次回はオリジナルを書こうと思います。
オリジナルを書くのは苦手ですけど、やっぱりやりたいので頑張ります。
それでは、本編をどうぞ!
ラミーラビリンスの練習室でユキノは自前のポエム単語ノートを使って次のポエムを考えている。ルーナは自分のスマホでトコハたちが送ったメールを見ていた。連絡もできない状況にあるのでルーナはため息をつく。
「はぁ・・・」
「・・・ルーナ、気持ちはわかるけど、これも仕事だと思って割り切りましょう」
「うん・・・」
会話はそれだけで終わってしまう。そこへ、アムが真剣な表情をして入ってくる。
「ルーナ、ユキノ」
「あら、おかえり」
「アム。・・・ああ!違うの!お仕事に不満があるわけじゃなくて、いきなり音信不通になっちゃったから、トコハたちが心配しちゃって・・・」
ルーナとユキノはアムの真剣な表情をしていることに今気が付く。
「アム・・・?」
「どうしたのよ?そんな真剣な顔して・・・」
「・・・2人に話さなきゃいけないことがあるの」
TURN89「タイヨウVSヒロキ」
一方リューズの古い拠点の近くではタイヨウとヒロキのファイトが始まろうとしていた。
「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」」
「早天の騎士コエル!」
「
早天の騎士コエル PW5000
(ディメンジョンポリス・・・あの子がどれほど使いこなせるのか、見極めさせてもらうよ・・・)
ユイはヒロキのファイトスタイルを子の目で見極めようとしている。
「僕の先攻!ドロー!朝影の騎士キマルクスにライド!コエルは移動!ターンエンド!」
朝影の騎士キマルクス PW8000
R キマルクス R
R コエル R タイヨウの手札5枚 山札43枚
「俺様のターンだ!ドロー!
グランビート グランヴィークル R
グランレディ グランホープ R
「いくぜ悪党共!正義の力を見せてやる!グランレディのブースト、グランビートでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『春光の騎士ベリーモール』」
「グランホープのブースト、グランヴィークルでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『速撃のラストレスナイト(☆)』」
「ドライブチェック『
PW11000➡PW8000
PW12000➡PW8000+SH10000=18000 ヒロキの手札4枚 山札42枚 タイヨウのダメージ1枚
「ま~たそのゴルパラか。負けるに決まってんのに。悪は正義に勝てねぇんだよ」
(知りたい・・・何でこの子がそう思うのか・・・)
タイヨウは神崎のアドバイスを思い返す。
『カードの声を聞け。そうすれば、道も見えてくる』
「(わかるかもしれない。ファイトすれば・・・)ドロー!ライド!暁光の騎士イアゴー!ぶるるがるをコール!」
暁光の騎士イアゴー PW10000
ぶるるがる PW9000
ぶるるがる イアゴー R
R コエル R
「ぶるるがるでグランビートへアタック!」
「はあ?リアガードに?んなもんノーガードに決まってんだろ?」
(・・・・・・)
「ユイ?・・・!」
一言もしゃべらないユイに対してクロノは少し気になったが、その意図をすぐに理解できた。
「正義に犠牲はつきもんだ。ヒーローの俺様さえ強ければいいんだよ!」
(!この間もそんなことを言っていた・・・)
『本当に強い奴はただ1人!俺様さえいればいいんだよ!』
「(昔の僕も、強くなりたいと思っていた。1人になるのが怖くて・・・)コエルのブースト、イアゴーでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードだ」
「ドライブチェック『ディヴィニティランサー・ドラゴン』」
「ダメージチェック『
「ターンエンド」
PW9000➡PW4000
PW15000➡PW7000 タイヨウの手札4枚 山札40枚 ヒロキのダメージ1枚
(何か考えがあるんだな、タイヨウ・・・)
「スタンド&ドロー!ライド!
