魔法少女リリカルなのは 軌跡を探して   作:にこにこみ

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116話

 

最終日に届いた依頼をあらかた片付けた後、依頼を受けるという名目で、俺達はミッドチルダ南東にあるエミューに車で向かっていた。 乗り場にまで到着すると、エミューに行こうとする観光客が数名いた。

 

「水上バス乗り場……ここからエミューに行けるんだよな」

 

「ええ、30分に1本は運航しているはずよ」

 

すずかは近くにあったバス停の時間表を見る。

 

「記念祭の間は、20分に1本出ているみたいだよ。 最終は夜の12時半みたい」

 

「そんな遅くまで出ているんだね、働き者〜♪」

 

「まあ、テーマパークで遊んだからレストランでディナーになることが多いからどうしても遅くなっちゃんだよねぇ。 ホテルに泊まろうとしても高くてとてもじゃないけど泊まれないし」

 

「それでも今の時期は満室の可能性が高いでしょうね。 どうする、レンヤ? もう水上バスに乗ってエミューに向かう?」

 

「そうだな……」

 

この辺りは基本エミューに向かう港だけで、少しだけの建物が点々としているだけで何もないし……

 

「よし……それじゃあ水上バスを待とう」

 

と、ふと自分の格好を思い出し、見下ろしてみた……とてもじゃないけどパーティに行くような服装ではない。

 

「今更だけど……この格好のままで大丈夫かな?」

 

「それもそうね。 ドレスでも持って来れば良かったわ」

 

「パーティに乗り込めると決まったわけじゃねえし。 テーマパーク目当ての観光客に紛れていいんじゃねえか?」

 

「ドレスとか正装は、もしかしたらあっちで用意できるかもしれないから……そこまで心配しなくても大丈夫かな?」

 

結局正装の事も含めて、エミューに着いてから考えることになり。 先にバス乗り場で並んでいた人の最後尾で、水上バスが来るのを待った。 それから数分で水上バスが到着し、それに乗り込んでエミューに向かった。

 

しばらく揺られながら到着したエミューは、見るからに豪勢な場所であった。 少し覗いたホテルは一流の高級ホテル。 テーマパークはルキュウのすぐ近くにあるテーマパークと引けを取らない賑わい。 しかもまだ建設途中の場所もあるわけで、大きくなっていくことが止まることを知らないようだ。

 

「まずは会場であるアザール議長邸を見に行くわよ」

 

「アリサとアリシアは一度見に行った事があるんだっけ?」

 

「1年生の時の特別実習でね。 前と変わっていないとは思うけど、あの大きさは今でもなれないよ」

 

「そうかしら? あの位の大きさなら……別荘にちょうどいいくらいよ」

 

「いや、アリサの感覚で比べるなよ」

 

正面ゲートからホテルを経由して別荘が立ち並んでいる区域に出た。 そこの奥に見えたのは他の別荘とは全く別次元の豪邸があった。

 

「アレが……アザール議長邸……屋敷というより城みたいだ」

 

「あと人はそれなりの名士だし。 あの屋敷もかなり以前に建てられたものだって聞いているよ」

 

「聖王家の屋敷よりは小さいけどね〜」

 

「あんな場所で競売会が開かれるんだ……相当、大規模みたいだね」

 

「ああーー」

 

その時、屋敷の玄関が開かれ、数名の黒服を着た男達と……ゼアドールが出てきた。 すぐさま物陰に隠れて、彼らの会話を聞いた。 警備について話しあっており、どうやら競売会で出品する物もすでに屋敷に運びこまれたらしい。 しばらく話した後、ゼアドールは屋敷の中に戻って行った。

 

「ーー出やがったな」

 

「あのゼアドールって人達も早速、中に詰めているらいしいね」

 

「パーティの開場は夜7時から……もう警備を始めているのね」

 

「それだけ、他の勢力を警戒しているみたい」

 

「……しかし参ったな。 いくら招待カードがあっても簡単には入れなさそうだ」

 

「レンヤ達、結構あの人達に知られているからね〜」

 

確かに俺達異界対策課はフェノール商会にかなり苦渋を舐めさせているからなぁ……恨まれていてもおかしくない。

 

「何か手立てを考える必要があるね……」

 

「…………とりあえず、ここから離れよう。 ここで見つかったら元の子もない」

 

「そうね……」

 

気付かれないように、静かにその場を離れようとした時……

 

【ーーーー】

 

「え……」

 

誰が呼んでいる……そんな感じがした。 俺は踵を返して屋敷を見上げた。

 

(………今のは………空耳か……それとも……)

 

「……レンヤ君?」

 

「どうしたの?」

 

「いや……」

 

突然の行動に、アリサ達は心配する。

 

「ーーゴメン。 気のせいだったみたいだ」

 

