佐為と進藤ともう一人のヒカル   作:もちもちもっちもち

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まる2

 佐為と対局したいという願いは、しかし一向に叶う気配がなかった。

 最初こそ、ヒカルが佐為の存在に慣れるのを待ち、頃合いを見て対戦を願いはした。

 しかし、打ってきたのはヒカルで、佐為ではない。

 というのも、自分に勝つことに並々ならぬ拘りを見せるヒカルが、佐為に打たせる訳もなく。

 ならばと、佐為に直接対局を申し込もうにも、そうなると色々と不備が出てしまう。

 自分は佐為が見えないため、見える素振りを見せようものならば必ずボロが出る。

 そうなれば、どうして見えもしない佐為のことを知っているのだという話になり。

 自分でさえ説明のできない、ヒカルとは異なる、もう一人の進藤ヒカルの記憶を持ち、だから佐為のことも知っているのだと、そんな荒唐無稽な説明など出来る筈もない。

 馬の鼻先に人参でもぶら下げられた気分だと、どうしようもないジレンマに苛まれていた。

 

 

「あれ、ヒカリ?」

 

 

 何か上手いこと佐為と対局する方法はないか。

 ヒカルと出会ったのは、じっとしているのは性に合わないと、街を彷徨っている時だった。

 

 

「どうしたんだよ、こんなところで」

 

「……別にあたしが何処にいようが関係ないだろ。そういう進藤こそ、どうしたんだよ」

 

「ぎくっ」

 

「……ぎくって口でいう奴、初めて見たぞ」

 

「う、うるせーな男女!」

 

「天誅」 

 

「ぎゃあああああああっ!?」

 

 

 ヘッドロックを決め、そんな自分達を通行人が微笑ましく見守る。

 顔を青褪めさせタップするヒカルは、次の瞬間対照的な真っ赤な顔になった。

 

 

「お、おまっ……当たって……!?」

 

「んー? どこが当たってるってー? お姉さん、言ってくれないと分からないなー」

 

「そ、それは……っ」

 

「進藤のエッチ」

 

「おお、お前がヘッドロックなんて決めるのが悪いんだろ!?」

 

「あー、そういうこと言うんだ。そっちがその気ならあたしにも考えがあるぞ」

 

「な、なんだよ……」

 

「藤崎にチクってやる」

 

「ちょ、あかりは関係ねーだろ!」

 

「あれれ~? どうしてそんなに慌ててるのかな~?」

 

「う、うるせー!」

 

 

 思春期男子ほど意味不明な思考回路は存在しないが、生憎ヒカルに限っては筒抜けだ。

 渾名の通り、サバサバした気質故にこうして接触でもしない限りは異性と認識してもらえない自分とは違い、同年代の女子と比べ早熟なあかりの色香は、既に小学生の域を超えている。

 やんちゃ坊主なヒカルの世話焼き女房な一面も合わさり、かなりの人気を誇っていたり。

 当時は全く気付きもしなかったが、性別が変わればこうも見る目が変わるものなのか。

 とはいえ、ヒカルが慌てているのはあかりに好意を抱いているなんて可愛い理由ではなく、単純にあかり経緯で女子に話が拡散され、変態扱いされるのが嫌なだけなのだろう。

 硬派を気取って女子を遠ざけ、しかし異性に嫌われるのを恐れる、それが思春期男子。

 これが若さかと、筒抜けなヒカルの思考回路を読み取り、息子を見るような眼差しを向ける。

 

 

「それで、いい加減話したらどうなんだよ。藤崎の話じゃ、お前、たまにこうしてふらっと何処かに出掛けてるそうじゃないか」

 

 

 しかし、時折分からないこともあった。

 佐為と出会い、紆余曲折を経て囲碁にのめり込んだもう一人の自分とは違い、ヒカルは佐為と出会う前から囲碁に嵌っている。

 自分という異分子の影響なのだが、だからこそ記憶にないヒカルの行動が分からなかった。

 

 

「……武者修行だよ」

 

「……は?」

 

「だから、武者修行! 囲碁教室の先生が、強くなるためには色んな人と打つ方が良いって言ってたから!」

 

「へー、進藤って囲碁教室に通ってたんだー。碁なんて年寄りの遊びだとか言って馬鹿にしてたのはどこの誰だったっけー?」

 

「わ、悪かったよ! 碁を馬鹿になんかして!」

 

「なーるー。だからそこいらの碁会所を渡り歩いているって訳」

 

「聞けよ人の話!?」

 

 

 ヒカルを解放し、横目で見ると、見覚えのある碁会所が。

 習慣とは恐ろしいもので、かつては何度も通った懐かしい場所に目を細める。

 

 

「だから、何度も言ってんだろ! 打つのは俺で、佐為は見てるだけだって! 昨日だって散々俺と打ったんだ! 俺の修行の邪魔はさせないからな!」

 

