これを機に、という訳ではないのですが、今日がユイちゃんの誕生日という事に設定いたしました!
これから本編に映る前に、ユイちゃんの関係者と、本人のからのコメントと掲載します。
それではどうぞ!
ユイへの誕生日メッセージ
クロノ「あー、今日がユイの誕生日なのか?お前と会って、まだ1年しか経ってねぇけど、まぁ、誕生日おめでとう」
シオン「ユイ、誕生日おめでとう。今日は君にとって、最高の1日にすることを約束するよ」
トコハ「ユイって、自分の誕生日だからかかなりそわそわしてるのよね。本当に子供っぽくてかわいい」
クミ「ユイちゃん、お誕生日おめでとう~。これからも、トコハちゃん共々、よろしくね~」
タイヨウ「お誕生日おめでとうございます!僕、ユイさんに出会えて本当によかったです!」
アン「ユイちゃん、お誕生日おめでとうございます。今からケーキを持って、お祝いしに行きますね♪」
ルーナ「今日はユイのために、お祝いの歌を作ってみたんだ!アムとユキノと一緒に歌うね♪」
アム「ユイの誕生日か・・・。せっかくのお祝いの日だし、お仕事のお休みでもとろうかな、なーんて♪」
ユキノ「・・・まぁ、せっかくの祝いの日だし?私のポエム、特別に見せてあげようかしら。・・・もちろん、みんなには内緒でお願い///」
キョウコ「今日はユイの誕生日。あの子の大好きなもの、いっぱい作ってあげないとね♪」
ゲンゾウ「我が娘が今年で15歳になるのか・・・。安心しろ!お前に寄りつく悪い虫はワシが追っ払ってやるからな!」
本人のコメント
ユイ「みんなのおかげで、今日はとっても最高の誕生日になりそうだよ!来年もみんなに祝ってもらえるかな?来年はヴァンガード大会でも開いて盛り上がりたいな~」
以上です。小説に登場している他のキャラクターの誕生日はまたしばらくたてば設定に書くかもしれません。
長らくお待たせして申し訳ありません。それではどうぞ!
雲が青空を覆い隠す日のドラエン支部では、スタッフたちがドラエン支部の復興作業を行っていた。その様子をトリニティドラゴンと遊びに来ているマサトとケイスケが見ていた。
「ドラエンもまたひどいありさまだな・・・」
「支部だけじゃない。支部長たちや一条さんたちまでけがをしたらしいじゃないか」
「・・・支部長さんたちやマモルさん、大丈夫でしょうか?」
「心配・・・」
「これからどうなっちまうんだ?」
支部を壊されたこともあり、5人は不安を抱えていたその時・・・
びゅぅぅぅんっ!
「みゅーーーーー!!」
小型エンジンをつけた少女が5人の前を通過する。
「あ、あれはまさか!!」
「おいおいマジかよ・・・」
その少女を見たケイスケは希望にあふれたような表情をし、マサトはそのケイスケを見て、その少女が誰なのか察し、憂鬱な表情になる。
「「「「サーヤ!!」」」」
そう、その少女は超人気のヴァンガードアイドル、サーヤこと弥富サヤだ。
「みゅーーーー!!」
サーヤが空にハートのマークを描いていく。さらにそこに、空を半グライダーで滑空で飛んでいる女性が現れる。
「ハーイ!エブリバディー!」
「あ、あれは!カリフォルニアで活躍しているアイドル、リサ・フェリス!!」
その女性はカリフォルニアを拠点に活動しているアイドル、リサ・フェリスだ。まさかのアイドルの登場により、喜びに包まれている4人の前に、レッドカーペットが敷かれる。そのレッドカーペットに1人の少女が歩いてきた。
「うふふっ、ごきげんよう、皆さん♡」
「な、なんと!ベルギーで活躍しているレミー・アルテナまで!!」
少女はベルギーで活動しているアイドル、レミー・アルテナだ。サヤとリサはレッドカーペットのところまで下りてくる。そして今ここに、世界で活躍するアイドルが3人も揃った。
「世界で活躍するヴァンガードアイドルが3人も・・・♡」
「神様・・・感謝いたします!!」
「くっそ!こんな浮かれた4人の面倒なんて俺1人で見切れねぇ!何でこんな時にいねぇんだよアンの奴!」
