妹がいましたが、またさらに妹が増えました。   作:御堂 明久

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夏休みの課題を諦めた御堂です、はい。
ストレート!今回のタイトルが直球ストレートですよプロデューサーさん!
良い感じに捻ったタイトルが思い浮かばなかったので、もう話の内容をそのままタイトルにしました。これが俗に言うタイトルネタバレ(言いません)。

で、では!ある程度ネタバレしてしまいましたが!
どうぞー!



義妹と兄の遊園地デート!

ある日、ぼくの義妹の詩音がいいました。

 

「お兄ちゃん、デートして下さい」

「..................ふむ」

 

ぼくはいっしゅん何をいわれたのか、よく分からなかったけど、がんばってりかいしようとしました。

そして、いいました。

 

「いいか、詩音。デートというものはどういうものか知っているか?デートだぞ、デート」

「勿論です。荒ぶる精霊をデレさせる為に行う儀式であり、最終的にキスをすることで封印する......」

「うん、デートア◯イブの話じゃなくてね。マジのデートの意味だ、3次元の、現実のデートの意味」

 

ふぅ、段々正気に戻ってきたぞ。

......俺が高校の課題を嫌々ながらこなしていた時、急に詩音が放った言葉。ソレは俺を軽く幼児退行させる程の破壊力があったようだ。

 

––––デートして下さい。

 

そう詩音は言ったのである。

義妹にデートしてと言われて喜ばない兄はいない(偏見)のだが、こんなに唐突に言われると流石に驚く。少し呼吸が止まった。

 

「あぁ、そっちですか。勿論そちらも知っていますよ。『親しい男女が日時を決めて外出すること』です。私とお兄ちゃんは十分親しいですよね?」

「む......」

「つまり、私とお兄ちゃんが一緒に外出する=デートということなのですよ」

 

そうなのか。デートというものは恋人同士だったり、恋心をどちらかが相手に抱いている場合に二人で出掛けるコトを指すのだと思っていたが、ソレは俺の固定観念だったのかもしれない。そうだ、よくよく考えてみると家族愛だって愛情には変わりないのだから、恋心とそう変わらんだろう。

 

「そうだな。中学二年生に論破されたのは信じたくないが、確かにその通りだ」

「そうでしょうそうでしょう。兄と義妹のデートなど普通なのです。ほら、今すぐ出掛けましょう」

「今⁉︎お、おい、飛鳥を置いて......あっ」

 

そういやアイツは喫茶店の娘さんの九条(くじょう)さんと1日遊びに行ってくるっつってたな......。もしかしたら、詩音はちょっと飛鳥が羨ましくなったのかもしれないな。そういうことなら、今日は俺が存分に詩音の相手をしてやるとしよう。

 

「......ま、デートと言っても遊園地で遊ぶだけなのですが。デートとかよく分かりませんし......」

「俺もだ。彼女いない歴=年齢は伊達じゃねぇ」

「............。と、とにかく行きましょうっ」

「うおっ。ちょ、引っ張らなくても......」

 

早速デートと言えるのかどうかが疑わしい1日になりそうだが、まぁ良い。俺は詩音に引っ張られるままに玄関へと歩を進め––––

 

ピコンッ

 

「んあ?」

「ん......お兄ちゃんのスマホからですね」

 

––––ようとしたところで、軽快な音が俺のズボンのポケットに入っているスマホから鳴り響いた。

見ると、LINEで柊からメッセージが来ている。

そして、その内容だが......。

 

『詩音ちゃんとの二人っきりのラブラブデート!いっぱい楽しんで来てねー!お土産ヨロシク!』

 

「....................」

「......お兄ちゃん、コレ......」

 

俺は、数十分間の捜索の末に発見された、柊によって仕掛けられていたと思われる十数個の盗聴器を躊躇いなく全て叩き壊した。

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

俺と詩音は二人で電車に揺られていた。

今回向かう遊園地は、人語を話し、やたら高い声で「ハハッ♪」と笑うネズミが生息する夢の国......ではなく、駅を3つ挟んだ所にある、『松島アミューズメントパーク』である。

何の捻りもない名前だと主に俺にディスられているこの遊園地だが、園内のアトラクションはどれも評判が良く、某夢の国ほどの規模は無いが、行って損をすることはまずないと言われている程の、そこそこ有名な遊園地なのだ。

 

「––––しかし、まさか詩音がそんな遊園地のチケットを二枚も持っていたとはな。凄い偶然だ」

「ふぇっ?......あ、そ、そうですねっ。偶然でしたね。良いタイミングでした」

「? あぁ......」

 

一瞬詩音が狼狽(うろた)えた様に見えたが。

HAHAHA、まさか飛鳥の外出云々に関係なく、初めから俺とデートする気だったなんてことは......。

............どうしよう、詩音ならありそうだわ、コレ。

 

