インフィニット・ストラトス〜古の英雄〜   作:ボイスターズ

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漸く第6話投稿できました。


第6話 悪魔の影

 

グドンとの激闘から3日後。

千冬は国際IS委員会に召集され、会議に参加していた。

 

「先日IS学園に現れた怪獣と光の巨人・・確かウルトラマンティガ?だったかな。

千冬君、君は彼は味方だと確信を持っているそうだが?」

 

「えぇ。彼は間違いなく人類の味方です。」

 

議員Aの質問に千冬は断言する。

 

「しかし彼は我々にとっては未知の存在だ!これから脅威になる可能性もあるぞ!?」

 

「それに奴は神聖なるISを汚す存在よ!

私達からしたら耐え難い屈辱だわ!」

 

議員BとIS部隊の隊長が声をあげる。

どうやら隊長の方は女尊男卑に染まっているようだ。

それからというもの、ティガは味方だ敵だと意見が多数出て荒れ始めた。

 

「静かに!!今ここで我々が言い争ったところで何にもならない!千冬君が信用するほどだ。我々も彼を信じてみようじゃないか。」

 

議長の言葉に出席者はしぶしぶ静かになった。

 

「・・・千冬君、君に頼みがある。」

 

「なんでしょうか?」

 

「君に、学園側で新たなIS部隊を結成し、その隊長を務めてほしい。」

 

議長の言葉に全員が驚きを隠せない。

 

「議長、まさかアレですか!?」

 

議員Bの言葉に議長は静かに頷く。

 

「本気ですか!?彼らはまだ10代の若者ですよ!?そんな危険なことをさせる訳にはいきません!」

 

どうやら千冬も知っているようだ。

 

「私だって辛い・・!だが、専用機を持つ彼らしか頼りがいないのだ!」

 

千冬は議長の言葉に何も言えなかった。

 

「・・・わかりました。ですが、私1人の判断では決定できませんのでこちら側でも協議してみます。」

 

「頼む。では本日はこれで解散!」

 

出席者は会場を出て行くがIS部隊の隊長はなにやら様子がおかしかった。

 

「?おい君。どうした?」

 

心配した議員Cが彼女に近づく。

するとなにやら不気味な笑みを浮かべ、右手を突き出す。

その瞬間、議員Cは遠くに吹き飛ばされた。

 

「くっ・・なにをする!?」

 

『フッフッ・・人間は実に愚かな存在だな。』

 

「貴様、一体何者だ!」

 

千冬が彼女?に叫ぶ。

 

『我が名はキリエル人・・。」

 

「キリエル人?」

 

『そう・・遥か昔に地球に訪れた人類をより良い方向に導く者。お前達は崇める存在を間違えている。本来崇めるのはティガではない!我らキリエル人なのだよ・・。』

 

「どういうことだ?」

 

『簡単なことだ。奴は味方の振りをしている悪魔でしかない・・。』

 

「なに!?」

 

『フッフッフッ・・これより"聖なる炎"を燃やす。外に出て確かめるのだな・・』

 

そう言い終えると彼女?は意識を失って倒れた。

 

「おい!?大丈夫か!?」

 

「救急車を呼べ!」

 

議員達が彼女の安否を確かめるなか、千冬は会場を出て外を見る。

すると目の前の建物が次々と炎に包まれて爆発した。

 

「これの・・・これのどこが聖なる炎だ!!」

 

千冬は真耶に通信を繋げる。

 

「真耶、聞こえるか?」

 

《織斑先生?どうしました?》

 

「IS部隊の隊長が何者かに憑依された、しかも現在大規模な火災が発生している。」

 

《なんですって!?》

 

「幸い憑依された彼女は気を失っているだけのようだ。それと例の"アレ"を本格的に始動した方が良さそうだ。」

 

《そうですか・・織斑君達にこんなことさせるのは申し訳ないですが・・》

 

「あぁ。私もできれば避けたかったがやむを得まい。新部隊・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"GUTS"を結成するしかなさそうだ。」

 




やはりティガといえばGUTSだろう思い、新部隊の名前に付けちゃいました。

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