ストライカーズ・オーシャン【ジョジョの奇妙な冒険 Part6異聞】   作:オレの「自動追尾弾」

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#55/愛と欲望のキッス ②

[さあッ、大変な事になってまいりましたァッ!!]

 

実況する朝倉は、興奮したようにマイクに叫んでいた。

 

[突如現れ、鳴滝姉妹を何故か『生八つ橋まみれ』にして脱落させた乱入者と遭遇してしまった5班の図書館探検部コンビッ!助太刀するかの如く参上した3班と4班の合併チームも加わり、乱入者の撃退に挑みますッ!!]

[というか、誰なんでしょうねあの子?(本当は知っているけど。)]

 

「…………な、何か大変な事になってきたよ…………?」

 

横で機器を操作していた康一は、隣にいたカモに話しかけた。だが、当のカモは……

 

「―――いや、ルル・ベルの嬢ちゃんと仮契約すりゃあかなりの戦力になるッ!こりゃあ使えるぜぇーーッ!!いやー、しかし嬢ちゃん、いつの間に兄貴にホレたんだぁ~~~?」

「……………」

 

全く問題視していなかった。

少しイラついた康一は、

 

ピシィッ

「ピャウッ!?」

 

『ピシィッ』の文字を、カモに食らわせた。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

ホテル嵐山

 

とある部屋

 

 

「―――なあ、本当に何もしなくていいのか?」

「良いんだ。本人が自分一人でやると言っていたんだからな。」

「そうか………あ、それポン。」

「ん、そうか………」

「しっかし、お嬢が『あんな趣味』だとは知らなかったねェ………」ヒョイ

「………本人もこの数か月間、自身の『恋心』に悩んで決断したのだ………あまり詮索するなよ?」

「そうかィ………ま、女ってのは、恋している時が一番輝いてるからなァ~」パチッ

「ロンだ。」バンッ

「うおっ!?」

 

ブチャラティを加えたルル・ベル一味の男性陣は、雀卓を囲いながらそんな話をしていた………

 

 

 

 

 

#55/愛と欲望のキッス ②

 

 

 

 

 

六課の部屋

 

 

「ルル・ベルッ!!」

「やっぱり動いたか………」

 

テレビで様子をみていたノーヴェ達は、ルル・ベルの登場に歯をかみしめた。

だが、ディエチやセインは―――

 

「サ………『サタデーナイトフィーバー』…………!」

「な……………何であんな恐ろしいことを、平然とできるんだ………!」

 

ルル・ベルが鳴滝姉妹にした行為(サタデーナイトフィーバー)に震えていた…………

 

「確かに恐ろしいが………今はそんな話してる場合じゃないから………」

「どうするチンク姉?出るか?」

 

チンクに進言するノーヴェ。だが、チンクが口を開く前に、

 

「いえ、ノーヴェさん。」

『!?』

 

ネギがそれを止めた。いつの間にか起きたらしい。

 

「ネギっ!?」

「お、起きてたのか………!?」

「ええ。みなさんが叫んでいたので………」

『あ、すみません。』

 

自分たちのせいでネギを起こしてしまったと知り、謝るナンバーズたちだった。

 

「あ、いいですから………それはともかく、ルル・ベルさんと宮崎さんの問題は、僕が解決しないといけないので。」

「で、でもネギくん………」

「大丈夫です。少し寝たら気持ちもちょっと落ち着きましたし、それに、いつまでも先延ばしにはおけないし…………」

「ネギ…………」

 

何やら決心をしたのか、その目には『迷い』はなかった。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

「―――何か騒がしくなってきたね………」

「ルル・ベルめ………ついに動いたか…………」

 

新田先生に見つからないようにホテル内を見回りしていたスバル、ティアナ、明日菜の3人は、ホテルの騒がしさが増してきたのに気づき、ルル・ベルの仕業と感づいた。

 

「ネギ君が心配ね………一旦向かいましょう。」

「ええ。」

 