マサトは4人のテンションについていけず、悶えている。サヤ、リサ、レミーの3人は壊されているドラエン支部を見て、悲痛な表情になる。
「これはひどいわね」
「ええ。心が痛みますわ」
「サーヤたちの力で、ぜったいに皆を、ハッピーにするんだみゅ~!!」
サヤたちはこんな時だからこそ、みんなを笑顔にさせるという思いをここでぶつけるのであった。
TURN95「歌姫の三重奏」
ドラエン支部にあるステージも見事に壊されていたが、スタッフたちの尽力のおかげで、難なくステージを元通りの状態にしていく。
「す、すげぇ・・・みるみるうちにステージが・・・」
「けど、ケイスケから聞いたんだけどよ、サーヤってワールドツアーの真っ最中で、シンガポールにいたんじゃなかったのか?」
サヤはワールドツアーの関係でシンガポールにいたのだ。それが今になってドラエン支部に来て、ここでステージを開くことになったことに疑問を持つマサト。
「みんなを元気にするためだったらサーヤ、元気に駆け付けるんだみゅ~♪」
「それに、ドラエン支部長さんから直々にお願いされてるの」
どうやらサヤたちは事前にドラエン支部長に頼まれて今ここにいるようだ。
「プログラム、ステージの進行、みーんなサーヤさんのアイデアなのですよ♪」
「やるからには、みんなの心に残る最高のイベントにするみゅ~♪」
「サーヤ・・・」
サヤの言葉にトリニティドラゴンは感動していた。
「へ~、たいしたもんだな。俺、そういうの結構好きだぜ」
「ようやくサーヤの魅力の1つに気付くとは・・・遅すぎるとは思わないのか?」
「へいへい、魅力がわからんで悪かったな・・・」
ケイスケの言葉と小ばかにした表情に呆れた表情になるマサト。
「前、ここでイベントした時にね、みんなからあっつい思いをたっくさん受け取ったの。その時の気持ちは、今でもサーヤの宝物。だから、恩返しがしたいの。みんながハッピーになれる楽しいドラエン支部を、1日でも早く取り戻したくて!」
「ヴァンガードLOVEなみんなを元気にするのが、私たちの使命だものね!」
「私たちのヴァンガード愛で、皆さんを笑顔にしてみせますわ」
「リサ~、レミー、ありがとうだみゅー!」
サヤはリサとレミーに抱き着き、3人はお互いに笑いあった。
☆
カードキャピタル2号店で、子供たちは寂しそうな表情でドラエン支部のことについて話していた。
「ドラエン支部・・・いつ元通りになるんだろう・・・」
「ガス爆発なんだろ?あんだけぶっ壊れてたら仕方ないよな・・・」
「それなんだけどさ、なんか本物のユニットが出てきて、建物をめちゃくちゃにしたって・・・」
「そんなわけねぇだろ?そんな噂信じんなよ」
子供たちが暗い表情をしていると、軽快な音楽とともに、クエストボードの画面が変わる。画面から現れたのはサヤだった。
『みゅ~!みんなー、ドラゴン・エンパイア支部緊急イベント開催のお知らせだみゅ~♪』
『サーヤ⁉』
子供たちは突然のサヤの登場によって驚いている。ちなみにこの放送は各地のテレビでも放送されている。
『その名も~・・・』
『『『ハッピーヴァンガードフェスティバル!!』』』
画面にはサヤだけでなく、リサとレミーも映し出された。
『サーヤをサポートしてくれるのはこの2人~♪』
『ハーイ!リサ・フェリスよ!カリフォルニアからカミングナウ!もちろん、みんなに会うためよ♡』
『レミー・アルテナで~す♪ベルギーからとんできちゃいました~♪早く皆さんと会いたいですわ♡』
『このイベントは、ヴァンガードはもちろん、いろいろな企画が盛りだくさん!』
『そしてメインイベントは、サーヤたちが大活躍するスペシャルステージだみゅ~♪』
子供たちは緊急イベントの開催の放送によって、一気に笑顔になっていく。
『サーヤたちの心はいつも、ヴァンガードが大好きなみんなと共にあるみゅ♪』
『私たちが応援しますわ♪さあ、ヴァンガードで元気元気~♪』
『YOUたちのスマイルはヒールトリガー♪どんなダメージもすぐに回復よ♪』
