じゃあ…扇風機に当たろう!
………では本編どうぞ(汗)
「オカルトボール?興味ない」
「あ、そーすか…」
霊夢に興味ないと言われがっかりする魔理沙。
「けどあれ集めたら願いが叶うって聞いたけどなー」
「え?」
魔理沙の呟きに霊夢が喰いついた。
「(願いが叶う…?ということは!?)」
霊夢は考え込んだ。なんか欲深い事を。
「ヘへへ…!じゃあ集めに行こうか!」
霊夢は神社を飛び出しオカルトボールを集めに行った。ゲスい顔をして。
「アイツ…なに思いついたんだ?」
魔理沙は呆れるものの自分もオカルトボールを探しに行った。その"オカルトボールを7つ集めたら願いが叶う"という噂は流れた。とある妖怪寺の住職とその弟子や地下に住むさとり妖怪(無意識の方の)、またしてや豪族もそれに興味を抱いた。おまけにお面の付喪神も。
とある場所…
「オカルトボール…なんか怪しいですね」
「ああ、あれは何処から来たのか」
「あれは得体のしれない物じゃ。幻想郷にあるものとは思えぬ」
「怪しいけど願いが叶うが本当ならば背を大きくしてほしい!」
ある4人はオカルトボールは怪しいと思っている。しかしこの男のは…
「ぬるい」
相変わらずの緊張感のなさである。
そこにいたのは…"片腕有角の仙人"茨木華扇、"聖徳道士"豊聡耳神子、"佐渡の二ッ岩"二ッ岩マミゾウ、"輝く針のリリパット"少名針妙丸、そして"趣味でヒーローをやってる最強の男"サイタマ。
「けどサイタマさん…緊張感なさすぎです」
「そうか?」
神子はこの緊張感の中にも関わらず茶を飲んでるサイタマを指摘する。
「で、何のようで呼んだの?」
「師匠…話聞いてなかったのですか…」
サイタマは自身の興味の無い事には物覚えが悪い。その為、オカルトボールの事を全く聞いてなかったのだ。
「オカルトボールの事じゃ」
「オカルトボール?」
サイタマが聞き返す。
「全て集めると願いが叶う怪しいボールの事です」
その説明は華扇が言う。
「そうか…そのオカルトボールって………これ?」
サイタマはヒーロースーツのポケットから紫のボールを出す。それを見た一同は驚く。
「な、なんで持ってるんですか!?」
「知らん間にあった」
「サイタマ!嘘つくならもっとまともな嘘をつけ!」
「俺嘘つけねぇし」
「なら持ってる理由教えてくれませんか?」
「理由?えっと…」
サイタマは何故オカルトボールを持ってる事を話した。
数日前…
「師匠!?」
「久しぶりだな、妹紅」
サイタマは上白沢慧音の家の前にいた。弟子の藤原妹紅が居候してるからだ。
「えっと…何故来たのですか…?」
「お前と勝負するため」
「嫌です!」
「安心しろ、本気でやらんから」
「師匠の本気の度合いがわかりません!」
サイタマは嫌がる妹紅を無理矢理外に連れ出す。その様子を慧音が生暖かい目で見送る。そして…
「おい、終わりかよ」
サイタマは呆れる。前には妹紅が気絶している。サイタマは単に突進してきた妹紅にビンタしただけである。しかし妹紅はそれで倒れてしまい気絶したのだ。
「俺が教えたトレーニング法やってるのか?サボったら意味ねーぞ」
サイタマは帰った。がっかりしながら。その翌日、サイタマのポケットに紫のボール、オカルトボールがあったのだ。
「そのボール、捨てても気がつくとあるんだよな」
「つまり一生ついてくると考えていいですね…」
「なんかストーカーみたいでヤダ」
と、その時
「おい、これ…宙に浮いたぞ」
一同は驚く。突然オカルトボールが宙に浮いたのだ。そして何かに吸い込まれるように飛んでいった。
「もしかしたら何か見つかるかもしれません!追いかけましょう!」
神子、華扇、マミゾウ、針妙丸、サイタマはオカルトボールの後を追った。
ほぼオリジナル要素ですので原作から外れてますが気にしないようお願いします。