グランボルバー グランボルバー R
グランレディ グランホープ R
「グランホープのブースト、グランボルバーでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『
「ダメージチェック『神聖魔道士プイス』」
「グランレディのブースト、グランボルバーでヴァンガードにアタック!何度やろうが正義が勝つ!そういう風にできてんだよ!」
「ガード!『スカーフェイス・ライオン(☆)』負けたら悪だなんて、乱暴すぎるよ!」
「ふん、バカめ。それが世界の真理であり、託宣なのだ」
「真理?託宣?どういう意味?」
「え?えっと・・・」
どうやらヒロキは真理や託宣の意味を分からずに言葉を使っているようだ。
「う、うるせぇ!んなことはどうでもいいんだ!とにかく、勝負の結果は絶対!リューズさんがそう言ってた!」
「「!」」
リューズの名前にクロノとユイは反応した。
PW14000➡PW10000
PW16000➡PW10000+SH10000=20000 ヒロキの手札4枚 山札39枚 タイヨウのダメージ2枚
「難しいことは置いといて、俺は感動したね~。あの人についていけば、完全正義の未来になるってな!」
「・・・!」
タイヨウは半壊されたユナサン支部について思い返した。
「(どんな理由だろうと、あんなことしていいわけがない!)発現せよ!この身に宿りし新たなる力!旭光の騎士グルグウィントにライド!!」
旭光の騎士グルグウィント PW11000
ぶるるがる グルグウィント R
R コエル R
「ぶるるがるでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『ジャスティス・ゴールド(☆)』」
コエルのブースト、グルグウィントでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ツインドライブ『ぶるるがる』『聖管の奏者ヘリー(醒)』スタンドトリガー!ぶるるがるをスタンド、パワープラス5000!」
グルグウィント(タイヨウ)は光り輝く剣でグランボルバー斬りつける。
「ダメージチェック『コマンダーローレル』ちっ!」
「ぶるるがるでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『
「ターンエンド!」
PW9000➡PW9000+SH10000=19000
PW16000➡PW9000
PW14000➡PW9000 タイヨウの手札5枚 山札36枚 ヒロキのダメージ3枚
「ふん、1ダメージリードしたくらいで調子乗ってんじゃねぇぞ。こっから怒涛の、ジャスティスストーリーだぜ!!
(グランギャロップ・・・)
「でもって、正義のストライドジェネレーション!!!
ジェネレーションゾーン コスト『
「
グランボルバー エクスタイガー R
グランレディ グランヴィークル R
「ふっはっはっはっは!どうだ!ヒーローは1人でいいんだ!これで安心、平和は保たれるー!」
「・・・・・・」
「いくぜ!グランヴィークルのブースト、エクスタイガーでヴァンガードにアタック!エクスタイガーのスキル!Gゾーンのエクスギャロップを表に!Gゾーンの表のカードの数だけ、パワープラス4000!これでエクスタイガーは57000!45000以上でクリティカル2!」
「(大丈夫。このスキルはユイさんのファイトでわかってる!)ノーガード!」
「トリプルドライブ『
エクスタイガーは光の刃を生成し、それをグルグウィント(タイヨウ)に向けて放つ。
「ダメージチェック『神聖魔道士プリデリー』『曙光の騎士ゴルボドゥク』『目利き鑑定人ドナリー(引)』ドロートリガー!パワーはグルグウィントに!1枚ドロー!」
