空を舞う仮想の世界の剣士たち   作:バリスタ

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えーと、今回からざっくりした回想回です…
と言っても、今は出会いと別れぐらいなんですけどね…


少女達は知る、始まりの物語を……その1

ミヤ

「さて、じゃあ、簡潔的に俺たちの経験してきた話を」

 

「詳しくは話せないんですね」

 

ミヤ

「かなり時間かかるし…俺、もう薄れ始めてるから…」

 

「!!」

 

ミヤ

「あ、気にしないでいいよ?」

 

「すいません…」

 

ミヤ

「別にいいって…あ、束、あれはできた?」

「はいはいー、よいしょっと!」

 

キリト

「これは?」

 

「6人のISのコアの一部はナーヴギアでしょ?

 

そのナーヴギアのデータを可視化して映像として見る機械

 

その名も!…考えてなかったや」

 

ミヤ

「はぁ……じゃあ、まずはキリトとナツ、俺の出会いか」

 

 

 

 

第1層始まりの街

 

ミヤ

「…すげぇ…」

俺は2度目のVRMMORPGに少し興奮してた

 

 

ミヤ

「よし、ここからはRPGのセオリー通り、

 

外に出てレベリングするか!」

 

RPGのセオリー通りレベリングに行こうとした時だ

 

ナツ

「あ、あの!」

 

ミヤ

「はい?」

 

ナツ

「ついてってもいいですか?レベリング…」

 

 

ナツに声をかけられた

 

 

ミヤ

「いいよー、1人より多い方が早いし」

 

 

うん、この時はナツだけだと思ってたからね…

 

 

ホンネ

「あの…私もついて行っていいですか?」

 

今度はホンネに声をかけられた

 

ミヤ

「どうぞー…

じゃあ、パーティー編成とフレ申請送るねー」

 

 

キリトよりナツとホンネの方が早かったんよ

 

 

第1層始まりの街、フィールドにて

 

ミヤ

「うーん、やっぱり自分で動くのはやりずらいな…」

 

キリト

「ソードスキルを使ってみたらどうだ?」

 

ミヤ

「誰!?」

 

キリト

「あ、ごめん、俺はキリト…んで、こっちは」

 

クライン

「クラインだ、よろしくな!」

 

ミヤ

「あぁ、どうも…で、ソードスキルですか」

 

ナツ

「ミヤさーん、こんなところにいた」

 

ミヤ

「あぁ、ナツ、ホンネ」

 

ナツ

「そちらの方は?」

 

ミヤ

「えっと…」

 

キリト

「キリトだ、よろしく」

 

クライン

「クラインだ、よろしくな!」

 

ナツ

「どうも…ナツです」

 

ホンネ

「ホンネです」

 

ナツ

「ところで、ミヤさんは何をしてたんですか?」

 

ミヤ

「ソードスキルって知ってるか?」

 

ナツ

「あー、えっと、このゲームの技でしたっけ?」

 

キリト

「そう」

 

ミヤ

「あ、これ?」

 

 

確かこの時、ミヤは平然とやってのけたんだよな

 

しかも上位スキルを…

 

思えば、この頃から七強の片鱗はあったんだよな…

 

それに…

 

キリト

「…そ、そう、それ」

 

ミヤ

「へー、これソードスキルって言うんだ

 

でもこれ、なかなか当たらないんだよねー」

 

キリト

「え!?」

 

ミヤ

「掠りはするんだけど…倒しきれないし」

 

キリト

「…ちょっと試してみないか?」

 

ミヤ

「試す?」

 

キリト

「もしかしたら使い続ければ、

噂に聞くユニークスキルが発現するかもしれない!」

 

ミヤ

「…ユニークスキルとは?」

 

キリト

「えーと、まずな、普通のソードスキルがある

 

これはみんな使える」

 

ミヤ

「はいはい」

 

キリト

「んでその上が、エクストラスキル、

 

刀や両手剣のスキルはエクストラスキルになるんだ」

 

ミヤ

「ほうほう…でその上がユニークスキル?」

 

キリト

「らしい…まだ誰も発現してないからな」

 

ミヤ

「…何故俺がユニークスキルを発現出来るかもしれないと?」

 

キリト

「本来なら

ソードスキルは必ず当たるように軌道修正がかかるんだ」

 

ミヤ

「あー、最初のうちはかかってたな…」

 

キリト

「だろ?でも今は?」

 

ミヤ

「かかってない…つまり」

 

キリト

「スキルに変化が起き始めている!」

 

ミヤ

「なるほど…えっとエクストラスキルは

発現条件がわかっているんだよね?」

 

キリト

「あぁ、でもユニークスキルは

特定の条件を全て兼ね備えた人しか発現しないらしい」

 

クライン

「つまり、試すって言うよりかは続けてみるって事だな!」

 

ミヤ

「なるほど、クラインさん、

噛み砕いた説明ありがとうございます」

 

キリト

「あぁ、もし、発現したら教えてくれよ!」

 

ミヤ

「あ、じゃあ、フレ申請送っときます」

 

 

これが俺たちの出会いですかね?

 

 

 

レイカ

「なるほど、初めた頃から七強の片鱗と

 

無限武装の片鱗があったのね

 

知らなかった…」

 

「てか、これ一夏と本音の出会いでもあるのね」

 

ナツ

「うん、俺も再会しても思い出せなかったけど…」

 

ホンネ

「……」

 

ミヤ

「あ、その頃はまだ千刃を覚えてなかったからね?」






今日の打鉄弐式

須郷襲撃の1週間後

ミヤ
「はぁ、来週は臨海学校かー」

ホンネ
「打鉄弐式のテストも終わって完全に完成したし」


「うん、これで、みんなと一緒に戦える」

ホンネ
「おぉ、かんちゃんが熱い目をしてる!」


ミヤ
「……お前もついてくるんだろ?楯無?」

楯無
「えぇ…そのつもりよ…」

ミヤ
「須郷は……まぁ、お前なら心配ないか…」

楯無
「心配してくれないのかしら?」

ミヤ
「信用してるからいいだろ」

楯無
「あら、嬉しい事言ってくれるじゃない?」

ミヤ
「てか、仲間信用出来なかったら戦えねぇっての」

楯無
「…それもそうね…」

ミヤ
「え?なんで怒り気味!?」

楯無
「怒ってないわよ!」

ミヤ
「いや、怒ってるやん!?」











不遇の主人公、篠木ミヤ…w

今回はここまで
回想回終わってもすぐには海には行きませんよ?
水着かって、五反田食堂行ってと色々します

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