ハイスクール・フリート 世界に翼が舞い降りた   作:アジアの大提督

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今回は原作のセリフがメインです。
それに文字数5.000はつらい…
この小説ではセリフの前にセリフをいう人の名前をつけてます。
これから晴風クルーがたくさん出るので苗字か名前かあだ名にどれがいいですね?
今回は試験的に苗字です。



sky18

悠一郎達が事情聴取をしてるその頃南方の海域では東舞鶴の教官艦艦隊が武蔵を補足した。

「教官先生、哨戒船から入電です。発5分隊2号船宛旗艦あおつき 武蔵を発見。北緯19度41分東経145度0分で航行中。無線で呼びかけるも応答なしでビーゴンの反応もなしで電装系の故障だと思います。」

教官「武蔵の位置を横須賀女子に伝えろ。まぁ見つかってよかった。随分と心配しただろ、それにしても複数同時に航洋艦が行方不明になるなんてな。」

「幸いにも我が校の伊201は無事に救出しドック入りもできましたし。」

教官「晴風は教官艦とも撃ち合いになるし、一体何が…」

「本当に一体何が起きたんでしょう。」

教官「何が起きたにせよ武蔵の保護に向かう。哨戒船を呼び戻せ!」

そしてその数時間後、東舞鶴教官艦艦隊は武蔵を目視で確認した。

あおつき艦橋

「武蔵、安定して巡航中ですね。」

教官「皆、無事ならいいが。」

「そうですね。ん?」

もう一度双眼鏡をみると武蔵の第一、第二主砲と第一、第三副砲がこちらに向けて旋回してそして。

「撃ってきました!」

教頭「何!どういうことだ!」

そう言った瞬間、艦全体が揺れる。

「四番艦から受信!機関部に被弾航行不能繰り返す機関部に被弾航行不能!」

あおつきが発光信号を武蔵向け送るが。

「発光信号を送ってますが応答ありません!」

教頭「我々を脅威と誤解してるのか…二番艦は接近し音声で呼びかけてくれ!」

艦隊から二番艦が速力を上げ武蔵に接近しスピーカーで呼びかける。

二番艦「武蔵の生徒諸君我々は東舞鶴の教官艦だ!君達を保護するためにやってきた。速やかに停船し指示にしたが…」

二番艦が呼びかけてるが第三副砲が二番艦に向けて発砲する。

「二番艦から受信。艦首部バイタルパートに被弾浸水発生!」

東舞鶴の教官は海上安全整備局の言葉を思い出しもしもの場合は攻撃も可と思い出し苦渋の決断をする。

教頭「砲撃をやめさせよう。どこかに穴を開ければ浸水して艦のバランスが取れなくなり砲は撃てなくなる。」

「学生の艦を撃つことになりますが…」

教頭「砲を撃てなくしてから保護する。」

「了解、対水上戦闘よーい!」

あおつき砲雷科A「対水上戦闘よーい!」

あおつき砲雷科B「主砲配置よし!」

「各部配置よし!各部閉鎖よし!対水上戦闘よーいよし!」

あおつきの対水上戦闘が完了した時また武蔵は発砲しその砲弾は三番艦に被弾する。

教頭「対水上戦闘!使用弾07式SUM発!目標武蔵!設定深度5m!攻撃始め!」

教頭の声と同時に前部甲板のVLS7つが開きそこから07式SUMが武蔵に向けて発射される。

07式は途中まで飛翔し海面ギリギリになってロケットブースター部分と切り離され魚雷部分が海中に落ち武蔵に向かって魚雷が航行する。

そして全弾命中し水柱を上げるが

「命中しました!目標…速力変わらず主砲動いてます!」

教頭「対潜用魚雷の弾頭炸薬ではダメか!」

そして武蔵はまた発砲してくる。

その頃晴風は

悠一郎「帰港するまでだがよろしく。」

岬「よろしくね!」