「グランギャロップのスキルでカウンターブラストを払って1枚ドロー。ちっ、トリガーのせいでヴァンガードには届かねぇか。んじゃ、てきとうにリアガードでも潰しとくか。グランボルバーでぶるるがるにアタック!」
「ガード!『聖管の奏者ヘリー(醒)』」
「ターンエンドだ!」
PW57000➡PW11000(+5000)
PW14000➡PW9000+SH10000=19000 ヒロキの手札5枚 山札31枚 タイヨウのダメージ5枚
「おいおい、リアガードなんか守ってないで、ガード温存しとけよ」
(まただ・・・)
クロノとユイはこのファイトを見守りながら、考察する。
(ファイトにはその人間の全てが現れる・・・か・・・。もしかして・・・あいつのことをわかろうとしているのか?タイヨウは)
(基本的なファイトはできてるけど・・・ディメンジョンポリスを使うに至って大切なことが足りてない。ああいうファイトをするのは心の問題・・・か・・・)
☆
一方その頃、トコハはラミーラビリンスのことを思いながら、街を歩いていた。そうしていると、ラミーラビリンスのユキノを偶然発見する。
「ユキノ?」
「あらトコハ。ちょうどいいところに。この子が相談したいことがあるんだって。ほら」
ユキノは近くで隠れていたルーナを連れてきた。
「ルーナ?」
「え、えっと・・・」
「まぁ、ここじゃなんだし、場所を変えましょうか」
3人は場所を変えて、近くの神社で話を聞くことにする。
「えっと、私じゃなくて、友達の話・・・なんだけど・・・友達の・・・友達が、すごく怖いことをしようとしてて・・・」
「!!それって・・・」
「え・・・?」
「その反応、知ってるのね。その子が誰なのかを」
ユキノの冷静な問いを出そうとすると・・・
「もういいよ。ルーナ」
そこにアムがやってきた。
「アム・・・」
「トコハは知っている。私が明神リューズについていることも、今までやってきたことも。その理由以外はね」
「・・・幼馴染として、そこんところも聞く義務は私にはある。話してみて」
アムは手に握っていた手袋のチャームを3人に見せる。
「これは、母が私のために編んだもの。けど・・・もう片方が編まれることはなかった・・・」
アムは小さい頃に両親が交通事故で意識不明な状態になっていることを3人に話す。トコハとルーナは驚愕な表情をしていたが、ユキノはやっぱりと言った表情をしていた。
「ストライドゲートが開き、完全な未来をこの世界に導くことができれば・・・お父さんもお母さんも目覚める。今までの不幸も帳消しになる。そのためなら私は、どんなひどいことも平気でやる」
アムの答えにトコハは否定する。
「違う。本当はやりたくないのに、やらされてるんでしょ⁉」
「いいえ、アムの言う通りよ」
トコハの否定をユキノがバッサリと切り捨てる。
「アムはね、本当に両親のためならそういう事は平気でやるわ。例え本来はやりたくないこともね。綺場HDの買収の件が、何よりの証拠ね。本心は知らないけどね」
「・・・綺場シオンを罠に嵌めた時、私は楽しんでた。何も現実を知らないお坊ちゃんが。ざまあみろって思った。これが私の本心」
アムの答えにトコハは唖然となる。ユキノは動揺することなく、話を聞いてた。
「私はピースメイカー。惑星クレイのユニットを操り、ストライドゲートを開く者。ラミーラビリンスはその素質を持つ子供たちから選ばれた。けど、私1人いれば十分。あなたたちは必要ない」
「!!」
「じゃあね、御3方。もう会う事もないだろうけど」
アムは3人にそう言って、その場を去っていった。沈黙が続く中、それを破ったのはルーナだった。
「・・・前ね、言ってたんだ。アム、ステージに立ってる時が1番好きだって。私にはわかる。あれは嘘じゃない。だって、いつも隣にいたから」
「・・・そうね」
「アムは悪いことをしたのかもしれない。これからもっと、ひどいことになるのかもしれない。でも・・・私はアムを助けたい。アムの傍にいたい!」