「詩音......お前......」

「(ビクッ)な、ななな何ですかお兄ちゃん?私の顔に血痕でも付いてますか?」

「例え付いてても怖くて指摘出来ねぇよ」

 

そこは私の顔に何か付いていますか?なのではないだろうか。そこで血痕をチョイスする詩音に狂気を感じられずにはいられない。拳銃とか持ってたしね。マジでどこから調達したんだろ......。

というか、この様子だと本当にコイツは最初から俺と二人で遊園地に出掛ける気だったらしい。今日こそ飛鳥がたまたま外出していたが、いつも通り家に留まっていたのなら、飛鳥も行きたい!などと駄々をこねていただろう。

 

「だって......今までお姉ちゃんがお兄ちゃんと二人でいた分、私もお兄ちゃんと二人っきりになりたくて......うぅ、わがままですね、私......」

 

......どうやら、飛鳥を羨ましがっていたのは当たっていたようだ。別に不快でもないし、付き合ってやるのがお兄ちゃんの優しさというものだろう。

 

「まぁ、たまにはこういうのも良いだろ。今日は兄妹水入らずってことで。楽しもうぜ」

「......!は、はいっ!よろしくお願いしますっ!」

「電車の中で礼なんかしなくても」

 

周りの乗客方に変な目で見られました。

 

......

..................

..............................

 

しばらくして。俺と詩音は無事遊園地へと到着した。うぅむ、やはり混んでいるな。

今は丁度昼前くらいの時間。1番混む時間なのではないだろうか。ぼく ひとごみ きらい。

そして、その上......。

 

「......暑い」

「ですね......」

 

今は8月の下旬。大分慣れてきたとはいえ、やはり暑いことには暑い。元々俺も詩音も暑さには弱い方なので、かなり辛い。

 

「確かに暑いですけど......今日はとことん付き合って貰いますからね?お兄ちゃん」

「......ま、構わねーけどな。とりあえずコレ被っとけ。熱中症の危険性は未だあるしな」

 

俺は肩に掛けていた小さめのカバンからベースボールキャップを取り出し、詩音の頭に被せてやった。ちなみに、ベースボールキャップ=野球用の帽子、という訳ではない。あくまでそういうのもある、というだけであり、ベースボールキャップというのは帽子の形の総称なのである。割と勘違いしている者も多いので一応の説明だ。......べ、別にアンタらの為だけに説明してあげた訳じゃないんだからね(誰も得しないツンデレ)!

 

「ありがとうございます。......では、どのアトラクションから回りましょうか?」

「そだな......ココで有名なのはお化け屋敷とかジェットコースター辺りか。テレビとかでも観たし」

「ですね。特にお化け屋敷は取材に入ったタレントさんが本気で怖がり、反射的にお化けを殴り倒してしまった程と聞きます。ナイスボディだったとか」

「お化け役の人も災難だな......」

 

仕事だから仕方ないといえば仕方ないのだが、自身の演技が上手いが故にボディブローをぶちかまされるとは、役者の方は何ともやるせない気持ちになったことだろう。

 

「じゃあ、お化け屋敷にするか」

「そうしましょう。私はお兄ちゃんと回れるならどこでも楽しいですしね」

 

コイツも随分と小っ恥ずかしい台詞をポンポン言うようになったものだ。俺は苦笑しつつ、お化け屋敷の方へと詩音の手を引いて向かった。

......いや、元々こんなんだった気がするわ、うん。

 

 

 

「......おぉ」

「本格的、ですね......」

 

お化け屋敷前に到着した俺たちは、その外観に早くも圧倒されていた。廃病院という割とありがちな舞台設定だが、亀裂が入った壁や禍々しい雰囲気など、凄まじいスペックである。これは怖い。

 

「えぇ......ちょっと入るの嫌になってきたんですけど......俺ってば、蛇もクモも大丈夫だけど、お化けと柊だけは駄目なんだよ」

「お兄ちゃんの中ではお化けと柊さんは同列扱いなんですか......もう、往生際が悪いですよお兄ちゃん」

 

詩音が俺の手を引いてくる。それに対し俺は。

 

「キスしてくれたら行ってやらんことも「良いですよ」ごめんなさい冗談です調子に乗りました」

 

ここまで躊躇いが無いとは思わなかった。キスという単語を発した0.5秒後には顔が詩音の真正面に固定されている。一応俺とお前は兄妹ですからね?

