妹がいましたが、またさらに妹が増えました。   作:御堂 明久

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どうも、三連休に大量の数学課題を出されて絶望中の御堂です。
三連休だからってやる気が湧くと思うなよ!
......はい。今回は結構短めです。2もありません。アレですね、忙しい方への〇〇的なモノですね、はい。

内容はタイトルでモロバレだとは思いますが!どうぞー!


楠兄妹とクラスメイト in 王様ゲーム

「王様ゲームがやりたい」

 

ある日の休日。いつものように笠原と八雲(やくも)と共に我が家に乗り込んで来た柊が、開口一番にそんなことを言い出した。......コイツらいつも休日過ごしてんな、などと考えてはいけない。コレは兄妹の日常を描いた物語なのであり、高校生の俺と中学生の妹たちとでは––––おっと、これ以上は話せないな。

 

「......理由を聞こうか」

 

最近、コイツは目を離している状態でも俺にちょっかいを掛けてくることが判明したため、無闇にコイツの提案を切るのを止めた俺は、今回は何故そんな提案をしたのか、ソレを聞いてやることにした。そうさ、もしかしたら柊には柊なりの考えがあるかもしれないじゃないか––––。

 

「ボクが王様になって皆()遊びたいんだよ」

「おいコラ今なんつった。皆()って。皆()遊べよ」

 

確かに皆で遊ぶ、という文は全員で仲良く遊ぶ、という意味に捉えることも出来るが......コイツの場合は明らかに俺たちを玩具(おもちゃ)として扱う気であるようにしか聞こえない。というか間違いない。コイツに理由を聞いた俺が馬鹿だったようである。

 

「あ、あの......」

「ん?どうした、詩音」

 

と、先程まで八雲と笠原、そして飛鳥と共にス◯ブラで遊んでいた詩音がコントローラーを置いて話しかけてきた。ちなみに、未だに他の三人はコントローラーを握っているのだが、よく見ると八雲vs.他三人という構図になっていた。しかも八雲が二人を圧倒している。恐らく、詩音は八雲に一番に倒されてしまったのだろう。化け物かよ。

 

「私......王様ゲーム、やりたいです」

「え?......マジで?」

「マジです」

 

驚いた。詩音はこういうゲームに積極的に参加する方ではないと思っていたのだが......。

 

「だって、これで私が王様になればお兄ちゃんと合法的にあんなことやこんなことが出来るじゃないですか。こんなチャンス、逃せません」

「お前前にもそんなこと言ってなかった?」

 

デジャヴという奴だろうか。他には、詩音が以前からまるで成長していないという悲しい可能性が挙げられる。そして、その可能性はかなり高い。

 

「あのなぁ......詩音、分かってんのか?王様ゲームでは誰か個人を指名することは出来ねーんだぞ。もしお前が笠原とかとあんなことやこんなことをする羽目になったら、お兄ちゃんは笠原をうっかりぶっ殺してしまうかもしれないんだぞ?」

「大丈夫ですお兄ちゃん。その時は私が速やかに笠原さんの首を跳ねますので」

「二人して物騒なこと言うなよ!俺、王様ゲームなんかに命賭けねーといけなくなるじゃん!」

 

成る程、やっぱり詩音は出来た妹だなぁ。

俺が相変わらずの詩音の有能さに感心していると、柊が我が意を得たりとばかりにこちらに擦り寄り、ぱあっと見た目だけは可憐な笑顔を見せ。

 

「にゃはー、詩音ちゃんもやりたいって言ってるし......どう?クスノキくん」

「ん......まぁ、他の奴らがやるならな」

「飛鳥も良いよー」

「私も。ゲームはアナログでも面白いしね」

「王様ゲームも千秋(ちあき)が言うゲームに含まれるのか......っと、俺も勿論参加するぜ!」

 

笠原は別に要らないのだが。

まぁ、丁度俺も先程まで読んでいたラノベを読み終えたことだし、付き合うのも良いだろう。

 

