空を舞う仮想の世界の剣士たち   作:バリスタ

9 / 79
えー、冒険記と前回書きましたが…初プレイで終了にしました。


ALOにて

ミヤ

「じゃあ、篠ノ之さんALOで各種族の知り合いに

 

新しく知り合いが始めるからって伝えてあるから

 

いきなり話しかけられて切りかからないでね?」

 

「わかりました」

 

ミヤ

「じゃあ、ALOでねー」

 

「はい……えっと、リンクスタート!」

 

 

AI

『はじめまして』

 

「!!」

 

AI

『まずはALOを始めるにあたって

種族を選んでいただきます』

 

「種族?」

 

AI

『シルフ、ウンディーネ、スプリガン

サラマンダー、インプ、ケットシー

ノーム、レプレコーン、プーカ

この九種の中から選んでください』

 

「…えっと…じゃあ、サラマンダーで…」

 

AI

『続いてプレイヤー名を決めてください』

 

ほう…ツバキ

「…ツバキで…」

 

AI

『それでは、妖精の世界へ…』

 

ツバキ

「うわ!眩しい!」

 

 

 

 

ツバキ

「…ここはどこだ?」

 

「あ!もしかして君がキリト達の友達か?」

 

ツバキ

「はい?」

 

「いや…ウーム…あ、ミヤの知り合いって君か?」

 

ツバキ

「あ、はい」

 

クライン

「俺はクライン、よろしくな!」

 

ツバキ

「はぁ…」

 

クライン

「おーい!ミヤー来たぞー!」

 

ミヤ

「あー、はいはい、そんな呼ばなくても

見えてましたから…てか、大声で呼ばないでください…

さっきぶりだね、ほう…えっと、ツバキさん」

 

 

ツバキ

「えっと…どちら様ですか?」

 

ミヤ

「ミヤです…」

 

ツバキ

「えぇ!?」

 

 

ガヤ

「おい!聞いたか!ミヤだって!

 

レプレコーンの中でも最高クラスの鍛冶スキル持ちの

 

リズベット武具店の店長とタメをはる

 

夢幻鍛冶のミヤがいるらしいぞ!」

 

 

ミヤ

「言わんこっちゃ無い…

 

クラインさん先に行っててください」

 

クライン

「すまん!すっかり忘れてたわ!

 

んじゃ、あとで!」

 

ミヤ

「ったく…とりあえず、この場から逃げようか…」

 

ツバキ

「はい…」

 

ミヤ

「しっかり掴まっててね!」

 

 

 

ツバキ

「凄い…空を飛んでる…」

 

ミヤ

「そ、ALOは妖精の世界、妖精の羽は空を飛べるのさ」

 

ツバキ

「ISで飛ぶより気持ちいい…」

 

ミヤ

「お姉さんが聞いたら悲しむかもよ」

 

ツバキ

「そんな満面の笑みで言われても…」

 

ミヤ

「ハハッ、さて、そろそろ着くよー」

 

 

アスナ

「うわ!しのの…

ツバキちゃんほとんどそのまんまじゃない!」

 

ツバキ

「珍しいんですか?」

 

「珍しいですよ!」

 

ツバキ

「!?…君は?」

 

ユイ

「ユイです、リアルではパパとママの

クラスメイトなんですよね」

 

ツバキ

「パパ?ママ?」

 

キリト

「あぁ、俺がユイのパパで」

 

アスナ

「私がママ…」

 

ツバキ

「は?」

 

アスナ

「これにはね…深いわけが…」

 

ツバキ

「は、はぁ」

 

アスナ

「いつか話すから、深入りしないでくれるかな?」

 

ツバキ

「そこまで言うなら…わかりました」

 

 

リーファ

「ねぇ!キリトくん!

あの篠ノ之さんがALO始めたって本当?」

 

ツバキ

「あ、私です…」

 

リーファ

「わぁ!ほとんどそのまんまじゃないですか

篠ノ之さん!」

 

キリト

「スグ、今はALOだぞ…」

 

リーファ

「あ!ごめんなさい!えっと…ツバキさん?」

 

ツバキ

「えっと?」

 

リーファ

「あ、いつも兄がお世話になってます!