 

「むぅ。お兄ちゃんはやっぱり往生際が悪いです」

「待て、今のは往生際云々の問題じゃないだろ⁉︎」

 

流れるように俺がヘタレのように扱われたので、そこは一応否定しておく。義妹にキスなど、どんなに潔い奴でも少しは躊躇うであろう行為だ。そんなことを今すぐやれと言われても出来る奴の方が少ないに決まっているはずなのだ。

 

「でもでもっ。お兄ちゃんだって私がベッドで迫った時は結構乗り気だったじゃないですか!」

「何回その事を掘り返す気だよチクショウ!アレだよアレ、そう、若気の至りってやつだよ!」

「あれから半年も経ってませんよ⁉︎あの時から1歳も歳をとってないのに若気の至りだなんて!」

「「ぐぬぬ......!」」

 

額をくっつけて火花を散らし合う俺と詩音。俺は断じてヘタレではない。ただ一般的な感性に従って行動しているのみだ!ていうかマジでいつまで俺はこのネタで脅され続けるのだろうか。確かに詩音のキスに応えようとしたのは事実だけどさ。もう良いんじゃないかな?時効ってあるじゃん?

そのままむーっ!と頬を膨らませてムキになったような様子の詩音と睨み合っていると、突然後ろから誰かに肩を叩かれた。その方向を振り向くと......。

 

「あのー......他のお客様のご迷惑になりますので、お化け屋敷の前で言い争われるのは、その......」

「「す、すみませんっ!」」

 

遊園地のスタッフさんに注意されている間、周りのお客さんたちが俺たちに向けていた、初心(うぶ)なカップルを見守るような生暖かい視線が心に刺さった。

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

そんなこんなで。

 

俺たちは二人揃ってお化け屋敷の内部にいた。

 

「くっ、結局入ることになってしまった......」

「仕方ないですよ。......それに、騒いだことで私たちに集まった皆さんの視線から早く逃れたかったですし、好都合と言えば好都合じゃないですか」

 

ならば最初から騒ぐなという話なのだが、俺も当事者であるのを思い出し、その言葉を飲み込んだ。ていうか忘れてたのかよ。祐介くんってば最低!

とにかく。今はまだ入り口付近だから良いが、ここから奥に進むにつれてお化けも多数出現するのだろう。俺は最初からお化けが苦手と宣言している。ここは頼りになる詩音さんに守ってもらおう。男らしさとか知らないね!強者が弱者を守るのが当然だ。

 

「頼むぜ詩音。悪霊共から俺を守ってくれ」

「いえ、私もこういうのは苦手なのですが」

 

どうやら俺たちは悪霊共に狩られる運命らしい。

 

「......何でソレでお化け屋敷に入ろうと......」

「それは......ほら、こういうのってスリルを楽しむものですし。苦手だからこそ良いんじゃないですか」

「本音は?」

「吊り橋効果でお兄ちゃんと◯◯◯(ピー)したいです」

 

中学二年生の女子が伏せ字を使用しなければならない程の言葉を発するんじゃありません。しかも吊り橋効果でそこまでタガが外れる訳がないだろうに。それは最早呪いか何かの類だと思う。

 

「もう良いや......進もうぜ」

「手は......」

「分かった分かった。腕でも何でも組んでやるよ」

「〜♪」

 

俺が諦めの意思と共に詩音の腕を取ると、すぐに詩音は笑顔になり、鼻歌を歌い始めた。分かりやすい奴だ。ちょっと前までは無表情で感情が読みにくいと思っていたのに。これは......。

 

「......距離が縮まった、って考えても良いのかな」

「? 何ですか、お兄ちゃん?」

「何でもねーよ。ホラ、歩くぞ」

「はいっ」

 

暗い病院内の廊下を二人で腕を組みつつ歩いていく。所々から聞こえてくる苦痛に呻くような声が俺たちの恐怖を煽る。患者の霊とかその辺だろうか。

 

「うぅ......こ、これは想像以上です......」

 

詩音が俺の腕をぎゅうっ、と胸に抱く。もう吊り橋効果などと言っていられる余裕も無いようだ。......ちなみに、俺の腕が胸に抱き寄せられているはずなのに、何故か詩音の胸の柔らかみを感じることが出来ない。コレが格差社会というやつか......。

 

「何か、お兄ちゃんから失礼な気配を感じます」

「キノセイダヨ」

 

失礼な気配って何だろう。

と、ここでついに霊共も出現してきた。

 

「アァァァ............ッ‼︎」

「うおっ」

「ひうっ!!」

 

割れた窓からボロボロになった患者っぽい男性が這い出てきた。皮膚にはガラス片が突き刺さっており、身に纏っている病衣には血が滲んでいた。

俺は死角から思いっ切り出てくる類のヤツが苦手なため、緩やかに出てきたコイツにはそこまでビビることは無かったが、詩音は小さく声を上げ、俺の背に素早く隠れてしまった。しかし、それでも腕は組んだまま離さなかったため、俺の腕が強制的に背中に回され痛い痛い痛い痛い。

