空を舞う仮想の世界の剣士たち   作:バリスタ

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…臨海学校編を書いてみたら…
こっちより早く二つも書けてしまった…


攻略組の七強

時間は午後へ

 

千冬

「さて、これから専用機持ちの模擬戦をやってもらう」

 

ナツ

「マジでこれから専用機貰って初始動で模擬戦かよ…」

 

千冬

「安心しろ織斑、お前らには布仏と相川がいる」

 

キリト

「って事は集団戦ですか?織斑先生」

 

千冬

「まぁ、そんなところだ。」

 

アスナ

「ちなみに相手は?」

 

千冬

「結城、そんなに気になるか?」

 

アスナ

「えぇ、一応」

 

千冬

「だったらとっとと用意してピットから出てみろ」

 

アスナ

「は、はぁ…」

 

レイカ

「はぁ、行きたくない…」

 

アスナ

「どうしたの?レイカちゃん」

 

レイカ

「私は相手を知っているから…」

 

アスナ

「…まさか…」

 

キリト

「まぁ、なんとなくわかってはいたが…」

 

アスナ

「キリトくんすごく嬉しそうね…」

 

千冬

「お前ら…

相手が誰か予想してる暇があるならとっとと行け!」

 

「は、はい!」

 

 

 

キリト

「桐ヶ谷、黒風、出ます!」

 

アスナ

「結城、閃光、行きます!」

 

レイカ

「相川…やらなきゃダメ?ホンネちゃん」

 

ホンネ

「やろう!」

 

レイカ

「うぅ…相川、雷光、行きます…」

 

ホンネ

「ワーイ、布仏、双竜、出発しんこー!」

 

 

バナージ

「バナーz……織斑、白式行きます!」

 

 

ミヤ

「お前らなんで出てくるだけでコントみたいになってんだよ…」

 

 

レイカ

「私はやりたくなかった…」

 

キリト

「やっぱり相手は、ミヤか…」

 

 

 

 

 

ミヤ

「…さて…お前らの予想通り相手は俺だ…

手加減はしないぜ?どっからでもかかってきな!!」

 

 

 

レイカ

「よし、行くよホンネ!」

 

ホンネ

「いつものね、りょーかーい」

 

レイカ

「ソードスキル…ボルトナックル!」

 

 

ほとばしる電撃…唸る雷槌

だが、相手にはかなりの距離がある

 

 

ホンネ

「距離を埋めるなら飛べばいい!」

 

レイカ

「行っけー!」

 

ホンネ

「わー!速ーい!」

 

レイカ

「いや、楽しんでる場合か!」

 

ホンネ

「わかってるよ!ソードスキル!

 

スカーレット・オブ・スピア・ザ・グングニル!」

 

 

赤く染まる神槍、ほとばしる電撃をその身に宿し

 

悪しき敵を貫く…

 

ミヤ

「おいおい…ここはゲーム内じゃないんだぜ?」

 

 

飽く迄、ゲーム内の話である…

 

この場合上に飛べば避けることが出来る…

 

ホンネ

「あ〜れーー!止まらないよ〜!」

 

 

かなり遠くまで飛んでいくホンネ

 

 

 

ミヤ

「リアルじゃ一度も勝ててないじゃないか、お前ら」

 

レイカ

「不意を突けば行けるかなって思ってたけど無理だったか…」

 

ミヤ

「あぁ、本音とお前さえ注意しとけば勝てるからな」

 

 

キリト

「それは!」

ナツ

「どうかな!」

 

 

背後からの奇襲を仕掛けるキリトとナツ

 

 

ミヤ

「シールド、ツイン」

 

背後に2枚の盾を呼び出す

 

 

アスナ

「ハァ!」

 

背後を気にし一瞬だけ死角となった正面から

 

アスナが仕掛ける

 

 

ミヤ

「っ!華の型、彼岸花!」

 

剣が彼岸花の形に開き回る…

攻防一体の技である

 

 

キリト

「ぐッ!」

 

ナツ

「ぐは!」

 

アスナ

「きゃ!」

 

 

ミヤ

「こんなにあっさり動かせるこいつら何もんだよ…

今日が初めてなんだよな?」

 

 

ホンネ

「そのはずだよ!」

 

ミヤ

「!」

 

 

遠くにいたはずのホンネが

 

彼岸花の下にいる

 

 

ホンネ

「この技の弱点はココだよね!」

 

華の型の弱点は足元…

茎を貫く花びらなどない故の弱点

 

ホンネ

「今度こそ、当たれ!スピア・ザ・グングニル!」

 

ミヤ

「…想定してないとでも?防御!陽炎」

 

 

決して当たることのない、まやかしの盾

 

あるものを消し、無いものを写す

 

正しく陽炎

 

 

だがしかし弱点もある

 

 

ホンネ

「いや、私の方は想定してると思うけど…」

 

 

レイカ

「こっちまで気が回らないだろうね!」

 

ミヤ

「マジか!」

 

 

あくまで陽炎は対遠距離スキル

 

接近されると意味をあまり持たなくなる

 

 

レイカ

「ソードスキル、トールハンマー!」

 

ミヤ

「くッ!防御!多重壁!」

 

幾重にも重なる盾、貫くのは困難である…が

 

 

ナツ

「…雪狼剣!」

 

 

横がガラ空きになる…

 

 

ミヤ

「ゲッ!防御!陽ろ…」

 

キリト

「スターバースト・ストリーム!」

 

ミヤ

「どこから!?」

 

頭上から

 

 

キリト

「あんたの陽炎は自分にも効くんだろ」

 

ミヤ

「…フフ、気付いてたか、さすがキリト」

 

キリト

「俺達の勝ちだ!」

 

 

ミヤ

「おいおい…忘れてるのかキリト…

俺のユニークスキルは面制圧特化なんだぜ?」

 

 

キリト

「だが、近距離複数方向からの同時攻撃には

いくらお前でも対応出来ないだろ!」

 

 

ミヤ

「ハハッ…バレてたかw」

 

 

キリト

「は?」

 

 

ボーン

 

 

 

山田T

『試合終了!桐ヶ谷チームの勝ち』

 

 

ミヤ

「ハッハッハー、負けた負けた!」

 

レイカ

「ミヤの面制圧ってあくまで遠距離に対してだからね」

 

アスナ

「キリトくんがあそこまで攻め込んだから諦めたのね…

あ、織斑先生」

 

千冬

「篠木、ちょっとこい」

 

ミヤ

「はい?」

 

千冬

「…いや、ここにいる全員来い」

 

ナツ

「説教か…?」

 

キリト

「何なんだナツは織斑先生の説教に

トラウマでもあるのか?」

 

千冬

「いや、説教では無い

 

…お前らに聞きたいことがある」




さて、次回…織斑先生は何を聞くのか

実はまだ考えてませんw

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