ハイスクール・フリート 世界に翼が舞い降りた   作:アジアの大提督

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終わった!
結果は知らん!


sky10

深川の灯台に行った後、悠一郎と川瀬を乗せたボートは今日泊まるホテルに到着した。

村井「では、明日の9時にお迎えに参りますので今日はお休みなさい。」

川瀬「ありがとね。」

悠一郎「どうもー」

村井と別れたあと川瀬はホテルでチェックインを済ませて部屋に向かう。

悠一郎「随分とまたデカイ旅館だな。」

川瀬「ここはブルーマーメイドの来賓とかで使われてるホテルだから豪華よ。」

悠一郎「なるほどな。」

悠一郎はホテルの中をキョロキョロと見て回りながら川瀬に案内され部屋に着く。

川瀬「じゃあ貴方の部屋はここよ。荷物を置いたら下のレストランに夕食を食べに行きましょう。」

悠一郎「わかった。」

悠一郎は部屋に入るとそこは豪華なベットやテーブルやシャンデリアがあり某有名なネズミ遊園地のホテルに引けを取らないほど豪華であった。

悠一郎「ひゃーこりゃあ戦艦の艦長室より豪華だな。」

とりあえず悠一郎は手荷物って言っても川瀬から支給された小さいバックをベットにおいて部屋の窓を見た。

悠一郎「これはすげーな。」

そこには無数の小型船舶が行き来してたり屋形船が航行したりして夜なのに賑わっていた。

悠一郎「眠らない街…東京だな。」

コン、コン。

その時ドアからノック音が聞こえた。

川瀬「悠一郎君準備はできた?」

悠一郎「あぁ、今出る。」

悠一郎は部屋から出てきた。

川瀬「悠一郎君そういえばカードキーは?」

悠一郎「カードキー?なんだそれ?」

川瀬「さっき部屋に入る時に渡した白いカードよ。」

悠一郎「あーあれかあれなら部屋のゴミ箱に入れといた。」

川瀬「え、それ部屋に入るために必要なものよ。」

悠一郎「そうなのか?」

川瀬「ちゃんと説明しとけばよかった…」

その後川瀬はフロントに電話をしてマスターキーで悠一郎の部屋を開けてもらいカードキーを取り今度はしっかり悠一郎に説明してから食事に向かった。

悠一郎「ところで今日の晩飯はなんだ?」

川瀬「まぁ見てのお楽しみよ。」

悠一郎「えーケチだな。」

悠一郎と川瀬はホテルの一階にあるレストランに着くと沢山の食事が並べてあった。

悠一郎「おーうまそうだ。こんなもの沢山食えたらいいな。」

川瀬「ここにあるものは食べ放題よ。」

悠一郎「え!食べ放題!」

川瀬「ただし食べきれる分だけね。」

悠一郎「こんな美味そうなものを残すほうがもったいねぇ!川瀬さんよさっさと座って食べようぜ!」

川瀬「はいはい。」

川瀬はしっかり昼の事を反省していくら食べてもお代わりが出てくるバイキングの食べ放題を夕食にしたのだ。

悠一郎と川瀬は席に座り川瀬がウェスターにバイキングの食べ放題を注文した瞬間悠一郎は料理を取りに行って大皿2枚分は持ってきた。

川瀬「わ、私は自分の分を取りに行くから私の分を取らなくてもいいのよ?」

悠一郎「何言ってんだ?これ全部俺の分だぜ。とりあえず軽く2皿持ってきたが。」

川瀬「か、軽く2皿ってそのサイズの皿を…」

もうこの子の胃袋事情を知りたくない。

それからの悠一郎は昼の寿司屋同様ものすごい食べようであっという間に2皿を食べる。

悠一郎「お代わり行ってくる。」

川瀬「…」

もう川瀬は自分が持ってきた通常サイズの皿が小皿に見え始めて自分がおかしいのか悠一郎がおかしいのか分からなくなってきた。

その後30分したぐらいから厨房の方から

「ち、厨房長大変です!もう料理がないです!」

「なに!今日は力士がホテルに泊まってる情報はなかった筈だぞどう言う事だ!」

「それが高校生ぐらいの男子一人でとんでもない量の料理を食べてます。」

「なんだと!力士でさえ私の作るスピードに追いつけないというのにたった一人の高校生がだと!面白いこの俺の作るスピードを上回る事はできるか勝負だ!」

「厨房長が本気を出したぞ!」

そして更に30分後

「厨房長!もう料理がないです。他のお客様からもクレームが!」

「こ、この俺が負け筈がないーー!」グサッ!

厨房長がそういった瞬間包丁が厨房長の指を切った。

「あー!指が!」

「厨房長ー!」

その後はどうやら別の調理担当が作り一件落着の模様だ。

悠一郎「あーよく食った。」

川瀬「本当に食べ放題バイキングにしてよかったわ…」

その後川瀬はお会計を払いレストランを後にする。

その時レストランの奥の方から「もう来るんじゃーね!」と聞こえたのは空耳であろう。

川瀬「じゃこのあとは部屋に戻って休みましょう。明日は9時に迎えが来るから7時に朝食にしましょう。」

悠一郎「わかった。」

川瀬「あと部屋にある箱の中の服着るように。」

悠一郎「箱の中の服?」

川瀬「じゃおやすみなさい。」

悠一郎「あぁ、おやすみ。」

悠一郎は部屋に入ると博多からの移動で疲れておりすぐにシャワーに入りシャワー室ではシャワーの使い方が分からず熱湯を浴びたり冷水を浴びたりしたがなんとかシャワーを浴びた。

