やはり俺の青春ラブコメは続いていき、間違う   作:遊哉

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ちょっと無理やりすぎたかも
今回も駄文ですが、どうぞ


11 目が覚めたら知らない天井なのは間違っている

「う~ん」

頭いてぇ……

昨日、平塚先生に付き合って飲んだくれたせいで二日酔いだ……

あの人、酔うと泣き始めて

「なんで私には~」しか言わなくなるから大変だったな

 

とりあえず水飲んで二度寝…………………………あれ?

自分の家じゃない……だと

周りを見渡すと、自分の家とは全然違っている

なんだ、これ……誘拐か?

 

と……とりあえず状況を確認しよう

まず、自分の服は……問題ない……着てる

財布は……あった……ベットの上だ……

スマホもあるな、時間は昼か

ここは……ログハウスか?

天井がシンプルに丸太だし、そうだと思うんだが……

となると、ここは山の中か……?

 

しかし、一体だれがこんなことを……頭痛い……

とりあえず水飲みたい……台所あるかな……

いや、誘拐かもしれないし動かない方が……

 

すると、ログハウスの扉が開いた

そこから出てきたのは…

 

「あ、比企谷君、起きた」

雪ノ下さんだった……

 

あ、この人が犯人だ……

 

「雪乃ちゃん、由比ヶ浜ちゃん、一色ちゃん、小町ちゃん、比企谷君起きたよ」

 

前言撤回

こいつらも犯人だ……

 

「あ、ヒッキーやっと起きた!」

「いつまで寝てるのかしら、寝坊谷君」

「寝坊ですよ、先輩」

「いつまでも寝てるとか小町的にポイント低いよ」

 

各々、いろんな言葉をぶつけてくるが

とりあえず言わせてもらおう

 

「水くれ」

 

 

その後、説明をしてもらった

俺は現在、とあるキャンプ場に来ている

俺は平塚先生の作戦にはまったらしい

というのも、平塚先生が俺を飲みに連れ出したのは、どうやらキャンプ場に連れてくためだったのだ

比企谷は普通に誘っても籠城して出てこない可能性の方が高いから

いっそ、外にいるときに寝かせて、そのまま連れて行こうということになったそうだ

ひどい、俺だって聞かれれば

「行けたら行く」くらいは言いますよ……

 

 

「しかし、それでも誘拐はないだろ、誘拐は!」

「あら、小町さんの許可は取ったわよ」

「ちなみに小町はお母さんの許可ももらってます」

母よ

息子を売るというのは一体どういうこと……

 

というか……

「頭いてぇ」

「はい、水だよ、比企谷君」

そう言うと、雪ノ下さんが渡してくれた

ようやくもらえた……そろそろ限界だったし助かる

 

「あ、ありがとうございます」

「いいの、いいの、さて4人ともせっかくだし遊んで来たら?」

おぉ

雪ノ下さん、ナイスな提案です…

「だってよ、お前ら遊んで来いよ、俺は頭痛いし、ここにいる」

「ん? 何を言ってるのかなぁ、比企谷君」

そういうと、雪ノ下さんが人差し指を振っている

「私が言った4人は比企谷君、一色ちゃん、雪乃ちゃん、由比ヶ浜ちゃんの4人だよ」

「え、小町は?」

「小町はやることがあるのです、ですよね陽乃さん」

「ありがとね、小町ちゃん」

「というわけでうちのお兄ちゃん連れてってどうぞ」

「いや、まだ行くなんて言ってな……「「「ありがとう、小町ちゃん(さん)」」」い」

 