「?」

 

「よく分からないけど、早く行こう」

 

「………………………」

 

頭を振り、皆の元に戻ってアーケードに向かった。 その後、一通りエミューをみて回り、一旦アーケードの広場で情報を整理した。

 

「一通り回ってみたけど……やっぱりオークション会場に入る手立てを考える必要がありそうだ」

 

「確かに、チェックしているのがあのマフィアみたいだからね」

 

「そもそも、その招待カードはそのまま使えるのか? 身元を調べられる可能性があるだろう」

 

「……確かにそうね。 その辺りをイプサムさんから聞いておけばよかったわ」

 

「まあ、招待カードを譲ってもらっただけでもありがたいと思っておこうよ」

 

「いずれにしても……どこか落ち着ける場所が欲しいな。 レストランは……ちょっと人目がありすぎるか」

 

「なら、上のホテルに空室はないのかな?」

 

「この時期だからさすがに満室だと思うわ」

 

「でも、ひょっとしたらキャンセル空きがあるかもしれないよ。 行くだけ行ってみよーよー」

 

「そうだな、行ってみよう」

 

アーケード内にある階段を登り、ホテルに入った。 こいゆう地味に便利な所が人気の1つなのかもしれない。

 

「いらっしゃいませ。 ホテル・エルレインへようこそ。 ひょっとして……当ホテルのご利用でしょうか?」

 

フロント前に行くと、受付の支配人がそう聞いてきた。

 

「ええ、そうよ。 やはり満室かしら?」

 

「大変申し訳ありません。 実は先程、一件キャンセルがあったのですが、すぐに予約が入ってしまいまして」

 

「そうですか……」

 

「……惜しかったね」

 

「仕方ないよ、レストランあたり行こうよ。 話をするくらいは出来ると思うよ」

 

「そうだな……」

 

「ーーお前らは……」

 

聞き覚えのある声が聞こえ、出てきたのは……

 

「へ……?」

 

「ク、クー先輩……?」

 

なんと、旅に出たはずのクーだった。 どういうわけか髪をバッチリ決めていて、いつもだと想像できない正装を着ていた。

 

「何だか部屋が取れなくて困っているみてぇだが……ゆっくり話せる場所が欲しいってことでいいのか?」

 

「あ、ああ。 そうだけど……」

 

「なんでここにいるのですか……」

 

「細かい事は言いっこなしだ。 まあ、ともかく、俺の部屋を使えよ」

 

「ええっ⁉︎」

 

突然の申し出に、俺達は驚く。

 

「おいおい、いきなりだな」

 

「こっちだぜ」

 

クーは返事を聞く前に奥の扉を開けて入って行った。

 

「……どうするの?」

 

「いつも怪しいのに、さらに怪しい格好してたけど……」

 

「というか、旅に出たんじゃなかったの?」

 

「こんな場所にいるのも怪しいねぇ〜」

 

「ま、まあ、知らない相手じゃないし……とにかく行ってみよう」

 

扉を開けて中に入り、客室に続く廊下に入るとクーが客室の1つに入るのが見え、続いてその客室に入った。 中は建物と同様に豪勢で、内装や装飾も一級品だ。 その中の高価そうなソファーに、クーが座っていた。

 

「しっかし、お前らもなかなか優雅じゃねぇか。 記念祭の最終日に休みをもらってエミューで豪遊とはな」

 

「えー……骨休みって所です。 それよりもクー。 どうしてこんな場所に、それにその格好は……」

 

「記念祭って楽しそうな行事を前にして、遊ばない手はないだろ」

 

「予想通り過ぎて何も出ないね……」

 

「それとこの格好はな……ちょっとした旅資金集めの一環だ。 夢を見たい婦人、そんな彼女達に一時の幻を見せてやる、な」

 

「なっ……⁉︎」

 

「それってもしかして……」

 

「いわゆるホストってやつだね。 ヒューヒュー♪ ホステス野郎〜♪」

 

「ふ、これも大人の階段の1つってわけさ。 俺みたいな一流ともなれば引く手はいくらでもあるのさ」

 

「賭博しては負けている奴が何言ってやがる」

 

やっぱり、クーはどこ行ってもクーだった。 むしろ学院を出たせいで酷くなっている。

 

「ええっと……それでクー先輩はその、お仕事でここに?」

 

「ああ、いわゆるエスコート役ってやつだ。 とあるご婦人と同伴してちょっとしたワケありのパーティに出るつもりだ」

 

「え……」

 

「それって……」

 

ワケありのパーティ……それがここで開催するものと言ったら、アレしかない。 そんな俺達の反応を見て、クーは俺達がここにいる理由を理解したようだ。

 

「くく……成程な」

 

「成程って……その、なんの話だ?」

 