ルーナの決意がこもった顔を見て、トコハとユキノは目を見開いていた。
「驚いた・・・。まさかルーナに先に言われるとは思ってなかったわ」
「え・・・?」
ユキノは肩をすくめて、口元に笑みを浮かべながら言葉を紡ぐ。
「なんだかんだ言って、あの子とはもう10年くらい一緒にいたのよね。だからさ、あの子の気持ちは痛いほどわかる。私だって、大切な人を失った経験があるわけだしね」
ユキノは決意を込めた表情で語る。
「この10年間、両親のことで苦しんでるんなら、アムの願いを叶えてあげるのも、親友としての役目よね。だからさ、トコハには悪いけど、私も明神リューズの計画に参加させてもらうわ。他の誰でもない。全部、アムのために」
2人の決意を聞いたトコハは、儚げながらも、小さく笑みを浮かべる。
「・・・2人がそこまで考えてるなら、私には何も言えない。その気持ちが全てだと思う。進んで、2人の信じる道に」
「トコハ・・・」
ルーナはトコハに近づき、小さく笑みを浮かべてトコハを抱きしめる。
「・・・ありがとう・・・」
「・・・悪いわね」
ユキノはトコハに向けて、小さな笑みを浮かべてそう言った。
☆
一方ファイトの方では、タイヨウのストライドフェイズに移っていた。
「ストライドジェネレーション!!!白熱の黄金騎士エブラウクス!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『ディヴィニティランサー・ドラゴン』グレード3
白熱の黄金騎士エブラウクス PW26000 ハーツ『旭光の騎士グルグウィント』
「エブラウクスのスキル!カウンターブラスト!ソウルブラスト!山札の上から2枚見て、1体をスペリオルコール!春光の騎士ベリーモール!ベリーモールの
春光の騎士ベリーモール PW9000
日華の騎士ジェフリー PW7000
紅日の騎士ルノー PW7000
ぶるるがる エブラウクス ベリーモール
ジェフリー ルノー ジェフリー
「盤面を埋めて強化した!いいぞタイヨウ!」
「ジェフリのブースト、ぶるるがるでヴァンガードにアタック!ぶるるがるの
「ガード!『
「日華の騎士ジェフリー、
「ち、ノーガード」
「トリプルドライブ『旭光の騎士グルグウィント』『神聖魔道士プイス』『フレイム・オブ・ビクトリー(☆)』クリティカルトリガー!パワーはベリーモールに、クリティカルはエブラウクスに!」
エブラウクス(タイヨウ)はグランギャロップに接近し、2回の斬撃を繰り出した。
「ダメージチェック『
「ジェフリーのブースト、ベリーモールでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『
「もう1度ジェフリーの
PW23000➡PW11000+SH15000=26000
PW35000➡PW11000(+5000)
PW21000➡PW16000+SH10000=26000 タイヨウの手札10枚 山札22枚 ヒロキのダメージ5枚(裏1枚)
「手札が10枚⁉」
「仲間が2体以上コールしたら発動する
「ふん!何が絆だ!悪党共が群れやがって!」
「・・・怖いんだ」
「は?」
タイヨウの言葉にヒロキは呆気にとられる。
「ファイトしててわかった。僕も同じだったから。正義だ正義だって言ってるけど、本当は不安なんだ!」
「っ!!」
ヒロキはあのいじめの日から正義に必要以上にこだわっている。最初こそ他の生徒はヒロキをかばってはいたが、ヒロキの掲げる正義のせいで、ヒロキの周りからは人が寄り付かなくなった。
「1人じゃないと・・・自分が強くないと、安心できないんだね?だから君は、正義にすがったんだ!」
(・・・思ってた通り、やっぱりあの子は・・・)
「黙れ!黙れ黙れーー!!」
図星を突かれたのかヒロキは声を荒げる。
「ファイナルジャスティス!!ストライドジェネレーション!!!!
