ご注文はイズミンですか?   作:マスタべえしょん

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忍「イズミくん、あっちに金髪少女はいましたか?」ワクワク

イズミ「うん、いたよ。めちゃくちゃ綺麗だったな」

忍「私も見て見たいですー!!!」

アリス「(忍がまた新たな金髪少女に魅せられていくよ・・・・!)」




第十八話 続 木組みの街からの来訪者 前日

むくり、と俺は布団から起き上がった

時刻は午前九時。普段なら学校には遅刻なので焦る時間だが今日は問題ない。夏休みだから

 

 

「んん〜〜っと」

 

 

ゆっくり伸びをする。

こうやってのんびりとしてられるのは夏休みの特権である

だから、いくら夜更かししても大丈夫だ

 

結局昨日は夜までたっぷりと話してしまった

ココア達五人の事、木組みの街の事、そこでの様々な出来事。

綾と陽子とカレンは途中で帰ったがその後もアリス、忍と話を続けた

 

(そういえば、三人が帰り際に準備があるとかなんとか・・・)

 

そんなことをふと思い出したが、気にしなかった

 

 

「お腹すいたな、飯だ飯だー」

 

 

ダイニングに行くと勇姉がいた。

今日は朝早くの仕事はないのかな、と俺はのほほんとしながら思ったが

それとは裏腹に勇姉は驚いたような表情を見せた

 

 

「え、イズミ? あんた忍達と一緒に行ったんじゃ・・」

 

「おはよう勇姉。どうしたの、俺の顔になんかついてる?」

 

「いや、そうじゃなくて・・・」

 

 

勇姉は明らかに困惑しているようだった

ここまで困惑する勇姉も珍しい

そういえば、さっきから忍とアリスの姿がない

昨日も遅かったからまだ寝てるのだろうか

 

 

「ところで、二人はまだ寝てるの?」

 

「あのねイズミ、忍達は________」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻、ラビットハウスにて

 

 

「昨日千夜ちゃんからメールがきてたよ」

 

「どうしたんですか、いきなり」

 

 

朝食の席で急に何を言い出すのか、とチノは呆れたように言った

まあ、ココアのこう言った言動は今に始まった事ではないのでこのやり取りもラビットハウスでは日常的なものだ

 

「ねえ、今からイズミンのところに行ってみようよー」

 

 

ココアはメールの内容を簡単に話して笑顔でそう言った。

突然の提案にチノははぁと息をつく

 

 

「ココアさん、そんなに急には無理ですよ。それに今日は仕事が・・・」

 

「いいじゃないか、行って来なさい」

 

チノの言葉を途中で遮り、タカヒロが二人に声を掛けた

その言葉に一人は驚き、一人は笑顔になる

 

 

「お父さん、でも今日は・・」

 

「今日ぐらいチノもココア君と一緒に楽しんでおいで」

 

「ありがとうございます!よし、チノちゃん行くよ!」

 

 

朝食を食べ終え、ココアはチノの腕を掴んで引っ張る

チノもそれにつられて椅子から立ち上がり、ココアに連れられる

 

「こ、ココアさんどうする気ですか」

 

「まずは準備しなくちゃね。あとリゼちゃんも誘おう!それから…」

 

 

楽しげに話しながら二人は二階へ上がっていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあ・・・・」

 

深く、深ーく俺は溜め息をついた。

さっきまでの元気は何処へやら、といった感じだ

仕方ないじゃん。さっき勇姉にこう言われたんだもん

 

 

『忍達はね、今朝早くから五人でまた出かけたのよ』

 

 

一瞬、へ?ってぐらい耳を疑ったがどうやら事実である

今彼女達は自然に囲まれながらレジャーを楽しんでるのだろう

だから、要するに

 

 

「俺、置いてけぼりかよぉ・・・」

 

そういうことである

 

 

(まあ忍達が帰ってくるまでゆっくりしてるかな)

 

そう思っていた時

 

 

『ピンポーン』

 

玄関のチャイムがなった。こんな時に誰だろうか

 

「ハイハイ、今行きますよ〜」

 

すると、間髪いれずに

 

『ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン』

 

「いやうるせえよ!」

 

怒涛のピンポンラッシュ

突然だったからすげーびっくりした

ホント誰だよ・・・

 

 

若干の不安を感じながら俺は玄関のドアを開けた

 

 

 

 

 

 




ハロにちは、白髪祭でーす

また一ヶ月ギリギリの投稿になってしまい申し訳ないです(深々と頭下げ
次回は早めに出せるかな・・・と思います

さて、もうお気づきの方もいるかもしれませんが
「こんなごちうさはいかがですか?」の執筆を始めました!
こちらもこれから進めていくことになりますのでよろしくお願いします


それでは次回お楽しみに

ご意見ご感想お待ちしております

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