ハイスクール・フリート 世界に翼が舞い降りた 作:アジアの大提督
勉強が嫌ライダー!
報告会を終えた悠一郎と川瀬は零戦の現状を見るために横須賀に向かってた。
川瀬「まったく急に部屋を出て迷うなんて冗談はよしてよ。」
悠一郎「悪りぃ悪りぃ早く俺の機体を見たいからつい急いで出ちまったよ。」
川瀬「まったく…」
悠一郎と川瀬はまた立川さんの送迎用のボードで横須賀に向かっている途中で時刻は昼過ぎ悠一郎が腹が減ったと言い移動販売式の弁当販売船から大量の弁当を購入し悠一郎が食べてる。
川瀬「本当に昼からは食べるわね…」
悠一郎「これでも軽い方だぜ。」
川瀬「貴方水兵してる時の艦での食事はどうしてたのよ。」
悠一郎「そりゃ我慢に決まってるだろ。あんなまずい飯に少ない飯じゃこっちだって全力でないぜ。まぁ飛行隊に移ってからは飯は改善したな。」
川瀬「そういう感じね。」
立川「もうすぐ横須賀だぞ〜」
立川さんがそう言うとボードから色んな軍艦が見えた。
悠一郎「見たことない艦影の軍艦がたくさんいるな。」
川瀬「あれは全てブルーマーメイドと国防海軍の艦艇よ。いつもなら横須賀女子海洋学校の教育艦もいるからもっと多いわよ。」
悠一郎「横須賀女子海洋学校?」
川瀬「次期ブルーマーメイドを育てるための養成学校で私と宗谷室長とあそこ出身でいまは丁度入学式を終えて演習航海に出てる途中よ。」
悠一郎「なるほどなーそれにしてもやはりいつの時代でも軍港横須賀の雰囲気は出てるな。」
川瀬「そう?もうすぐ接岸だから弁当は片付けてよね。」
悠一郎「へーい。」
そして送迎用ボードは横須賀ブルーマーメイド基地に接岸した。
悠一郎「それにしてもすごい形の軍艦だなあれは。」
川瀬「アメリカ軍が設計しブルーマーメイドが使用してるインディペンデンス級沿岸戦闘艦よ。」
悠一郎「随分主砲が小さいな。」
川瀬「沿岸戦闘艦だからそんな大きい主砲はいらないし、小さい主砲の方が対空戦闘に使えるからね。」
悠一郎「もしあの主砲で対処できなかったらどうするんだ?」
川瀬「それはあの艦の出番よ。」
川瀬が指を指した先にいた艦は
悠一郎「あの艦影は巡洋戦艦赤城と戦艦加賀か。」
川瀬「あの二隻はこれから半年のドッグに入るけど沿岸戦闘艦でも対処できなかったらあの艦の出番だけど基本的に沿岸戦闘艦で対処できる事案ばかりだから出番はあまりないね。」
悠一郎「出番がないなら維持費とかが莫大になると思うが。」
川瀬「今の殆どの艦艇は自動システムが装備されて少人数で艦艇を十分に動かせることはできるわ。」
悠一郎「だから女性でも十分に動かせるんだな。」
川瀬「ちなみに私が艦長を勤めてる艦はこの沿岸戦闘艦より古い国防海軍からの払い下げのあぶくま型護衛艦よ。」
悠一郎「なるほどな。」
川瀬「次に行きましょうか。」
悠一郎と川瀬は手配した別のボードに乗り移動した
悠一郎「次はどこだ?」
川瀬「次は特別に国防海軍の艦艇を見せてくれるのよ。だから国防海軍の横須賀基地に入るわよ。」
悠一郎「今の海軍の艦を見せてもらうか。」
悠一郎と川瀬の乗ったボードは海上ゲートで手続きを終えて国防海軍のエリアに入る。
悠一郎「ブルーマーメイドの沿岸戦闘艦だっけ?あれよりは大きくて立派だが相変わらず装甲の薄そうで主砲もおそらく12.7センチだろうけど単装砲じゃ心細いな。」
川瀬「そうね。確かに昔は装甲が厚くて巨大な主砲が主流だったけど今ではミサイルっていう武器があるからロングレンジ攻撃や防衛ができるから装甲が薄くて対空戦闘がやりやすい単装砲にしてんのよ。」
悠一郎「戦い方は頻繁に変わるとはこういう事か。俺たちも戦艦から航空機だったもんな。」
川瀬「それであれが国防海軍の総護衛艦隊旗艦の護衛艦しらねよ。」
川瀬が行った先には二門の主砲があり堂々たる艦影の護衛艦しらねがいた。
悠一郎「艦を見る限り他の艦より古く見えるがこれで旗艦か。」
川瀬「確かにイージス艦っていう艦隊防空艦のこんごう型とあたご型と最近就役したゆきなみ型護衛艦のみらいよりかなり古いけど国民に愛され古くなったけどその艦隊指揮能力はかなり高いから旗艦なのよ。」
悠一郎「そうなのか。それにしてもやはり未来的な艦ばかりだな。他にもこういう艦を使ってる組織はあるのか?」
川瀬「最近就役したあきづき型護衛艦が東舞鶴男子海洋学校で使われてるわ。」
悠一郎「そんな所でも艦は使われてるんだな。」
川瀬「今の日本は船をなくして生活はできないから色んな所にブルーマーメイドの艦艇や国防海軍の艦艇を配備して日本を守ってるのよ。」
悠一郎「なるほどな。」
その後悠一郎は国防海軍の人に現代のブルーマーメイドと国防海軍の戦い方を教わった。
