もう少しでウィルス兵器とか出るからもう少しもう少し待ってね
ボルマンに案内されて、奥の部屋に通されると
薄暗い部屋に大きな机と壁には世界地図が掲げてあり
その真ん中にヒトラーがこちらを見ながら
まるで亡霊のように、椅子に座っていた…。
「ハイル!ヒトラー!」
薄暗い部屋に私の声が響いたすると…
「よく来てくれた…ミュラー君…」
昔に演説を聞いた頃の雄々しく覇気のある喋り方ではなく…
弱々しくまるで病人のように喋った
「ボルマン…。ゲッペルスと例のメンバーを集めてくれ」
「分かりました、総統閣下」
ボルマンはまた扉を開けて部屋から出て行った
ガチャリっと扉が閉まり、部屋には私と総統閣下の2人きりになった
「ミュラー君…。後で説明するが…君にはある計画の責任者になってもらいたい…。」
しわがれた声でヒトラー言った
「計画…でありますか?」
ミュラーはそういうとヒトラーのよく見える電球の当たる前に出た
ヒトラーの姿は余りにも無残だった…目の下には隈が出来、手が震えて虚ろな感じだった…するとヒトラーは立ち上がり、自分の後ろの世界地図をじっと見ていた
「我々は民族の為…。国の誇りの為戦った…。あの前大戦の雪辱を拭う為に…だが、またもや我々は滅びの危機にある…。」
そう、ボソッと総統閣下が呟いた言葉には昔、私が聞いた演説の時のように覇気のある言葉だった…
トントンと後ろの扉が叩かれ
「失礼致します!連れて参りました!」
ガチャっと扉が開くと、ゲッペルスやヨードル達将軍が入ってきて、後ろに白衣の着た金髪隻眼の男と、眼鏡をかけ黒髪で銀色の目をした男とガリガリに痩せて血塗れの白衣と変な眼鏡を掛けた怪しい男と親衛隊にしてはひどく太っちょでチビなニヤニヤ嫌な笑い方をする少佐階級の男…そして、ボロボロの作業着を着た博士の様な老人
「諸君…。よく集まってくれた…。私は歓びを禁じ得ない」
そう、総統は少し弱々しく笑うと
「集まって貰ったのには訳がある…。
私はある計画を大戦が始まる前から実行していた…。
その計画をそこにいるシュタイナー君に説明してもらおうか…。」
シュタイナーと言うのは先ほどに入ってきた白衣を着ている金髪隻眼の男だ
さらに、よく見ると白衣の下に軍服を着ており大尉の様だった…。
シュタイナーは、持っていたトランクから
書類を取り出すと我々の前に置いた
「ハッ!では、計画を説明させていただきます!」
「皆さんはフランケンシュタインの怪物と呼ばれる小説があるのはご存知でありましょうか?」
悪夢の計画の一端を知る事になったのはこの時だった…
早く続き書きます(できるとは言っていない)
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