「先輩、というわけで行きましょう」

そういうと、一色が手を引っ張ってくる

「あら、一色さん?」

すると一色の肩に雪ノ下が手を置いている

「ちょっと最近抜け駆けが過ぎるんじゃないかしら?」

「そうだよ! プール行ったの知ってるんだからね」

待って……なぜにそれを知っているのか……

「抜け駆けって……なんですか? そんなことしてませんよ」

「そうよね、ウフフ」

「アハハ」

「エヘヘ」

何だろうか、この雰囲気

ピリピリしたものが3人の間を流れてる

後ろに、猫と犬とリスが見えるんだが……

おかしい、別に虎と竜というわけではないのにこのプレッシャー……

 

「あ……遊ぶんだろ、何処行くんだ? 時間も限られてるだろ、多分……」

この衝突は止めねばなるまい……じゃないと嫌な予感がする

主に、俺の身に……

 

「そうだね、ヒッキーの言う通りだね」

「そうですね、先輩に言われるのは癪ですけど」

「そこは一色さんに同意できるわね」

とりあえず、収まったらしい

 

 

「しかし、どこで遊びます?」

「前回は川で遊んだよね」

「そうね、せっかくだし水着はないけど涼みに行きましょうか」

「賛成~、暑いし」

「え、クーラーじゃダメなの?」

「はい、先輩は黙ってましょう」

全員が歩き始めてしまったので、仕方なく追っていく

 

 

【another view】

 

「いいんですか?」

「何が? 小町ちゃん?」

「いや、陽乃さんも……多分」

「こら、小町ちゃん、言ってはいけないこともあるでしょ」

「でも、陽乃さんにもあまり後悔は……してほしくないといいますか……」

「ありがとう、小町ちゃん、その気持ちだけでうれしいよ」

「陽乃さん……」

「さて、バーベキューの準備しましょう、静ちゃんは?」

「寝てます」

「あぁ……そのまま寝かしとこうか……」

「そうですね」

 

【another view 終】

 

「冷たいよ、ヒッキーも来なよ!」

「そうですよ、先輩!」

「由比ヶ浜さん、一色さん、あんまりはしゃいでケガしないようにね」

あの後、普通に川について遊んでいる

俺を除いて……

現在、あの3人は川に靴を脱いで入って遊んでいる

というわけで生足である……

 

改めて見ると本当にあの3人はスタイルがいいと思う

由比ヶ浜はご自慢のメロ……体形があるのに

太っているわけでなく、足もそれなりに細い

多分、あの足での膝枕は気持ちいいだろうなと思う……肉厚的な…

雪ノ下は、ある部分を除けば、基本的にモデルやっていますと

言われても疑う余地はないくらいの体形だ、足なんて

お前、飯食べてんのかよってくらい細いしな

一色は二人と比べて突出したものはないが、体形のバランスは

一番良いだろうな、多分あいつは陰でその辺努力しているようなタイプだしな

頑張った上でのプローポーションってわけだ……

その3人が無邪気に遊んでいる姿を俺は今、眺めている

いやぁ、こういうのを何て言うんだっけ? そうだ、確か…

 

「先輩、何考えてます?」

「いや、眼福だな………え?」

「比企谷君、君は一体何に眼福だったのかしら?」

「いや、別に……」

「あ、ヒッキーいやらしいこと考えてる顔だ」

いや、決めつけは失礼だろ……そうだけども……

「お前ら、いつの間に……」

「ヒッキーがね、私たちの方見てにやにやしてるからさ」

「身の危険を感じたわ」

「俺がなにを考えてったって別に問題ないだろ」

「いや、いやらしいこと考えられてたら困りますけど……」

「おい、いやらしいことと勝手に決めつけるな」

「じゃあ何を考えてたの?」

「別に何も考えてない、お前らがケガしないように見てただけだ、いやらしいことなんてお前らで考えるかよ……」

「結衣先輩、転んで水かかったから少し胸透けてますよ」

「え、嘘!」

「マジで!」

「結衣先輩、冗談です」

 

………………………図られた………

 

「比企谷君、正座よ」

「先輩、正座で」

「ちょっと待て! 男としてそういう言葉に反応するのは仕方ないといいますか……」

「反応しないのよね」

「そうでよね、先輩」

雪ノ下と一色に言い寄られる

由比ヶ浜は恥ずかしそうに腕で胸を隠してる

それむしろ強調されてないか?