『新しい未来をサーヤたちと一緒に作ろう♪みんなでヴァンガードを盛り上げるんだみゅ~♪』
『『『ハッピーヴァンガードフェスティバルで、待ってるよ~!』』』
いろんな人たちはハッピーヴァンガードフェスティバルを目的にドラエン支部に行こうという気持ちが大きくなった。この広告は別々の場所にいるトライフォーも見ていた。
☆
あの広告の効果がさっそく出ている。ドラエン支部にはサヤとリサ、レミー目的の人が多ければ、ヴァンガードを楽しもうと来ている者が多く集まっている。そして現在は3人によるアタックされよう会が開かれている。
「
「みゅ~~♡」
「PR♥ISM‐Iサンシャイン・ヴェールでダイナマイツアタック!」
「ダイナマーーイツ!!」
「
「オリヴィーーア!!」
トリニティドラゴンの3人にそれぞれアタックしてもらっていた。
「「「ありがとうございました~♡」」」
トリニティドラゴンはスタッフによってステージを退場させられる。
「たく、あんなんの何がいいっていうんだ?」
アタックされよう会で並んでいる客たちに心底呆れているマサト。マサトの隣にはまだ並んでいないケイスケがいた。何やら悩んでいるようだ。
「どうしたんだケイスケ?並ばねぇなんて珍しいな」
「・・・悩みを言っていいか?」
「ど、どうしたんだよ改まって・・・」
「俺は弥富サヤファンクラブの会長として、サーヤにアタックされたい!だが、これを逃せばもうリサやレミーにアタックされる機会がなくなってしまうかもしれん!マサト、俺はどの子とアタックされればいいと思う?」
「しるか!!んなもん自分で勝手に決めやがれ!!」
どのアイドルにアタックされようか悩んでいるケイスケにマサトは声を荒げる。その後もハッピーヴァンガードフェスティバルはファイトエリアでファイトをしたり、サーヤたちと写真撮影をしたりと進行が進んでいき、ようやく一段落したところだ。
「宣伝した甲斐がありましたね」
「天気も何とか持ちそうだし、後はステージライブでエキサイトするだけね!」
「さあ、イベントはまだまだこれからだみゅ!」
サヤはイベントをもっと盛り上げようと、気合が入るのであった。
(見ててね!お兄ちゃん、お姉ちゃんの!)
一方その頃、ハッピーヴァンガードフェスティバルの入り口前では、トライフォーの4人がここに集まっていたのであった。
☆
ハッピーヴァンガードフェスティバルのライブステージが始まろうとしているという時間帯、観客は集まっていた。トリニティドラゴンとマサトとケイスケも観客の中に入っている。
「あぁ、貴重な経験だけでなく、このようなライブステージが始まろうとは・・・俺はなんと幸せ者だろうか・・・♡」
「くぅぅぅ!胸のワクテカが止まんねぇぜ!!」
「こいつら・・・」
テンション上げまくりの4人にマサトは疲れ果てている。すると、何やら悪役が登場しそうなBGMが流れてきた。
「だーーがっはっはっはっはーー!!」
ステージの岩のところに黒い煙幕が放たれる。煙幕が晴れると、そこには黒く染まったヴァンガ郎がいた。
「ブラックヴァンガ郎の参上だがー!」
『ええええ!!?』
まさかのブラックヴァンガ郎の登場により、観客は驚いていた。
「なーにが楽しいヴァンガードだが!夢?絆?未来?そんなものは全部まやかしだがー!ヴァンガードを滅ぼして、みんなを絶望のどん底に突き落としてやるんだがーー!!」
「そうはさせないみゅ!」
サヤの声が響くと、スモークと共に、サヤ、リサ、レミーが登場する。
「お、おみゃーらは・・・!」
『うおおおおおおおおお!!』
サヤたちの登場により、観客は歓声を上げる。
「メガラニカから来たちょっとお茶目な~?」
『マーメイドプリンセース!!』
「宇宙のみーんなを、サーヤ色に染めちゃうみゅ~。ホップ、ステップ~?」
『宇宙征服ー!!』
毎度おなじみのことをやって、観客は興奮状態だ。
「ハーイ!エブリバディー!メガラニカから生んだ、セクシーダイナマイツ、リサ・フェリスよ!YOUのハートを~?」
『イーグルキャッチ!!』