ジェネレーションゾーン コスト『
「
グランボルバー エクスギャロップ グランドリフター
グランレディ グランヴィークル グランヴィークル
「グランヴィークルのブースト、エクスギャロップでヴァンガードにアタック!エクスギャロップの
「5体でガード!『フレイム・オブ・ビクトリー(☆)』『聖管の奏者ヘリー(醒)』『スカーフェイス・ライオン(☆)』『速撃のラストレスナイト(☆)』『神聖魔道士プイス』」
「クワドラプルドライブ!」
「トリガーが3枚以上なら、突破される・・・」
「『
「ガード成功!」
(ディメンジョンポリスの力は全部仲間と共に共有される。1人だけが正義とか、絆がくだらないとか言っているようじゃ、ディメンジョンポリスが、グランギャロップが応えてくれるわけがない)
エクスギャロップの剣はグルグウィント(タイヨウ)に向けて放たれるが、5体のガーディアンによって防がれる。
「まだだ!『ジャスティス・ゴールド(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てグランボルバーに!『ジャスティス・ゴールド(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部グランドリフターに!グランレディのブースト、グランボルバーでヴァンガードにアタック!俺以外は全員悪!消えろ!消えろ消えろーーー!!」
「ジェネレーションガード!!聖天祈祷師レイア!!リアガードが2体以上なら、シールドプラス5000!さらにガード!『ぶるるがる』インターセプト!『ぶるるがる』」
ジェネレーションゾーン コスト『キュアラブル・エンジェル(治)』
聖天祈祷師レイア SH15000
「くっ・・・!グランヴィークルのブースト、グランボルバーでヴァンガードにアタック!」
「ジェネレーションガード!!黄金獣すれいみー・フレア!!すれいみー・フレアのスキル!リアガード1枚を山札の下へ!『春光の騎士ベリーモール』山札の上から5枚見て、グレードの異なるユニットを2体、ガーディアンとしてスペリオルコール!『速撃のラストレスナイト(☆)』『暁光の騎士イアゴー』」
ジェネレーションゾーン コスト『キュアラブル・エンジェル(治)』
黄金獣すれいみー・フレア SH15000
「・・・っ!ターン・・・エンド・・・」
PW45000➡PW11000+SH45000=56000
PW37000➡PW11000+SH30000=41000
PW37000➡PW11000+SH30000=41000 ヒロキの手札6枚 山札22枚 タイヨウのダメージ5枚(裏3枚)
「僕も昔、怖くて逃げて、強さにすがった。でも、そんな僕に手を差し伸べて、待っててくれた人たちがいた。その時もらったものを・・・その思いを・・・僕は守りたい。ストライドジェネレーション!!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『旭光の騎士グルグウィント』グレード3
曇っていた空に太陽が昇り、光が差してきた。その光に照らされ、グルグウィントの姿は変わっていく。これが、グルグウィントの未来における姿だ。
「旭光剣爛グルグウィント!!!!」
旭光剣爛グルグウィント PW26000 ハーツ『旭光の騎士グルグウィント』
「
どーんがる PW10000
「ざ、ざけんな・・・。悪の分際で・・・単独でパワー51000だと・・・!!?」
「さらに仲間を5体まで、パワープラス5000!仲間のために・・・仲間と共に、前に進む力を!!」
(思ってない・・・。羨ましいなんて、絶対・・・羨ましいなんて・・・!)
イアゴー グルグウィント ベリーモール
どーんがる ルノー プリデリー
「プリデリーのブースト、ベリモールでヴァンガードにアタック!「ガード!『ジャスティス・ゴールド(☆)』『ジャスティス・ゴールド(☆)』」ルノーのブースト、グルグウィントでヴァンガードにアタック!ルノーのGB
「(防ぎきれない・・・)の、ノーガード・・・」
「トリプルドライブ『神聖魔道士プリデリー』『朝影の騎士キマルクス』『フレイム・オブ・ビクトリー(☆)』クリティカルトリガー!パワーはイアゴーに、クリティカルはグルグウィントに!これが僕の・・・ヴァンガードだあああああああ!!」
