やはり俺の青春ラブコメは続いていき、間違う   作:遊哉

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はい、3話めです

駄文でよろしければどうぞ


3 そして、彼の妹はいろいろ画策する

 

【side 比企谷小町】

 

さて…私、比企谷小町は現在、受験勉強に加え、生徒会の仕事と多忙でありさらに奉仕部でいろいろな相談に追われている身である。

お兄ちゃんに頼りたいが、一人暮らしのため出て行ってしまった寂しいけど、お兄ちゃんが自立するためには仕方ないよね。悲しみを押し殺して、お兄ちゃんを追い出した小町は小町的にポイント高い。

私は忙しい、けど、とても退屈だ…前年度はいろはさん、一昨年は雪乃さんも結衣さんもいた……みなさんをからかうのが楽しかったのだが、今年はもう誰もいない。みんなお兄ちゃんと同じ大学に進学していった。

今日は金曜日で明日から休日だというのに受験勉強のことを考えると憂鬱だ。これから家に帰って勉強以外することがないことを考えるともっと憂鬱だ…とにかく憂鬱? 最近刺激というか楽しいことがない…すると、スマホが振動し始める。

 

生徒会の連絡か、奉仕部への相談か、平塚先生の愚痴か

まぁ、4対4対2ってところかな

 

私はめんどくさそうにメールの画面を開く

 

from 平塚静

≪平塚です。奉仕部に少し仕事を頼みたいんだが、どうだろうか?一応概要は書いておく

付近の不動産や保険会社が作ってる雑誌で今回、普段の若者が抱いている家庭の考え方、又は家族についての考え方を特集するらしい、その記事を頼まれたのだが…ちょっと忙しくてね。そっちでやってもらえると助かるのだが…≫

 

はい、予想は大方当たってましたね

なんか似たようなのを中学生の頃に手伝わされた気がするんですが、まぁ置いときましょう…この依頼どうしようかなぁ…依頼を受けるかを悩んでいると、そのメールの上に新着メールが入る。

 

from 一色いろは

≪小町ちゃん、少し相談にのってもらえないかなぁ

お兄さんのことで相談があるんだよね≫

 

おぉ!いろはさん!

しかもこの文面…久しぶりに楽しそうなことが起こりそう!

依頼は適当に相づち打って逃げよう。

 

さっそく返信打たなきゃ!

すると、その上にまた新たなメールが入る

 

from ☆☆ゆい☆☆

≪小町ちゃん!ヒッキーのことで相談があるんだけど

今度会えないかなぁ?≫

 

あれ?結衣さんも?何かあったのかなぁ……。

あれ…またメールだ。

 

from 雪ノ下雪乃

[小町さん、今度会えないかしら?

お兄さんの件で相談したいことがあるのだけど]

 

雪乃さんも!

これは何かあったに違いない!

とりあえず全員一緒はまずいから……ずらさないと……。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「いろはさーん、こっちです!」

 

「あー小町ちゃん!久しぶり、元気してた?」

 

「はい!それよりいろはさんどうかしましたか?兄がまた迷惑でもかけましたか?」

 

普通のよく行くファーストフード店に私といろはさんはいた

 

「それが…」

 

いろはさんが顔を赤くしている…

いや、なにやらかしたのよ、お兄ちゃん…犯罪じゃないよね…でも、いろはさんかわいいなぁ……。

 

「あれ?いろはちゃん?」

 

声のする方を向くと

 

「結衣先輩と雪ノ下先輩…なんでここに…」

 

「いや、ちょっとゆきのんとお話して帰ろうかとおもって…って小町ちゃん!なんでここに!」

 

「なんでここにってどういう意味ですか?」

 

いろはさんが結衣さんに質問してる。あわわわ、これは非常にまずい……。というか雪乃さんため息ついてる。雪乃さんはもう状況をたぶん理解してる

 

「どうやら考えることはみんな同じなようね」

 

雪乃さんはそういうと隣の席を近づけて、私のとなりに座った

 

「え?どういうこと?」

 

結衣さんは理解していないらしい、いろはさんは雪乃さんの言葉で察したらしいのか苦笑いである。ここまで来たら隠す必要性もないかな。

 

「実は結衣さん以外にもいろはさんと雪乃さんから同じ相談をうけてまして…」

 

「あぁ…そういうことか、、まぁそうなるよね…」

 

「そうですね、まぁこうなりますよね」

 

「まぁ、相談できる小町さんくらいですしね」

 

みんな納得している。本当に、お兄ちゃんと何があったんだろうか?この3人が急いで、私に相談したいことってなんなんだろうか……いや、お兄ちゃん頼むから変なことしてないでよ……。

 

 

「じゃあ、話戻りますけど、みなさん何があったんですか?ほぼ同じ時間にメールしてくるということは、たぶん内容も一緒ですよね」

 

「えーと…」

 

「その…」

 

「あはは…」

 

3人とも顔が赤い…いやぁぁぁ、みなさんヤヴァイですねお兄ちゃん今後背中から刺されそうかも……。

 

「じゃあ、私から事情を説明しますね…実はね小町ちゃん、この前………………………(1、2話参照)ということがあってね」

 

うわぁ、お兄ちゃん、AV持ってるとか小町的にポイント低い…というかその内容で誰も意識してませんとか。ごみぃちゃんは変わんないというか……いや変わったらこの3人離れてく可能性もあるのだろうか。

いやない!

