魔法少女リリカルなのは 軌跡を探して   作:にこにこみ

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87話

 

 

9月中旬ーー

 

あれから半月、ミッドチルダの空気の不穏さを増す一方だった。ギャラン議長とソイレント中将率いるいわゆる過激派はテロリスト対策の名目でイレイザーズの哨戒を大幅に強化しており……対抗する様にレジアス中将率いる地上部隊はテロリストに備え、捜索に専念していた。ここで強化を行ったら市民の不安が大きくなるだけ、と言う正しい判断によって行動していた。

 

そして、イレイザーズが正式に発表されてすぐに、イレイザーズは何の為に発足された……と言う噂が流れ始めていた。実際、イレイザーズが活動している場面はあれ以来一度もない……異界の事件が起きたのにもかかわらず。俺達はなのは達とも協力してもらい、何とか混乱を避ける事が出来た。

 

そして秋晴れの午後ーー

 

本年度初めてとなるレルム魔導学院・理事会が開かれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今現在、6限目……特別HRを行なっている時間帯に、階下で会議室で今年初めての理事会議が開かれていた。つまり、ミゼットさん、ソフィーさん、グランダムさん、ラースさんがこの学院に訪れていた。

 

だが、今気にすべきは来月に行われる学院祭の出し物について、話し合われていた。

 

「ーー開催日は来月の10月23日と24日の2日間。出し物の準備は21日の午後からになるよ」

 

ブラックボードの前に委員長のすずかと副委員長のリヴァンが立ち、進行役にすずかが教卓の前にいた。テオ教官は自習の名目でいなかった、おそらく会議の護衛に回っているのだろう。

 

レルム魔導学院は基本出し物は1学年と2学年だけ、3学年は進路もあり有志希望となっている。他にもクラブごとに出し物をして、学園祭が行われる。

 

「当然、その前の日にも準備が必要だよ」

 

「……まあ、その意味でも何をするのかも大事だろう。展示、イベント、ステージ……それともちろん飲食店なども許可されている」

 

「そう言う事で、皆でアイディアを出してから決めよう。何でもいいから、思いついた物から言ってね?」

 

そう提案してくるが、誰1人として手を上げる者はいなかった。

 

「あ、あはは……」

 

「はあ、こっちもサッサと終わらせたいんだぞ……」

 

「ああ、判ってはいるんだが……」

 

「その、集中できないっていうか……」

 

「そう言う君も、落ち着きがないんじゃない?」

 

「ぐ……」

 

「あはは、無理もないよね」

 

「ちょうど今、理事会で私達の処遇も話されているからね……」

 

「その理事が師、家族ともなればなおさらです」

 

全員、気になっているが。さらに俺とツァリ、シェルティスはさらに気にしていた。

 

「そうだな。今月の実習もどうなるか分からないし……」

 

「先月の実習のことを考えたら中止もありえるな」

 

「その決定に身内が関わっているんだ、気にもなるんだ……」

 

「……うん、そうだね」

 

「判らなくもあらへんなぁ……」

 

「実際、実習に行くかどうかで準備期間も変わるし、出し物にも影響が出るし……困ったね」

 

「そもそも、ここ最近管理局に引っ張り凧だし……」

 

「正直、疲れるよ〜……でも、やるからには1番にならないとね!」

 

アリシアが立ち上がり、机に片足を立てて大きな声で宣言した。同意したい所だが……良い子も悪い子も机に足を乗せないでね。

 

「はあ、そうだったわ。早速I組の子から宣戦布告されたんだったけ……」

 

「なんやそれ?」

 

「エステートさんだね、確かに前からアリサちゃんをライバル視してたから」

 

「実際、中間であいつらにかなり対抗意識を燃やしてるからな」

 

「でも勝つとなると……こっちの人数が少ないことも考えないとね」

 

「確かに……出し物も限定されてしまいますね」

 

「うーん、せめて他のクラスの出し物が分かるといいんだけど」

 

脱線した話し合いは元に戻ってきているが、まだ完全に集中仕切れていなかった。

 

「ほらお前ら、もっとシャキッとしろ」

 

そこへ、テオ教官が教室に入ってきた。

 

「テオ教官……」

 

「えっと……自習だったのでは?」

 

「ああ、そうだが理事会が今しがた終わってな。それでこっちに来たんだ」

 

「そ、それで……⁉︎」

 

なのはが主語もなくテオ教官に質問した。主語はもちろん特別実習についてだと判っていたので、やんわりと返した。

 

「お前らの師匠と親はスパルタらしくてな……全会一致で実習の継続が決定した」

 

テオ教官のその一言で、全員の肩の荷が降りた感じの顔になった。

 

「ふう……」

 

「……そうですか……」

 