「は~い、ワッフルだ~い好き、メガラニカののんびりエンジェル、レミー・アルテナで~す♪みんなに、届け~」
『ワッフルスマイル!!』
「今日もサーヤたちは、ヴァンガードとみんなの笑顔を守る正義のファイター!」
「「「ラブリー・トライアングル!!」」」
『おおおおおおおおおおおお!!』
互いの自己紹介が終わり、決めポーズをとることで、観客はさらに歓声を大きく上げる。
「ブラックヴァンガ郎!お前の好きにはさせないみゅ!」
「覚悟することね!」
「私たちが、ヴァンガードを守ってみせます!」
3人の言葉に、ブラックヴァンガ郎は高笑いをする。
「だーがっはっはっは!無駄だが!出でよ、手下たち~!」
ブラックヴァンガ郎の合図で、観客席にメガコロニー戦闘員たちが現れる。
「くっ!卑怯な!」
「安心するみゅ!私たちには、あのハッピーフラワーがあるんだみゅ~!」
サヤの合図でステージに何やら花のような機械が現れる。
「あ、あれは・・・ヴァンガードファイターたちの夢と希望の結晶!あんなものが咲いてしまったら、僕は楽しい気持ちを思い出して、消えてしまうんだがー!」
「明るい未来への希望と!」
「楽しいヴァンガードへの思いを強くイメージすれば」
「ハッピーフラワーが咲くんだみゅー!」
3人の目の前にファイトテーブルが現れる。
「オーライ!私たちの楽しいファイトで!」
「フラワーオープンよ!」
「だからみんな!サーヤたちを応援してみゅー!」
『おおおおおおおおおお!!』
「まぁ、ファイト観戦なら大歓迎かな」
観客たちは興奮が大きくなり、サヤたちの応援を始める。サヤたちのファイト準備も万全だ。ちなみにリサとレミーは2人と共にファイトしていくスタイルでやっていくようだ。
「ふん!お前たちがいくら頑張っても、ハッピーフラワーなんか開かないんだが!」
「だったら見せてやるみゅ!私たちとみんなのヴァンガード愛!」
「「「スタンドアップ!」」」
『ヴァンガード!!』
「一途な夢メルル!」
「
一途な夢メルル PW5000
「サーヤの先攻だみゅ!ドロー!ライド!
R アイナ R
R メルル R サヤの手札5枚 山札43枚
「私たちのターンよ!ドロー!ブランニュー-プリズムエメラルにライド!サファイアは移動!PR♥ISM‐Rメルキューレをコール!」
R エメラル メルキューレ
R サファイア R
「サファイアのブースト、エメラルでヴァンガードにダイナマイツアタック!」
「ノーガードだみゅ!」
「ドライブチェック『
「ダメージチェック『とびきり新入生シズク』」
「メルキュールでヴァンガードにアタック!
メルキュールのスキル!ヴァンガードに
「ノーガードだみゅ!ダメージチェック『大切なフレーズレイナ(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部ヴァンガードだみゅ!」
「ターンエンドよ!」
PW12000➡PW7000
PW10000➡PW7000(+5000) リサ&レミーの手札5枚 山札42枚 サヤのダメージ2枚
「サーヤのターンみゅ!スタンド&ドロー!ライド!
メルルのスキルでセティアとメルルを
お散歩日和エミリア PW9000
エミリア セフィア セフィア
R メルル R
「リアガードのセフィアでヴァンガードにアタックだみゅ!」
「ガード!『
「ならエミリアでヴァンガードにアタックだみゅ!」
「ノーガード!ダメージチェック『
「メルルのブースト、セフィアでヴァンガードにアタックだみゅ!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『とびきり新入生シズク』」
「ダメージチェック『
「ターンエンドだみゅ!」
PW9000➡PW7000+SH10000=17000
PW9000➡PW7000
PW14000➡PW7000 サヤの手札4枚 山札39枚 リサ&レミーのダメージ2枚
「私たちのターンです!スタンド&ドロー!