 

「それでね!私は先輩の彼女になるために小町ちゃんからいろいろ言ってほしかったんだけどね…」

 

「私もヒッキーと遊びに行く機会を小町ちゃんからいろいろ言ってほしくて」

 

「まぁ、ほとんど同意見ね、私の誘い断るとかとか、刺されても知らないのだけど…」

 

うん…というかお兄ちゃん誰をフッても刺されますよね。保険入るようにすすめようかな……。うーん、お兄ちゃんなら本当に用事がない限り、断らないと思うんだけどなぁ。

まぁ、察するにほかの2人より、リードしておきたいという話だろう。しかし、誰かだけに肩入れはしたくないしなぁ。するとまたスマホにメールである

あて先は…うっ!平塚先生かぁ…

 

from 平塚静

≪昨日のメールの依頼ですがどうなりましたか?返信がいただけてませんけどどうかしましたか?本当はもう見てて気づかないふりをしているんじゃないですか?お兄さんもよくやってましたね。連絡待ってますよ(^▽^)/≫

 

やっちゃった。連絡すっかり忘れてたよ。というか二通目だよね、これ……。はぁ、余裕なくなってきてどんどん怖くなってくなぁ良い先生なんだけどね。

 

あれ?

なんかいい方法思いついたかも

これなら、仕事も後押しもできる一石二鳥だ

すろと準備するべきは……というかあの人に頼もう。

たぶん、乗ってくれるはず。

 

「みなさん、今度の週末、お暇ですか?私がみなさんの印象をお兄ちゃんの中にさらに深く刻みこむことができる機会を作ることができます!」

 

「本当?」

 

「ぜひお願いしたいわ」

 

「どんな感じかな?」

 

「お任せください!日時場所内容決まり次第連絡いたします。というわけでこの話は終わりにして、大学受験についていろいろ教えてください。後、大学の雰囲気とか」

 

そのあとは久しぶりにみなさんと談笑できて楽しかったしかし、本番はこれから!さぁ忙しくなるね、小町頑張らなきゃ。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

さて、今日は小町に久しぶりに頼まれたため一緒に買い物である。まぁ、勉強も頑張ってるらしいし、息抜きに付き合うくらい、お兄ちゃんとして当然!うんこれ八幡的にポイント高い。

 

しかし、指定された場所がなぜマンションなのか問いたい。最近、できたマンションらしい、モデルルームなんて見ても困るだけなのだが。俺、所帯なんて持ってません。彼女もいないんですけど……

 

しかもなぜか、雪ノ下、由比ヶ浜、一色と全員集合である。

 

「なんでお前らいるの?」

 

「別に比企谷君には関係ないわ」

 

「そ、そうそう」

 

「まぁ、一身上の都合ってやつです」

 

なぜだろう、嫌な予感がする

帰ったほうがいいかも…というか帰ろう うん帰ろう 大事なことだから二度言いました。

「みなさん~、それとお兄ちゃん~お待たせしました」

 

帰ろうと決めたときに小町がマンション内から出てきた

「ではでは、こちらへどうぞ~」

 

「おい、小町なんでここなんだ?買い物じゃなかったのか?」

 

「その辺も、とりあえず中で説明するよ」

 

仕方ない。というか全員もう中にいるし、グルか?

 

中には見知った顔が2人いた

一人は独神…ぐふ!

「比企谷~今失礼なこと考えただろ!」

 

待って…この人格闘タイプに加えてエスパータイプも取得したのかよ…

 

「久しぶりだな、比企谷」

 

「お久しぶりです。平塚先生」

 

「あれ~比企谷君こっちはシカトかな?」

 

出たよ、もう一人は強化外骨格か

 

「いえ、どうもっす雪ノ下さん」

 

「うんうん、比企谷君は相変わらず目が腐ってるねぇ」

 

「まぁ、変わらないのが俺のモットーなんで」

 

久しぶりにその2人とあたりさわりのない話をしていると、大きな音がした。音の方向を見ると

 

「さて、役者もそろったので、今回の趣旨を説明いたします。」

 

小町がお玉とフライパンをもって音を鳴らしていた

 

「今回、奉仕部にこんな依頼が来ました。今時の若者の家庭のについてリサーチして記事を書いてほしいと、そこで私は女の子の考える理想の家庭像という記事を書くことにしました。しかし具体的なものがないと記事ができない。そこで雪乃さん、結衣さん、いろはさん!私のためにこのモデルルームを使って3人の描く家庭の理想像をやってもらえませんか?お兄ちゃんを使って!」

 

「「「引き受けます!」」」

 

はやっ!

 

「お兄ちゃん、旦那さん役は任せたよ!」

 

「ちょっと待て!まだ了解していない」

 

「お母さんに仕送り減らす…「やります…」わーい!ありがとうお兄ちゃん」

 

小町よ、今回騙したことと、その脅し、八幡的にかなりポイント低い…

 

「というわけで、嫁度対決エクストラゲーム、いまここに開幕~!」

 

 

 

 




というわけで開幕ですw

これやってみたかったんすよね
まぁ、ここから個人の話で3話やります

順番はうーん決めてないんですよね
まぁ、要望があれば感想欄にでも書いていただけたらw

お気に入りに登録されてくれた方、閲覧してくださった方
今回もこのような駄文読んでくれてありがとうございます
これからも頑張るので、応援よろしくお願いいたします

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