インフィニット・ストラトス〜古の英雄〜   作:ボイスターズ

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投稿の仕方が難しい(ーー;)
時系列は「原作第10巻」の後ということでお願いします。
何度も変更してすみません。


第2話 光を継ぐもの 《後編》

一夏・箒・セシリア・鈴・シャルロット・ラウラの6人は一緒に食事を取るべく食堂に向かっていたのだがーー

 

「セシリア・・・何故腕に密着している?」

 

箒が不機嫌そうに聞く。

 

「あら、殿方がレディをエスコートするのは当然のことです♪」

 

前にも聞いたぞそれ・・・と言いながら頭を抱える箒。すると・・・

 

「それじゃあ僕もエスコートしてもらおうかな♩」

 

シャルロットもセシリアとは逆の右腕に密着した。

 

「なっ!」

 

「ちょっと!」

 

「シャルロット、お前!」

 

「シャルロットさん?何をしてらっしゃるのかしら?」

 

当然セシリア達が突っかかる。

 

「男がレディをエスコートするのは当然のことなんでしょ?」

 

「おいおい2人共、流石にこれは歩きづらいって・・・」

 

ギュッ!!

2人は一夏の体を思いっきりつまんだ。

 

「いってぇ!!?」

 

まぁ自業自得だが。

 

「この状況で他に言うことはないの?」

 

「自らの喜びを自覚しない人は犬にも劣りますわね」

 

「たくっ一夏たらー・・・」

 

「私の"嫁"としての自覚が足りないな」

 

「「「「「嫁じゃない!」」」」」

 

「むぅ・・・」

 

 

 

一夏達はそれぞれパンやスープを食べながら、ISに関しての雑談をしていたが・・・

 

(昨夜見たあの夢・・・何故だろ?ただの夢とは思えない・・・)

 

「一夏?どうしたの?」

 

シャルロットが心配そうな顔をして覗き込む。

 

「ん?」

 

「なんか深刻そうな顔してたけど・・・」

 

「何か悩みでもあるなら遠慮なく言っていいぞ?」

 

鈴とラウラも心配そうな顔をしている。

 

「実は・・・」

 

一夏は昨夜の夢のことを説明した。

 

「"光の巨人"ねぇ〜・・・」

 

「ただの夢じゃないのか?」

 

箒と鈴は不思議そうな顔をしている。

 

「最初は俺もそう思ったけど、どうもあの巨人の雰囲気が引っかかるんだ・・・」

 

「雰囲気?」

 

「なんというか・・・目の前に"もう1人の自分"がいる感じがした」

 

「うむ・・・」

 

ラウラは腕を組んで考え込む。

 

その頃、宇宙から小型の隕石が地球に向かっていた。そしてそれはIS学園のある島に落下した・・・。

 

ドォーーーーーン!!

 

落下の衝撃は、一夏達のいる食堂まで届き、激しい揺れを起こした。

 

「な、なんだ!?」

 

「なにが起こったの!?」

 

「地震!?」

 

驚きを隠せない一夏達、そこへ・・・

 

ピィー・ピィー・ピィー!

 

『織斑だ!聞こえるか!』

 

「「「「「「織斑先生!(千冬姉!)」」」」」」

 

突然アラームと共に彼らの耳元に音声マークが現れ、そこから女性の声が響いた。

彼女は織斑千冬、一夏達のクラスの担任にして、一夏の実姉である。

 

『織斑先生だ。専用機持ちはすぐに地下特別区画に集合しろ!マップは転送する!』

 

「「「「「「了解!」」」」」」

 

ー地下

 

IS学園の地下にある会議室。そこに一夏達は集まった。

 

「では、状況を説明する。先程、この学園の近くの森に小型の隕石が落下した」

 

「隕石・・・?」

 

「あぁ、これから隕石の解析を開始する。」

 

すると扉が開いて小柄な緑髪の女性と水色の髪の女子2人が入ってきた。

緑髪の女性は一夏達のクラスの副担任の山田真耶、水色の髪の女子は生徒会長の更識楯無とその妹の簪。

 

「楯無さん!簪も!」

 