ローザ ローザ メルキューレ
メルキューレ サファイア R
「メルキューレでヴァンガードにアタック!スキルでパワープラス3000!」
「ガードだみゅ!『とびきり新入生シズク』」
「サファイアのブースト、サンシャイン・ローザでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードだみゅ!」
「ドライブチェック『
「みゅ⁉ダメージチェック『
「メルキューレのブースト、サンシャイン・ローザでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『必殺パンチ!ミチル(☆)』」
「ターンエンド」
PW10000➡PW9000+SH5000=14000
PW14000➡PW9000(+5000)
PW21000➡PW14000+SH10000=24000 リサ&レミーの手札3枚 山札38枚 サヤのダメージ4枚
「ダメージは2対4。こんなもんじゃまだまだだが!」
「これからだみゅ!
「メルルのスキルでローリスとメルルを
エミリア ローリス セティア
R メルル R
「エミリアでヴァンガードにアタックだみゅ!」
「ノーガード!ダメージチェック『
「メルルのブースト、ローリスでヴァンガードにアタックだみゅ!」
「ノーガード!」
「ツインドライブ『
ローリス(サヤ)は両手をかざして、オーロラを作り上げ、それをサンシャイン・ローザ(レミー)に放ち、サンシャイン・ローザ(レミー)はまともに喰らってしまう。
「きゃあ!ダメージチェック『
「やったみゅ!」
「だーーがっはっはっはっは!」
「!何がおかしいみゅ!」
「見てみるだが!ハッピーフラワーを!」
ブラックヴァンガ郎に言われた通り、3人はハッピーフラワーを見る。ハッピーフラワーはほんのちょっとしか咲いていなかった。
「ちょーっとしか開いてないだがー!お前らのヴァンガード愛なんて、所詮その程度!」
「そ、そんなことはないみゅ!」
「ヴァンガードとワッフル、どっちが好きだがー?」
「うっ・・・」
ブラックヴァンガ郎の問いにレミーは言葉を言いよどむ。
「ほーら、一瞬答えに詰まっただが!なーにがヴァンガード愛だがー!」
ブラックヴァンガ郎は愉快そうに3人を笑い飛ばす。
「このままじゃ、私たち・・・」
「どうすれば・・・」
リサとレミーは顔を俯かせると、サヤが声を上げる。
「思い出すんだみゅ!」
「「!!」」
「サーヤたちは何のために戦っているんだみゅ⁉」
「・・・そうだったわね。ヴァンガードを守って・・・」
「皆さんをハッピーにするためですね」
「そうだみゅ!それに大切なのは、ここにいるみんながヴァンガードで1つになることだみゅ!」
「そのためには、YOUたちのイメージ力が必要ね!」
「お願いです、皆さん!私たちを、もっと応援してください!」
『おおおおおおおおおおおお!!』
観客はサヤたちをもっと応援するために歓声を上げた。
「まだまだ!もっともっと大きな声で!!」
『みゅーみゅーーー!!』
「いっくみゅー!
「ノーガード!ダメージチェック『
「ターンエンドだみゅ!」
PW9000➡PW9000
PW16000➡PW9000
PW14000➡PW9000 サヤの手札5枚 山札33枚 リサ&レミーのダメージ5枚
熱く、楽しいファイト、観客の思いが1つになっていく事によって、ハッピーフラワーが少し咲き始めた。
「な、何ぃ⁉花が開いてきたんだが!そんなバカな⁉」
「私たちと」
「みんなのイメージ力で!」
「必ずヴァンガードを守ってみせるみゅ!」
サヤがそう言うと、雨が降ってきた。元々雲が大空を覆っていたから無理もないが。
「降ってきちゃった!でも、雨なんかに負けないみゅー!降るならもっと降れー!水の中でこそ輝くのが、バミューダ△!」
「むしろ水が下たる美女が生まれちゃうわね♡」
「私たちの力で、絶対にハッピーフラワーを咲かせましょう!」
「これくらいの雨でサーヤたちの熱い思いは消せないみゅー!!」
『おおおおおおおおおおおお!!』
観客は持参した合羽を着て、サヤたちを応援する。このライブを見ていたトライフォーはお互いに顔を見合わせ、首を縦に頷き、その場から去っていく。
「
「ジェネレーションゾーン解放よ♡」
「ストライドジェネレーション!!!
