ご注文はイズミンですか?   作:マスタべえしょん

21 / 23
イズミ「リゼー!お誕生日おめでとう!」

「・・・・・」

イズミ「あれ?リゼどうした?」

綾「私・・・綾よ」

イズミ「あ・・・ごめん」


この後めちゃくちゃ怒られました


第二十話 友達の友達は友達になる

「さ、準備を始めるぞー」

 

「「「おー!」」」

 

 

ま、そんなわけでラビットハウス組の俺たちは準備に取り掛かることにした

と言っても設備があるわけじゃないからコーヒーと軽食ぐらいしか作れん

コーヒーはココア曰く「安心する味!」のインスタントだ

 

 

「コーヒーは戸棚の左にあったよな・・・」

 

「私達は何をすればいい?」

 

「リゼはココアと一緒に軽食作り、チノちゃんはコーヒー淹れるの手伝ってね」

 

「分かりました」

 

 

リゼとチノちゃんに指示を出し、俺もさっさとお湯を沸かす

まだ時間的に猶予はある。あいつらが帰ってくる前には・・・

 

 

『ガチャ』

 

ん?

 

 

「何か扉が開く音がしましたね」

 

「もしかして帰って来たんじゃない?」

 

「ありえなくはないけど・・・ちょっと見てくる」

 

 

ココアの問いに曖昧な返事を返しつつ俺は玄関へ向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだ勇姉だったのかよ」

 

「何よそれ。別に帰って来ただけじゃない」

 

「あ、そうそう。俺の友達が来てるからね」

 

「友達? あんたにそんな子いたの?」

 

「・・・なんで俺がぼっちみたいな言い草なんだよ」

 

 

 

そんな会話をしながら勇姉を連れて俺は戻ってきた

初めましてな三人は予想通りきょとんとしている

 

 

「イズミン、どちら様?」

 

「俺の姉にあたる勇姉さんだよ」

 

「初めまして、大宮 勇です」

 

「こっこちらこそ!私保登 心愛っていいます」

 

「敬語じゃなくていいわよ。よろしくココアちゃん」

 

「うん、よろしくね勇ちゃん!」

 

「なんの躊躇いもないなんて逆にすごいわね」

 

 

勇姉は若干視線を俺に送りつつ楽しそうにココアと話している

ココアのこういう時の適応力は高いからね

俺も最初はそのフレンドリーさにびっくりしたな・・・

 

そんなことをしみじみ思っている間に勇姉はすでに話を進めていた

 

 

「水色の髪の子がチノちゃんで」

 

「香風 智乃です。中学二年生です」

 

「紫髪の子がリゼちゃんね」

 

「はい、どうも」

 

「ん~~~~~・・・」

 

 

リゼが紹介を終えると勇姉はまじまじとリゼの体全体を見ていた

なんかおっさんが向ける視線と同じような目してたけどどうでもいいか

 

 

「リゼちゃんスタイルいいし、モデルなってみたら?」

 

「えっ!?モデル、ですか!?」

 

「うん、良かったら私紹介しちゃうよ~」

 

「勇姉こう見えてモデルやってるから」

 

「こう見えては余計よイズミ」

 

 

横から肘で腹を突っつかれた

まあ他の人から見れば勇姉だって綺麗だからモデルしててもおかしくないと思うだろうが俺は別段そうは思わない

やっぱ長い間いたから姉弟補正でもかかってるんだろうか

まあ最初から一緒だったわけではないけど

 

 

「い、いや私はその・・・」

 

 

見ると、リゼはしどろもどろになりながら顔を赤くしている

中身は乙女だからな、恥ずかしいんだろう

 

 

「勇姉、リゼはそういうの得意じゃないから。だろ?」

 

「イズミ・・・・」

 

「それにリゼの本性的に他のモデルさんが危機にさらされ・・・」

 

「・・・・イズミ、どういうことだ」

 

 

おかしいな、二言目はごにょごにょ言ったのだが聞こえてたらしくまたリゼにクラッチをかけられる

痛い痛い!そういうとこあるからおすすめしなかったんですよお!

 

 

「ふふ、仲が良いわね」

 

 

勇姉はいつの間にかチノちゃんに淹れてもらったコーヒーをすすっていた




少し遅れたけど誕生日おめでとうリゼー!!


どうもハロにちは、白髪祭です
14日に投稿できるか、できるか?と思いつつ数分遅れてしまうという・・・ちくせう
まあそんなわけで本編もリゼがちょっと多めかなという感じです
ところで学校でチョコ持ってる人が多かったんですがあれなんなんでしょうね・・・


あと、三月は今以上に忙しくなりそうなので一か月だけお休みさせていただきます。
時間に余裕ができ次第また書いていきます
それまで見捨てないで待っていください、よろしくお願いします


というわけで次回お楽しみに


ご意見・ご感想お待ちしております

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。