やはり俺の青春ラブコメは続いていき、間違う   作:遊哉

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はい、題名通り雪乃です…
キャラ崩壊してないといいんですが…
駄文ですがどうぞ



5 3人とも本気で演技するのは間違っている(雪乃編)

「一色さん…」

 

「いろはちゃん?」

 

「いや、抜け駆けをしようとしたわけでは…ないんです…」

 

一色との演技が一応?

終わったのか、一旦休憩タイムらしい

何故、一応なのかは、雪ノ下と由比ヶ浜がストップの掛け声をして演技が終了したからだ。もしかしたら、一色の考えの中にまだやりたいことはあったのかもしれないが、終わったことだ。あまり考えても仕方ない、仕方ない。

 

ちなみに一色は現在、雪ノ下と由比ヶ浜に怒られている?のか?

まぁ、仲良しムードではない。

一色はかわいそうに…俺が一色の立場なら…

考えるのはよそう。グロ画像が出てきた。

 

「お兄ちゃん~」

 

「おう、小町、どうだった?仕送り上げてくれるか?」

 

「さぁ?全員終わってからじゃないとわかりませーん!」

 

ちっ

まぁ、後の2人次第で下がる可能性もあるのだ

真面目にやらねばなるまい

 

「あれ?平塚先生は?」

 

「血を吐いてたよ、こんなところで死んでたまるか、だってさ…」

 

少年マンガかよ…小町も苦い顔してんな…あの人は本当に相変わらずだな…

早く結婚出来るといいな…うん…出来るといいな…

 

 

「そういえば、お兄ちゃん、次は朝の幕間だから。お兄ちゃんの役は会社に出勤前の旦那さんの役ね」

 

「え?お兄ちゃん専業…「仕送り」はい、分かりました、社畜の演技頑張ります」

 

「ではでは、お兄ちゃんちょっとしたら始めるからモデルルームのベッドの上で寝たふりでもしてて」

 

「寝たふり?なんで?」

 

「妻役の都合だよ~起こすところからやりたいんだって」

 

「まぁ、了解した」

 

モデルルームのベッドはダブルのベッドになっていた

もし、俺が結婚したとしても絶対にベッドはシングルにする。最初はラブラブでダブル買ったとしても仕事が忙しくて一緒に寝られないとか数年後には父親はリビングのソファで母親はベッドで寝るみたいな未来が想像できてしまう……。

悲しきかな…ダブル。

 

「お兄ちゃん~始めるよ~」

 

小町の声を聞いて、我に帰る

やべ、さっさとベッドに入るかな…ベッドに入って、瞼を閉じる。

足音が聞こえてきた…やがてベッドがきしむ音が聞こえ

そして、腹辺りに重さを感じた。

 

「朝よ起きてちょうだい」

 

瞼を開けると、雪ノ下が俺の腹の上に乗っかっていた

 

「おはよう、八幡」

 

「おう…おはよう…」

 

何故、上に乗っかってるのか聞きたいが

 

こいつ、本当に軽いな…しかし、これでは動けない…

 

「どいてくれ、ゆきのし……」

 

おい、どうして腹に添えた手が布団越しのだが、爪がめり込んでる…

痛い痛い痛い痛い、は!名前か…

 

「ど、どいてくれないか?雪乃…」

 

「えぇ、分かったわ…」

 

顔がちょっと赤くなり、素直にどいた。

雪ノ下が今回の相手か。

あまり、派手なことはしないと思うから

正直、少し安心出来る。無難にこなせそうだ。

 

「ねぇ、八幡…」

 

「どうした?」

 

 

「おはようのキスはしてくれないの?」

 

 

前言撤回

 

「バカ、お前何言ってるんだ…!」

 

「フフ、冗談よ…朝ごはん出来てるから着替えたらリビングに来てね」

 

「お…おう、分かった」

 

そう言うと部屋から出ていった。

雪ノ下に一体、何があったのだろうか?