「せ~ん~ぱ~い?」

「比企谷君?」

「はい、すみませんでした」

結局、ご飯の時間になるまで、河原で正座だった……これなんの拷問?

 

 

「では、そろったな、乾杯!」

「「「「「「乾杯!」」」」」」

平塚先生の音頭で乾杯をする

あのひと、今まで寝ていたらしい……

ずるい……俺なんて河原で正座とかいう拷問受けてたのに…

 

「比企谷君、これ」

「ん?」

雪ノ下がソースを渡してきた

「甘いソースだから……好きでしょ、これ使って……」

「お…おう、ありがとう…」

「先輩、お肉焼けましたよ!」

「おう、サンキューな、一色」

「ヒッキー、はい飲み物」

「おう、そこ置いといてくれ」

なんだろう、この世話されてる感じ…

まぁ、楽だし、考えなくてもいいか……足も痛いし

「お兄ちゃんにすけこまし……」

しかし、妹にあらぬ誤解を受けてしまった……

 

【another view】

 

「あの3人はもう隠すつもりがないらしいな、比企谷は気づかないフリをしてるだけだが……」

「まぁ、いいんじゃないの? みんな頑張ってるんだし、応援してあげれば……」

「陽乃、お前はいいのか?」

「静ちゃんも小町ちゃんとおんなじこというのね」

「いや、無理してるんじゃないかと思ってな」

「無理って……そんな風に見えてるなら、私の仮面もまだまだかな」

「フッ……教え子の本音くらい見抜けるさ、教師なんだから」

「ほんと、静ちゃんってそういうとこ面白いよね」

「まぁ、お前が良いならそれでいいさ、さてあの4人のためにひと肌脱ごうか」

 

【another view 終】

 

「おい、君たち!」

平塚先生の声が俺たちの間に響く

「どうかしましたか、平塚先生?」

「いや、なに、私も手伝おうと思ってな」

何をだろうか……是非とも俺はログハウスでさっさと就眠することをおすすめしたい

「今から2人1組で肝試しやるぞ!」

え、めんどくさ……俺、パスしようかな

「まぁ、ペアになれればアドバンテージは稼げるよな」

と言いニヤニヤしている……その顔お見合いではやめましょうね……

「まぁ、せっかく平塚先生が準備してくれたんですし、やりましょう」

「そうだよね、やろうよ!」

「肝試し楽しみですね~」

3人は盛り上がっている、よかったな

さて、俺はそろそろ……

「いや、比企谷。お前は強制参加だぞ」

ですよね……知ってた

 

「ではくじを作ったから各々引いてくれ」

俺は適当なのをつまんで引く

「ほら、小町君も陽乃も」

「ありがとうございます、平塚先生!」

「え、私はいいよ、静ちゃん」

「人数にあまりが出るんだから、早く引いてくれ」

「分かったわよ、強引だなぁ、静ちゃんは」

というわけで参戦者は平塚先生を除いた6名ということになった

 

「ではいっせいにオープンだ」

開くと、そこには3番の文字

俺以外、全員女子とかきついな……

肝試しで俺とペアになった女子が泣き始めて大変だったな

その後、泣かせたってことで先生に怒られたな……

なんか、涙出てきた……肝試しって楽しいイベントだよね……

「先輩、何番ですか?」

「あ、俺3番」

「え! 嘘!」

そのひときわ大きい声の正体は

3番のくじを持っている雪ノ下さんだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




まぁ、次回は陽乃さんと肝試しですね
どういう風にするのかは考えてあるのでお楽しみに

今回、ちょっとクオリティ低いかもしれません
すいません……

それでは恒例の謝辞を
今回も読んでいただいてありがとうございました
これからも応援よろいくおねがいします

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