ましろ「姉さんが派遣した人だから信用してますよ。」

悠一郎「おう、任せときな!」

岬「あっ、そうだシロちゃん今から召集かけるから全員を前部甲板に呼んでくれない?」

ましろ「いいが急にどうした?」

岬「それは集まってからのお楽しみだし後みんなにユウくんが晴風に乗る事をいわなきゃ。」

悠一郎「もしかしてそのユウくんって俺のことか?」

岬「だって悠一郎だからユウくんだよ。」

悠一郎「まぁ呼び方はどうでもいいがほら召集かけんだろ早く行きな。」

そう言って明乃は通信室に言って艦内放送で呼びかける。

悠一郎はましろに話しかけた。

悠一郎「もしかしてあの艦長はあんな調子なのか?」

ましろ「そうなのだが、はぁ私がこんな艦に配属にならなければ良かったのに…ツいてないな。」

悠一郎「そんな負の方向に考えるなよ。お前の姉さんも心配してたぞ。」

ましろ「姉さんが?」

悠一郎「そりゃあ可愛い妹がこんな事になってるんだから心配するだろ。」

ましろ「ありがとう。少しは気が楽になった。」

悠一郎「礼を言われる程の事をしたわけじゃない。なんか悩みでもあったら俺に相談しな、これでも年上なんだからな。」

ましろ「ありがとう。」

悠一郎とましろは前部甲板に向けて歩き始めた。

前部甲板に着く頃には晴風のクルー全員が集まっていた。

クルーからは悠一郎の姿を見てザワつき始める。

そしてみさとましろが前に出て

ましろ「なんだ急に召集をかけたりして。」

岬「あのね、みんな今からミーちゃんの歓迎会を始めまーす!」

岬がそう言うと皆んな水着姿の金髪の女子生徒に拍手し特大のケーキを前に出してロウソクに火を点ける。

悠一郎はましろの耳元で質問した。

悠一郎「なぁ、ましろ。ミーちゃんってあの金髪の女子生徒か?」

ましろ「あぁ、そうだ。アドミラル・シュペーから逃げてきて本名がヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルクで艦長が勝手にミーちゃんって呼んでみんなもそれに合わせてるだけだ。」

悠一郎「そりゃ長いわ。てかよく覚えられるな。」

そう話してる間に江戸っ子口調の女子に押されて前に出される。

明乃「じゃあ、私達の新しい仲間の一人ミーちゃんからなにか一言。」

ミーナ「えー、晴風乗員諸君。まったく晴風と言うのは変な舟じゃあ。上下関係はだらしない規律はいい加減艦長は全然艦長らしくない。」

岬「やっぱり?」

ましろ「異議なし。」

悠一郎(一体こいつは艦長としてやってけてんだろうな?不思議だな。)

ミーナ「こんなド緩い船見た事もない。だがヘッ、ヘッペンハイムのシュトルペン城みたいに小さいのに風情がある。」

悠一郎(全然例えになってねぇ⁉︎)

納沙「あの〜例えがよくわからないんのですけど。」

悠一郎(ほらやっぱりわかってない。)

ミーナ「ならばニュルンベルクのソーセージじゃあ!」

悠一郎(もっとわかりませーん!)

それでもみんなの笑いは取れてる。

ミーナ「それにこんな風に儂を歓迎してくれるとは…晴風乗員諸君、儂はこの手厚い歓迎にド感謝する!」

そう言ってミーナはケーキについたロウソクを消す。

岬「あともう一人晴風に乗る仲間を紹介します。」

悠一郎は明乃に目で前に出てくるように言われ前に出る。

悠一郎「えっ〜と一応晴風が横須賀に帰港するまでだがこの晴風の一員となるブルーマーメイド特別監察官の佐藤 悠一郎だ。駆逐艦の構造はよく知ってるからなんかあったら俺に聞いてくれよ。あとこんな女所帯だからなるべく男の俺は迷惑を掛けないよう善処するからよろしく頼む。」