「やぁやぁ皆来たねー♪」

 

「山田先生、これが・・・」

 

「えぇ、これがその落下して来た隕石です。」

 

山田先生が押してきた台の上には、例の隕石が乗っている。

「何か埋まってるみたいだね・・・。」

 

全員隕石を凝視する、千冬によるとctスキャンで解析するらしい。

 

解析を始めて15分後・・・

 

「!これは天然の隕石ではありません!作られたものです!」

 

簪がありえないと言わんばかりの顔で報告する。

 

「えぇ!?」

 

鈴が驚きのあまりに声を出す。

 

「・・・山田先生、レーザーで隕石に亀裂を入れてみてくれ。」

 

「はい。」

 

山田先生はレーザーで隕石に亀裂を入れていく。すると・・・

 

「なんだ、これ?」

 

中からカプセルのような物が出てきた。

 

シュゥゥゥゥン・・・・

 

突然部屋の電灯が消え、カプセルが光りだし、中から白い服を着た女性が投影された。

 

「ホログラムか・・・ん?何か言っている?」

 

ラウラの言う通り、女性は何語かはわからないが、何かを呟いている。

 

「更識、訳せるか?」

 

「はい。」

 

カチ・カチ・カチカチ・・・⇦キーボード

 

『・・私は、地球星警備団の団長ユザレ。このタイムカプセルが地球に到達したということは、地球に大異変が発生します。その兆しとして、"大地を揺るがす怪獣ゴルザ"と"空を切り裂く怪獣メルバ"が復活します。』

 

「(ゴルザにメルバ・・・何故だ?初めて聞いた気がしない)」

 

一夏は妙な感覚を感じた。

 

『大異変から地球を救えるのは"ティガの巨人"だけです。』

 

「「「「「「!」」」」」」

 

すると、ユザレの姿が消え、代わりに赤と紫の巨人や様々な巨人たちが巨大な怪物と戦っている映像が流れた。

 

「あれは・・・夢で見たあの巨人だ!」

 

一同は唖然とした様子で映像を見ている。

 

『かつて超古代の文明を守護した巨人達は、戦いに用いた肉体を"ティガのピラミッド"に隠し、本来の姿である"光"へと戻り星雲に帰って行きました。我が末裔達よ、巨人を蘇らせて、ゴルザとメルバを倒すのです。巨人を蘇らせる方法は唯一つ・・・』

 

だが、突如ノイズが起こり映像は消えてしまい、部屋の電気が復旧した。

 

それからしばらくして、山田先生と簪が隕石の破片の解析を終えて会議室に戻ってきた。

 

「カプセルを覆っていた隕石の放射線元素を調べたところ、紀元前25万世紀から38万世紀の地層でできていました。」

 

「およそ3000万年前、新生代第三期 漸新世・・・つまり人類が地球上に現れる遥か昔です。」

 

山田先生、簪の順に説明する。

 

「そういえば一夏君、さっき映像を見たとき、夢で見た巨人と言っていたけどどういうこと?」

 

楯無が不思議そうに聞いてきた。

そういえばと千冬、山田先生、簪が視線を向ける。

 

一夏は昨夜の夢ついて説明した。

 

「うむ・・・。」

 

「とても偶然とは思えませんね・・・。」

 

「しかし、肝心の"ティガ"とはどこなんだ?」

 

千冬の言葉は最もだった。いくら巨人を蘇らせてくれと言われても肝心の場所が分からなければどうしようもない。

 

「"ティガ"ならありますよ!今出します!」

 

簪が確信を持った顔で言った後、モニターに日本地図を写し、東北地方をアップした。

 

「日本か!」

 

箒が叫ぶ。

 

ピラミッドは東北地方にあると判断したIS学園は、一夏・箒・セシリア・鈴・シャルロット・ラウラを現地に向かわせた。

その頃・・・

 

ーモンゴル平原

 

 

「グガァァァ!」

 

ーイースター島

 

「ピァァァー!」

 

ユザレの予言通り、ゴルザとメルバが復活し、申し合わせたかのようにティガの地へ突き進んでいた。

 

 

シャルロットside

 

 