 

 突然の声に何事かと振り返れば、ヒカルは何もない場所を見ながら独り言を。

 ――と思うのは事情を知らぬ者だけで、自分にはそれが佐為との会話だと分かっている。

 自分はこんなにも佐為との対局を切望しているというのに、ヒカルは散々打っていると。

 

 

「へー、ふーん。べっつにー? 全然、これっぽっちも羨ましくはないんだけどねー?」

 

 

 ヒートアップする一人口論に周囲からの視線が集まって来たので、落ち着けという名目の八つ当たりにとヒカルの後頭部に拳骨を叩きこんだ。

 

 

「んげっ!?」

 

「鎮まれ進藤。天下の往来で大声とは何事だ」

 

「だからって殴ることないだろ!」

 

「よーし。進藤にはあたしをエスコートする権利をやろう。光栄に思えよ」

 

「だから人の話聞けって!」

 

「席料はあたし持ちでいいぞ」

 

「喜んでエスコートさせて頂きます!」

 

 

 清々しいまでの掌返し。

 頭を下げるヒカルに苦笑し、佐為も同じ気持ちなのだろう。

 同様に苦笑を漏らしていているのがなんとなく分かって。

 姿は見えず、声さえも聞こえないけれど。

 こうして佐為の存在を感じ取れることが、泣きたいほどに嬉しいと感じる自分がいるのだった。

 

 

 

 

 

 ◆  ◇  ◆  ◇

 

 

 

 

 

「――おしっ」

 

 

 頬を叩き、気合を補充。

 扉越しから聞こえてくる、聞き慣れた碁石と碁盤の音色。

 中にいるのは大人ばかり、何度も通ってはいるが未だに慣れることはない。

 

 

「早く入れよ、後が閊えてんだから」

 

「お前は男心ってものが全然分かってねー!」

 

「単純にビビってるだけだろ? 男心ならともかく、ヘタレの気持ちなんて分かるわけないだろ」

 

「うぐっ……!!」

 

「ほれ、はよ行け」

 

 

 高ぶった気持ちに水を差すのは、半年ほど前に転校してきた友達――後藤ヒカリだ。

 転校続きで色んな場所に住んでいたそうだが、それ以上に興味が湧いたのは、その容姿。

 髪や目の色は外人、なのに日本人顔というアンバランス、にも関わらず絶妙にマッチしている。

 その上、掴み所のないサバサバした性格なのも合わさり、一躍学校一の有名人だ。

 名前がそっくりで、転校初日の事件も合わさり、なんの偶然か仲良くはなった。

 しかし、月日が経っても、ヒカリのことは未だによく分からない。

 ヒカリが女の子だという理由も勿論ある、最近のあかりなどはもっと意味不明だ。

 

 

 ――ヒカル、このおなごの言う通りです! 男は度胸、当たって砕けろです!

 

「砕けてどうするんだ! 女顔は黙ってろ!」

 

 ――ひ、酷い!? 人が気にしていることを!? ヒカルの馬鹿! 阿保! 人でなし!

 

「なんだと! そういうこと言うんなら、もう佐為とは碁は打たないからな!」

 

 ――な、なんですとぉ!? 鬼! 悪魔! 祟ってやる! 末代まで呪ってやるぅ!

 

「冗談でもそういうこと言うなよ!? オバケのお前が言うとシャレになんねーぞ!?」

 

「……もしもし、救急の方ですか? 目の前に何もないところで会話をする精神異常者が――」 

 

「ヒカリぃ! お前のそれもシャレにならねーからなぁ!」

 

 

 無理矢理携帯を閉じさせ、舌打ちするヒカリには取り合わない。

 ついでに、最近の悩みの種である平安時代の碁打ちの幽霊――藤原佐為もスルーだ。

 戦う前から既に疲労困憊になってしまったが、同時に緊張感もどこかに消えてしまった。

 狙ってやったのかとヒカリを見遣り、あり得ないと断じて扉を潜る。

 

 

「あら、男の子が二人? アキラ君以外に君達みたいな子供が来るなんて珍しい」

 

 

 受付の人なのだろう、女性の言葉にぷっと噴き出す。

 今のヒカリの恰好は、上はパーカー、下はハーフパンツ。

 長い金髪はキャスケット帽の中に納まっているので、なるほど確かに男子にしか見えない。

 ギロリとヒカリが一瞥してくるも、すぐにショルダーバッグから取り出した財布を取りだす。

 

 

「お前って金持ちなのな」

 

「考えなしに浪費するお前とは違うってことだよ」

 

 ――ヒカリちゃんの言う通り。無駄な浪費は極力控えるべきです。

 

「そうか、だったらもう碁会所には通わなくていいな」

 

 ――必要経費というヤツですね! さすがはヒカル! 私はあなたを誇りに思います!

