ご注文はイズミンですか?   作:マスタべえしょん

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綾「(まずはこの状況をどうにかしないと・・)」

カレン「アヤヤ、見るデス!ヒコーキ雲まだ残ってマシタ。あの飛行機はきっとイギリスに…」

綾「ああ、あれは方向的に東京行きね」

カレン「ガーン!」イズミ「バッサリいったな・・・」


第十四話 ただいま

忍side

 

 

「はあ〜いよいよ明日ですねーアリス」

 

「そうだね、シノ。」

 

 

アリスとシノのはそう言って折り紙で輪っかを作りそれを繋げていた。二人はイズミのサプライズパーティーのための飾りを作っているのである。

 

 

(でも、イズミが帰って来るのは今日じゃなかったかな。ちょっとシノに・・・いやいやシノはこんな初歩的なミスはしないよね。だいじょうぶ大丈夫!)

 

 

アリスの中では若干の戸惑いがあったようだがそれは忍への熱い信頼の力でかき消された。

 

 

「よし、輪っか飾りはこれくらいで十分ですね。次は花を作っていきましょう。」

 

「うん。何個ぐらい作ればいいの?」

 

「そうですねー、えーと…」

 

 

すると、プルルルル と電話の音が鳴った。

 

 

「シノ、電話だよ。」

 

「そうですねアリス。ちょっと行ってきます」

 

 

そう言ってシノは電話の方へ行き受話器をとる

 

「ハイ、大宮です」

 

『シノ、今何してるの?』

 

 

受話器からは忍の友達、綾の声が聞こえてきた。しかし、綾は焦っているのか少し早口になっているのがシノには分かった。

 

「ああ、綾ちゃん。私は今アリスと一緒に明日のイズミくんのサプライズパーティーに向けて準備をしてるところですよ〜。どうかされましたか?」

 

しかし、シノは気にせずに今の状況を綾に話す。

 

 

『実はそのイズミが目の前にいるのよ。シノ、もしかして日付間違えてない?』

 

え、、、とこれにはシノも驚いた。すぐ横にあったカレンダーを見ると今日の日付にグルグルと赤丸がつけられていた。すぐ下には「イズミくんが帰って来る日」と書かれている

 

 

「本当です!日付によると明日じゃなくて今日でした! とりあえずコッチも大急ぎで準備します。綾ちゃん達もイズミくんに悟られないように準備をお願いします。」

 

シノはそう言って電話を切った。そして、

 

 

「アリス、大変です!急いで花飾りを作ってくださーい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・で、マジでどうしたんだ?

 

目の前で一人考え込む綾を見て俺はどうしたらいいか分からないでいた。すると、

 

 

「あ、そうそう。イズミ、私達今から買い物するんだけどよかったら一緒に来ない?」

 

俺が放ったらかしにされているのを察したのか陽子が話しかけてきた。

 

「おう、いいぞ。何買うんだ?」

 

「それは・・・まあ後で。綾、カレン、二人はこっちを頼む」

 

 

そう言って陽子は二人を呼んで何か話をした後、メモを渡し別れた。どうやら俺と陽子、綾とカレンの二手に分かれて買い物をするようだ。

なぜ二つに分かれるのか俺は陽子に聞いてみたがはぐらかされてしまった。ふーむ、怪しいな。買うものを言わなかったのはなんでだろうか。まあ良いや、ついていけば分かるだろ

 

 

・・・・・

 

その後、100均やスーパーなど俺たちは色々回って買い物をしていた。一段落ついたところで俺はとりあえず陽子が買ったものを見てみた。

 

 

クラッカー三本入りを何セットか、パーティー用の帽子、2リットルのジュース、etc…

 

 

「なあ陽子」「ん、なに?」

 

「さっきからなんでパーティーグッズばっかなんだ?」

 

「えーと、それはその・・・」

 

またしても陽子は言葉を濁す。目を泳がせて俺と顔を合わせようとしない

 

 

 