「んじゃ、やりますか......」

「やったー!それじゃ、皆知ってると思うけど一応ルールを説明するねー!」

 

 

『王様ゲーム』ルール説明

 

➀ 割り箸を人数分用意し、その内の一本の先を赤く塗り、残りの割り箸に王様を抜いた人数分の数字を書きます。この場合、赤の印が付いた割り箸が王様の証です。

 

➁ 王様となった人がは、番号を指定し、その番号の人に命令を下します。なお、王様が命令を下し終えるまで、誰も自分の番号を明かしてはなりません。

 

➂ 王様の命令は絶対です。指名された人は、王様から下された命令を必ず遂行して下さい。

 

 

「––––と、こんな感じかな」

「ん、まぁそんなもんじゃないか」

 

王様の命令は絶対。それがこのゲームにおける不変のルールだ。王様がどんな無茶振りをしてきても他の凡人たちはソレに従う他ないのである。

さて、ルール確認を済ませた俺たちはそれぞれ割り箸を握り、定型文を全員で叫ぶ。

 

「じゃあ、皆割り箸を持ってー!」

「「「王様だーれだ!」」」

 

そして、皆で一斉に割り箸を引く。俺が引いた割り箸には3の数字が振られており「ボクが王様!3番の人は昨日買ったエッチなゲームの詳細を皆に説明すること!」コイツイカサマしただろ。

 

「......おい柊。この際何故俺が昨日......その、18禁のゲームを購入したことを知っているのかは聞かない。だが、明らかにピンポイント過ぎんだろ。テメェイカサマしやがったな?」

「心外だなぁ。ボクがそんなことすると思ってるの?ただの透視に決まってるじゃん」

「............」

 

やべぇ、コイツなら出来そうな気もするわ、透視。

俺が柊を追及出来ないでいると、飛鳥が頬を赤らめながらも少し怒った様子で俺の背中を指でツンツンと優しく突きつつ言ってきた。

 

「お、お兄ちゃんっ。お兄ちゃんってばまたエッチなゲーム買ったの?前にそういうのは18歳になってからって言ったのに......」

「ぐ。だ、だがな飛鳥。これは男子高校生としては仕方ないというかな......「言い訳は駄目」ごめんなさいもう買いません許して下さい......」

 

柊この野郎......俺が王様になった暁には絶対に復讐してやるからな......!覚えてろ......‼︎

 

「クスノキくん、どんなゲームだったのか説明しないと。ボクの命令はまだ遂行されてないよ?」

「鬼か!」

 

妹とクラスメイトたちの前でエロゲの内容を説明するとか地獄以外の何物でもない。ていうかコイツは以前俺の所有するエロ本の居場所を飛鳥にバラそうとしたりと、人のデリケートな部分に踏み込み過ぎだと思う。もうぼくのこころはおれそうです。

 

「まぁ......命令だから仕方ないよね。がんば、楠くん。誰にも言わないから安心して」

「八雲......気遣いは嬉しいが、ここに一番知られてはいけない人物がいる時点で駄目なんだよ......」

「にゃはー、誰のコトかなー?」

 

ぶっ飛ばしてやりたい。

 

「......二人の妹とエッチなことをしまくるゲームです。義妹ルートと実妹ルートが選べます」

「へー、面白そうだね!どう、詩音ちゃん?」

「義妹ルートを攻略する前に私も攻略して欲しいです......まぁ、既に私のお兄ちゃんへの好感度はMAXですがね!いつでも良いですよ、お兄ちゃん!」

「止めて!祐介くんのライフはもうゼロよ!」

 

 

 

「––––よし、いいか柊。もうイカサマはするなよ。無論、透視も無しだ」

「ぶぅ、仕方ないなぁ」

 

俺は耐え難い恥辱を味わされた後、柊にあらゆる不正を働くことを禁止させた。よし、コレで大丈夫。

 

