ハイスクール・フリート 世界に翼が舞い降りた   作:アジアの大提督

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観閲式すごかった(小並感)
12月にはくらまを見に行くために香川まで行こうかな。

Twitter grandadmiral0もよろしく


sky21

機雷の件がたって数日後、晴風は引き続き武蔵捜索のため航行してた。

悠一郎「風呂掃除終わったぞ。」

岬「ありがとうございます。」

悠一郎「いいよ、俺にできる事があるならどんと言いな。」

悠一郎は晴風クルーが風呂に一回り入ってから最後に風呂に入り掃除するのが晴風に乗艦してから決まってやる事だ。

それ以外の悠一郎の晴風の生活では

寝てる所は空いてる倉庫にハンモックを吊るして寝て

ブルーマーメイド上層部に提出する日誌もここで書く。

晴風での仕事は基本万能職で機関が調子悪かったら機関科に手作いしに行き機関の調子が良くなったら柳原とお茶を一杯したり航海科では自身がもつマサイ族並みの視力で一緒に見張りをしたり砲雷科では応急員と一緒に魚雷発射管や主砲の点検の手作いをしたり主計科では軽く料理と洗濯の手作いをし毎回のようにつまみ食いをし伊良湖に怒られたり保健室に行っては鏑木の何やら興味深い話を聞きに行ったりしてる。

悠一郎「あっ、そういえば。蛇口からでるお湯と水の強さがかなり弱ってたぞ。」

岬「えっ、そうなの?」

納沙「おかしいですね。今までそんな事はないはずですが。」

その時今風呂の順番の砲雷科から絶望の叫びが聞こえた。

悠一郎「やたらとこの艦からは叫び声がするな。」

そのあと叫び声の理由がシャワーのお湯が止まり応急員の和住と青木が調べたらタンクのどこかが壊れててタンクから水漏れしてタンク内の水量が減ってた模様。

ましろ「補給を要請する必要がありますね艦ちょ…!」

岬「うん…そうだね。」

一緒にいた納沙と悠一郎は互いに顔を合わせてため息を吐いた。

納沙「補給艦との合流は五日後です。」

悠一郎「五日間の節水はキツイぞ〜」

悠一郎が言った通り早速翌日から艦内の彼方此方から弱音が聞こえてきた。

悠一郎「喉が渇いたらラムネを飲めばいいのになんで飲まないんだろうな。みんな口を揃えて「飲みすぎると太る」ってそんなにラムネで太るか?」

悠一郎はラムネを片手に甲板を歩いていた。

悠一郎「太ったといえば俺は気を失って目を覚めてからまともに今までやってた肉体鍛錬をやってないな。ちょうどいい機会だから再開しよう。」

悠一郎は後部甲板にある鉄の取っ手などを使い懸垂など足を掛けて体を逆さまにして腹筋などした。

悠一郎「ヤベェ久しぶりにやると頭に血がめっちゃ上ってくるわ。」

逆さまになってやる事で戦闘機に乗ってる時に宙返りする時のG耐性や空中感覚が強くなると聞いてからずっと予科練時代からやってる事だ。

夢中になって筋トレをやってると伊良湖が後部甲板に干してる洗濯物を取りに来た。

伊良湖「スコールに入るみたいだから急いで中にいれなきゃ!」

伊良湖が洗濯物を入れてると悠一郎が筋トレしてるのに気付く。

伊良湖(凄い体だな〜こんな所で人知れず自主トレしてるなんて凄い!)

悠一郎が一生懸命トレーニングしてるのを見ているうちに

伊良湖「かっこいいな」ボソッ

悠一郎「ん?何してんだ?」

悠一郎がちょうど伊良湖の存在に気付いた。

伊良湖「え!ちょっと霧にに入るからもしかしたらスコールに会うかもしれないから洗濯物を中に入れてました!(今の聞こえてないよね⁉︎)」

悠一郎「そうなのか、じゃあ俺も手伝うぞ。」

伊良湖「あ、ありがとうございます…(よかった〜聞こえてないみたい!)」

その後悠一郎が洗濯物を入れるのを手伝いあっという間に洗濯物を艦の中に入れた。

悠一郎「じゃあ俺は艦橋に行くから、何か手伝ってほしい事があったら言えよ。」

伊良湖「は、はい!」

そう言って悠一郎は行ってしまった。

艦橋に上がったら艦橋メンバーは全員いて変わってる事といえば立石と西崎の髪が爆発してる事だけだ。

悠一郎「霧に入るんだって?」

ましろ「えぇ、電探がこの先に霧がある事を探知してもう目視でも確認した。」

悠一郎「なら、手の空いてる人員で見張りをさせとけ霧の中の航行は怖い。」

ましろ「分かった。」

ましろは手の空いてる砲雷科で甲板から見張りをさせた。

そして霧を目の前にする。

悠一郎「濃いな、暗礁と他の艦船との衝突には気をつけろよ。」

岬「分かりました。りんちゃん速力落として、サトちゃん探照灯お願い、ココちゃん霧笛鳴らして。」

探照灯を照らしながら霧笛を鳴らして慎重に進んでると

悠一郎「ん?雨か?」

一気にスコールが降ってきて他のクルーが甲板に出てきて干からびた身体を潤す。

ある者は体と髪を洗いある者は水を集めある者は水遊びをする。

悠一郎「急いで水を集めろー!」

悠一郎はバケツを大量に持ち水を集めては艦内のタンクに溜め込んだ。

西崎「なんであんなに急いでんだろう…」

ミーナ「さぁな。」

悠一郎(俺は駆逐艦勤務時代にこの様なスコールあったのを覚えてるこの後に来るのは…!)

