空を舞う仮想の世界の剣士たち   作:バリスタ

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えー、楯無さんです

簪ちゃんはもう少し後に出します…

…せめて福音戦までには…


とある学園の最強さん。

6月上旬

 

ミヤ

「なんで、こんな事になってるんだっけ…」

 

楯無

「ちょこまか動かないでよ、当たらないじゃない!」

 

ミヤ

「当たりたくないわ!」

 

 

数分前…

 

千冬

「篠木、相川 姉」

 

レイカ

「そろそろ呼び方…どうにかなりませんか?」

 

ミヤ

「なんでしょうか、織斑先生」

 

千冬

「…お前らに客だ」

 

ミヤ

「この学園で客って言ったら…」

 

レイカ

「ライムさんか、あの人よね…」

 

楯無

「はーい、あの人のほうデース!」

 

ミヤ

「…はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…

仕事絡みの用ですか?」

 

楯無

「すごく嫌そうなため息ね、お姉さんが傷付いちゃう♪」

 

ミヤ

「…レイカ…こいつ切っていい?」

 

楯無

「あら?やれるかしら?」

 

レイカ

「ミヤならやれると思いますけど?」

 

楯無

「流石は2年以上パートナーやってるだけあって

 

信頼してるのね…でも残念

 

ミヤくんは私には勝てないわ」

 

ミヤ

「じゃあ、やってやらぁ!

負けたらわかってんだろうな!楯無!」

 

楯無

「なんでも一つ言うこと聞く…だっけ?

いいわ!どんな事だって聞いてあげるわよ!」

 

ミヤ

「聞くだけとかそういうのなしだかんな!」

 

 

回想終了

 

 

楯無

「今度は外さない!ミストルテインの槍!」

 

ミヤ

「あぁ!もう!防御!アイギス!」

 

楯無

「残念そっちは残像よ!ハア!」

 

ミヤ

「はっはー…陽炎」

 

楯無

「お互い騙し合いね」

 

ミヤ

「長引くと不利だしこれで終わらせる!

無限武装、華の型!三刃…アイリス!」

 

 

三方向から噛み付くように無数の剣が楯無を狙う

 

 

楯無

「真ん中がガラ空きじゃない!

この距離なら絶対に外さない!」

 

ミヤ

「アイリスの花言葉知らないの?」

 

楯無

「確か、よい便り、メッセージ…希望!?」

 

ミヤ

「真ん中から来たのが間違いだったな!」

 

既に次の技の準備が終わっている…

 

そう…楯無の周りには無数の剣が浮遊している

 

楯無

「くっ!防御が間に合わない!」

 

ミヤ

「無限武装…華の型…千刃…染井吉野!」

 

楯無

「くっ!清き熱情(クリア・パッション)

 

壁に穴を開けで脱出を試みる

 

ミヤ

「想定済みだ!

終の型!ローゼンメイデン!」

 

楯無

「きゃぁ!」

 

 

 

千冬

『勝者 篠木!』

 

 

楯無

「負けちゃった…」

 

ミヤ

「だから言っただろ…」

 

楯無

「ねぇ、篠木くん、

 

負けたのにこんなこと言うのは…

 

ずるいと思うんだけど…」

 

ミヤ

「生徒会か?」

 

楯無

「そう、入ってくれない?」

 

ミヤ

「……ナツの方が適任だと思うぜ?」

 

楯無

「…あなたがいいの…」

 

ミヤ

「…ワリィ、今はお前の希望には添えないわ」

 

楯無

「そう……あーあ、負けちゃったなー

何をお願いされるのかしらねー」

 

ミヤ

「……」

 

楯無

「早くしなさいよ…グスッ」

 

ミヤ

「じゃあ…泣くな」

 

楯無

「無理よ…そんなの…」

 

ミヤ

「…泣き止むまでそばに居てやるよ」

 

楯無

「また、あなたは……なんでそんなに」

 

ミヤ

「大切な仲間だからだよ…

それ以上でもそれ以下でも無ェよ」

 

楯無

「やっぱり貴方って…ズルいのね」

 

ミヤ

「ハハッ、お前に言われたかねぇよ」

 

 

レイカ

「みやー、すんごい砂煙上がってるけど大丈夫ー?」

 

ミヤ

「あー、大丈夫だー」

 

楯無

「グスッ…さてと…麗華ちゃん!」

 

レイカ

「はい?」

 

楯無

「いつか彼の心を奪ってみせるから、見てなさいよ!」

 

レイカ

「は!?いや、え!?」

 

ミヤ

「はぁ…また面倒臭い事に…」

 

レイカ

「ちょっとミヤ!今さっき何があったのよ!」

 

ミヤ

「何もねぇよ…」

 

千冬

「相変わらず女を惚れさせるのは得意だな、篠木」

 

楯無・レイカ

「「うわ、ビックリした!」」

 

ミヤ

「そうっすか?織斑先生?」

 

千冬

「今の現状を見れば一目瞭然だろ…」

 

 

レイカ

「ミヤは渡しません!」

 

楯無

「あなたの許可はいらないもの」

 

 

ミヤの腕を引っ張り合う

 

ミヤ

「両方同時に引っ張らないで!?

 

痛い痛い!裂ける裂ける!」

 

千冬

「はぁ…」

 

 

 

 

ミヤ

「助けて…織斑先生…」

 

千冬

「私にはもうどうにも出来ない」

 

ミヤ

「投げた~」

 

千冬

「はぁ…

 

小娘共!篠木が困ってるだろう、ほどほどにしろ!」

 

レイカ・楯無

「「はい」」シュン

 

ミヤ

「(程々ならいいのかよ…)」




いやー、ハロウィン回やろうか悩みましたけど…

まだ二桁行くか行かないかの読者さんに逃げられたくないので

やめましたw

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