グルグウィント(タイヨウ)は剣に太陽の光を纏わせ、刀身を鋭くさせる。そして太陽の光を帯びた剣によって、グランギャロップは斬られ、爆発を起こした。
PW28000➡PW11000+SH20000=31000
PW65000➡PW11000
ダメージチェック『
タイヨウのダメージ5枚 ヒロキのダメージ6枚 勝者タイヨウ
「う・・・ウソだ・・・。絶対正義の俺が・・・悪党なんかに・・・」
ファイトが終わり、一息ついたタイヨウにクロノとユイがナイスを送る。
「あの・・・」
「触るな悪党が!」
タイヨウがヒロキに肩を置こうとすると、ヒロキがタイヨウの手を払いのける。
「俺は正義だ!正義が負けるはずがない!よって俺様は断じて負けてなんかいない!!だ、だいたいお前なんかに、本気出すわけねぇだろ!俺、この前勝ってるし?文句あっか?バーカ、バーカ!」
「・・・あいつ、全然反省してねぇな・・・」
「グランギャロップ・・・君もあの子にもついて、大変だね・・・」
まったく反省の色が見えないヒロキに対してクロノは呆れ、タイヨウとユイは苦笑いを浮かべていると・・・
キュイイイイイイイン・・・
サイドカー付きのバイクがクロノたちのいる場所の前で止まった。バイクに乗っていた人物はつけていたゴーグルを外す。
「!!あの人は・・・叔母さん!!」
「ええ⁉ユイさんの叔母さん⁉」
「た、確かにキョウコさんと顔が似てやがる・・・」
バイクに乗った人物、佐倉スバルはユイを見つめる。
「おいキョウコのクソガキ!今日は守山のバカを回収しに来ただけだ!お前とのケリはいずれつけてやっから楽しみに待ってやがれ!おい早く乗れバカ!!」
「うるせぇんだよこのくそアマ!」
ヒロキはサイドカーに急いで乗っていった。
「待って!ヒロキ君!」
「・・・っ!気安く呼ぶんじゃねぇ!!今日はこの辺にしといてやる!命拾いしたな悪党どもが!!」
スバルはヒロキがサイドカーに乗ったのを確認すると、そのまま去ってしまう。
「叔母さん・・・」
「・・・ま、なんにせよこれでカンパニーに1勝だな。ありがとなタイヨウ」
クロノはタイヨウの頭をなでる。
☆
スバルはヒロキを乗せてそのままカンパニーの拠点へと目指す。
「ちっ、若水の野郎・・・あたしが暇を持て余したからって、バカの回収なんて押し付けやがって・・・。しかもあんなガキに負けて情けねぇなぁ、おい?」
「うっせぇな!くそ!」
ヒロキはサイドカーの席に蹴りを入れる。
「おいコラ!汚してんじゃねぇぞ!これいくらすると思ってんだ!・・・それはともかく、ファイトの結果は世界の真理。負けたからにゃ、しばらくおとなしくしてろ」
「くそぉ!なんだよ⁉なんなんだよぉ⁉」
ヒロキはサイドカーでじたばたする。
「(俺は正義だ!正義執行人の守山ヒロキ様だ!悪党の言う事なんて・・・)聞くわけねぇだろおおお!!」
☆
カンパニーの拠点場所にて、江西はラミーラビリンスのストライドフォース値を確認していた。やはりアムとユキノの2人に比べると、ルーナのストライドフォース値は高い。そこにアムがやってくる。
「これから複数のユニットの起動実験でしょ?私1人でやるから」
「大丈夫なのか?」
「・・・大丈夫」
「な~にが大丈夫なのよ?本当、昔っからおバカなんだから」
そこにルーナとユキノの2人がやってくる。
「必要ないって言ったでしょ!」
「それがおバカだって言ってんのよ。あんた1人で何ができるっていうのよ?ちょっとは私たちを頼りなさいよ」
「えっ・・・?」
ユキノは優しい笑みをアムに向ける。
「手袋は糸がなきゃ完成はできない。だから私は、あんたたち2人の糸になるって言ってんのよ」
「どういうこと?」
ルーナはアムの手を優しく握りしめる。
「私がこの手袋の代わりになる」
ルーナは優しい笑みをアムに向ける。それによってアムは涙ぐむ。
「・・・バカ・・・」
「そうね。私たちはあんたが大事だと思ってる大バカよ」
「うん・・・」
3人は手をつなぎながらユニット操作の実験室に入っていく。その様子を江西は見つめているのであった。
to be continued…
クロノ「よくやったなタイヨウ」
タイヨウ「ありがとうございます!・・・ヒロキ君、これから大丈夫でしょうか?」
クロノ「どうだろうな?今回のファイトで何か感じてくれるといいんだけどな・・・」
タイヨウ「はい。また会いたいです!」
クロノ「さて・・・後はユイの家族問題と、俺の問題だな・・・」
TURN90「友のために友を討つ」