東北地方にやって来た僕達は分かれて探すことにしたんだけど、例のピラミッドは未だに発見できないでいた。

 

「本当にこんな所にピラミッドあるの〜?」

 

鈴が不満そうに呟く。それは全員同意見。さっきまで空から探していたけど、ピラミッドは見当たらず、地上から探すことになって今に至る。

 

「本当にここがティガなのか・・・?」

 

ラウラも不安そうに呟いてる。

 

「皆!」

 

前から箒とセシリアがやって来た。途中で合流したみたい。

 

「そちらはどうでした?」

 

「それが全然見つからないのよ・・・」

 

「!?ねぇ、皆あれ!」

 

その時僕は見つけた、アレを・・・。

 

「「「「!」」」」

 

「一夏?」

 

橋の上で呆然としていた一夏が急に走り出した。

 

「一夏ー!」

 

「待て!」

 

僕達は慌てて一夏を追いかけた。

 

一夏side

 

『一夏・・・一夏・・・』

 

誰かが俺を呼んでる?

すると目の前に光のピラミッドが現れた。

俺は咄嗟に走り出した。何故かはわからない。ただ、行かなければいけない気がした。

ピラミッドの前に来た俺は咄嗟に触れるが、すり抜けてしまう。これには実体がないのか?

俺は吸い込まれる様に中に入って行った。

 

 

Noside

 

 

遅れて来たシャルロット達も、ピラミッドの中に入ると一夏が上を見上げながら立っている。

全員が顔を上げると、そこには3体の巨人像が納められていた。

 

「凄い・・・」

 

一夏達は呆然と見上げていた・・・。

 

「さて問題はこれをどうやって蘇らせるかだよな

ぁ・・・」

 

一夏達が巨人復活の方法を考えている頃・・・

 

ーIS学園

 

ビィービィービィー!!

警報音が鳴り、モニターに日本地図が映されゴルザとメルバの現在地が表示される。

2体の行き先は、ティガの地!

 

「まずい・・!何としてもノイズ部分を修正するんだ!」

 

「「はい!」」

 

千冬の指示で、山田先生、簪が必死にキーボードを打ち込む。

 

 

ーティガの地

 

 

一方一夏達にも、ゴルザとメルバが迫っていることが知らされ、撤退することになった。

 

「だけど、巨人は!?巨人を蘇らせる方法は!?」

 

「どうしても、ノイズ部分が修正出来ないそうだ・・・」

 

ラウラががっかりした表情で伝える。

 

「っ・・!うあぁぁぁぁ!!!」

 

一夏は悔しそうな顔で石像を見上げる。

すると彼は何かを感じとったのか、叫び声を上げながら走り出した。

 

「ちょっと一夏ー!」

 

「どうしましたの!?」

 

慌ててセシリア達も追いかける。

 

ISを展開した一夏達は一先ず空から様子を見ることに。

 

「本当に恐ろしいわね・・・」

 

鈴は顔を引きつらせながら呟く。

ゴルザはピラミッドに向けて額から超音波光線を打ち出した。

 

ピラミッドが崩壊し始めたのを確認したゴルザは、今度は全身から力を溜めてより強力な光線を放った。これにより、ピラミッドは完全に崩壊してしまった。

遅れてメルバも降り立った。

 

すると2体は石像を破壊し始めた!

 

「あぁ!石像が!!」

 

「くっ・・!」

 

シャルロットと箒が悔しそうな声を出す。

最後に残った1体も、ゴルザに倒された。

 

「やめろーー!!!」

 

一夏は無我夢中でゴルザに突っ込んでいく。

左手から荷電粒子砲をゴルザに放つが余り効果がない。

 

「一夏!?」

 

「あのバカ!!」

 

「一夏、ダメ!戻って!」

 

シャルロット達もそれぞれの武装でゴルザやメルバを攻撃するが、やはりあまり効果がない。

 

「ピィィィィィィ!!」

 

途端にメルバが後ろから邪魔だとばかりに目から怪光線、メルバニックレイを一夏に放った。

 

「ぐぁぁ!」

 

不意打ちを受けた一夏は、そのまま地上に落下していく・・・。

「一夏(さん)ー!!!」

 