天気は一転変わって見事な波が荒れ吹き荒れる嵐になった。

悠一郎(やっぱりこうなった!)

青木「撤収っす!撤収!大低気圧っす〜!」

悠一郎「俺もさっさと上甲板から撤収するか。」

その時マストの避雷針に雷が落ちた!

悠一郎「うおっ!危ねぇーな。ん?艦長は何してんだ?」

扉のとこでうずくまってる岬を見つけた悠一郎は近寄る

悠一郎「おい、どうしたんだ?艦長具合でも悪いのか?」

岬「だ、大丈夫だから。」

岬はゆっくりと立ち上がる

悠一郎「おいおい平気か?」

その時カッパを来た鏑木が来た。

鏑木「艦長と悠一郎さんに話が。」

岬 悠一郎「「へっ?」」

 

その後悪天候により上甲板の通行禁止なり何かに埋もれる事案も発生したがそれはどうでもいい。

どんどん天気は悪化していき悠一郎は懐中電灯を持って艦に異常発生してないか確認し今晩当直してる岬に報告しに行った。

悠一郎「艦長ー一応今の所異常なかったぞって艦長は?」

納沙「さっきミーナさんと副長の部屋でテレビを見てたら随分と怯えた様子で部屋に来て私と変わりました。」

悠一郎「怯えた様子?まぁ一応異常ない事を伝えて来る。副長の部屋でいいんだよな?」

納沙「はい。」

悠一郎は艦橋から降りて副長の部屋に向かう。

悠一郎(さっきから艦長の様子がおかしいな。)

副長の部屋の前に着きドアをノックしようとしたその時

岬「ただ…思い出すから…」

悠一郎「ん?」

悠一郎はノックをやめた。

岬「小さい頃にお母さんとお父さんと一緒に乗ってた客船が悪天候で座礁事故を犯してお母さんとお父さんに海に飛び込んで

救助のボートに乗ろうとしたんだけど私がそこで躊躇して波に飲み込まれて気付いた時にはブルーマーメイドの救助ボートの上でそこにはお母さんとお父さんはいなかったの。後からお母さんとお父さんは…あの時私がもっと早く飛び込んでれば。」

ましろ ミーナ「「…!」」

ドアを越しに自分の家族安否も分からない悠一郎もその話を聞いた。

悠一郎(あいつも家族を…!)

その時伝声管から

納沙「艦長!救難信号です!」

岬 ましろ ミーナ「「「はっ!」」」

悠一郎(救難信号だと⁉︎)

急いで悠一郎は艦橋に上がり続いて着替えて来た岬とましろとミーナが来た。

岬「救難信号ってどこから⁉︎」

納沙「新橋商店街船です。全長135m総トン数14000トンで現在、左に傾斜中し船内に浸水して模様!」

ましろ「乗員は?」

納沙「全乗員552名現在避難中の事で。」

岬「近くの船は?」

納沙「我々が一番近いみたいです。」

岬「ブルマー本隊に連絡して学校にも!」

『了解!』

岬が通信機を持ち新橋艦長と話す。

悠一郎「座礁地点はどのへんだ?」

納沙「ここです。」

悠一郎は艦橋にある航海図を見て

悠一郎「およそ巡航以上出せば50分ほどか…」

岬が新橋艦長と通信を終えて伝声管で艦に指示をだす。

岬「達っすーる!ウルシー環礁で座礁船発生!本艦は当該船舶の救助を行う。海難救助よーい!砲雷科と手の空いてる人で準備に入って!」

航行する事50分ほど

ましろ「晴れたな。」

納沙「低気圧は西に移動した模様です。」

悠一郎「海ってのは怖いな。」

ミーナ「どうしたいきなり?」

悠一郎「時には昼みたいに自然の恵みをくれたりして味方をしてくれるけどいつこのように牙を剥くか分からないからな。」

ミーナ「そうじゃな。」

そう言ってるうちに新橋の近くまで来た。

ましろ「傾きは40度くらいか。」

ミーナ「50度を超えると危険だぞ。」

悠一郎「そうなってくると海に落ちてる救助者も危ないぞ。

その後タブレットで新橋の艦内図を見て救助手順と救助隊の準備の確認をした。

岬「それと私もスキッパーで…」

その時岬の頭には今までましろに言われてきた事が投影される。

岬「こういう時艦長ってどうすればいいのかな?」

悠一郎(おっ?)