「あはは、ちょっと安心したかな」

 

「先月のこともあるし、慎重に動こかないといけないけど……」

 

「それでも、特別実習があるから私達という感じがあるからね」

 

「……そうですね」

 

「うん、そう思うよ」

 

「ソフィーさんやミゼットさんに感謝しないとね」

 

「あはは、よかったね」

 

「ええ感じになったなぁ」

 

前とは打って変わって、教室の空気が良くなった。

 

「ああ、そうだ。 提督と理事達はそろそろ帰る頃だ。まだ授業中だが、許可するから挨拶でもしてこいよ。どうせ出し物も決まんないだろ?」

 

「あ……」

 

「ありがとうございます」

 

「それじゃあ、お言葉に甘えて」

 

許可も立たことで、俺達は教室を出て……校舎を出た所にいた方々を見つけた。

 

「兄さん!」

 

「お父さん……!」

 

ツァリとシェルティスはそれぞれの家族の元に向かい、俺とアリサ達ははソフィーさんの元に向かった。残りはミゼットさんの元に。

 

「ソフィーさん、会議以来ですね」

 

「ああ、お前達もあれから相当苦労したようだな」

 

「いえ、私達として当然の事をしただけです」

 

「ええ……でも、あんな事仕出かしておきながら未だに動かないあいつらには腹が立ちますけど」

 

「奴らに目的は隊を発足することにある。それ以上の事は今はしてこないだろう、今はお前達が出来ることをして行けばいい」

 

「うん、そうするよ」

 

「……この先、幾度となく苦難がお前達に迫ったくるが……」

 

肩に手を置かれ、まっすぐ真剣な眼差しを向けられ……

 

「お前達なら……きっと乗り越えられる」

 

「「「「はい!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3日後ーー

 

特別実習の続行が決定して、ようやく意識が来月の学院祭に向き始めた。が、実習で大切な準備期間が減ることもありったが……

 

明日が自由行動日を控えたHRの終わりに、なのはが喫茶店を提案した。理由を聞いたが、喫茶店の経験者が2人にフェイト達5人もそれを長い間見ているのと、はやてはもちろんのことVII組のほとんどが料理経験者だったから。ツァリとシェルティスはできないと思っていたが、ユエは伝統的な料理だができて、以外にもリヴァンもできるそうだ。聞いて見たら、テオを放っておいたら野垂れ死ぬらしい。とてもわかりやすかった。

 

そんなことでVII組の出し物が決定し、それぞれの分担と準備を始めた。ちなみに人数が足りない分は魔法でどうにかしてもいいらしい。そしてアリサからの提案で個性を出すために一品、来週までに出す事となった。

 

何を作るか頭を悩ませながら正門を出ると、ふと鈴虫の静かな音が聞こえてきた。

 

「虫の音……そうか、もう秋なんだな」

 

入学してもう半年、この学院に入ってさらに目まぐるしい日々を過ごしきた。いろんなこともあってあっという間だった気もする。

 

「あれ、レンヤ君?」

 

呼ばれて振り向くと、フィアット会長が歩いて来た。

 

「あれ……珍しいですね、こんな所で会うなんて」

 

「うん、さっきまで会議だったんだけどすぐに終わってね。今日は早上がりをさせてもらったの」

 

「そうだったんですか。会議というと……やっぱり学院祭の?」

 

「うん、来月に向けてやらなきゃいけない事は山ほどあるから。明日、また話し合うことになったんだ」

 

「お疲れ様です。そういえば、明日の依頼はもう用意できていますか?よければ、すずかに渡しておきますけど」

 

「あ、レンヤ君達の依頼は寮で寝る前にまとめているんだ。でも、これから買い出しもあるし、やっぱり明日の朝に届けるよ」

 

「そうですか……よろしくお願いします」

 

心苦しいが、用事もあるわけだし仕方がない。

 

「でも、やっぱり今回はやめてもいいんだよ?レンヤ君達もあんな事があって大変だろうし」

 

「いえ、特別実習もそうですが。この依頼があっての自由行動日みたいなものですから。と、そうだ、これから買い出しに行くんでしたよね?ひょっとして結構、荷物になるんじゃあ?」

 

「うーん、それなりには、かな?あ、書店に頼んでいた資料もあったっけ。それに、うーーん……」

 

「良かったら荷物持ちを引き受けますよ。いつもお世話になっているお礼ってわけじゃないですけど」

 

「そ、そんな……悪いよ……!むしろこっちがいつもお世話になっているし」

 

「あ、それなり相談に乗ってもらいませんか?実はーー」

 

フィアット会長に喫茶店に出す料理について、相談してもうもらえないか頼み。それで了承をもらい、一緒に買い出しに向かった。

 