悠一郎は頭を下げる。

そしたら歓迎の声と拍手が飛び悠一郎はホッとする。

伊良湖「はい、じゃあみんなでケーキを食べようね。」

オレンジ色のエプロンを着けた女子生徒がケーキを切り分ける。

岬「緊張したの?」

悠一郎「一応な。それにしても中々暖かい感じで家族みたいな艦だな。」

岬「だって海の仲間は家族だから。」

悠一郎「海の仲間は家族か…いい言葉だな。」

悠一郎と明乃が話してるとケーキが回ってきて悠一郎がケーキを口にすると。

悠一郎「上手いなこれ!」

伊良湖「そう?ありがとう!」

悠一郎「これお前が作ったのか?」

伊良湖「私と他にあっちゃんとほっちゃんの二人で作ったのあそこにいるエプロンを着けた二人だよ。」

伊良湖が指を指した先にピンクと水色のエプロンつけ女子生徒がいた。

悠一郎「随分似てるな。双子か?」

伊良湖「そうだよ。二人の実家は和菓子屋さんなんだよ。」

悠一郎「ほぉー。でもこんだけ上手い物を作れば将来いい嫁さんになれるな。」

伊良湖「いやだ///お嫁さんなんて////」

伊良湖は照れながら答えた。

悠一郎「そういえば名前聞いてなかったけど名前なんて言うんだ?」

伊良湖「あっ、私は伊良湖 美柑だよ。晴風ではみんなのご飯を作ってるよ。」

悠一郎「おっ、それは飯時が楽しみだな。」

伊良湖「楽しみにしててね。」

伊良湖はその後片付けのために行ってしまった。

悠一郎は周りを見るとみんなが思い思いにケーキを食べながら談笑してるのを見る。

悠一郎(こんな感じに軍艦で菓子を食べながら談笑できるなんていい時代だな。)

悠一郎は残りのケーキを食べてるとどっから呉の方言で昔聞いた事があるヤクザのセリフが聞こえてきたその時

艦内放送で「艦長、学校から緊急電です!」

岬「総員配置に就いて!」

ケーキを食べてた生徒は一気に自分の持ち場に戻る。

悠一郎「とりあえず俺はこの制服から作業着に着替えるか。」

悠一郎はブルーマーメイドから支給された制服(海自で言う幹部常装第三種夏服)から作業着(これも海自の幹部作業着)に着替え腕の部分を捲り艦橋に上がる。

悠一郎「なんて電文だったんだ?」

納沙「近くで武蔵を捜索してた東舞鶴の教官艦艦隊との通信が途絶え周辺で一番近い晴風が状況を報告せよとの電文です。」

悠一郎「武蔵⁉︎って事は川瀬さんのいる艦隊とは遭遇しなかったのか。」

ましろ「そうみたいだな。」

岬「それでも私達が一番近いんだ…出航よーい!錨をあげー!両舷前進強速ヨーソロー!見張りを厳に!」

晴風は電文であった地点に向かう。

 

そして武蔵と東舞鶴の教官艦は

「増援の8隻到着!陣形整いました!」

東舞鶴の教官艦艦隊は別の部隊からの応援を呼びこれで計16隻である。

しかし何隻来ようが武蔵は主砲を旋回させ主砲を放ちその弾が教官艦の近くに着弾する。

晴風はその戦闘海域の外から様子を見てた。

納沙「凄い…凄すぎます。」

そしてまた武蔵の主砲弾が教官艦に命中する。

メイ「夾叉もなしで命中させるなんて、あんなのに狙われたら…」

知床「操艦も…あんな大きい艦があっという間に。」

晴風の艦橋クルーは武蔵の凄さに驚きを隠せない。

悠一郎は艦橋から双眼鏡で武蔵を見てた。

悠一郎「あれが武蔵か…やはり長門型より断然デカイ。」

悠一郎は初めて実物を見る大和型戦艦に驚きは隠せない。

悠一郎(模型で見ても思ったが実物を見て確信した。あの艦は砲戦では沈まない!)