ネギが心配になり、一旦ネギのいる六課の部屋へ向かう事にしたスバルたち。

だが、ある通路に出ると、そこにいたのは、

 

ドシィインッ

「「あイタッ!?」」

「「「「………?」」」」

 

楓と古菲が、正面から衝突していた。

 

「……何してるのよ、あんたたち…………?」

「あ、アスナにスバルたち。」

「うむ……実は『スタンド能力に』囲まれてしまってな……」

「えっ!?」

 

困ったような顔の楓に囲まれたと聞き、周りを見渡す一同。だが、いたのは………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ニャ〜〜〜♪」

「「「……………『ネコ』?」」」

 

そう、ネコだ。ロシアンブルー種の『子ネコ』だ。

だが、楓と古菲は、その子ネコに警戒していた………

 

「気を付けよアスナたち……そのネコ、スタンド使いだ!」

「えッ?こんなちっちゃな子ネコが………?」

 

楓の警告に、明日菜は信じられないというような声を上げた。

そんな中、ティアナはハッとした。

 

「そういえば、承太郎さんが『才能があれば、犬やドブネズミですらスタンド使いになれる』って言っていたような………」

 

ティアナが呟いた時、子ネコの体表に『矢印』を組み合わせて描かれた「緑青と茜色の眼の模様」がいくつも現れた!

それらは子ネコの体表からまるで温泉の源泉のように次々と現れると体表伝い床に流れ、船虫の如く壁や天井に滑るように移動して壁や床、天井に展開し、最後に現れた大きめの「金色の眼」が、猛スピードで明日菜らに迫る!

 

「!あの『眼の模様』みたいのがスタンド………!?」

「固まったらマズいわ!散開ッ!」

 

ティアナの号令の下、3人は散らばるように跳んだ!

 

「待てッ!!今動いたら…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドシィインッ

「「「あイタッ!?」」」

 

はずだった……

バラバラに跳んだはずの3人は、何故か自分が跳んだ方向にいた他の皆と『衝突していた』!?

 

「あッ………あれ!?おかしいな?みんなとは別の方に跳んだはずなのに………!?」

「!?あれ?」

 

明日菜は気付いた。いつの間にか、『金色の眼』が自分らの「足元にある」ことに!

 

「これがヤツの能力でござる………この『無数の眼』で囲まれた範囲内で『動くもの』全ての「方向感覚」を狂わせ………『金色の眼』に向かわせる!!」

「――――つまり、他とは『別の方向』に動いているつもりでも、結局は『同じ方向』に向かっている訳ね…………」

 

ティアナが解説して、ようやく明日菜たちは納得した。先ほどの楓と古菲も同じ状況だったのだろう。

このようなタイプは本体を叩くのが一番だが、方向感覚を狂わされたらそれも叶わない。かなり厄介なタイプだ…………

 

「(だからと言って「狙撃」しようにも、それも『狙いの方向』を狂わされる………『眼のエリア外』に出ようとしても、それも『方向を狂わされて』終わり………)こーいったタイプのスタンドって、よく考えたら………何気にかなり『無敵な』能力なんじゃあないの………?」

「ねーねーアスナーーー、さっきから何の話してるアルか~~~?」

「ニャ~~~?」

 

ちなみに、古菲はスタンドが見えない。

 

 

 

本体名――――初音(ハツネ)(ネコ♀)

スタンド名――ワイルド・アイズ

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

教員部屋付近

 

ルル・ベルVS.のどか、夕映、あやか、まき絵

 

 

「あなたの目的は、ここまで来れば言わずとも一目瞭然!悪いですが、そんなことさせませんわッ!!まき絵さん、鳴滝さんたちを!」

「りょーかい♪」

シュルルンッ

 

あやかに言われ、離れた場所にいた鳴滝姉妹をリボンで引き寄せるまき絵。

2人が無事なのを確認したあやかは、のどかに向き直り、『ビシィッ』と優雅に構えた。

 