黒の競売会(シュバルツオークション)……大方、その名前を知って調べに来た口だろ?」

 

慌て誤魔化そうとするが、黒の競売会の内情を知っているのかすぐにバレる。

 

「はあ……」

 

「バレバレみたいだな」

 

「という事は、あなたが出る訳ありパーティというのも……」

 

「ああ、その競売会だ。 一昨年も別の婦人の付き添いで行ったから、2回目になるな」

 

「学生でもホストやってたんですか……」

 

ここにエテルナ先輩がいたら、クーは速攻で裁かれたと思いたい。 やっぱり1回エテルナ先輩に躾けてもらった方が世のためかもしれない。

 

「だがお前ら、その競売会を摘発するつもりか? さすがにお前らでも無茶だと思うぞ」

 

「いや……悔しいけど元より摘発するつもりはないさ。 ただ、知っておきたかったんだ。 ミッドチルダの歪みを体現したような豪華絢爛な裏の社交パーティ……俺達が対面するであろう敵の大きさを」

 

「レンヤ……」

 

「くく……なるほどな。 その意気込みは買うが、あいにく競売会には招待カードがないと入れないぜ。 毎年、違った薔薇のデザインで通しナンバーも入っているから偽造も難しい……どうしようもないと思うがな」

 

「それなんだけど……実は、カードは持っているんだ」

 

懐から漆黒のカードを取り出し、クーに見せる。

 

「ほう……どうやって手に入れたかを聞くのは野暮ってもんか」

 

「ああ、事情があってな」

 

「一応聞くけど……この招待カードたけど、身元を特定されることはないのかしら?」

 

「会員限定で、登録されている人しか入ることができないとか……」

 

アリサとすずかが競売会を知っているクーに詳細を聞いてみた。

 

「いや、それはないと思うぞ。 裏の社交界的な側面があるから新規の客を歓迎しているようだ。 盗品を扱っている以上、あえて身元を特定されたくない有力者も数多くいるようだし」

 

「ふうん、だったら何とかなりそうだね」

 

「ボディーチェックや持ち物検査などはありましたか?」

 

「いいや、無かったぞ。 開いているのがマフィアだし、デバイスを持っていても相手にやらないと思ってるんだろ」

 

「そうですか……」

 

「レゾナンスアークを置いていかななくて済んだだけましか」

 

「そういや、1枚の招待カードで何人まで入れるんだ?」

 

「特に決まりはねえが……ただまあ、大抵は2人連れだな。 4人連れで入るのは目立つからお勧めはしないぞ」

 

「なるほど……」

 

「確かにそれは言えているわね」

 

「それと、一応パーティたがらフォーマルな格好をした方がいいぞ。 俺みたいに悪目立ちするってのもアリだがな」

 

「それは遠慮しておく」

 

逆にクーみたいなのがいれば隠れ蓑にも出来そうだけどな。

 

「服の調達なら下のブティックが丁度いいと思うわ」

 

「チョイスは私とアリサちゃんに任せて、うんとカッコよくしてあげるから……!」

 

「目立つからやめておけ」

 

すずかがキラキラした目で俺を見つめるのをアギトが止める。

 

「さて、後は誰が潜入するかだけど……」

 

「レンヤは確定だよ、私達のリーダーなんだから」

 

「今回の件も結構拘っていたからね、いいんじゃないの〜?」

 

「い、いいのか?」

 

「いいも何も、私がいいって言ったんだからそれでいいのよ。 それで同伴者だけど……」

 

「1人で行くのも帰って目立つからな。 それで……誰を選ぶんだ?」

 

クーが口元を抑えて笑いを堪えながら聞いて来た。

 

「マフィアがいるのも考慮して考えないとね。 残りの2人は、会場の外でいざという時に備えて待機する。 そんな役割分担かな?」

 

「どんな分担にしても、下のブティックに行こう。 ドレスアップするまでには決めておいてね」

 

「……ああ。 そうさせてもらうよ」

 

とりあえず誰にしようか……よく考えないとな。

 

そう考え込んでいる時、アリサ達3人が睨み合って火花を散らしていたのは……預かり知らない所だった。 クーにお礼を言って客室を出ると……何故かクーも付いて来た。

 

「ーーちょっと待て。 どうしてクーまで一緒に付いて来るんだ?」

 

「せっかくだしコーディネイトの指南でもしようと思ってさ。 マフィアのチェックを誤魔化すコツを教えてやるよ」

 

「うーん……まあ、そういう事なら」

 

「何かあからさまに興味本位っぽいけど」

 

「ま、聞くだけ聞いてみようぜ」

 

「その前に依頼を終わらしておきましょう」

 