最初に雑貨店に向かい、次に書店、そこで他にも必要な物が見つかり荷物を追加し。最後に向かった質屋で望みの物は買ったが、2人の会話が弾んで当分は店を出られなかった。

 

そしてその後、店を出ると外はすっかり夜になっており、少し肌寒かった。

 

「ふう、これで終わりって……って、もうこんな時間⁉︎」

 

「もう日が暮れるにも早くなって来ましたね。それにしても、会長がこの店の常連だとは思わなかったです」

 

「あはは、リヒトさん、色々な物を仕入れてくれるから。学院の購買で買えないものはいつもお願いしてもらっているよ。学園祭に使う道具や着ぐるみとか」

 

「なるはど、確かに普通の店じゃ手に入りませんね」

 

「うん……って、いつの間にレンヤ君にそんな荷物を⁉︎」

 

どうやら会話や買い物に必要な物しか頭に夢中だったようで、すごく慌てている。

 

「ゴメンね!私も持つからっ!」

 

「このくらい平気ですよ」

 

「う、ゴメンね。ならコーヒーでも買ってそこで休憩しよ、学院祭について相談に乗るよ」

 

駅前の喫茶店でコーヒーをテイクアウトし、公園のベンチで相談に乗ってもらった。

 

「なるほど、ちなみにレンヤ君はどれくらい料理が出来るの?」

 

「えーっと、パックに入った味付け肉を焼いてご飯に乗せるレベルです……」

 

お菓子作りならお母さんも認める腕だが、料理は必要最低限で、いわゆるイギリスレベルだ。最近は改善されているらしいが……

 

「でも、お菓子作りなら自信がありますよ。たまに作っていますし、担喫茶店に出すお菓子の担当も俺になりましたし」

 

「え、じゃあなんで私に相談を?」

 

「ちゃんとした料理を作ってみたいんです、それでフィアット会長に相談を」

 

「そっか……でもゴメンね、あんまり力になれそうもないや。私もはやてちゃんのように上手じゃないし……」

 

「そうですか……すみません、無理を言ってしまって」

 

「ううん!大丈夫だよ、でも……それなら自分が好きな物や、思い出に残った物を作ればいいんじゃないかな?」

 

「確かに、そうですね……、!」

 

ふと頭をよぎったのは彼女の記憶にある食べ物だった。彼女は友人が作ったそれをとても嬉しそうに食べていた。

 

「……ありがとうございます、やっぱり相談して良かったです」

 

「私は何にもしてないよ、でも良かった」

 

フィアット会長は立ち上がると荷物の前に来て……

 

「それじゃあ、お手数だけど第二学生寮まで付き合ってね?あんまり遅くなるとお互い、夕食に間に合わなくなりそうだし」

 

「はい、そうですね……って、だから会長はこれ以上持たなくてもいいですよ。力仕事は後輩に任せてください」

 

荷物を持とうとしたフィアット会長を止める。

 

「でも、うーーん……よし!」

 

何を納得したのか、次々と荷物を持たされた。

 

「ちょっ……⁉︎」

 

「ふふふ、頑張れ後輩君♪」

 

「は、はい……!」

 

それからフィアット会長を第二学生寮に送った後、俺も寮に帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日ーー

 

今日は異界対策課の活動もないので……事前に調べたのと記憶にあった材料を買い、早速試作を作り始めた。なのはとフェイトとアリシアは学院の調理室で俺と同じことをやっている、どういう訳か寮でやらなかったのかはわからないが……すずかは生徒会からの依頼を、アリサは異界対策課に、後の皆はクラブでファリンさんはノルミン達と一緒に地球に行っていて、寮にいるのは俺だけだ。

 

「ええっと、確か先ずはパイ生地を作って……それからーー」

 

今作ろうとしているのはキッシュだ。もちろん好きな食べ物はちゃんとあるが……フィアット会長に言われてすぐに思いついたのはキッシュだった。

 

パイ自体作った事はあったので上手くいき。卵を溶いてそこに牛乳、生クリームを入れて混ぜる。刻んだほうれん草はじっくり炒めてから、切ったミニトマトとジャガイモと一緒にパイ生地を敷き詰めた型に入れ、さらにそこに溶き卵を流し込み、予熱しておいたオーブンで焼き、しばらくして……

 

「よし、上手くいった」

 

タイマーが鳴り、オーブンを開けると、美味しそうに焼き上がったキッシュが完成した。早速切り分けて食べてみた。

 

「…………美味しいけど、なんか違うなぁ……?」

 

元々、1発で完成させようと考えていないので小さめに作って良かった。

 

「味付けを変えて、もう一回作ってみるか」

 

今度は手のひらサイズの型で作り、同時に複数個作った。そんなのが昼まで続いた。

 

「……違う……これも違う……」

 