 

 

 佐為の相手をしている間に、ヒカリは千円札を受け付けの人に渡し、スタスタと店内へ。

 勝手知ったる我が家のような気軽さに疑問に思いつつ、自分達のような子供が珍しいのだろう、好奇を宿した大人達の視線が次々に突き刺さってくるのが分かる。

 そうして、ヒカリが足を止めたのは、自分達と同年代だろう少年の前だった。

 

 

「お、なんだ。子供居るじゃん」

 

「えっ……?」

 

「ちょ、ちょっと待って! その、アキラ君は……」

 

 

 受付の人が慌てて来るが、それには取り合わず自己紹介へ移る。

 

 

「俺は進藤、進藤ヒカル。小六だ」

 

「……後藤ヒカリ。歳は右に同じく」

 

「進藤君に、後藤君だね。僕は塔矢アキラ。君達と同じ小学六年生だよ」

 

 

 ニコリと笑い、塔矢は手を差し出してくる。

 一見真面目タイプと思いきや、中々に親しみやすい奴だと考えを改め、手を握り返す。

 次いで、塔矢はヒカリにも手を差し出すが、余所を向いているので気付いていない。

 肘で突くが一向にこちらには振り向くことはなかった。

 

 

「んじゃ、さっそく打とうぜ」

 

「でも……」

 

「ヒカリのことはほっときゃいいよ。それよりも対局だ対局。せっかくの武者修行なんだからな」

 

「ねぇ、進藤君だっけ? 囲碁を始めてどれくらい経つの?」

 

「うーん……春頃に始めたから、半年くらいかな?」

 

「は、半年って……だからアキラ君のことも……」

 

「ふふっ、別にいいですよ市河さん。僕も同い年の人と打てるのは大歓迎だし」

 

「アキラ君がそういうなら……」

 

 

 塔矢の対面に座り、碁会所巡りの際に自分に課したルールを言い放つ。

 

 

「最初に言っとく。ルールは互先、手加減なしのガチンコバトルだ」

 

「え……でも、進藤君って碁を初めて半年なんでしょ? だったら何個か置き石を――」

 

「俺、手加減されるの死ぬほど嫌いなんだ」

 

 

 戸惑う塔矢には構わず、横目で見たのは、尚も明後日の方向を向くヒカリ。

 忘れもしない、ヒカリの自宅で初めて打った対局。

 完全初心者な自分が負けるのは仕方がない、今なら憤死レベルの置き石の数だったとしても。

 しかし、ヒカリは今でも自分との対局では手を抜いている。

 最初は碌にルールも理解していなかったから根拠はなかったが、囲碁教室に通い、沢山の人達と打つことで、本気の碁打ち特有の空気をヒカリが一度も纏ったことのないと理解してしまった。

 思えば、これまでのヒカリとの対局全ては僅差での敗北、それも終盤まで打っていた。

 本音を言えば、声を大にして言いたい――手を抜くな、本気でやれと。

 だが、ヒカリが本気で碁を打たないのは、自分にそれだけの実力がないからで。

 

 

「指導碁禁止、手抜きも一切なしだ。塔矢。お前の全力、俺に見せてくれ」

 

「……分かったよ、進藤君」

 

 

 握った結果は、自分が黒、塔矢が白。

 コミは五目半。

 

 

 ――ヒカル、ヒカル。

 

 ――なんだよ、佐為。悪いけど話は対局の後にしてくれ。

 

 ――ヒカリというおなごは、あなたにとってどのような存在なのですか?

 

 

 先程の失態を冒さぬよう、周りに聞こえないように意思疎通を行う中での、佐為の問いかけ。

 そんなことかと碁盤へと意識を集中し、指先で挟んだ碁石を盤上へと放つ。

 半年前、ヒカリに負けて以来、何度となく繰り返し、だいぶ様になった打ち筋で。

 

 

「ライバルだよ。絶対に追い抜いて、追い越してやるって誓ったな」

 

 

 右上スミ小目。

 初めての対局でヒカリが打った時と同じ場所へと、彼女の背中を追い掛けるように。

 パチッと強い意志の宿った一手を放った。

 

 

 

 

 

 ◆  ◇  ◆  ◇

 

 

 

 

 

「……負けました」

 

 

 決着が着くのに、それほど時間は有さなかった。

 項垂れ、力なく投了を宣言する進藤に、塔矢はしかし彼への評価を改めていた。

 

 

「……進藤君、君って本当に碁を初めて半年なんだよね」

 

「……そうだけど、それがどうかしたのか?」

 

 

 以前対局した、子供名人戦の優勝者である同い年の彼に迫る棋力。

 棋力だけ見ればまだまだ塔矢の敵ではないが、特筆すべきはその成長速度。

 