ずっと憧れでした!お会い出来て光栄です!」

 

ミヤ

「リーファ落ち着け、ツバキが混乱してるから…」

 

ツバキ

「ミヤさん…この人は?」

 

ミヤ

「キリトの妹…リアルのな」

 

ツバキ

「はぁ…」

 

リーファ

「あの!ツバキさん!1度手合わせしてもらえませんか!」

 

ツバキ

「え?」

 

リーファ

「私、篠ノ之さん…ツバキさんの綺麗な太刀筋に

憧れてまして…」

 

ツバキ

「綺麗な…太刀筋?」

 

リーファ

「はい!」

 

ナツ

「リーファさん、ツバキ始めたばっかで初期装備だから…」

 

リーファ

「じゃあ、ミヤさんが作って上げてくださいよ!」

 

ミヤ

「持ってきてる…ツバキ、刀でいいか?」

 

ツバキ

「構いませんが…」

 

ミヤ

「ほらよ!」

 

ツバキ

「うわっとと!これは?」

 

ミヤ

「全領の希少鉱石を使った刀…

えっと…名前は…明鏡止水」

 

クライン

「ミヤは滅多に刀…てか、武器を打たねぇからな、

相当気に入ってるんだな」

 

ミヤ

「普段ならハズレって言うんですけど、今回は当たりです

クラインさんにしては珍しいです」

 

ツバキ

「えぇ!そんなものもらっていいんですか!?」

 

ミヤ

「うーん…あとは刀が君を選ぶかだね」

 

ツバキ

「!?」

 

ミヤ

「今までの自分の剣に足りなかったものが分かれば

剣が答えてくれる…

 

俺の打つ武器はそういうものばっかりなんだよね…

 

ワガママと言うか…なんというか…」

 

 

ツバキ

「私に…足りないもの…」

 

ミヤ

「本当は分かってるんだろ?」

 

ツバキ

「私に足りなかった物は…誰かの為に振るう剣の心…

 

ずっと忘れてた…篠ノ之流は神楽舞を元にした流派…

 

人をあやめる為ではなく、守る為の流派」

 

ミヤ

「よし、抜いてみな!」

 

ツバキ

「はい!」

 

 

 

抜かれた刀は透き通る白い刀身を持つ

長物であり良業物

 

 

ツバキ

「…キレイ」

 

「ツバキさんらしい武器ですわね」

 

ツバキ

「えっと…セシ……ティアさん」

 

ティア

「フフ、お互いぎこちないですわね

呼び捨てで構いませんわよ」

 

ツバキ

「そうさせてもらおう」

 

ミヤ

「さて、明鏡止水を抜けたなら試しに

1回やってみようか」

 

ツバキ

「はい!」

 

ミヤ

「おーい、ライムー」

 

ライム

「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!」

 

リーファ

「わわ!一体いつから私の後ろに!?」

 

ライム

「やっぱりリーファちゃん胸がでかいから

下が見えないのか」

 

リーファ

「胸の下にずっと居たんですか!?」

 

ライム

「いやー、程よい日陰だった」

 

リーファ

「変な事言わないでください!」

 

ライム

「ミヤに見つかっちゃったから背中に隠れたのよさ」

 

ミヤ

「さて、コントは終わったか?」

 

ライム

「はっはっは、コントってあしらわれたーw」

 

ツバキ

「ライムって…部長!?」

 

ライム

「おー、モッピー始めたんだ」

 

ツバキ

「箒です!」

 

ミヤ

「ライム呼んだのが間違いだったか…」

 

ライム

「ごめんごめん、ツバキちゃんの

武器の試し斬りでしょ?」

 

ミヤ

「そう、蘇生呪文使えるの今んとこお前だけだし」

 

ツバキ

「まさかとは思いますけど…

ミヤさんで試し斬りですか?」

 

ミヤ

「Exactly」

 

ツバキ

「えぇ!?」

 

ティア

「私の時もそうでしたわ、大丈夫ですわよ」

 

ツバキ

「は、はぁ…」

 

ミヤ

「よし、来い!」

 

ツバキ

「…行きます!」

 

 

キィィン

 

ツバキの刀に

 

見たことのない色のライトエフェクトがかかる

 

ミヤ

「まさか!」

 

ポン

 

『ユニークスキル 剣舞』

 

 

 

ツバキ

「はぁ!」

 

ミヤ

「うはっ!?」

 

 

ライム

「嘘…蘇生する暇なく消えた!?」

 

アスナ

「うそ…早すぎて太刀筋が見えなかった…」

 

リーファ

「ツバキさんの太刀筋やっぱり綺麗だ…」

 

 

ミヤ

「いやー、すっごい飛んだわ〜」パタパタパタ

 

レイカ

「え!?」

 

ツバキ

「峰打ちですから」

 

ミヤ

「ハハッ、リアルなら致命傷だけどね…」

 




えー、次回、転校生組を始める前に
篠木くんと最強(笑)さんをぶつけます

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。