ジェネレーションゾーン コスト『
PR♥ISM‐Iサンシャイン・ヴェール PW26000 ハーツ『
「メルキューレを移動!
ローザ ヴェール ガーネット
メルキューレ サファイア メルキューレ
「メルキューレのブースト、メルキューレでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『必殺パンチ!ミチル(☆)』」
「サファイアのブースト、サンシャイン・ヴェールでダイナマイツアタック!」
「ノーガードだみゅ!」
「トリプルドライブ『
サンシャイン・ヴェール(リサ)は両手に渦潮を纏い、それをローリス(サヤ)に目掛けて放つ。ローリス(サヤ)は渦潮を喰らい、よろける。
「みゅーーー!ダメージチェック『必殺パンチ!ミチル(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部ヴァンガードだみゅ!『憧れの煌めきスピカ』」
『おおおおおおおおお!!』
「まだまだこれから!サンシャイン・ヴェールのスキル!見せてあげるわ!情熱のリミットブレイク!!
Gゾーンのサンシャイン・ヴェールを表に!手札を3枚捨て、ガーネットとメルキューレを手札に!サンシャイン・ヴェールをGゾーンに戻し、手札のガーネットにスペリオルブレイクライド!!」
サンシャイン・ヴェール(リサ)は海の泡に包まれ、泡が晴れるとそこには、ヴェールではなく、ガーネットがいた。
「スキルで1枚ドロー!メルキューレとサファイアを手札に戻し、ガーネットにパワープラス10000!
ガーネットのスキル発動!リアガードが手札に戻った時、カウンターブラストを払って、ガーネットと、サンシャイン・ローザにパワープラス5000!
サンシャイン・ローザのスキル!他のリアガードが手札に戻って、リミットブレイクのヴァンガードがいる時、ソウルブラストでガーネットとサンシャイン・ローザにパワープラス3000!」
「よーし!来いだみゅ!」
「ガーネットでヴァンガードにダイナマイツアタック!」
「ガーネットのリミットブレイク発動です!メルキューレを3体スペリオルコール!ダメージ5。さぁ、いきますわよ。夢と希望の、アルティメットブレイク!!
ドライブプラス1、ツインドライブからトリプルドライブになりますわ!」
「これでジ・エンドよ!!」
「ジェネレーションガード!!未来からきてサーヤを守ってみゅ!!
ガーネット(リサ)の強力な水しぶきをローリス(サヤ)に目掛けて放つが、未来から現れたレオナがその水しぶきを防いでいる。
ジェネレーションゾーン コスト『甘い誘惑リコ(治)』
「レオナのスキル発動だみゅ!リアガードのエミリアを手札に戻して、エミリアをガーディアンサークルにコールだみゅ!それが手札に戻った同名ユニットなら、シールドプラス5000だみゅ!
エミリアの
「トリプルドライブ!」
「『
「メルキューレのブースト、サンシャイン・ローザでヴァンガードにダイナマイツアタック!」
「ジェネレーションガード!!