「『宮崎 のどか』さんッ!察するに、今日先生に「告白」したのはあなたのようですね…………あなたのその『勇気』に敬意を表し、あなたをわたくしの『正式な好敵手(ライバル)』と認定しますわッ!!」

「えッ!?い、いえー…そんな…………」

「いいんちょ………何をこんな時に…………」

 

いきなり何を言い出すかと、夕映は呆れ顔であやかをみる。だが、あやかはそれに構わずに話し続けた。

 

「よって、今回は『塩』を送らせてもらいますわ!宮崎さん!早く『ネギ先生のもとへッ』!!」

「「えっ!?」」

 

あやかの言葉に、二人は先程とは違う意味で驚いた。

普段から『ネギ先生LOVE』を掲げているあやかがネギとの「キス」を諦めるなんて、思いもしなかったからだ。

 

「さあ、早く―――」

 

だが、2人の返事など聞く気がないのか、あやかはのどかに早く行くよう背中を押すが…………

 

ガラッ

「あーーーーーー、すっげー言いづらいんだがよォーーーーー……………ネギ、今部屋にいねぇぞ?」

『………………………』

 

突然仗助が部屋から顔を出し、ある意味空気を読めていないセリフを放ったため、5人はフリーズした……………

 

そして数秒後―――

 

 

 

 

 

グイィッ

「行くですよのどかッ!!」

ダッターーーーー

「あ、ゆ、ゆえ~~~~~?」

 

動いたのは夕映だ。夕映はのどかの腕を引き、戦線から離脱した!

 

「しまったッ!?くっ……………」

 

一瞬、虚を突かれたルル・ベルは、すぐに2人を追おうと駆け出そうとするが、

 

「おっと、させませんわよ!」

「へっへ〜〜〜〜〜ん、通せんぼ♪」

「!…………あくまで、私の邪魔をするつもりね?」

 

ルル・ベルの前に、あやかとまき絵が立ちはだかった。

 

「当たり前ですわ!宮崎さんの『勇気』を踏みにじるような真似など、ライバルであるわたくしが許しませんわよッ!!」

「何かカッコよく聞こえるわね…………まあいいわ。あなた達2人には………………」

 

言うと、ルル・ベルは背中に手をやり、何かを掴んだ。それは―――

 

「あなた達2人には、『京都三大土産』最後の一つ―――『木刀』で相手してあげるわ!」

「…………………それ、観光地ならどこでも売っていますわよ?」

「洞爺湖とかね。」

「………つーかお前ら、あんま騒ぐんじゃねーぞーー?」

 

臨戦態勢の3人に、仗助の言葉は聞こえていなかった………

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

ロビー

 

 

「えぇーと………宮崎さんは…………」

 

のどかたちとルル・ベルが離れたのを確認して部屋を出たネギは、とりあえずロビーから探すことにした。

 

「あっ……ネギ先生………?」

「あ……宮崎さん……………」

 

そんなとき、のどかが後ろにいることに気付いた。どうやら、今ロビーに来たらしい。

 

「あ…あの、お昼の事なんですけど………」

「えっ……い…いえーーーあのことはいいんです………聞いてもらえただけで――――」

 

突然、昼間の『告白』について振られたため、のどかはあわあわとテンパり始めた。

ネギの方も、顔を真っ赤にしていた。

 

「やはり、今夜は襲ってこないのでしょうか……?」

「みたいね。襲ってくるなら明日の………―――ん?あれは………?」

 

外を見回りから戻った徐倫と刹那は、2人の様子に気づいて陰に隠れた。

 

「…………すいません宮崎さん………ぼ、僕、まだ『誰かを好きになる』とか…………よくわからなくて………いえ……もちろん、宮崎さんの事は『好き』です…で、でも僕………クラスのみんなの事が好きだし……あ…それにあの………やっぱし『先生』と『生徒』だし…………」

「い、いえ…あの……そんな………」

 

ネギの返事に、のどかは申し訳なさそうになるが、ネギは話し続ける。

 

「だ…だから僕、宮崎さんにちゃんとしたお返事はできないんですけど……その………

――――あの、と、『お友達』から始めませんか?」

「………はいッ。」

 

