夜明け前
束
「じゃあ…みんな…そろそろ準備して!」
ミヤ
「おう!」
千冬
「誰一人欠けることなく…
全員で帰って来い!絶対にだ!」
ミヤ
「あたぼーよ!」
キリト
「はい!」
須郷
「…危なくなったら
地球に戻ってきても構わないからな…」
アスナ
「須郷さん…本当に変わりましたね…」
千冬
「一夏…」
ナツ
「任せてくれよ!千冬姉!」
千冬
「…織斑先生だ!
っと言いたいところだが…今は許してやる」
ホンネ
「…(あ、これ…後々怒られるヤツだ…)」
涼真
「ミスティア…君が帰ってきたら…
伝えたいことがある…」
ミスティア
「奇遇ね、私もよ」
ライカ
「じゃあ、絶対帰ってこなきゃだね」
レイカ
「なんで姉さんがいるの!?」
ライカ
「そりゃ、妹の晴れ舞台だもの!」
レイカ
「はぁ…調子狂うわ…」
束
「みんな…準備はいいね?」
全
「はい!」
14人全員の声が揃う
束
「くーちゃん!カウントダウン!」
クロエ
「3…2…1!」
ミヤ
「行くぞ!お前ら!」
全
「おう!」
クロエ
「ゼロ!」
ミヤ
「…Go!」
13の光が空の果てへと翔んでいく
束
「まさか…こんな形で夢が叶うなんてね…」
千冬
「ISを宇宙に行かすというアレか…」
セシリア
「私は陸上待機なのですわね…」
千冬
「あぁ、一撃必殺の弾丸は宇宙で撃つと
果てしなく飛ばされてしまう…らしいからな…」
セシリア
「なるほど…」
宇宙にて
ミヤ
「宇宙〜!キタァー!!」
レイカ
「何やってんのよ!」
ミヤ
「いやぁ…宇宙に来たらこれをやらなきゃかな
って思ってさ…」
レイカ
「はぁ…」
キリト
「おー…地球…綺麗だな…」
アスナ
「あ、写真撮らなきゃ」
千冬
『貴様ら!何を遊んでる!』
ナツ
「何で俺にプライベートチャネル!?」
千冬
『あ、すまない…』
ミヤ
「敵機集団確認!簪!山嵐で牽制!
ミスティア!パラライズナイフで先頭を足止め!」
簪
「わかった!」
ミスティア
「了解!」
ミヤの指示通り、
簪が牽制し、ミスティアが足止めをする
ミヤ
「よし、全部無人機なのを確認!
行くぜ!無限武装・風の型!千刃!
龍戦乱舞!」
剣がまるで龍のように連なり敵を薙ぎ倒していく
?
「ふふ、流石に無人機では意味が無かったですか」
ミヤ
「やっぱり人が居たか」
?
「私達は銀翼の福音」
ミヤ
「…あれ?」
自分の機体の羽を見るミヤ
ミヤ
「(…これだよな…)」
?
「私はその攻撃部隊隊長、リュウ」
ミヤ
「いや、名前聞いてないから…」
リュウ
「篠木ミヤ…貴様さえ居なければ!」
レイカ
「ミヤ…何やったのよ…」
ミヤ
「いや、全然思い当たる節がないんだが?」
リュウ
「我々が支配する世界が実現できたというのに!」
レイカ
「あ、逆恨みね…これ…」