忍の家、リビングにて__
「にしても意外な組み合わせですなー」
俺はそう言って千夜の持ってきた羊羹、千夜月を頬張る。
目の前には仲良く女子トークを繰り広げる六人の姿があった
(みんな楽しそうに話してらっしゃるなぁ)モグモグ
(何を話してるんでしょうかねー)モグモグ
(俺も混ざりたいけど、やっぱり女の子の会話には着いていけないしな〜)モグモグ
「・・・いつまで食べてるの、イズミ」「えっ別にいいじゃん」
モグモグ食ってるのが気に入らなかったのか綾にジト目で見られた。
美味しいんだから良いではないか
うーむ、このまま待っても女子トークが終わりそうにないので本題に入ろうか
(ちなみに食べるのはやめない。コレうまいし)
「おーい、盛り上がってるとこ悪いけどもうそろそろ本題に入らせてねー」モグモグ
「はい、なんでしょうか?」
「忍と千夜が出会ったきっかけって・・・ウッ」
言いかけた途中で俺は腹痛に襲われた
忍達も心配した様子でこちらに駆け寄る
「だ、大丈夫ですか!?」
「よ・・・・い・・・た」
「え、どうしたの?」
「よう・・・くい・・・た」
「なんて言ってるデス?」
「羊羹・・食い過ぎた・・・」
「ただの自業自得じゃねえか」
うん、陽子正論です。でもまだ二本しか食べれないんだよ。ココアの栗羊羹三本の道は険しい…
「こほん。では、腹の痛みも治まったので本題」「はい」
「忍達と千夜の出会いのきっかけは?」
「それは、アリスなんですよー」
忍はアリスの肩に手を置き自慢げに答えた
「ん、どういう事?」「それはね___
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「ねえシノ、これ見てよ!」「どうしたんですか、アリス」
「和菓子だよ、すごく美味しそう」
「三色団子、白玉ぜんざい。甘味は甘兎へ ですか〜」
「ネットで注文もできるみたいだよ」
「では、早速やってみましょうか」「うん!」
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___って事なの」
「ネット配達はもうやめちゃったんだけど、ここは常連さんだからたまにね」
「いつの間にそんなハイテク化してたんだ甘兎庵」
さすが世界進出を狙ってるだけあるな…
「あ、そうそう。私も聞きたいことがあるんだけど」
「ん。どうしたんだ、千夜」
「誰がイズミくんの彼女さんかしら?」 「「!!??」」
千夜の唐突な質問。(しかも恋愛系の)
普通ならば全員が赤面して「ちちち違うよ!?」とかいう場面なんだろう
「彼女?」「イズミの?」「どゆこと?」「何の話デス?」
この反応には千夜も「あれ?」という顔をしていた
今まで友としている時間が長いせいだろう。
そう、俺たちの間ではそういうのは全くなかったのである
・・・まあ、例外はあるが
「・・・・////」プシューーー
「おーい、綾ー大丈夫かー」
この後、綾が素に戻るまでは少し時間がかかった。
おーっす、ハロにちは白髪祭でーす
やはり余裕があると更新ペースが早くなりますね。
次回もこれくらい早く投稿できるといいな〜(願望)
イズミ「さっさと書きなさい」
・・・はい、頑張ります
それでは次回お楽しみに
ご意見ご感想お待ちしております