すでにテーブルの上にはいくつものキッシュが置かれていた。どれも一口しか食べていないが、いい加減全部食べないと行き詰まる。

 

「はあ……頭を切り替えるか」

 

息抜きと一緒に、ちょうど昼なので作ったキッシュを近所と他の学生寮にお裾分けすることにする。さっきので材料も切れたし。

 

キッシュをバケットに入れ、近隣の家といつもお世話になっているお店、第一、第二学生寮にお裾分けをした。教会で実際に子ども達に食べてもらったら、美味しいと言ってくれた。お菓子を作った時にも言われたが、どこか違う感じがして……でも嬉しかった。失敗作ということは申し訳無かったが。

 

「あれ?レンヤ君、なんでこんなとこおるんや?」

 

また雑貨店に向かおうとしたした時、学院の方向からはやてが歩いて来た。

 

「ちょっと試作をお裾分けにな。はやてこそ、もうクラブはいいのか?」

 

「元々、準備する物は少ないからなぁ。後は注文した書籍を待つだけや。そういや、レンヤ君のクラブはなにするん?」

 

「錬武舘の隣にある池で釣り体験をやるんだけど、準備する物がないから……準備期間だけでもどうにかなるんだ」

 

「それは羨ましいなぁ。それで、レンヤ君はこの後また試作作りなんか?」

 

「ああ、ちょうど材料を使いきったから、また買わないといけないが」

 

「……て言うか別に作んなくてもええんやで。レンヤ君にはお菓子の方を任せてとるんやし」

 

「いいんだよ、好きでやっていることだし。それに中途半端は嫌なんだ」

 

「そうか……なら私も手伝うで! この後暇やし」

 

「うーん……なら頼む」

 

「うん、任しときぃ」

 

雑貨店で材料を買い、寮に戻り試作作りを再開した。

 

「それで、材料は合っとるんやな? なら調理手順が違うんやないか?」

 

「やっぱそうだよな。もしくは調味料の違いか……」

 

目を閉じてゆっくり思い出してみる。そういえばあの時、プディングが甘過ぎたと言っていたな。そして……その後起こった悲劇を思い出し、頭を横に振る。

 

「レンヤ君?どないしたん?」

 

「いや……なんでもない。まずは先走らず、気分転換に甘いお菓子を作ろう。さっき一応蜂蜜を買ったし……いつもはビスケット生地だけど、今日はパイ生地でタルトを作ろう」

 

「おお〜!レンヤ君の手作りお菓子は絶品やもんな!」

 

俺は忘れるように作り始める。だが……

 

【人は苦痛には耐えられるが、幸福には逆らえんーー】

 

どうしても、あの道化の言葉が頭から離れなかった。

 

(大丈夫。闇の書が見せた夢にも耐えた……だから、大丈夫)

 

今度こそ頭から振り払い、調理に集中した。その後、新たに作ったキッシュをはやてに食べてもらった。

 

「ハム………うん、美味いんよ。でも、レンヤ君は納得せいへんやろ?」

 

「ああ……そうだな」

 

一口食べてからそう答えた。だが段々と近づいている感じはする。

 

「そういえばレンヤ君、なんでキッシュなん?」

 

「と……言うと?」

 

「レンヤ君、キッシュが好物やあらへんし、そもそも聞いたことあらへん。それに、なのはちゃんから一度も桃子さんがキッシュを作ったの言うてへんかったしなぁ。なのになんでここまでこだわるや?」

 

「それは……」

 

「もしかして、例の記憶なんか?」

 

「まあ、そうだな。1番印象に残った事だし」

 

「そうかぁ……」

 

「今はそんなことより目の前の事に集中しよう。次はどうする?」

 

「そうやなぁ、アクセントなら胡椒、とろみならチーズあたりやけど……」

 

その後も試作が続き。途中、生徒会の依頼を終わらせたすずかも一緒に手伝ってもらい……

 

「うん、これだ!この味だ!」

 

「どれどれ……おお〜!メチャ美味いやんけ!」

 

「ほんと、すごく美味しいよ!」

 

「でも、ここまで来るのにぎょうさん作ったなぁ……」

 

はやては台所に積み上がった、洗い物を見て遠い目をする。

 

「だけど、これならいけると思うよ。なんとなく優しい味がするし」

 

「ああ、そうだな。俺もそう思う」

 

その後、夕食で昼から作ったキッシュとデザートのタルトを帰って来た皆に振る舞った。最初に試作を食べさせてから完成品を食べさせて、味の違いを感じさせることに成功した。

 

やっぱり、自分が作った物を喜んで食べてもらえるのは嬉しかった。これを機にもう少し料理の腕を上げた方がいいと思った。

 

 




野菜料理(レギュム)の魔導師……とは言われない。

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