やはり俺がボーダーA級部隊隊長をやっているのはまちがっている。(更新停止)   作:新太朗

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雪乃とのやり取りにアンチを少し入れて行きます。

では、本偏をどうぞ。



奉仕部入部 雪ノ下雪乃①

その少女は、読書をしていた。それだけで絵になっている。窓から入ってくるそよ風が髪をなびかせ、人を惹き付ける何かを持っている。

だが俺には世界一かわいい妹の小町と恋人の陽乃さんがいるので、特別な感じが伝わってこない。

 

見覚えがある訳が分かった。この少女は、陽乃さんの妹の雪ノ下雪乃だ。顔の作りが似ている。さすが姉妹。

そうしていると、本を閉じこちら……というか平塚先生を見て溜め息を突きながら文句を言い出した。

 

「・・・はぁ~・・・平塚先生。入るときはノックをしてください。と何度言えばわかるのですか?」

 

「すまない。・・・だが、ノックをしても君が返事をしたためしがないじゃないか」

まるで悪びれる事などしないかのようだ。

 

「それは、返事をする前に平塚先生が勝手に入ってくるからじゃないですか。・・・それで、そちらのヌボーっとした人は誰なんですか?」

 

「今日から、ここの新入部員だ。ほれ、自己紹介をしろ」

 

「・・・2年F組、比企谷八幡です。って新入部員って何ですか?俺は部活には入りませんよ。忙しいんですから」

 

「異論は認めないと言ったはずだ。それに君の腐った目だけでなく、曲がった根性を直さないと、社会に出て苦労するぞ」

 

「・・・おおきなお世話です。人の性格を言う前に先生の性格を直したらどうなんですか?だから結婚できないんですよ」

 

俺の言葉に怒ったようで、拳を固め、俺に向けて殴ってきた。

 

「・・・衝撃のファーストインパクトーーーーー!!!!」

 

「それは、さっき見ました」と余裕で回避した。そのことに驚いた顔になった平塚先生に向かって、言ってやった。

 

「・・・教師が生徒に暴力ですか?・・・教師の風上にも置けない最低の教師ですね。

もし今のが当たって俺が教頭か校長に言えば、先生は懲戒免職になっていましたね」

 

俺がそこまで言うと「うぐぐぐぐ・・・・」と拳を構えていた。

 

「・・・平塚先生。そこまでにしてください。ここで暴力事件を起こさないでください。部活停止になったらどうするのですか?」

 

俺の心配ではなく、部室の心配かよいい性格しているぜ。もちろん悪い意味で。

ある意味、陽乃さんの妹だな。

 

「それで、彼の性格を社会に出ても大丈夫にすればいいのですね?」

 

「ああ・・・そうだ。頼めるか?」と平塚先生に対して雪ノ下は「お断りします。彼からは、何か卑猥なものを感じます。私の貞操が危険になります」

 

「・・・誰がテメーみたいな性格の悪い女に欲情するか。お前こそ、自分の性格を見直したらどうだ」

 

「・・・何を言っているの?私ほど完璧な人間はいないわ」

 

うわぁー。・・・ナルシストかよ。人間として欠陥だらけだな。

 

「そーですかー。・・・まあ、がんばれ」

 

「何を言っているの。貴方の性格をこれから直していくのよ。私に感謝しなさい」

 

「・・・ありがとう。では俺はこれで」

と部室を出ようとすると、平塚先生に肩を掴まれて。

 

「どこに行こうとしている?君は、これからここで部活動にいそしむのに」

 

「・・・マジふざけんなこのクソ教師が。人の時間を奪っていいわけあるか。俺は帰ります」

 

「だから、待ちたまえ。それに教師にクソはないんじゃないか?」

 

「俺はバイトがあるんですよ。だから帰るんですよ。邪魔しないでください」

 

「うそを付くな。いいから君は黙ってここで部活動をするんだ」

 

その一言で完全に頭に来たので。

 

「いいかげんにしろ!!俺の都合も知らないで!!勝手なことを言ってんじゃない。俺は帰ります」

と扉を思いっきり閉めてボーダー本部に向かった。

後ろから何か声がしたが無視して、一直線に昇降口まで走っていった。

 

 

 

 

 




次回、本部で八幡のソロ戦をしていこうかなと思います。

その前にオリジナルトリガーを登場させます。

こうご期待に。

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