「よし、じゃあ行くぞ二回戦!」

「「「王様だーれだ!」」」

 

俺が引いたのは2番。チッ、また王様は逃したか。

では、次の王様は––––。

 

「––––私ですね」

「おっ、義妹ちゃんが王様か」

「......んー、詩音さんが出す命令かぁ......何となく、予想出来る気がする」

 

同感だ。そんなことを思っていると、詩音は俺の割り箸に視線を集中させ、命令を下した。

 

「私を胸に抱いて頭を優しくなでなでして下さい––––4番の方!」

「俺は2番だ」

「くぅ......」

 

落胆。命令を下した時のテンションはどこへやら、一瞬彼女の魂が抜かれたかと見紛う程に気落ちする詩音。さて、詩音をその胸に抱ける幸運なる者は誰なのだろうか。もし笠原なら射殺しないと。

 

「俺は1番だぞ」

「ボクは5番だよー。うぅん、残念♪」

「私は3番......ってことは」

「––––飛鳥、4番だよっ!」

 

 

 

 

「んっ......お姉ちゃん......」

「ふふっ。よしよし、詩音ちゃん」

 

数分後、詩音は飛鳥の胸に抱かれ、頭を優しくなでなでされていた。是非とも俺にもやらせて欲しい所業ではあったが......。

 

「なでなでー、なでなでー」

「ふにゃあぁぁ......気持ち、良いです......」

 

......コレはコレで良いよね!目の保養だぜ!

飛鳥×詩音、あると思います。––––などと、目前の天国のような光景に対してアホみたいなことを考えていると、柊が俺の横でゴホンと咳払いをし。

 

「えーっと......もう、良いかな?何か邪魔し辛い雰囲気なんだけど。止めにくいんだけど」

「もう少し見てようぜ。具体的には後20時間弱」

「完徹だと⁉︎このシスコンめ、妹同士の絡みも守備範囲だったのか!ほら二人共!そろそろ終了ー!」

「「えぇー」」

 

柊になでなでタイムを中断させられた二人はいたく不満そうな表情。無論、俺も不服である。クソッ、こんなことならスマホなり何なりで先程までの光景を録画しておくべきだった。そして後々深夜で一人で観て楽しむんだうぇへへへ(変態)。

と、俺が素敵な妄想を膨らませていると、八雲がジトッとした目でこちらを見ていた。

 

「え......何......」

「楠くん、今物凄い変な顔してたから。何か不純なこと考えてたのかなーって」

「え、俺そんな顔してた?マジで?」

「うん。例えるなら私がゲームを何本も纏め買いして凄い機嫌が良い時みたいな顔してた」

「お前それ色々大丈夫なの?」

 

俺が不純なことを考えている時の顔をゲームの纏め買いでするってどうよ。本当、どんな顔なの......。

などと八雲と他愛も無い話をしていると、柊によって飛鳥と詩音が引き離され、王様ゲームが再開されるところだった。俺は集められた割り箸の内一本を再び握り、他のメンバーと同時に引き抜く。

 

「「「王様だーれだ!」」」

 

 

 

 

 

勝ち取った。

 

「フハハハァ––––ッ‼︎俺が王様だ!ククッ、覚悟しろよ柊。お前が泣いて許しを乞うようなえげつない命令を下してやるからな......!」

 

俺は赤い印が付いた王様の証を手中に収め、誰かに命令を下す権利を得た。しかし、俺の目的はただ一つ。俺のデリケートな趣味に介入した挙句、それをメンバー全員に晒した柊への復讐だ。

さて、どうしてくれようか......。

 

「ふーん?でも、良いの?クスノキくん」

「あ?何がだよ」

「いやさ、王様は特定の個人に命令を下すことは出来ない訳だし。クスノキくんが下した命令を、もしかしたら飛鳥ちゃんや詩音ちゃんが遂行しなくちゃいけないかもなんだよ?良いのカナー?」