演技だろうと、あんなことは絶対に言わないはずだ。

まぁ、一色同様、甘く見てると、痛い目みそうだ。

そういえば、着替えと言っていたが立ち上がり、クローゼットを開けてみる…

一着のスーツがそこにはあった…き…着替えたくねぇ…

 

「着替え手伝った方がいいかしら?」

 

いつのまにか雪ノ下が部屋に戻ってきていた

 

「うわ!別に一人で着替えられるわ…恥ずかしいからさっさとリビングに戻れ」

 

「えぇ、早めにお願いね、ご飯が冷めちゃうわ…」

 

そう言うと、部屋から出ていった

さて、俺もスーツに着替えますかね…仕送りのために…決して社畜になるためではない!

俺の夢は専業主夫だ!専業主夫だ! 大事なことだから二度言いました…

 

スーツに着替え、リビングへと向かう。

リビングには、簡単な朝飯のメニューが出来上がっていた。

ちょっと待って…

ご飯作ってるけどいいのか?

これモデルルームだよな

ちょっと再現度高くないか?

俺が朝飯を見ながら考えていると

 

「あら?嫌いなものあったかしら?」

 

「いや、そういうわけではないんだが…」

 

ここで変なこと言って、演技が中断するのはだめだ

ここは考えないようにするのが一番だ…

 

「じゃあ食べましょう、冷めちゃうわ」

 

「おう、そだな」

 

俺は料理が置かれている席に座ったはいいが…

 

「おい…」

 

「どうかしたのかしら?」

 

「何故、隣に座る…普通は向かい合わせだろ…」

 

「あら、別にどこで食べようが一緒でしょ」

 

「分かった…じゃあ俺が移動…」

 

雪ノ下さん…腕はそっちには曲がらな…イタタタタッ

 

「どこで食べても一緒でしょ」

 

「そうだな、そうだよな、だから離して…痛い」

 

観念するように座る…

とりあえず朝飯の献立は

トースト、プレーンオムレツ、焼いたベーコン、付け合わせのサラダといったところか

しかし、サラダの中にトマトが入っている…気づかなかった…

 

「あの…」

 

「トマトなら入れといたわよ…」

 

「いや、俺の嫌いなもの知ってるなら、何故に入れる…」

 

「じゃあ私にくれないかしら…」

 

うん?

俺の好き嫌い矯正ということではないのか?

不審に思いながら、トマトをフォークでさして渡そうとする

すると、雪ノ下は口を開けて

 

「あ…あ~ん」

 

トマトはこのための伏線だったのか…

こんなことなら文句言わず、トマト食えばよかった…

というか…顔赤いな…無理すんなよ…

 

「ほ…ほら…」

 

雪ノ下の口にトマトを入れる。雪ノ下はそれを咀嚼すると、自分の皿のベーコンをフォークでさして、

 

「あ~ん」

 

俺にベーコンを向けてきた

 

「いや、別にベーコンいらないから…」

 

「私がもらったのにあなたにあげないなんて不公平よ、ほら早く食べなさい」

 

食べない選択肢はどうせ選べないし、俺は意を決してベーコンを食べた。

 

「あ…朝ごはん早く食べましょ…、遅刻しちゃうわ…」

 

雪ノ下はあーんがかなり恥ずかしかったのか、とりあえず朝飯中はもう変なことはなかった。

 

【モニタールームside】

 

「「むぅぅぅぅぅ~~~」」

 

うわぁ、いろはさんも結衣さんもすごい拗ねてる

 

「いいなぁ…私もやりたいなぁ」

 

「くっ…途中中断が悔やまれる…」

 

「うわーーーん、今日はやけ酒だぁぁぁ」

 

最後の人はとりあえず放置しておこう

顧問として立ち会ってくれるのは助かるけど、後でこの先生を処理するのは私たちの役目なんだよなぁ…雪乃さんは恥ずかしながらもアプローチがんばってるなぁ。 すごく楽しそうに見える。

