インフィニット・ストラトス〜古の英雄〜   作:ボイスターズ

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戦闘描写が今まで一番酷くなったかもしれません。
お気に入り登録がいつの間に60人を超えていました・・・!

皆さん本当にありがとうございます!!


第14話 光の騎士vs闇の騎士

一夏side

 

「ハァァァ!!」

 

俺は第二形態を超えるスピードで接近し、雪片弐型・真打でゴーレムIVを一撃で一刀両断する。

 

残り6機。

 

「なんちゅう切れ味・・」

 

鈴はその力に唖然とする。それは箒達も同じだった。

更に俺は最高速度で突撃する。

 

「デァァァ!!(エネルギーが殆ど減ってない!これなら行ける!!)」

 

今の白式は、瞬間加速に匹敵する速度を出している。それなのにエネルギーは殆ど減っていなかった。

 

突撃を受けたゴーレムIVは胴体に風穴を開けて機能停止した。

残り5機。

 

 

5機のゴーレムIVがビームを打ってきたが、素早く雪羅のシールドで全てを防ぎ、右手からハンドスラッシュを連射してダメージを与える。

 

 

「テァッ!」

 

両手を胸に添えて、ティガ・マルチタイプの技であるティガ・スライサーを放ち、右腕を切断し、荷電粒子砲で左腕を破壊する。

 

「これで、どうだぁぁぁ!!」

 

今度は雪片弐型・真打の刀身にエネルギーを込めて斬撃を放つ。

ティガ・スライサーのエネルギーを込めて放つマルチ・スラッシャーだ。

これによりゴーレムIVは3機撃墜された。

残り2機。

 

「デュワッ!」

 

腕をL字に組み、簡易版のゼペリオン光線で残りのゴーレムIVを全て撃墜した。

 

「あの数を1人で・・」

 

「凄い・・!」

 

「残りはお前だ!決着をつけようぜ。」

 

刀身をマドカに向けて宣言する。

 

「舐めるなぁぁぁぁ!」

 

マドカはダークドラゴンスラッシュを最大威力で放つ。箒達を一撃で倒した技だが、今の俺にはそんなモノは通用しない。

 

「フン!!」

 

正面から真っ二つに斬り裂き、更なる加速を発揮する。

 

「いっくぜぇぇぇぇ!!」

 

連続瞬間加速中に瞬間加速する超絶加速、超瞬時加速《ハイパー・イグニッション・ブースト》を、更に零落白夜が進化したらしい零落白夜・極を発動。

赤と青紫のオーラを纏い、刀身は黄金の刃が形成された。

 

瞬間移動の如く移動して一気にシールドエネルギーを削る。かなりのダメージを受けた筈だ。その衝撃で黒騎士のバイザーが割れ、マドカの顔が露わになった。

全く何で千冬姉にそっくりなんだか・・俺は内心そう不満げに呟いた。

 

「バカな・・私が貴様如きに・・!」

 

「ここまでだ、大人しく投降しろ!」

 

無駄な戦いはしたくない。例え敵でも、生きている人間を傷つけたくないんだ。

 

「投降だと?ふざけるな!!私という存在になるために、貴様は殺さなければならないんだ!!」

 

「お前、何が言いたい?」

 

雪片を戻して格闘戦を仕掛ける。

 

「私は造られた命だ!私が私であるために、お前には犠牲になってもらう!!」

 

その言葉に俺の中で何かが弾けた。

 

sideout

 

 

Noside

 

「ふざけんじゃねぇぞてめぇ!!」

 

パンチ、蹴り、エルボーを繰り出し、投げた所を荷電粒子砲で遠くに飛ばす。

 

「たとえその身体が人に造られたものだとしても、お前という魂が宿っている時点で、お前はお前だ!俺でも千冬姉でも、他の誰でもない!織斑マドカという1人の人間だ!」

 

「っ・・・黙れ!この一撃で貴様を殺す!!」

 

マドカはフェンリル・トライデントに再度"闇の力"を結集。

 

「だったら・・!」

 

一夏は両腕を腰まで引いて前方で交差させ、左右に大きく広げてエネルギーを集約する。

 

「あの構えって!」

 

「ティガの技だよ!」

 

「「ハァァァァ!!!」」

 

マドカは最大威力のダークネスクライシスを、一夏はティガ・マルチタイプ最強の必殺技であるゼペリオン光線を放った。

 

2人の光線が激突し、衝撃波が周りに突風を起こす。

 

「行けぇぇぇぇ!!!」

 

次第にゼペリオン光線が押し返し、遂に黒騎士に命中。

気を失い、落下していくマドカを受け止め、箒達の元へ飛んでいく。

 

「皆、大丈夫か!?」

 

「あぁ・・・」

 

「何とかね・・・」

 

「私も大丈夫ですわ。」

 

「心配するな。」

 

「ご心配なく〜」

 

全員傷だらけではあるが命に別状は無さそうだ。

 

「一夏、白式のその姿は・・・」

 

「話は後だ。コイツを千冬姉に引き渡すぞ。隊長、無人機は全て破壊。黒騎士の操縦者を捕獲しました。これより帰還します。」

 

『了解した。ご苦労だった。』

 

箒が聞こうとするが一夏はそう言って千冬に連絡を入れた後、全員学園に戻っていった。

 




流石に強くし過ぎたかもしれない・・・。

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