レイセン初登場です。
八十八撃目:月に行くようです。前編
とある場所…其処には4人の男がいた。
「まさかお前から誘いに来るとはな」
ハゲの男が言う。
「同じく。普段はそうには見えないのにな」
髪が長い剣士が隣のハゲの男に同情する。
「確かにな。けどこの工房の奴らは協調性なさそうだな」
顔が白くまさにゾンビみたいな男が工房にいる者達を見る。
「お前らは俺をどんな目で俺を見てるんだよ…!」
誘った本人である不良に見える男が怒りを見せる。その男達の正体は…
"趣味でヒーローをやってる最強の男"サイタマ
"光速の剣士"閃光のフラッシュ
"鬼や龍等が恐れる不良"金属バット
"ある意味不死の戦士"ゾンビマンである。彼は今、バットと仲が良い河童の工房にいた。
「よくぞ来てくれたぞ!盟友!」
と、其処に工房長"水の中のエンジニア"河城にとりが現れた。
「にとり、何の用で呼んだんだよ」
「それはな!月に行けるロケットが完成したのだ!」
「ロ、ロケット?」
「そうだ!これを見てくれ!」
にとりはモブ河童達に合図を出し、垂れ幕を開ける。其処にはいかにも近未来的なロケットがあった。
「わーすげー」サイタマが言う。
「俺らがいた世界にありそうだな」ゾンビマンが言う。
「強度的に大丈夫なのか?」フラッシュが言う。
「安心しろ!強度はバッチリだ!一度試したからな!」
にとりは胸を張って言う。しかもドヤ顔で。
「なら安心できるな」バットが言う。
「さ!早く乗ってくれ!」
にとりに言われるがままに乗り込もうとする。その時サイタマが
「そういや今日手紙来てたんだわ。月の都から」
「「「「なに?」」」」
サイタマの発言に興味を持つ。
「手紙ってなんだ?」
「これ」
サイタマは今日届いた手紙を見せる。そこに書かれてたのは
『趣味でヒーローをやってるサイタマさんへ
貴方の活躍は月の都でも噂になっています。サイタマさんの戦う姿に月の都の人々は皆興奮して盛り上がっています。そこで貴方を月のテーマパークにご招待します。また、何人か連れてきても構いませんので宜しく御願いします。 差出人:綿月豊姫』
「月のテーマパークか…」
「だが綿月豊姫って誰だ…?」
「その連れが俺らって事か」
月のテーマパークの事や豊姫って誰だとの疑問があるが考えてる暇はないのでロケットに乗り込む事にした。
「盟友!準備はいいか?発射するぞ!」
にとりはロケットの発射準備をする。そして…
「3!2!1……………発射!!」
にとりはカウントダウンをした後発射ボタンを押したと同時にロケットが発射された。
「盟友!お土産頼んだぞー!」
しかしにとりの声は聞こえるはずもない。
ロケット内部では…
「すげぇーな」
「幻想郷にも宇宙があるんだな」
「だがこの重量には慣れないな」
「全員ロケット乗るのは初めてだしな」
4人は呑気に会話をしていた。そして
「着いたか?」
ロケットが着地した。どうやら着いたらしい。
「あ、そうだ。手紙と一緒にこれついてたわ」
サイタマは手紙と一緒についてた箱を取り出す。中には透明なスーツみたいな物が何故か4つあった。
「これ着るとなんの問題ないってよ」
「だが偶然よく4つあったな…」
4人は透明なスーツみたいな物を着て外に出る。と、其処に
「お待ちしておりました、サイタマさん」
1匹の兎が現れた。
「誰?」
「私はレイセンと言います。綿月様のペットである玉兎です。サイタマさん及びお連れの方々を案内します」
レイセンはサイタマ達を月のテーマパークへの案内した。
1度削除しましたが改めて投稿しました。
後編あります。