 

 

【モデルルームside】

 

「ごちそうさん」

 

「お粗末様でした」

 

朝飯を食い終わったので雪ノ下の皿ももって台所に向かう

 

「私がやるからいいわよ…」

 

「いや、こういうのは分担の方がいい、負担も減るしな」

 

「ずるいわ…急にそんなこと言うなんて…」

 

俺は皿を洗い始めた、すると横に雪ノ下が立って

 

「それじゃあ…私が拭くから、洗うのはお願いね」

 

そう言って、笑いかけてきた

お前、その顔反則…

 

皿もそこまで多くないので、すぐに終わってしまった

 

さて、たぶん朝の幕間だ

 

俺が会社に出かければ、この幕間は終わる…

 

「俺、そろそろ出なきゃ会社間に合わないかも…」

 

「……そうね、確かにそろそろ良い時間よね。」

 

そういうと、台所に向かい始めた……

 

俺は先に言って、玄関で靴をもう履いていよう…

雪ノ下が玄関のところに来ると、手には風呂敷に包まれたものがあった

 

「お前、それ…」

 

「お弁当…今日も頑張ってね…」

 

俺に渡してきた…

 

「あぁ…ありがとう…」

 

お弁当を両手で受け取る

 

「あ…八幡…ちょっと動かないでね…」

 

雪ノ下はそういうと、俺のネクタイを直し始めた

 

「いいんだよ、ネクタイなんて気にしなくても…」

 

「良いから、動かないで…」

 

雪ノ下は慣れた手つきで俺のネクタイを直した

 

「これで大丈夫よ…」

 

「ありがとな、それじゃ…」

 

「待って!」

 

「うわ!どうした…」

 

顔を赤くして、言うか言わないか悩んでる

 

「どうした?ゆきのし…雪乃」

 

危ない危ない…またつねられるとこだった…

 

 

「私も今日頑張りたいの…だから…その…充電させてほしいの…」

 

これがデレのんか

由比ヶ浜がゆるゆりする理由の一つを見た気がする

 

「じゅ…充電ってどうやんの?」

 

「う…後ろ向いてくれないかしら?」

 

言われた通り、後ろを向く

すると、後ろから俺を抱きしめたのだ…

 

「……ぅ…」

 

声が出ない…心臓がものすごく跳ねている音がする…

心臓の音聞かれてないかなと心配している間に雪ノ下が離れた…

 

「ありがとう、もう大丈夫」

 

「おう、そうか…よかったよ」

 

「いってらっしゃい…」

 

雪ノ下が俺に手を振る

その姿を見ながら、考えた言葉は勝手に声に出てた

 

「また充電したいなら言えよ」

 

その発言に少しびっくりしながら彼女は

 

「えぇ、ありがとう。」

 

といい笑顔を向けた…

 

カット!!!

 

俺が部屋を出ると小町の声が聞こえてきた…

どうやら、俺の考えは正しかったらしい…

 

その声が聞こえたのか

モデルルームから雪ノ下も出てきた…

 

「お疲れさま、雪ノ下」

 

「えぇ、比企谷君も…ちょっと聞きたいんだけどいいかしら?」

 

「別にいいぞ」

 

「どうだったかしら?」

 

あぁ、感想ね…

 

「お前らしさが出ててよかったよ、お前を妻にできる人は幸せだな」

 

そう言うと

 

「当然でしょ、だって私かわいいもの」

 

と笑顔で答えられた…なんかデジャブ感じる。

 

 

 

 




というわけで雪乃編終了です
雪ノ下これでいいのかわからない…まだまだ文章に甘いとこ多い気がします…
ぶっちゃけネクタイ直すとこやりたかっただけ…

では恒例の謝辞を
今回も読んでくださってありがとうございました
お気に入り登録も大分増えました
本当にありがとうございます
これからも頑張ります
感想お待ちしております…辛辣は勘弁で…
 
次週は由比ヶ浜です
お楽しみに…



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