ジェネレーションゾーン コスト『甘い誘惑リコ(治)』
「ナージャのスキル!手札の
「メルキューレでヴァンガードにスーパーハイパーダイナマイツアタック!スキルでパワープラス3000!」
「ウルトラミラクルラブリーガード!『大切なフレーズレイナ(☆)』」
「ターンエンドよ!」
PW19000➡PW11000+SH10000=21000
PW31000➡PW11000(+5000)
PW29000➡PW16000+SH25000=41000
PW34000➡PW16000+SH20000=31000
PW17000➡PW16000+SH10000=26000 リサ&レミーの手札4枚 山札28枚 サヤのダメージ5枚(裏1枚)
「うぅぅ・・・楽しそう・・・はっ!い、いや、楽しくないんだが!!」
「もう一息だみゅ」
ファイトを進めていくうちに、降っていた雨が晴れ上がった。
「雨が止んだ・・・」
「私たちの思いが通じたのでしょうか!」
「きっと、ハッピーフラワーにも届いたはずだみゅー!」
3人はハッピーフラワーの方に顔を向けるが、ハッピーフラワーの花が咲いた様子は全くない。
「え?あれ⁉開いてない!!?」
何事かと思っていると、耳につけているインカムからスタッフが慌てた様子の声が聞こえてきた。
『た、大変です!今の雨で壊れてしまったみたいなんです!!』
ざわざわ・・・
どうやらさっきの雨でハッピーフラワーは壊れてしまったようだ。機械であるため無理もないのだが。ハッピーフラワーが咲かないから観客はざわつき始めた。
「・・・みゅ、みゅはは・・・みゅははははー!ファイトはまだまだこれから!サーヤ、負けないみゅー!」
(サーヤさん・・・)
サヤは笑顔をつくろうとしているが、やはりというか笑顔がぎこちない。
(せっかくここまで盛り上がったのに・・・どうすれば・・・)
サヤがどうすればいいか考えていると・・・
「がんばれサーヤ!!」
「!!」
外野から誰かの声が聞こえてきた。そして、声が聞こえた場所から4人の影がステージに上がってくる。その正体は、赤、青、黄色、緑からなる戦隊ヒーローだ。
「だ、誰だがー?」
予定外の出来事にブラックヴァンガ郎は4人の戦隊にそう訪ねる。
「俺たちは、全てのヴァンガードを守る・・・」
「「「「カード戦士ヴァンガマン!!!」」」」
戦隊ヒーロー、カード戦士ヴァンガマンはブラックヴァンガ郎にそう名乗る。
「!もしかして、その声・・・」
「一生懸命ヴァンガードを盛り上げようとしているサーヤと、声を張り上げて応援する君たちに感動したぞ!だから、ここに駆け付けたんだ!」
(クロノお兄ちゃん、シオンお兄ちゃん、ユイお姉ちゃん、トコハお姉ちゃん・・・!)
「こんな楽しいことやってんなら、早く教えてよサーヤ!」
「なーんか、おもしろいハプニングじゃない」
「え、えーと、これは・・・」
まさかの事態にブラックヴァンガ郎は戸惑っている。
「ブラックヴァンガ郎さん、もたもたしてるとやっつけちゃいますよ~?」
「覚悟することね!」
「うっ・・・こ、こんな所で負ける僕じゃないんだが!お前たち、攻撃だが!」
戦闘員たちは一瞬戸惑ったが、ブラックヴァンガ郎の指示通り、ヴァンガマンたちを取り囲む。
「囲まれた!なら、私たちの必殺技でやっつけよう!」
ヴァンガイエローの言葉に3人のヴァンガマンは首を縦に頷く。最初に動いたのはヴァンガブルーだ。
「クリティカル・ファイヤー!!」
戦闘員たちはこれがどういうことかわからないでいたが・・・
『!ぐわああああ!やられたあああ!!』
その意図をすぐに理解し、倒されたかのように倒れる。
「僕たちも君たちと同じく、強大な敵と戦っている!戦いはまだまだ激しくなるはずだ!」
「リミットブレイク・バースト!!」
『ぐあああああ!!』
「だけど、私たちは諦めない!手と手を取りあって、どこまでもつき進む!」
「レギオン・ボンバー!!」
『ぎゃああああ!!』
「だから!私たちの前に立ちはだかる敵たちに宣言する!」
「ストライド・スラッシュ!!」
『うわあああああああ!!』
ヴァンガマンの必殺技によって、戦闘員たちは全滅した。
「俺たちはイメージすることをやめない!俺たちの手で、未来を掴み取るんだ!」
ヴァンガマンは立ちはだかる敵に堂々とそう宣言する。
(・・・そうだみゅ。サーヤだって、絶対にあきらめないみゅ!!)