「復讐なんて良くないよな。さて、どんな命令にしようか。平和なのが良いなぁ」

「自身の復讐よりやっぱり妹さんたちが優先なんだね......楠くんは。......良いお兄さんだと思うよ?」

 

お褒めに預かり恐悦至極。というより、当然だろう。柊の思惑に乗るのは腹立だしいが、俺の迂闊な行動で飛鳥たちに危険が及んだ暁には、俺は間違いなく身投げしてしまうだろうし。たがが王様ゲームでそこまで、だと?お兄ちゃんというものはいつだって妹たちに対しては本気なんだよ。

 

「んー。じゃあ、決めた。俺も天国に行くぜ」

「○ッチ神父かな?」

「黙れ柊。––––2番の人は俺を胸に抱き、頭を撫でて貰おうか!そう、出来るだけ俺の頭を胸元に埋めさせつつな!カモン愛する妹たち‼︎」

 

素晴らしい命令だ。コレで俺も詩音と同じように飛鳥に頭を撫でて貰える。勿論詩音でも大歓迎だし、胸元マスクメロンの八雲も捨てがたい。あぁ、夢が広がる!こんにちは天国!

 

「俺が2番だ。よし、俺の胸に飛び込んで来い祐介––––あっぶねええええ⁉︎何すんだ祐介!」

「うるせぇよこのカス!何でよりによってお前なんだよ誰も得しねーんだよシバくぞオラァ‼︎」

「や、やめろぉ!フォークを投げるな!ていうかいつの間にそんなの持ってたんだよ⁉︎」

「憎悪の力は人間の限界を越える......ッ‼︎」

 

結局、笠原に頭を撫でられる羽目になりました。

 

 

 

 

「くそっ、寧ろペナルティじゃねぇか」

「命令に従ったのに酷ぇ言われようだな、俺!」

 

諸悪の根源たる笠原を睨みつける俺。

王様の命令は絶対、そしてそれの撤回が不可能なのもまたルールなのである。結果、奴の硬い大胸筋に頭を埋められながら地獄のような時間を過ごすことになった。思い出しただけで頭痛がする。

 

「.........................」

「し、詩音ちゃん?おーい、詩音ちゃーん!」

「......楠くん。さっきから詩音さんが動かないんだけど。NTR系に耐性無い感じ?」

 

詩音に至っては、俺が笠原に撫でられているところを数秒見ただけでこの有様である。たった一つの行動で二人もダークサイドに落ちてしまった。

 

「まぁまぁ二人共、そんな気を落とさずに。もう一度王様になってあんなことやこんなことをすれば良いんだし、ね?」

「それもそうだな(ですね)!」

「立ち直り早っ⁉︎」

「......単純......」

 

柊の言葉に俺と詩音が息を吹き返す。そうだ、もう一度王様の座に就けばいい話じゃないか。何度でも挑戦して、必ず俺は妹たちとイチャイチャしてみせる!俺たちの戦いはこれからだ(最終回に非ず)!

そんなわけで、どんどん進めて行こう。俺たちのイチャイチャライフが到来するまで命令は即遂行して次に回すのだ。作戦は無論『ガンガンいこうぜ』。

よってここからはダイジェスト形式で。

 

 

 

「「「王様だーれだ!」」」

 

「あ、飛鳥だ。えっとね......4番の人は、一番好きな人の名前を言うこと!恋愛的じゃ意味じゃなくても良いよ「お兄ちゃんです。恋愛的な意味で大好きです」詩音ちゃん......」

「一番当たっちゃいけない子に当たったね......」

「ていうか普段から公言してるしね」

 