 

「ちょ、詩音、一度腕を離して......」

「だ、駄目ですっ!今離したら、私......!!」

「いや、俺ももう限界だから––––(ゴキッ)あ、もう良いや。もう手遅れだから」

 

外れた肩を治すのは思いの外難しい事を知った。

 

 

「す、すみませんお兄ちゃん......」

「いや、このくらい平気だ。先に進もうぜ」

 

このままウダウダしていると俺の腕が何回持って行かれるか分からない。さっさと出るのが吉だろう。

そう思い、更に急いで歩き出したのだが......。

 

「ウォォ......!!」

「きゃっ......!!(ゴキッ)」

 

「タス......ケ、テ......」

「ひゃうっ!(ポキッ)」

 

「ハックション!」

「きゃあ––––––っ⁉︎(ベキッ)」

 

駄目だ、俺の腕はもう助からない。

クシャミをしただけで腕がヘシ折られるのでは、最早俺の腕が無事でいられる可能性は皆無だろう。いや、ホント何でコイツお化け屋敷に入ったの......。

俺は既に使い物にならなくなった腕をぷらんぷらんさせながら歩を進める。なぁに、どうせこの怪我も物語補正ですぐ治るから心配ないさ!

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

「よし、治ってるな」

「えっ⁉︎」

 

お化け屋敷を抜けて数分後。先程まで粉々になっていた俺の腕は完全に治癒していた。流石のご都合主義だ、対応が早くて助かる。

俺は治った腕を回しつつ詩音に聞いた。

 

「さて、次はどこに行く?」

「ん......そうですね、今度はアレにしませんか?」

「どれだよ......え、アレ?」

 

詩音が指し示したのは、今もクルクルと緩やかに回転しているメリーゴーランドである。......余程お化け屋敷が堪えたんだな......。

 

「別に良いけどよ。アレって楽しいか?」

「............さぁ?」

「さぁって......」

 

まぁ、コイツもとりあえず落ち着きたいのだろう。心優しき紳士な俺は、詩音に付き合ってやることにした。......別に俺も怖かったとかじゃないよ?

 

ともかく、俺たちはメリーゴーランドに乗ることにした。そして、二人乗り用の木馬に俺と詩音で乗る。前に座る俺の腰に詩音が手を回し、遊園地のスタッフさんのアナウンスが流れた。

 

––––メリーゴーランド、動きまーす!

 

ちゃんちゃらちゃんちゃんちゃらら〜。

 

くるくるくるくるくるくるくるくる。

 

うぷっ......うっ、おぇ......っ!

 

上から、

遊園地のスタッフさんのアナウンス、

メリーゴーランドのBGM、

メリーゴーランドの木馬たちが回る擬音、

回転に三半規管をやられ、グロッキーになっている俺の図、である。僕ってば乗り物酔いが酷いの。

 

「か......はっ......」

「お、お兄ちゃん......メリーゴーランドで......」

「......どうやら俺は三半規管が幼児並に弱いようだな。コーヒーカップなんて乗った暁には、多分モザイクが大量使用される地獄絵図になるぞ」

 

ガキの頃はそうでも無かったんだが、中学二年生の辺りから急に乗り物に酔う様になった気がする。おかげで家族での小旅行の度に俺は地獄を見ている。

 

「まぁまぁお兄ちゃん。外の景色でも見て気分を落ち着けて下さい」

「......あぁ」

 

外の景色とやらもクルクル回ってロクに一箇所を見ることが出来ないのだが、まぁ、どうせこのまま終わるのを待っていても意味は無いのだし、周りを見て次に乗るアトラクションでも物色するか。

視界に入ったのは......。

 

ジェットコースター観覧車コーヒーカップジェットコースター(小規模)ゴーカートジェットコースター(中規模)カメラを構えた柊伊織&笠原信二お化け屋敷フリーフォール等々。

 

なるほど、やはりアトラクションの種類は豊富だ。これならこの後も退屈しないで済みそうだ。

 

「............................」

 

現実から目を背けたかった。

今俺が見たものは幻なのだと、そう信じたかった。

今日は流石にあいつらは来ないか、だなんて。

俺の考えが甘かったのだろうか。

 

俺は、そんなことを思いつつ、メリーゴーランドが止まったと同時に逃げ去って行く柊と笠原(バカ共)の姿を死人の様な表情で見送っていた。

 

 

 




いかがでしたか?
実は、今回はちょっと課題の合間に執筆していたものですからもしかしたら誤字脱字を見逃しているかもしれません......。
それくらい自分でチェックしろよカス、と思われるかもしれませんが、もし見つけた方は誤字報告お願いします!

ありがとうございました!感想待ってます!

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