やはり俺がボーダーA級部隊隊長をやっているのはまちがっている。(更新停止) 作:新太朗
俺ガイルの一話目にあの先生とのやり取りをやって行きます。
では、本偏をどうぞ。
八幡サイド
俺は、本部からの通信に困惑していた。密航者?捕縛?その言葉から連想するとすれば、誰かが近界(ネイバーフッド)にボーダーの許可なく行こうとしてしると、そう言うことだ。
「それはどういうことですか?詳しい説明をお願いします」
いったいどこの誰が、そんな無謀なことやろうとしているんだ?
「余り時間がないので、簡潔に説明する。二宮隊鳩原隊員が一般人にトリガーを横流ししていることが判明した。そこで彼女の身柄を確保しようとしたところ、その付近で四つのトリガーの起動を確認し、一つが鳩原隊員のものと一致した。なので至急彼女の身柄を抑える必要がある。これは、重大な隊務違反に相当する。急いで指定座標に向かってくれ」
「了解!ただちに向かいます。陽乃さん!ここ任せてもいいですか?」
「うん。大丈夫だよ。しっかりね」
俺は「はい」と短く返事をした後に、グラスホッパーを使い指定座標に向かった。
しかしそこには、誰一人としていなかった。そのことを本部に連絡しようと思った時、三人の影が見えた。
「・・・どうやら、ひと足遅かったようだな。比企谷・・・」
「はい。風間さん」
風間蒼也
A級3位 風間隊隊長で、大学生の先輩だ。ただ、この人他の大学生と比べると身長が低い。だが小型かつ高性能という言葉がよく似合う人だ。
「僕達より、早く着いたくせに取り逃がしたんですか?だめですね」
このくそ生意気な態度で毒を吐いてくるのは、風間隊アタッカーの菊地原士郎。
強化聴覚のサイドエフェクトを持つ男で、風間隊がステルス戦闘のスペシャリストと言われるのは、こいつのおかげと言える。
「おい、菊地原。すみません、比企谷先輩」
歌川遼
風間隊 オールラウンダーでよく出来た後輩だ。過去に何度か飯を奢った事のある人物だ。
菊地原の吐いた毒の処理をよくしている。
「・・・ほ~お。言うじゃないか、菊地原。俺より遅いくせに随分とデカイことが言えるな。遅い分際で」
「・・・・・チッ・・・・」
「・・・聴こえているからな。今の舌打ち。後でズタズタに切り裂くぞ」
と菊地原に喧嘩を売っていると、風間さんが割り込んで来て。
「それで比企谷。密航者は全員ゲート向こうへ行ったのか?」
「おそらくは。足跡を見つけました、大きさや数から見て最低でも四人はいた事になります。一人は鳩原さんで、残りが不明ですね」
「・・・そうか。本部への報告はこっちでやっておくから、お前は防衛任務に戻っていいぞ」
「そうですか。ありがとうございます。・・・後のことお願いします」
と風間さんに言い、防衛地点に戻った。
戻ってすぐに、陽乃さんが話掛けてきた。
「密航者はだれだったの?」と陽乃さんが「三人、不明です」と俺が返した。
「そっかー。わかんないか。まあ、考えてもしょうがないか。ところで八幡。GW、時間ある?」
「・・・?まあ、ありますけど。何なんですか?」
「うん。明日、箱根の温泉街にいかない?」
「・・・何でまた?箱根?」
「うちの会社の系列でプロジェクトがあるんだけど。お父さんとお母さんが都合がつかないから代わりに私が行く事になったの。それでみんなもどう?」
椿姫は「同人誌を仕上げたいからパス」とシノンは「国近先輩とゲーム三昧でパス」と
雪菜は「小町ちゃんと那須隊の皆さんで、お泊まり会をするのでパスです」と三人がそれぞれ断り入れて来た。
俺は、と思う。那須隊のお泊まりなら小町はいないし、一人だし、いいかもしれない。
「俺は、別にいいですよ」と言ったら、陽乃さんが「やったー。じゃあ、明日四時起きネ」ととんでもない時間を指定いてきた。
「・・・なぜ?四時なんですか?」
「早く行って、温泉入るのに決まっているじゃん」
それじゃあ、しかたない。がんばって起きるか。
今回は、それなりに文字数がある。
今までで一番かも?
箱根・温泉偏は番外偏としてR18指定にしていきたいので
近いうちに投稿したいです。
近い内にオリジナルトリガーを登場させる予定です。
では、また次回にお会いしましょう。