岬「モカちゃん!」

いきなり岬が声を上げた。

明乃「シロちゃん…後は任せていいかな。私行ってくる!」

悠一郎「おいおい艦長が何言ってんだよ!」

ましろ「そうだ!行くってどこにだ!」

明乃「武蔵のところにだよ。」

悠一郎「バカを言うな!人間一人が言ってもどうにかなる問題じゃないぞ!」

ましろ「そうだ!状況は確認したし後は報告して離脱するのが…」

岬はましろと悠一郎さん言葉を聞かずに行こうとするがましろが肩を掴み。

ましろ「毎度毎度、自分の艦をほったらかしにして飛び出す艦長はどこにいる!海の仲間は家族じゃないのか!」

ちょうど艦内放送の無線が入っててましろの声が艦に響き渡る。

明乃「モカちゃんが…私の幼なじみがあそこにいるの。大事な親友なの。」

そう言った瞬間艦橋は静まり。

岬「晴風は速やかに武蔵の射程外に出て!」

そう言った艦橋から出て行ってしまった。

悠一郎(おいおい、艦長が飛び出しちまったよ。)

悠一郎は外を見ると晴風から出ていくスキッパーが見えた。

ましろ「えー!もう!取り舵一杯!」

知床「取り舵一杯!」

ましろ「武蔵との距離はこのまま。スキッパーの動きを追う!それと応急班は即応待機数が足りなかったら主計科にも手伝いをさせて!」

「了解!」

ましろの指示で艦橋クルーは仕事を始める。

悠一郎「ましろ武蔵がこっちに気づいたぞ!」

 

 

あおつきでは

教頭「なんとしてでも止めなくては!07式SUM攻撃始め!」

また対潜魚雷で攻撃しようとするが明後日の方向に07式SUMが行ってしまう。

教頭「何!」

「教頭先生!イルミネーターに異常発生!及びに増援艦隊との通信も取れずCICでも動作不良が発生!」

教頭「この艦は国防海軍でも使う最新鋭の艦だぞ!そんな事があってたまるか!うぉ!」

その瞬間あおつきの後部甲板に武蔵の砲弾が命中した。

 

晴風

野間「武蔵の主砲こっちに向いてます!」

悠一郎(流石にあんなものが当たったらたかが2.000トン級の駆逐艦なんて吹っ飛ぶぜ!)

ましろ「面舵一杯ヨーソロー!武蔵と反航にして!」

知床「はい!」

悠一郎がウ 艦橋ウィングに出て武蔵を見ると発砲炎が見えた。

悠一郎「敵弾くるぞ!」

悠一郎がそう叫ぶと電探室から敵弾が3発くることを知らせる放送が入る。

ましろ「面舵一杯!内側に入って!」

悠一郎「ダメだ!直撃するぞ!」

悠一郎は武蔵の砲弾が見えそれが晴風の直撃コースに見えた。

悠一郎(もう一かバチかだ!)

悠一郎はウィングから艦橋に戻りタマに言った。

悠一郎「おいタマ公!こっちの見越し射撃を砲弾に当てろ!」

悠一郎がとんでもない事をいい艦橋は騒然とする。

ミーナ「無理じゃ!とてもでなはいが当てることなんて!」

悠一郎「何かやらなければあんな砲弾の至近弾でも被害はすごいことになるぞ!頼むぞタマ公!」

立石「ウィ!」

立石は固定双眼鏡を見て射撃指揮所に伝える。

武田「砲塔回す。340度広角60度!はい回した!」

日置「バキュンといくよ!」

そう言って旋回した主砲から弾が発射される。

西崎「流石に長10センチ砲!バンバンいくね!」

宇田「感3そのままきます!」

立石「350度発射!」

第一主砲の砲弾が見事に武蔵の砲弾に当たった!

西崎と立石がハイタッチをしてる。

悠一郎「よし!」

悠一郎は再度武蔵の状況を確認するため双眼鏡を覗くと

悠一郎「おい、ましろ!艦長が海に落ちてるぞ!」

ましろ「回収してこの海域から離脱だ!」

そう言って晴風は速力をあげる。




どうでしたかね?
セリフ前の名前ははみなさんの意見を聞いて決めていきたいです。

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