 

「凄いよ。たった半年でここまで打てるなんて」

 

「……慰めはいらねーぞ」

 

「慰めなんかじゃない。僕は色んな碁打ちを見てきたし、たくさんの打ち手の話を聞いてきたけど、半年でここまで上達した人はほんの一握りだけだ。師匠は誰なの?」

 

「師匠? そんなの居ないけど」

 

「……じゃあ、身近にプロの人とかは?」

 

「通ってる囲碁教室の先生がそうだけど、他にも教えてる年寄り連中がいっぱいだからな。あんまり教えてもらってはないな」

 

 

 嘘だろと、動揺を必死になって隠す。

 だが、進藤が嘘を付いている様子はない。

 記憶に新しく最も印象に残っている倉田プロですら、そういった環境は必要だったのだ。

 進藤の言葉が本当なら、彼は独学だけでたったの半年でこれだけ打てるというのか。

 

 

「あっ、でも強い奴とならよく打つぜ。犬コロみたいな奴だけど……」

 

「犬コロ?」

 

「い、いや、今のは忘れてくれ。もう一人はほら、そこにいるヒカリだよ」

 

 

 その時初めて、ヒカリと名乗った彼と目が合った。

 目深に被られた帽子の奥から覗く、神秘的な緑の瞳に、心臓がドキリと音を立てる。

 

 

「よし、検討しようぜ。色々と駄目だったところはあるけど、中でも俺は此処が――」

 

「進藤、タイム。あと、チェンジ」

 

「……チェンジ?」

 

「だから、交代だよ。こっからはあたしが打つから」

 

「はあ!?」

 

 

 叫ぶ進藤を無理矢理退かし、腰掛けたヒカリを見る塔矢の目は懐疑的だ。

 

 

「……進藤君を貶めるつもりはないけど、此処から挽回なんて不可能だよ」

 

 

 出会って僅かだが、苛烈な攻め手が目立つ進藤は中々に負けず嫌いなのが理解できる。

 今回の対局、本来なら投了はもっと早かっただろう。

 それでも諦めず、前の子供名人戦優勝者の彼と違い、こちらとの力量差に委縮することなく、必死に起死回生の手を探す、決して最後まで勝負を捨てなかった、そんなヒカルの碁。

 だからこそ、せっかくの気持ちのいい碁の余韻に水を差され、塔矢は珍しく気が立っていた。

 

 

「無理かどうかは、やってから決めればいいだろ」

 

 

 瞬間――空気が一変した。

 

 

「っ!?」

 

 

 重い、まるで海の底深くにいるような。

 息が難しい、額に汗が浮かぶ、悲鳴を抑えるが手の震えは治まる気配がない。

 重圧、気迫、全てが今この瞬間も増している。

 一礼し、洗練された迷いない一手を盤上に放つ、目の前の彼から視線が離せない。

 はっはっと、長距離を走った後のように、呼吸が荒くなっていく。

 

 ――こんっ。

 

 ヒカリの指先が碁笥でも打ち付けたのだろう、突然の物音にびくっと体が跳ね上がる。

 だが、おかげで自分が緊張していることが否応なしに理解できた。

 落ち着けと自分に言い聞かせ、掌に浮かんだ汗を拭う。

 思えば、一体何を気負うことがあるというのだろう。

 この勝負、既にこちらの勝利は確定しているではないか。

 盤面は中盤を過ぎ、終盤へ差し掛かる頃だろうか。

 各所の連携は途切れ、強引な攻め手が理由の死地が目立つ。

 圧倒的に白が優勢、此処から挽回するなんてプロでも絶対に不可能だ。

 

 

「……お願いします」

 

 

 敗北はあり得ない、あるのは約束された勝利のみ。

 にも拘らず、何時もなら重さを感じない碁石が、まるで鉛でも持っているみたいに重い。

 決定打となる一手を打ち終えた後、ほっと息をつく塔矢はふと、既視感を覚えた。

 自分は知っている、この空気を、この気迫を、この重圧を。

 誰もが負け戦だと思う中、無謀にも勝負を挑む、目の前の少年から放たれるもの。

 それはかつて、無理を承知で一度だけ実現できた、忘れもしない一局。

 

 

「……ははっ……僕は、なにを……」

 

 

 有り得ない、絶対にそんなこと。

 

 

 ――まるで、本気のお父さんみたいだなんて……。

 

 

 塔矢の肉親であり、父として、最も尊敬する碁打ち。

 数々のタイトルを保持し、その名は国内に治まらず、海外にも広く知れ渡る。

 日本囲碁界の頂点に君臨する最強の棋士。

 

 後藤ヒカリから、塔矢行洋と同じ高みを感じるなんて――。

 

 

 

 

 


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