ブティックに行く前に先にテーマパークに行って周囲に聞き込みをしながら依頼を片付けた。 依頼が終わったその後、ブティックに入った。中は高そうな服がズラリと並んでいて、買えるとは思うが手に取ることに躊躇してしまう。

 

「高そうなお店だね」

 

「いわゆる高級ブランド店だな。 フォーマルな服からキレイめなカジュアルまで何でも揃ってるみたいだぜ」

 

「アギト、よく知っているね」

 

「ア、アリサの実家に帰った時にたまたま教えてもらっただけだ」

 

「ふうん……まあまあな値段ね。 それでレンヤ……誰を連れて行くか決まったかしら?」

 

アリサが近くにあった服の名札を見た後に、同伴者が決まったか聞いてきた。

 

「ーーああ。 すずか……一緒に来てくれるか?」

 

「………うん、分かったよ。 でも、どうして? こういうパーティならアリサちゃんの方が慣れていると思うけど……」

 

「確かにそうだが……アリサの場慣れした対応だとむしろ人を寄せそうなんだ。 だけどすずかなら軽くあしらえそうだし、近寄りがたい雰囲気もあるからな」

 

「そ、そうなんだ……///」

 

「……くっ、返って裏目に出たわね」

 

「……仕方ないとはいえ、そもそも話にすら入れていない〜……」

 

「よしよ〜し」

 

落ち込むアリシアに、ソエルが頭を撫でている。

 

「くく、まあ誰と組んでもカップルとして装うことになりそうだがな。 この組み合わせなら……社交場に慣れていない静かなお嬢様が同じく慣れていない有力者のボーイフレンドを連れて興味本位で話題のパーティに参加してみた。 そんな感じでどうだ?」

 

「なるほど……説得力がありそうだ」

 

「まあいいわ、2人をパーティに相応しいコーディネイトしてみせるわよ!」

 

「お、お〜……」

 

「お〜〜♪」

 

それから俺とすずかはアリサとクーに着せ替え人形にされた結果……終わった頃には試着室からげんなりとして出てきた。 服装は白のシャツに紫の縁取りをした紺のスーツ、首元には若葉色のタイを緩く花結びしている。

 

すずかは胸と肩が大胆にも出ている紫色のドレスで、肘まで覆う白い手袋、頭にはいつものカチューシャではなくドレスに合わせた白い花の造花がついた同色の髪留め、首には宝石が付いたネックレスも掛けていて、思わず見惚れてしまった。

 

「お、お待たせ……///」

 

「一応、着てみたけど……」

 

「へえ……いいじゃん。 すずかはかなりセクシーになったな」

 

「これなら、男どもの視線を釘付けにしつつもおいそれとは近づかねえな」

 

「レンヤも中々似合っているよ!」

 

「そ、そうか? さすがにすずかの横に立つと釣り合っていない感じだけど……」

 

「そ、そんな事ないよ! レンヤ君もスーツ姿、とても似合っているよ///」

 

すずかが顔を上げで、顔を覗き込んだ。 ヒールを履いているせいで胸元まであった身長が上がり、今の服装にせいでつい下を向いてしまうが……すぐに視線を逸らす。

 

「う……あ、ありがとう。 何とかすずかの彼氏に見えればいいんだけど」

 

「う、うん……ちゃんと見えると思うよ///」

 

「くく、どうやら余計な心配は無かったな。 ついでにこれも持って行くといい」

 

クーに渡されたのは、黒の縁取りの楕円形の伊達メガネだ。

 

「これは……」

 

「女はドレスアップするとかなり雰囲気が変わるが……お前の方は、フォーマルな格好でもそんな印象は変んないからな。 会場にいる時は付けてた方がいいぞ」

 

「なるほど……助かるよ」

 

さっそく渡されたメガネを掛けてみた。

 

「……どうかな?」

 

「ほお……」

 

「驚いた……結構、印象が変わるもんだね」

 

「しかも意外と似合ってる〜」

 

「これを期にメガネでも掛けてみたらどう?」

 

「いや、目が悪いわけじゃないし」

 

否定の意味を込めてメガネを外し、畳んで胸ポケットに入れた。

 

「はい、すずか。 あなた達の服や持ち物を入れておいたわ。 もしもの時はバリアジャケットで着替えなさい」

 

「うん、ありがとう、アリサちゃん」

 

すずかは2人の荷物が入ったドレスと同色のバックを受け取る。

 

「ーーよし、これで準備は整ったな。 後は競売会が開場するのを待つだけだ」

 

それから一旦クーの部屋に戻り、時間が来るまで打ち合わせをした。 正直この後何が起きるのか皆目見当もつかないが、真実を否定せずに受け入れられるか心配になる。 ついこの前おみくじで大吉を引いた、その後でコレなんだから大凶引いたら一体どうなっていたか……想像したくない。

 

 


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