空を舞う仮想の世界の剣士たち   作:バリスタ

77 / 79
今回は遊び心全開で行ってます(。-`ω´-)


D.C.

まどろみの中

 

 

ミヤ

「…あぁ…もうほとんど目が見えねぇ…

 

音も聞こえねぇ…死んだんかな…俺…」

 

 

『ミ…!…ヤ!お…い!…を……して!』

 

 

ミヤ

「この声…レイカか…」

 

『…もう…諦めていいだろう…お前は頑張った…

もう、誰も責めねぇよ…』

 

 

 

 

「…それはだめだ…」

 

 

 

 

『なぜだ?』

 

 

 

「俺には…帰るべきところが…ある」

 

 

 

『お前自身の重りになってるのにか』

 

 

 

「…重りになっていようと…

 

そこが俺の帰る場所なのには変わりない…」

 

 

 

『愚か者め…その思いはいずれ己の身を壊す事になるぞ』

 

 

 

 

「そうかもな…だけど…例え…」

 

 

 

 

 

 

 

 

レイカ

「お願い!目を覚まして!ミヤ!」

 

エクスカリバー

「無駄な事を!」

 

レイカの首に振り下ろされる大剣

 

 

 

 

 

その剣はある男の斬撃によってはじかれる

 

 

ミヤ

「例え…この身が朽ちようと…

 

たとえこの心が枯れようと…

 

この(信念)だけは決して折れない!

 

この一撃に…俺の持てる全てをかける!」

 

 

 

 

エクスカリバー

「!!?…何故…あなたは抗うのです!」

 

 

 

ミヤ

「…いくら頑張ったって…どんなに足掻いたって

 

過去は変えられない…変わらない…だから…

 

未来の為に…明日の為に!今日を…今を生きるために!

 

 

俺は…戦うんだァ!」

 

再びミヤのISが変形していく

 

ミヤ

「俺が…俺でいる限り…俺がオレである限り!

 

俺が…人である限り!俺は…諦めない!」

 

 

ISが光を放ちその姿を再び変える

 

 

ミヤ

「サードシフトが奇跡なら

 

デュアルコアは最強…

 

ならこいつは…究極だァ!」

 

光が消え…ミヤとISが姿を現す

 

 

ミヤ

「疾風…改め…

 

エクスカリバー!!」

 

金色に光る翼を広げ、

 

虹色に輝くボディを持つミヤのIS

 

エクスカリバー

「私のコピーか!!」

 

ミヤ

「いや…上位互換さ!」

 

エクスカリバー

「なにィ!?」

 

ミヤ

「エクスカリバーは…選ばれし者の剣…

 

無理やり振ってるお前とは違うんだよ…」

 

エクスカリバー

「何を言ってる!」

 

ミヤ

「俺がエクスカリバーに選ばれたってことだよォ!」

 

エクスカリバー

「な!?」

 

ミヤ

「行くぜぇ!…

 

希望よ!我に味方し 絶望を打ち砕け!

 

エクス…カリバァァ!!(約束された勝利の剣)

 

 

 

持ち主の力によって変わる攻撃…

 

ミヤはそれを斬撃として飛ばした……

 

 

七色に輝くヒカリをのせて

 

 

エクスカリバー

「グッ!何故だ!何故…本物の私が負ける!」

 

ミヤ

「俺の方がお前より強いってことだよ!」

 

エクスカリバー

「バケモノの癖に!偉そうなことを!」

 

ミヤ

「好きなだけ罵ってろ!

 

だかもう、俺の剣は折れやしねぇ!」

 

 

エクスカリバー

「クッ!…クソがァァ!」

 

その言葉と共に斬撃に飲み込まれていくエクスカリバー

 

 

 

ミヤ

「…エクスカリバーの分離完了!セシリア!」

 

セシリア

「お任せ下さい!」

 

地球から延びる一筋の蒼い光

 

その光がエクスカリバーを貫く

 

 

エクスカリバー

「私の野望がァ!何故だ!何故!」

 

ミヤ

「自分の私利私欲の為に戦う人間と

 

何かを守るために戦う人間は…

 

そう、大差はないさ…

 

だがな?…絶望しか生まない力と

 

希望を生み出す力…どっちが強い?」

 

 

エクスカリバー

「……」

 

ミヤ

「はぁ…エクスカリバー…」

 

エクスカリバー

「…なんだ…この私に情けをかけるつもりか…」

 

ミヤ

「呼びにくいから今度からエクスって呼ぶわ!」

 

エクス

「はぁ!?」

 

ミヤ

「俺について来いよ!エクス!」

 

エクス

「馬鹿なのか!貴様は!」

 

 

レイカ

「まぁ…」

 

ミスティア

「そうよねぇ…」

 

キリト

「馬鹿だよナハッ」

 

アスナ

「キリト君!」

 

ナツ

「…キリトさんの方が…」

 

ホンネ

「お馬鹿さんだよねぇー」

 

 

エクス

「何故…そこまで…裏切るかもしれないんだぞ!」

 

ミヤ

「そう言って裏切ったヤツ知り合いには居ねぇな…」

 

エクス

「…本当にお人好し…なんだな…

私を仲間にしても…私の部下は仲間にはならないぞ?

 

部下達がお前の首を取りに来るかもしれない」

 

ミヤ

「返り討ちにしてやるよ!」

 

エクス

「……はぁ…じゃあ…

 

よろしく頼むよ…マスター」

 

ミヤ

「呼び方が増えちまったゾイ…」

 

 

 

 

 

 

そして…4月…

 

 

 

 









次回…空を舞う架空の世界の剣士たち…

最終回

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。