「......あっ、私だ。えっと、じゃあ......三番の人が一番の人にデコピンする、で」

「あ、ボク一番だー」

「俺が三番だ。よし、伊織(いおり)。死なない程度に手加減するから安心して受けてくれ」

「............ッ(逃走)」

「............(捕縛)」

「離してよクスノキくん!カサハラくんのデコピンだよ⁉︎お遊びじゃ済まない威力だよ、絶対!」

「王様の命令は絶対でございますので!笠原!俺が柊を抑えている間にブチ込め!」

「お、おぅ!」

「ちょ、やめ......(ゴッ)にゃああああ––––ッ⁉︎」

「......え、今のってデコピンの音なの......」

「ナイス命令、八雲」

 

「む。俺が王様か!どうしよっか......んじゃ、祐介が妹ちゃんたちと当たれるように......四番と五番が10秒間抱き合う!ぎゅーっ、とな!」

「俺が四番だ」

「ん......私、五番......」

「お、おぅ。八雲が五番か。えっと、それじゃ......」

「......よ、よろしくお願いします」

「「............(ギュッ)」」

「え、二人共普通に照れてるんだけど。何かただの初心なカップルみたいに見えるんだけど!」

「お、お兄ちゃん!もう10秒経ったんじゃないかな!そんなに長く抱きついてちゃ駄目だよ!」

「八雲さんまでお兄ちゃんを......!?」

 

「ハッハァー!再び舞い戻ったぞ王の座に!待ってろ二人共、お兄ちゃんが今行くよ!」

「はい、待ってます!」

「うぅ......恥ずかしいってば......」

「三番は俺と10秒間抱き合うこと!さぁ––––」

「祐介––––」

「ぶっ殺しt(自主規制)」

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

ダイジェスト解除。

 

どういうことだ。全く俺と妹たちがイチャイチャ出来る機会が訪れないぞ。八雲と抱き合うのは、その......嬉しかったけども。それでもさぁ!

 

「何か細工がしてあるんじゃないのか、コレ」

「さっきキミがボクにイカサマを禁止したでしょ」

 

試しに難癖を付けてみたが、やはり俺の運が無さ過ぎるだけのようだ。というか唯一の策が難癖の時点で俺の底が知れている気がする。

 

「......まぁ、もう結構やったしね。そろそろお開きかな。クスノキくんには悪いけど、次が最後だよ」

「く......仕方ないな」

 

妹たちとの接触は心から望んでいるが、皆に迷惑を掛けてまで続けようとは思わない。だが、次で必ず王座を掴み取り、望みを叶えてやる......!!

 

 

 

 

 

 

「飛鳥が王様だね」

「現実は非情なり......」

「......あ、楠くんが泣きながら吐血した」

「吐血⁉︎」

 

ナンテコッタ。普通はあそこで主人公補正とかご都合主義とかが発動するはずだろう。この物語の主人公は誰ですかァ⁉︎無論俺ですよねぇ!なのに何この扱い!というかそもそも(以下、原稿用紙50枚分程の愚痴が続きます)

 

「......お兄ちゃん、気を落とさず」

「......?何を言っているんだ詩音。真っ白に燃え尽きた俺に最早希望なんてモノは......」

「確かにお兄ちゃんは命令を指定することはもう出来ません。しかし、お姉ちゃんが私たちにイチャイチャ出来る命令を下してくれれば......」

「............!!」

 

その手があったか!

俺の視線が飛鳥に向けられる。そして、我が妹飛鳥は頬を赤らめつつ––––。

 

「......三番と四番の人はこれから1週間、イチャイチャするの禁止、で」

 

 

俺と詩音は1週間程生ける(しかばね)と化したとさ。

めでたしめでたし(めでたいとは言っていない)。

 

 

 




いかがでしたか?
何か書き終わってから気づいたのですが、笠原と主人公の区別が思いの外付きにくいかな?と思いました。なので、出来るだけ区別は付けるよう努力はしますが、対処方法として、笠原の一人称を次回から『オレ』とします。微々たる変化ですが、まずはこんなのから。

上記のような改善すべき点なども指摘して下さると嬉しいです!
ありがとうございました!感想待ってます!

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