ネギの提案に、のどかは快く答えた。

『友達から』――――それがネギの出した答えだった。

 

「――――『友達から』…………ねえ…………まあ、良いとしましょう………」

『!?』

 

のどからが安堵の息を漏らした時、通路の方からルル・ベルが来ていた。その体には、千切れたリボンが巻き付いている……

 

「ルル・ベルさんッ!?」

「まさか……いいんちょ達が…………?」

「ああ、あの2人は無事よ……でも、もう少ししたら、追いついてくるかもね…………」

 

普段と同じように、余裕の笑みを浮かべるルル・ベル。だが、すぐにそれは、獲物を狩らんとする猛禽類の瞳――――否、『ハート型の瞳孔』に変わった!

 

「悪いけど、私はせっかちなの………行くわよォォォッ!!」

 

言うやいなや、ルル・ベルは駆け出した!

 

「させませんよッ!!のどか!早くネギ先生とッ!!」

「えっ!?えっ!?」

 

何がなんだか分からないネギをよそに、ルル・ベルから庇うように同じく駆け出した夕映!さらに………

 

「させませんわよッ!!」

「ごめんゆえッ逃がしちゃったッ!!」

 

同じように、後ろからあやかとまき絵が駆けてきた!

3人は挟み込むようにルル・ベルに迫り、ついに、その服の裾を掴んだ!

 

ダンッ

「「「!?」」」

 

だが、そこにあったのは『服だけ』で、ルル・ベルがいない!?

 

「こ………これは『空蝉の術』――――!?」

「!いや、これは………………………」

 

まき絵は気付いた。『下着姿』で不気味な笑みを浮かべたルル・ベルが、まるでプールに飛び込むかのように、ネギとのどかに迫るのを!

 

そう、これは―――――――

 

 

 

 

 

『ル………………『()()()()()()だァァァァァァ』ッ!?』

 

そう、伝説の飛び込み―――『ルパンダイブ』だッ!!

 

(あ………あそこまで完璧なルパンダイブは始めてみたぞ………ルル・ベルめ………どこであんな技を………!?いや、それよりも………)

「ネギッ逃げろォォォォォォ!!」

「いや、もう手遅れですわ………!!」

「のどかァッ!!」

 

徐倫たちの悲痛な叫びもむなしく、ルル・ベルはついに、ネギの肩に手を置いた。

 

 

 

そして、そのまま―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「邪魔よ。」

ドンッ

「………え?」「へっ?」「あれ?」

「あァ〜〜れェ〜〜?」

 

 

 

ネギを突き飛ばした。

 

 

 

もう一度言う。

 

 

 

()()()()()()()()、『()()()()()()()()

 

そして、突き飛ばした先には、振り返った夕映がいた。

そして………

 

むちゅっ

『あッ!?』

 

ネギと夕映の唇が合わさった。

 

((なッ…なななななななななななななななななななななななななななななななななななな!?!?!?))

 

すぐに離れたが、あり得なさすぎる展開に混乱する2人。しばし、沈黙があたりを包むが、ふと、ネギは気付いた。

 

「…………………あれ?じゃあ、ルル・ベルさんは………………?」

「え?………」

 

ネギに言われ、夕映も気付いた。

恐る恐る、ルル・ベルの方を向くと―――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズッキュゥゥウウーーーーーン

 

 

 

 

 

「…………………っ?!」

 

ルル・ベルが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()最中だった………

 

「な、何だとォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」

「ね、ネギ先生()()()()()………!?」

「………え?おんなの………?おんなのひとどおしで?え?…………え?」

「ネギ君ーーー!?早すぎた、いや、知らないで欲しかった!?」

 

その行為に徐倫は思わず叫び、あやかは混乱し、ネギは目の前の光景にショックを受けたのか固まってしまい、朝倉や露伴、テレビにかじり付いていた者たち全員がフリーズした………

 

「………む、むぐっ!?むぐぐ………ッ!!」

 

