嬉しいなぁ〜!
「フランケンシュタインの怪物?ホラー小説のか?」
私は怪しいと思った…。
だから、シュタイナーの発言に疑問をなげかけた
「おや、長官は知ってるようですね?」
シュタイナーは微笑んだ
「皆さんはあの小説に何かおかしい所がある事をご存知ですか?」
私は少し考え、シュタイナーに言った
「何かおかしいところがあるのかね?」
シュタイナーは笑いながら言った
「わかりませんか?…余りにも現実的なのですよ」
シュタイナーはそういうと古びた写真を取り出した
その写真には何かの手術台の近くで腕を組む白衣を着た男そしてその横には昔のプロイセン軍装を着た男が写っていた
ミュラー「この写真は?」
シュタイナー「その白衣の男がヴィクター・フォン・フランケンシュタインなのですよ」
私は少し考えて、顔をしかませながら言った
「空想の物語の主人公と同じ名前の人物なだけであろう?」
私は嘲笑しながら、そして付け加えた
「フランケンシュタインの怪物が実在したとでも言いたいのかね?」
シュタイナーは少しミュラーを見るともう1枚の写真を出した
その写真にはフランケンシュタイン博士の横に佇む大きな男だった
むき出しの脳みそに電極が刺さっており、その横でフランケンシュタイン博士が笑っているという猟奇的なものだった
すると、シュタイナーはこの写真を手に入れた経緯をしゃべり出した
「我々、トゥーレ協会は元からこの小説には何かあると思っていました…。
ある日、この小説の作者の素性を調べていたところ…。
面白い事が分かったのであります…。」
シュタイナーは一つの古びたファイルを出し、そして開いた
「メアリー・ジェーンことエリカ・シェーンは元々ある研究をしていた者だったのであります。
さらに調べると、この国がドイツ帝国になる前から…。
ある計画が進んでいたのが分かりました…
それは!死者の蘇生であります!」
それを聞いた私は何故だが知らないが、とても首を突っ込んではならない事に突っ込んだ気分だった…
「第二帝国以前から?」
シュタイナーは私の発言を聞くとニヤリと笑いながらこうも言った
「ええ…!さらに!なんと!その計画は成功したんですよ!
死者を蘇生する事に!」
私は驚愕しながら、シュタイナーの話を聞き入った
「我々、トゥーレ協会は少しでもその計画の全貌を知ろうと
二十年前から動き続けそして真実を知った!」
そういうと、シュタイナーは古びた本を出した
「長官…あの小説の最期はどんな終わり方でしたかな?」
そう、私にシュタイナーが質問してきた
私は少し考え言った
「確か、北極にシュタイン博士は逃げるも自分の作った怪物に殺されるのではなかったかな?」
私の言葉を聞いた、シュタイナーは笑いながら言った
「そう!最期、博士は北極で死んだ…!」
シュタイナーは勿体ぶるように言うとある事を言った
「そして我々は、北極を調査し、そして見つけ出した…!
シュタインの亡骸を!
そして!その近くの麻袋に入れてあった彼の日記と更に!怪物の腕をねぇ!」
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