箒達はそれを見ていることしかできなかった。

 

 

一夏side

 

 

メルバに撃ち落とされた俺は、薄れゆく意識の中で、最後の石像を見つめる。

 

「なぁ・・お前なんだろ?俺にあの夢を見せたのは・・・。頼む、俺に力を貸してくれ!皆を、地球を守るにはお前の力が必要なんだ・・!だから目覚めてくれ・・!"ウルトラマンティガ"!!」

 

何故だろう・・この名前、ずっと前から知っていた気がする。俺の体は叫びと共に光に包まれ、石像に向けて飛んで行った・・。

 

一夏が撃墜されて落下する中、箒達は彼の体が光に包まれるのを目撃していた。

 

「一夏!?」

 

全員が唖然とする中、光となった一夏は石像に宿った。

 

「グルルル・・」

 

最後の1体も破壊しようと、ゴルザが迫る!だが奴は気付かなかった。一夏が宿った直後、石像の額が輝いたことを・・・。

ゴルザは巨大な足で踏み潰そうとしたが出来なかった。

何故なら石像が腕をクロスさせて防いでいたから。

 

「グルル・・?」

 

不思議そうに唸るゴルザ。よく見ると、石像の胸の真ん中に青い光が灯っていた。

そしてついに・・・

 

「タァッ!」

 

巨人が立ち上がり、その拍子にゴルザは倒れた。

 

登場のポーズをした後、ファイティングポーズをとる巨人。唖然とする箒達だが、すぐに報告に入る。

 

IS学園でもこの光景が作戦室のモニターに映されていた。

 

「先生!巨人です!巨人が蘇りました!」

 

「か、かっこいい・・・!」

 

巨人を見た瞬間、簪は目を輝かせていた。ヒーロー好きの彼女なら無理もないが。

 

「すごい・・・」

 

一方の楯無も若干興奮していた。

 

「こちらでも確認した!全員退避しろ!そこにいると危険だ!(だが、どうやって蘇ったんだ?)」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

 

一夏の皆を守りたいという願いが光を呼び出し、彼は光となって巨人の体内に溢れた。一夏の生命を得ることで、巨人は長き眠りから目覚めたのだ。

今ここに、光の巨人、ウルトラマンティガが復活した!

 

「ジュアッ!」

 

ティガはゴルザの頭部にチョップを打ち込み、膝蹴り、回し蹴りを放つ。

 

「ピャアァァァ!」

 

メルバもティガに攻撃しようとするが、ティガはそうはいくかとばかりにゴルザの動きを封じて蹴りを放つ。

腹部にそれを受けたメルバはバランスを崩して倒れる。

 

ゴルザは超音波光線を放とうと額にエネルギーを集中させるが、ティガに額と口を抑え付けられて不発に終わる。

 

ゴルザはティガの腕を解いて両手を掴むと

自慢のパワーでティガを押さえ付ける。

メルバは翼を広げてジャンプし、ゴルザに気を取られているティガ目掛けて急降下キックを繰り出し吹っ飛ばす。

 

「ウワァァ!」

 

ゴルザは超音波光線を放つが、ティガは側転で全てを避ける。

メルバが両腕の鋏で攻めてくる。咄嗟に受け止めたティガだが、ゴルザに背中を向けられてしまう。

 

「グギアァァァァァ!」

 

それを見逃すはずがなく、ゴルザは超音波光線を放つ。背中に直撃したティガは膝をついてしまい、メルバの鋏で吹っ飛ばされた。

 

「・・・」

 

ティガは策を考えながらメルバからゴルザに視線を移す。するとティガの額にあるクリスタルが赤く輝いた。両腕を交差させて組んだ後、左右に振り下ろす。

 

「ンンンン・・・ジュア!」

 

ティガは赤き姿、パワータイプにタイプチェンジした。

 

「色が変わった!」

 

「なんか強そう・・」

 

「・・・」

 

驚く鈴とシャルロット。簪に至ってはあまりのかっこよさに固まっていた。

パワータイプにチェンジしたティガが走り出すと、ゴルザは超音波光線を撃った。

 