ここで俺は一つの考えが頭に浮かんだ。

 

「陽子、もしかして・・・

 

 

 

 

もうすぐあの双子ちゃん達(空太君と美月ちゃん)の誕生日だろ!」

 

「いや、違うぞ」

 

 

今度ははぐらかされずに即答で返された。こんだけハッキリ言われると間違えた自分が恥ずかしくなってきた。しかも自信満々で言ったから余計に恥ずかしい

 

 

「よし。イズミ、全部買い終わったからもういいぞー」

 

「ん、これで全部か。」

 

「付き合ってくれてありがとな」「おう」

 

そう言って俺は近くにあった時計を見る。時刻は12時すぎ、丁度いい時間だ。

 

 

「よし、もうそろそろシノの所行くとするかな。それじゃーな、陽子」

 

俺はシノの家を目指して歩き出した。そして、その少し後

 

 

 

「もしもし、忍。準備は出来た?綾達は? ・・・よし、私もそっちへ向かう。すぐ行くから!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふう、やっと着いた。」

 

商店街からシノの家までそう遠くはないのだがさっきまで動き回っていたからか俺は少し疲れた。

 

 

「さっさと中に入ってゆっくりしよう」

 

 

そうして、ドアを開けると____________

 

 

 

「「「「「イズミ(くん)おかえりーーーーー!!!」」」」」

 

 

突然のクラッカーの音と共に、帰って来た俺を祝福する五人の声が出迎えてくれた。

・・・ああ、そっか

 

 

「さっきのパーティーグッズはこれのためだったか」

 

「ええ、まあね」

 

 

俺が今やっと気づいたのを見てか綾は少し自慢そうに言った。確かに俺に勘付かれないように上手く立ち回るのは難しいからn…え?余裕だって?またまた〜

 

 

「ほら、イズミ。用意は出来てるんだから。早く早く!」

 

アリスに手を取られリビングに入ると綺麗に飾り付けがしてあり、テーブルの上にはケーキがあった。後から聞いた話だがあのケーキは二手に分かれた時に綾とカレンが取りに行っていたらしい。

 

 

ま、とりあえず

 

 

「ありがとう、みんな。よーし 思いっきり楽しむぞーーー!」

 

「「「「「おー!!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふー、食った食った。」

 

「ケーキ、美味しかったデス。」

 

「カレンと陽子で半分近く食ってたもんなー」

 

 

みんなと沢山話をしてケーキを食べていると、ケーキはあっという間に無くなってしまった。それでもまだまだ話は尽きない。あと、お菓子やジュースもまだ尽きない。

 

 

「私、こんなに食べて・・・太らないかしら」

 

「綾ちゃん こういう時は気にしないで食べた方がおいしいですよ」

 

 

「そうそう。ってアリス、その和菓子は?」

 

「栗羊羹だよ。最近美味しい店を見つけてね〜 」

 

へー、と思いながら俺はその栗羊羹を一口食べた。

 

 

 

 

 

 

 

あれ、この味どっかで食べた事あるような___________

 

 

 

 

 

 

 




〜白髪祭はルビ振りを覚えた!〜 テッテレー


ハイ、どうもハロにちは白髪祭です。
とりあえず書きたくなったので急ピッチで書きました



それでは次回お楽「ちょっと待ったーー!」


白髪祭「ん?ああイズミン。どした?」

イズミン「あのさ、ちょっと気になることがあるんだが」

白髪祭「うんうん、何?」

イズミン「二章始まってから今回の話までほとんどごちうさのキャラが出てきてないんだけど」

白髪祭「あ・・・・・」

イズミン「まさかノープランなんじゃ」白髪祭「んな事なーい!」


イズミンの言う通り確かにココア達の出番無かったですけど、決して何も考えてない訳じゃないですよ!
これから絡ませるんで!大丈夫ですー。



白髪祭「それでは次回お楽しみに。」


イズミン「ご意見ご感想お待ちしております!」






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