しばらく唇を押しつけていたルル・ベルだが、のどかが勢いよく、ルル・ベルから無理やり離れた。

 

「!?なッ!?何を…………!? !?」

「好きですッ!!付き合って!!」

「…………………………………はい?」

 

突然のキスに混乱するのどかであったが、更に告白され、目が点になった。

 

「あなたが好きなのよォッ!!一目見たその時から!!ずっと、ずっとよぉッ!!かわいらしい瞳に、大人しい仕草………もう、私のハートを掴んで離さないのよ!」

 

そんなのどかに構わず、ルル・ベルは続けた。意外にも、惚れた理由はスバルの推測通りだったりする。

 

「そしてあの時、そう、『夜叉丸』との戦いの時!勇気を振り絞り、「スペースマン」の謎を解いたあなたを見て!『恋の炎』はさらに燃えたわ!!『気弱なのに、勇気があるなんて』ってね……もう、あなたのことしか考えられないのよォォォ!!」

「あ………あの………………?」

 

妙なハイテンションで愛を叫ぶルル・ベルに対し、のどかは完全に引いていた。

 

「お願いッ!私だけのものになって!!あんな男に汚される位なら、私が汚してあげるわッ!!」

「え………えええぇーーーーー?」

 

終いには、この小説の存亡が危うくなりかねない事まで言い出すルル・ベル。

お願い、それ以上はやめて……やっと50話突破したんだから………

 

「大丈夫よ……ハァハァ………最初は『圧迫祭り』から始めて……その先は――――」

「当て身。」

トンッ

「うっ!?」

ドサッ

 

と、何か完全に目が『イッちゃってる』ルル・ベルが、いきなり気絶した………

 

「全く……ようやくネコから解放されて来てみれば………」

「ラ………ランスターさん!?」

 

気絶したルル・ベルの背後には、いつの間にやらティアナたち3人がいた。

 

「………悪い、私としたことが、フリーズしてたわ…………」

「あー、大丈夫大丈夫………しかし……今のはどういう状況だったの………?」

 

どうやら最初から見ていなかったスバルたちに、ようやく復活したあやかたちを交え徐倫が語った。

 

「………私らは、ルル・ベルの告白を『自分も()()()好きだから、私だけのものになれ』って受け止めていた………」

「あの人、そんな事言ったんですか………でも、実際は…………」

「『自分も()()()()()好きだから、手を引け』って意味だったんですね………」

 

夕映とあやかが徐倫に続いた時、ネギたちは気絶するルル・ベルを見ながら呆れていた……………

 

「―――!おい、新田来たぞッ!!」

「ヤバッ!?」

 

徐倫の一言で、ネギたちは気絶したルル・ベルを連れ、撤退していった。

 

 

 

 

 

「………あれ?結局私一人!?」

 

一人、ロビーで正座する裕奈を残して………

 

 

 

綾瀬 夕映―――『ネギ先生の唇を奪え!ラブラブキッス大作戦!!』優勝。

        だが、のどかを差し置いて自分がネギとキスしてしまった嫌悪感で、その夜眠れなかった……

宮崎 のどか――どうやらルル・ベルに魔法的才能があったらしく、『ルル・ベルとの仮契約』が成立した。

明石 裕奈―――一人寂しく朝まで正座していた。

 

 

 

 

 

←to be continued..




55話です。とりあえず一言………

こんなオチでごめんなさいm(_ _)m

・冒頭の麻雀のシーン、あまり詳しく書かれていないのは、私が麻雀詳しくないからです。

・初音登場。実は初期でルル・ベルに撫でられていたネコです。
能力『ワイルド・アイズ』。こういう能力って、意外と強いですよね。ハーヴェストとか、アトム・ハート・ファーザーとか。

・ルル・ベルは『百合(レズ)』でした、というオチ(笑)ルル・ベルのキャラ考えてる時にふと閃きまして。昔興味本位で読んだ少女漫画に、こんな感じのオチがあったと思います。

では、次回をお楽しみに!

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