サヤは絶対にあきらめない気持ちを強く持ち、ストライドのコストを支払う。
「奇跡のハーモニーは未来への懸け橋!!ストライドジェネレーション!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『
皆の声援と、海からの祝福の光を浴び、ローリスは姿を変えていく。光り輝く未来こそ、ローリスの未来の可能性の姿だ。
「
「
とびきり新入生シズクをコール!セティアと
とびきり新入生シズク PW7000
「バミューダ△の特別なスキル!同じ縦列に並ぶ2人が一緒に歌うと、素敵なことが起こるんだみゅ~♪」
「うぐぐぐぐ・・・」
「シズクの
未来の呼び声ローリスをコールだみゅ!
エミリアをコールだみゅ!
シズク、エミリア、ローリスを手札に戻して、スキルを与えるみゅ!もう1度シズクをコール!セティアとシズクを
シズクのスキルで、山札の上5枚をみるみゅ!グレード3がなかったから山札に戻すみゅ!
エミリアのスキルでカウンターブラストを払って、1枚ドローだみゅ!ローリス、アイナ、エミリアをもう1度コール!
これで全員
サヤはハッピーフラワーを見るが、やっぱり花が咲いた様子はない。ここでヴァンガマンが助け舟を出す。
「みんな!1番好きなカードを掲げて!」
「思いっきり高く!」
「みんなの力で、ハッピーフラワーを咲かせよう!」
ヴァンガマンの言葉に観客は1番好きなカードを掲げると、カードは光り輝いていた。機械のハッピーフラワーよりも、美しいのかもしれない。
「すごい・・・」
「ひゅ~・・・」
「きれいですわね・・・」
「大きな花は咲かせられなくても、みんなの心1つ1つに咲けば、それはずっと大きな力になるんだ!」
「会場のみんなも、一緒に
『おおおおおおおおおおお!!!』
観客の歓声が大きく広がっていく。まさにみんなの心が1つになっていく瞬間ともいえよう。
「な・・・何という事だが・・・。未来への、希望へのイメージが、この会場に満ち満ちているんだがー!」
エミリア ローリス セティア
アイナ ローリス シズク
「
6人全員
「くっ・・・防ぎきれない・・・」
「ノーガードです・・・」
「トリプルドライブ『
ユニットたちはローリス(サヤ)と共にハーモニーを奏で、光り輝く光を放った。ガーネット(リサ)はその輝かしい光に包まれていった。
PW31000➡PW11000
ダメージチェック『
サヤのダメージ5枚 リサ&レミーのダメージ6枚 勝者サヤ
「やったーー!勝ったみゅーーー!!」
『おおおおおおおおおおお!!』
熱いファイトを見せてくれた3人に観客席から大きな声援が響く。
「そうだった・・・思い出しただが・・・。これが、ヴァンガードの楽しさ、これが、未来の懸け橋だがーー!!」
ブラックヴァンガ郎にスモークが現れ、それに包まれると、元の姿のヴァンガ郎に戻っていった。
「ヴァンガ郎が元に戻ったわ!」
「やったみゅーー!!」
「僕を元に戻してくれて、ありがとうだがーー!」
「よかったです、ヴァンガ郎さん!」
「みんなの熱い思いと、強いイメージ力で、平和を取り戻したみゅー!ありがとう、ヴァンガマン!ありがとう、みんな!」
観客は3人とヴァンガマンに熱い声援を出す。声援を受けたヴァンガマンは観客に1例してから会場を去っていく。
「私たちも、大切なものを受け取ったわ」
「何があっても諦めない強い思い、みんなで1つになることの素晴らしさ」
「「やっぱりヴァンガードって、最高ね!」」
「リサ・・・レミー・・・」
会場は大きな歓声で広がっていた。ヴァンガマンになっていたトライフォーの4人はステージの裏側でこれを見て、笑みを浮かべている。こうしてハッピーヴァンガードフェスティバルは大成功を収め、観客全員を笑顔にしてみせたのであった。
to be continued…
リサ「今日のイベントで日本のファンは全員私の虜ね!」
レミー「それはないですよ~。みんな私に夢中です♪」
サヤ「えへへ、ファンのみんなもきっと私たち3人に平等に応援してくれたみゅ♪これからもヴァンガードの楽しさを広めていくみゅ!ホップ~、ステップ~、宇宙征服~♪」
TURN97「4人で、再び」