悠一郎「ふぅ、この世界のものは難しすぎるぜ。」

悠一郎は頭をタオルで拭きながら出てくるとテーブルの上に川瀬が言ってた箱があった。

悠一郎「部屋を出て行く時にはなかったぞ。」

悠一郎は箱を見ると箱の上に紙があったのでそれを見る。

「ブルーマーメイドからのお届けものです。」

悠一郎「確か服が入ってると聞いたがどんな服だ…これ俺着れるのか?」

 

 

翌日

川瀬「悠一郎君起きてる?もう朝食よ。」

川瀬が悠一郎の部屋に問いかけると悠一郎が出てきた。

悠一郎「これどうやって結ぶんだ…!」

悠一郎はスーツを着ておりだがネクタイがとんでもない事になっておる。

川瀬「はっはっ、なによそれ。」

川瀬は笑いながら言ってくる。

悠一郎「うるせぇー!俺はボロ着とセーラー服と飛行服しか着た事がねぇんだよ!」

川瀬「しょうがないわねぇ。これはこうするのよ。」

川瀬は悠一郎に絡まってるネクタイを解き自分の首でパッパッとしっかり結ぶ。

悠一郎「器用だな。」

川瀬「これぐらいできて当然よ。さっ、朝食に行きましょう。」

悠一郎と川瀬は一階に降りて朝食のレストランに入った。

レストランに入った瞬間レストランにいるウェスターからコックまでの全員が戦闘体制に入った。

既に昨日の別のレストランが潰された事を知ってるからである。

川瀬も異様な雰囲気のレストランの感じを感じていた。

川瀬(確実に悠一郎君に対したの雰囲気ね…)

悠一郎と川瀬は席着く

川瀬「ゆ、悠一郎君今日もここはバイキング形式だから好きなだけ食べてもいいんだけど程々に…」

悠一郎「俺バイキングはいいや。この朝のトーストセットで十分だから。」

川瀬「へっ?どうしたの体調悪いの?」

悠一郎「いつの頃からな朝食を食べすきて午前の訓練中に吐いて教官にどやされてから朝食は控えるようにして代わりに昼と夜はしっかり食うようにしてる。」

川瀬「なるほどね。」

それから落ち着いた(むしろこれが普通)朝食を済ませた。

川瀬が会計の時レストランの奥の方から「料理余りすぎたー!」と空耳が聞こえたのは置いといて。

川瀬「もうすぐ迎えが来るからエントランスにいましょう。」

悠一郎「そうだな。」

悠一郎と川瀬朝食のレストランから出ると悠一郎はあるものを目に付けた。

悠一郎「あの艦の模型って?」

川瀬「あれは大和よ。ブルーマーメイドの旗艦戦艦大和。」

悠一郎「あれが…大和。」

悠一郎は大和の模型がある所まで歩むとじっくり模型を見つめた。

悠一郎「立派な艦橋に美しい船体と素晴らしい主砲…これが大和か。」

川瀬「あなたがいた時代の世界にも大和はいたの?」

悠一郎「大和って言う名の戦艦は作られたという噂は聞いた事があるが本当かは分からない。」

川瀬「それはどう言うこと?」

悠一郎「おそらく国家機密のレベルで保護されて関係者と上層部、乗組員しか大和の存在は知らされておらず、他の兵士には伝えられていもいないだろう。」

川瀬「それはやっぱりそれほど強いから?」

悠一郎「もしこの模型通りの戦艦ならあの長門と陸奥も凌ぐ強大な戦艦だから強いに決まってるさ。」

川瀬「そうなの。確か今大和は長期の航海してるから見れないわね。」

悠一郎「一度は実物の大和を見てみたかったな。」

川瀬「でもその代わりに現代の最新鋭艦は見れるわよ。」

悠一郎「大和も捨てがたいが今回はそっちを見せてもらおうか。」

川瀬「わかったわ。後で手続きしとくわ。」

悠一郎と川瀬が話してたら迎えの村井が来ておりそのあと立川さんの送迎用ボートに乗った。

悠一郎「そういや今日どこ行くんだ?こんなびっちりした格好してよ。」

川瀬「今日はブルーマーメイドの統合管制鑑に行くのよ。」

悠一郎「統合管制艦?」

川瀬「日本の領海に展開してるブルーマーメイドの艦艇の管制してるところよ。」

悠一郎「じゃあお偉いさんの所に行くのか?」

川瀬「そうね。あなたは聞かれた事だけを良いのよ。」

悠一郎「りょーかい。」

そして統合管制艦に送迎用ボートが近づきタラップから船内に上がり川瀬は乗艦手続きをしてると周りからヒソヒソ声がしてきた。

「なんで九州支部の人間がこっちに来てるんだ?」「しかも男性も連れてきてる。」「もしかしたらあいつが噂のじゃねぇのか?」など色んな声が聞こえてくる。

川瀬が小さな声で悠一郎に

川瀬「気にしないで堂々としてれば良いのよ。」

悠一郎「もともとこんなものじゃ気にしない性格なんでね。」

川瀬「ならよろしい。」

手続きを済ませたら案内の者がきて案内されていかにもTHE会議室の前のドアの所に案内された。

「こちらになります。もう他の方はいらっしてるので貴方方が最後になります。」

川瀬「わかったわ。ありがとう。」

「いいえ。」

案内が役目を終えると戻って行った。

川瀬は再度制服に不備はないか確認してドアの前の鏡で制服を整えた。

川瀬「じゃあ行くわよ。」

悠一郎「行きますか。」

川瀬はドアをノックした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




もう1話続けるで〜

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