ブルーマーメイドの艦艇が国籍不明の艦艇を発見→ブルーマーメイドが警告する→しかし警告を無視して領海に進入→ブルーマーメイドの艦艇が警告砲撃をする→不明艦艇がブルーマーメイドの艦艇に攻撃を始める→ブルーマーメイドの艦艇が対処不能になってきたら大型艦艇を出動させる→大型艦艇でもダメな場合国防海軍の艦艇の出動し制圧する。
基本的には海保と海自の関係みたいな感じです。
それから使ってる武器や装備などを聞いた。
悠一郎「改めて根本的に戦い方が違うな。」
川瀬「そうね戦いの基本が専守防衛防衛だからね即攻撃とは違うからね。」
悠一郎「そうだな。」
川瀬「次は工廠に行くからボードに乗って。」
悠一郎「あぁ、分かった。」
悠一郎は説明を聞いててある事を思ってた。
悠一郎(説明を聞く限り現代の艦艇は「攻撃こそが最大の防御」としてるがその艦艇を操る者が「専守防衛」の信念
で戦ってる事はいずれ戦うときに必ず迷いが出ると俺は思ったな。)
ボートはとうとう最後の横須賀技術艦船工廠にきた。
川瀬「ここにあなたの零戦があるのよ。」
悠一郎「俺の機体がここにあるのか。」
川瀬は工廠の入り口で手続きをし安全用の黄色のヘルメットを被り主任の香取の案内のもと工廠に入った。
香取「あんたの零戦は俺のバカな部下だが腕はいい奴が解析し元通りにしてるから丁度あんたにも一度は見てもらいたかったんだ。」
悠一郎「ちなみに現状は?」
香取「殆どの解析が終わったからあとは修復だけだ。」
悠一郎「そうか。ありかどうな俺の機体を直してくれて。」
香取「あんな忙しい時期にお偉いさんから頼まれたんだ感謝してくれよ。」
悠一郎「あぁ、感謝する。」
香取「さぁここが零戦の解析及び修復エリアだ。」
エリアに入るとそこには主脚をだして置かれてる悠一郎の零戦がいた。
悠一郎「出撃した時より断然に綺麗になってるな。」
香取「塗装は周りに残ってた緑を主体に塗装直してるぜ。あとこいつのパーツ一つ一つが細かすぎて何回ボルトをなくしかけた事やら。」
悠一郎「それでも殆ど新品に見えてくるぜ。」
香取「乗ってみるか?」
悠一郎「いいのか?」
香取「だってこれはお前さんの機体だろ?遠慮なく乗りな!」
悠一郎「じゃあ遠慮なく乗らせてもらおうか。」
悠一郎は零戦の近くまで行き慣れた感じで主翼に脚を掛け一気にコックピットに入る。
悠一郎「なんか懐かしい感じだな。」
悠一郎は操縦桿や射撃装置、照準器など色んな機器を見てコックピットから降りた。
香取「どうだ?」
悠一郎「殆どがあの日より綺麗になってて驚いてる。ありがとう香取工廠長。」
香取「礼はいらないぜ。俺ら技術者達は生産したものや整備したものが完璧に動けば俺らは嬉しいぜ。なぁお前ら!」
香取がそう言うと周りにいる香取の部下が
「「「おうよ!」」」
悠一郎「ここの技術者達は元気がいいな。」
香取「だろ?あといま前部にあったプロペラと一緒にあったエンジンを直してるが何かここを改善して欲しい事があったら言ってくれ。」
悠一郎「これでも十分だが一つ言うとならばいま直してるエンジンの出力を上げる事はできるか?」
香取「できるが出力上げるとなると時間がかかるぞ。」
悠一郎「それでもいい。」
香取「分かった。じゃあ具体的などのくらい出力を上げて欲しい?」
悠一郎「そうだな…今の出力の3倍は欲しいな。」
香取「分かった。できるだけ要望に応えれるようにしよう。」
悠一郎「頼んだぞ。」
香取「まかせときな!」
その後悠一郎と川瀬は工廠を後にして立川さんの送迎用ボートに乗りホテルに戻る。
川瀬「どうだった?」
悠一郎「現代の艦が見れて良かったし俺の機体が無事に治っててくれて良かった。」
川瀬「そう良かったわ。明日も別の件で話があるからホテルに戻ったらゆっくりしてね。」
悠一郎「分かった。」
ボートはホテルに向かう。
統合管制艦艇の監督室長室
真霜「今日は色んな事を知ったわ。私も早く寝ましょう。」
真霜は今日あった事をパソコンでまとめてると開いてた窓から風吹き机の上にある写真立てが倒れる。
真霜「あら、いけない。」
真霜は倒れた写真立てを元に戻すと。
真霜「そういえばあの子、今年から横須賀女子海洋学校に入って今頃は入学直後の演習航海の途中かしら大丈夫かなあの子運悪いから。」
真霜は仕事に戻る。
写真立てに入ってる写真に写ってるのは自身がブルーマーメイドに入った頃の写真でそこに一緒に写ってるのは今は同じ職場で常時海上警備をしてる次女真冬と今年から横須賀女子海洋学校に入学した三女ましろだった。
自分が好きな護衛艦しらねを出しました。
そしてあの有名漫画のイージス艦も出しました。
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