間「武蔵こちらに向け再度主砲指向中!」
ましろ「! まずい!この距離じゃ!」
ましろが気づいて武蔵の方を見るとこちらに完全に主砲を向けていた。
その時突如武蔵の第一副砲の所に何が降ってきてその直後第一副砲が爆発する。
ましろ「な、なんだ!」
ましろが上を向くとそこには両翼に日の丸に爆音をたてて飛ぶ悠一郎の零戦がいた!
悠一郎「間に合ったか。にしてもなんだよ今の爆発は50キロ爆弾のとは思えねぇぞ。とりあえず発光信号を晴風に送っておこう」
悠一郎はキャノピーを開けて晴風に向かって手持ち発光信号機で晴風に向けて発光信号信号を送る。
岬「われ、悠一郎、これより貴官の援護に入る。悠一郎さん!」
ましろ「あの飛んでるものに悠一郎さんがいると言うのか!」
それは悠一郎からの発光信号を確認した艦橋にいたメンバー全員が驚いた。この世界ではありえない有人飛行をしてるのだから。
そして悠一郎に続いて大量の砲弾が武蔵の周りに降り注ぐ。
ましろ「これは…ブルーマーメイドか?」
納沙「見てきます!」
納沙が見に行くと宇田がレーダーからの識別信号で艦を確認する。
宇田「識別信号確認! 比叡、舞風、浜風、アドミラル・シュペー、それからてんじんです!」
岬「てんじんって…」
納沙「うちの学校の艦です!」
そのてんじんを指揮するのは晴風の教官である古庄であった。
岬「古庄教官!」
古庄「間に合ってよかったわ。遅れてごめんなさいれ
岬「野間さん無線機が使えない事と上を飛んでる物は味方だって伝えて!」
野間が援護にきた艦艇に向かって手旗信号で送る。
そしてシュペーからミーナとテアが構える!
ミーナ「ココ〜みんな〜!」
納沙「きてくれたんですね!」
その時武蔵がギリギリ横須賀への射程圏内に入り、主砲を一斉射する!
真霜「まずいわ横須賀が!」
真霜がそう言った瞬間
「サルボー!」
武蔵から放たれた砲弾がどこから飛んできたミサイルによって撃ち落とされた。
真霜「一体何が…」
その時真霜の所に通信がはいる。
梅津「こちらは国防海軍横須賀基地所属のイージス艦みらい艦長の梅津だ。これより本艦は首都圏防空任務に入る。武蔵からの砲弾はまかせてくれ
真霜「なぜ国防海軍が!」
梅津「我々は元から横須賀周辺を警戒してたが突然国防省から作戦行動に当たれと任務が下ったのだ」
梅津が説明すると真霜は腑に落ちないが納得する。
その頃横須賀の旧第二臨海公園後の高台にある1人の車椅子に乗った老人が双眼鏡を持って戦闘の様子を見てた。
「私にできるのはここまでだ」
秘書「会長ここは危険です。避難しましょう」
老人の秘書が避難しようと言うが老人は平気だという。
「大丈夫だ。なぜならあのみらいがここを守ってるのだからな。あの艦は絶対に横須賀に1発の砲弾も落とさないさ」
秘書「随分と信頼してますね角松会長は」
角松「あぁ、私はあの艦と共に生きてきたもんだからな。だからあとは頼んだぞみらい…!」
そして晴風ではみんなが来てくれたことにより総員退艦ムードからまだ戦う意思が復活してた!
岬「みんなが来てくれたならばまだ戦える!」
ましろ「私も異存はありません!」
こうしてらまた晴風は決意を固める!