空を舞う仮想の世界の剣士たち   作:バリスタ

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今回はめんどくさい前書きはなしです










限られた時間 …守るべき人々

千冬

「お前ら今日は休みだ、しっかり休め、

次の休みは最終日だからな!」

 

全員

「はい!」

 

 

 

千冬

「篠木、お前は…

知り合いたちに顔合わせるぐらいはしとけ」

 

ミヤ

「はい」

 

 

 

 

 

早朝7時半

 

 

 

 

「いらっしゃーい!って、ミヤじゃねぇか!」

 

ミヤ

「おいっス!」

 

「お前んとこも今日は学校休みか?」

 

ミヤ

「あぁ…5日後に色々あるんだ…

その関係でここに来た」

 

「…ALOでもそんな真面目な顔しねぇお前が

そんな顔するってことは…

 

俺らにもその色々の被害が来る可能性があるって事か?」

 

ミヤ

「…あぁ、弾が勘がいい奴で良かったぜ…」

 

「安心しろ!俺の家族は全員お前を信じてる!

 

つか!この辺り一帯の奴らがお前を信じてるから

安心しろ!」

 

ミヤ

「…あぁ!ありがとな!」

 

「うちで食ってくか?」

 

ミヤ

「いや、これから行かなきゃいけない所があるから」

 

「そうか」

 

ミヤ

「じゃあ!」

 

「おう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ったく…ALOみたく無茶すんなよ?」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

朝8時

 

 

 

 

店長

「あら!ミヤさん!」

 

ミヤ

「どうも、数日ぶりです」

 

店長

「どうでした?文化祭」

 

ミヤ

「いやもう、うちのクラス大盛況でしたよ!」

 

店長

「そうですか!良かったです!」

 

ミヤ

「あ、これ、商品で出したクッキーと同じものです」

 

店長

「うわ、ありがとうございます!」

 

ミヤ

「量が人数分+10個位になっちゃったんですが」

 

店長

「…お店で出そうかしら…」

 

ミヤ

「先着でですか?」

 

店長

「…面白いかもしれませんね!」

 

ミヤ

「ですね!」

 

店長

「ところで、こんな朝早くどうしたんですか?」

 

ミヤ

「あぁ…えっと、学園に宣戦布告がありまして…

 

5日後に…もしかしたらこっちの方にも被害が

 

あるかもしれないって事を伝えに来ました」

 

 

店長

「…そうなんですか……でも安心してください!

 

このモールのお店の店員さん全員

 

ミヤさん達信じてますんで!」

 

 

ミヤ

「!」

 

 

店長

「5日後も働いてます!

 

ミヤさん達ならきっとこっちまで被害が広がる前に

 

終わらしちゃうって思ってます!」

 

 

ミヤ

「…はい、そのつもりです!」

 

 

店長

「またいつか、お店に来てくださいね!」

 

ミヤ

「はい!」

 

店長

「なんなら今入ります?」

 

ミヤ

「あ、いや…まだ行くところがあるんで…」

 

店長

「あら…そうですか…だから朝早く…」

 

ミヤ

「すいません…」

 

店長

「いえいえ、大丈夫ですよ!…

 

5日後…絶対に勝ってくださいね!」

 

ミヤ

「はい!…それでは」

 

 

 

 

 

店長

「…あの頃の…SAO時代の貴方を知ってる身として…

…貴方を心から信じています…」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

午後3時

 

ミヤ

「フゥ…お墓参りが最後か…」

 

須郷

「…篠木」

 

ミヤ

「…須郷か」

 

須郷

「…すまない…お前が…先生の息子だと気付かずに…」

 

ミヤ

「気にすんなって…

俺は親父達をほとんど覚えてねぇんだから…」

 

須郷

「…私もお前の幼少期に会っている…」

 

ミヤ

「…だろうね…そう思ったよ」

 

須郷

「…申し訳なかった…」

 

ミヤ

「…本当に申し訳ないって思ってんなら

謝ってないで親父達に信念見せるべきだろ?」

 

須郷

「…あぁ…そうだな…」

 

 

 

ミヤ

「俺は最悪今回の戦いで存在が消える可能性もある…

だけど…俺…諦めてねぇから!」

 

 

 

須郷

「…私は何度も道を間違えた…

 

それは許されるとは思ってはいない…

 

…だが……いや…だから!

 

せめて、先生達のためにも…篠木…ミヤのためにも

 

これからの道は間違えないことをここに誓う!」

 

 

 

 

ミヤ

「…5日後…背中預けるぞ?」

 

須郷

「あぁ…任せたまえ」


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