「危ない!」

 

咄嗟に箒が叫ぶ。

 

だが、ティガはゴルザの超音波光線をウルトラバリアで防ぎ、メルバのメルバニックレイも防いだ。

 

「ハッ!」

 

ティガはゴルザにタックルを叩き込むとすかさずゴルザの背中を掴んで相手の背骨を折るウルトラバックブリーカーでゴルザの背骨を砕き、痛みで苦しむ奴を背負い投げで地面に叩きつけた。

 

「ピァァァァ!」

 

メルバが猛スピードで突進してきた。

回し蹴りを繰り出したティガだが、メルバはそれを飛翔して簡単に避けた。

 

「!」

 

するとティガはゴルザが地底に潜ろうしているのに気付き、慌てて向かっていく。

だが、上空からメルバがメルバニックレイで妨害してきた。

 

「グァッ!」

 

背中に命中し、膝をつく。その間にゴルザは地底に潜って行った。

 

ピコン・ピコン・ピコン・ピコン・・・

胸のカラータイマーが点滅を始めた。

 

「ピャアァァァァ!」

 

その時上空からメルバが接近してくる。

 

「!」

 

額のクリスタルが紫に輝き、両腕を左右に振り下ろす。

 

「ンンンン・・・ハッ!」

 

今度は空中戦が得意な紫のスカイタイプにチェンジした。

「また変わった!」

 

「赤い時と違って速そうね」

 

ー作戦室

 

「かっこよすぎる・・」

 

「(簪ちゃんをここまで夢中にさせるなんてね〜)」

 

ー現場

 

スカイタイプにチェンジしたティガは、足をバネにして勢いよく飛び上がり、迫るメルバに向かってスカイタイプの得意技、ティガ・スカイキックを繰り出し、メルバはまっさかさまに落下した。それを追ってティガは着地する。

地上に叩きつけられたメルバはどうにか立ち上がるが、足元がふらついている。

 

「チェアッ!」

 

ティガは頭上でエネルギーを集約してスカ

イタイプの必殺技、ランバルト光弾を放った。

 

「ピャアァァァァ!」

 

メルバは断末魔を上げて爆発した。

 

「ジュアッ!」

 

戦いを終えたティガは空に去って行った。

 

「行っちゃった・・・」

 

全員唖然としながら空を見つめる。

 

「そういえば一夏さんは!?」

 

セシリアが慌てた様子で話すと、全員がそういえばと思い周りを見渡す。

 

「あ、あそこ!一夏よ、ほら!」

 

鈴が指差す方向に目を向けると、一夏が大きい声で「おーい!!」と叫んでいる。

 

ー地上

 

「一夏のバカバカバカ!心配かけて!」

 

「全くお前という奴は!」

 

「ほんとですわ!」

 

「心配かけんじゃないわよ!」

 

「痛い痛い!痛いって!」

 

無事に箒達と合流した一夏だが、シャルロット、箒、鈴、セシリアに心配かけた罰として袋叩きにされていた。

 

「その様子だと怪我は無さそうだな?」

 

「あぁ、この通りピンピンしてるぞ」

 

ラウラの問いに一夏は自信たっぷりに答える。

 

「それじゃ、帰ろっか?」

 

「だな」

 

「えぇ」

 

一夏達がIS学園に帰還している頃、誰もいない作戦室では、またあのカプセルが起動していた。

 

『巨人を蘇らせる方法は唯一つ、一夏が光となること。その巨人の名は"ウルトラマンティガ"』

 

「ウルトラマン・・・ティガ・・・」

 

ポツリと呟く一夏は、左胸が光っていることに気づく。

取り出してみると・・・

 

それはティガへの変身アイテム・スパークレンスだった。

 

「(これは・・・)」

 

一夏が意味深な表情で見つめていると、スパークレンスは夕日を受けて神秘の輝きを放っている。複雑な思いを抱きながらも、一夏達はIS学園に飛行していった。

 

 

ED【Brave Love Tiga(インフィニットヒロインズ)




ついにティガが復活です。
ハーメルンは投稿仕方が難しくて大変です。
評価、感想お待ちしてます!

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