ましろ「私に聞かないでください。」

岬「分かんなくなっちゃって。」

ましろ「艦長は艦で指示をしてください。」

岬「救助隊と指揮は?」

ましろ「んんん!私がやります!」

ミーナ「儂も行こう!」

おいミーナそのポーズはなんだ?

悠一郎「じゃあ俺も行こう。」

悠一郎とましろとミーナと砲雷科と航海科と応急員を乗せたボートは新橋に接近する。

ましろ「私とミーナさん砲雷科3名で艦内に入る。ダイバー隊は海に潜って船体の損傷の確認。悠一郎さんと航海科と応急員は救命ボートに乗ってる人を晴風に誘導と甲板にいる人を救命ボートに誘導して。」

『はい!』

勝田「救命訓練は中学で散々とやったけどできるかな〜」

八木「大丈夫かな?」

ミーナ「大丈夫だ。」

悠一郎「訓練をやったのらばちゃんとできるさ。」

ましろ「私は運が悪いのだが大丈夫だろうか?」

ましろの一言によりボート乗員全員の顔が暗くなった。

ミーナ「空気読め。」

そして新橋の横にボートを近づけて

ましろ「探照灯照射!」

松永と姫路が手持ちの探照灯を新橋を照らす。

照らした先の甲板には軽く200を超える救助者と海にもたくさんの救助者がいた。

悠一郎「副長、指示をだせ。」

ましろ「きゅ、救助開始!」

ましろとミーナと砲雷科3名が艦内に入りダイバー隊は潜水具をつけて海に潜り勝田は救助ボートを晴風まで誘導し始め悠一郎と青木と和住と八木は甲板で救助者の対応する。

「おい!救助まだかよ!」「早くしろよ!」「おせーよ!」「しっかりしろよ!」

青木と和澄と八木が初めての救助で慌ててしっかり対応できなくて周りから罵声が飛んでくる。

青木「やばいっす〜」

八木「どうしよう…」

悠一郎は見かねて。

悠一郎「おい!お前ら落ち着け!お前がそんなじゃこっちもしっかり対応できねぇ!」

悠一郎が叫んだら罵声は止まった。

悠一郎「よし、それでいい。怪我人、妊婦、老人、小さい子供はこっちに来い!それ以外は貴重品だけを持ってボートに乗れバックなどは捨てろ!」

「なんでバックを持ってはいけないのよ!」

悠一郎「バックなんかあったら邪魔でバックをボートに載せる場所があった人間乗せて救助するわ!それに命とたかがバックどっちが大切だ!」

「…わかりました。」

悠一郎の指示により甲板にいた救助者は大人しく指示に従い貴重品以外は放棄してボートに乗り込む。

悠一郎「後はお前らに任せたから俺は海に浮いてる人を助けてくるわ。」

和住「えっ?ちょつと!」

和住が止めようとした時に悠一郎は海に飛び込んで浮遊物に捕まってる人をボートに乗せてた。

和住「すごい人だな〜」

その後海に浮いてる人をボートに乗せ甲板の救助者達も減ってきた頃悠一郎の持ってる無線に全体無線が入った。

ましろ「こちら宗谷!新橋の非常用システムが壊れてる模様!」

悠一郎「ましろ本当か!」

ましろ「スプリンクラーが作動していない。かなり危険な状態だと思われる!」

悠一郎「わかった!そっちの救助者の数はどうだ?」

ましろ「今捜索してる居住区で最後だからもうすぐ全員の救助が終わる。」

悠一郎「了解!」

ましろの報告を聞いた岬が晴風を新橋の横まで接近させタラップを掛け急いで救助者を晴風に乗せた。

そして砲雷科で最後に日置が若い夫婦を連れてきた。

青木「あの二人で全員です。」

数を数えていた青木が報告する。

悠一郎「分かった、青木と和澄と八木はもう晴風に乗っとけ。」

青木「分かったっす。」

青木と和澄と八木はタラップを渡って晴風に乗る。」

悠一郎「艦長、全乗員の救助を確認しました。後は救助隊の収容だけです。」

岬「分かりました。気をつけてください。」

夫婦を晴風に乗員させる。

悠一郎「よし、これで全員だな。日置、副長とミーナはどうした?」

日置「まだ中に小さい子がいるって夫婦が言ったので捜索してます。」

悠一郎「えっ?あの夫婦で最後の筈じゃ…」

その時新橋に大きな揺れが起きた!

悠一郎「ヤバイぞこれは!ボートに乗るぞ!」

日置「はい!」

 

悠一郎と日置は急いでボートに乗り離脱した。

 




5000文字超えると辛い…
多分これからも分けてアニメ1話分を分けて書くと思います。
あとTwitterの方で意見を聞いてますのでよろしくお願いします

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