東方一撃男   作:つじかみーん

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サイタマvs咲夜の決着です。あと魔理沙vsパチュリーの決着もです


八撃目:それぞれの決着

「貴方をナメていたわ」

「そうか」

咲夜は本気になっており、スピードが一段と上がっていた。サイタマは相変わらず緊張感がなかった。

「(この男より速く動かなければまた追いつかれる…)」

咲夜はサイタマに向かい無数のナイフを投げた。時間が止まっているためサイタマの目の前で止まる。

「(またこれか、コイツこれ使わないと勝てないのか?)」

サイタマは心の中でそう思っていた。しかし動けない。動けるのは咲夜だけである

「この能力は人間に恐れられ忌み嫌われた。貴方などに私のことがわかるはずがない。私を理解してくれるのは…お嬢様だけ!解除!」

時間が動き無数のナイフがサイタマを襲う。それと同時に砂埃が起きた。何故か。

「これで終わりのようね」

とつかの間ナイフが咲夜に向かって来た。

「なっ!?」

咲夜はすぐさまに時間を止めて避けた。しかし驚くべき光景だった。

「何故こんなにもナイフが…!?サイタマに向けて投げたはず…!」

それは投げたはずの無数のナイフが彼女の方に向いてたからだ。時間が動き出しナイフが動き咲夜を襲う。彼女自身には当たらなかったものの身動きがとれなくなっていた。そこに

「随分と面白れぇ能力を持ってんじゃねぇか、だがこの幻想郷にはお前の能力を遥かに越す者がいるらしいぜ?」

サイタマが現れた。しかもほぼ無傷で

「貴方は串刺しになったはず!なのに何故!?」

「あぁ、あれか」

サイタマは咲夜に説明した。サイタマは時間が動いたと同時に自分も動いた。ある程度なら避けれたが数本は腕などを当たった。その後彼は床に刺さったナイフを咲夜に向けて投げた。ありえない速さで。その結果がこれだった。

「貴様…!」

咲夜は殺意を放つ。しかしにサイタマには効果が薄かった。そこで彼は咲夜に大し思いがけないことを言った。

「お前この時間操る能力使わないと勝てないんだろ」

図星だった。咲夜は動揺してしまった。しかし直ぐに立て直し

「そんな訳ないわよ!貴方ごときならこの能力使わなくても勝てるわよ!」

「じゃあなんでそれ使ったんだ?」

またもや図星。咲夜は言い返すことが出来なかった。

「お前はその能力を使わないと俺には勝てない。しかし使っても勝てなかった。つまり俺には絶対勝てないことだ。」

咲夜は黙り続けたままだった。

「じゃ、俺の勝ちでいいな」

彼女はこくりと頷く。

「勝ったら教えてくるれるんだろ?この異変のことを」

「その前に貴方に聞きたいことがある」

「なんだ」

「何故とどめをささない…貴方はヒーローなんでしょ?」

咲夜は問いただす。するとサイタマは

「お前人間なんだろ?人間は殺さねぇよ」

「フッ…ヒーロー失格に近いわね」

「別に何でも言えよ。俺にとってヒーローは本気の趣味だからな」

「やっぱり貴方は変わってるわね…それと真実を知りたいのならばお嬢様の所に行きなさい」

「お嬢様?誰のことだ?」

「レミリア・スカーレット。この紅魔館の主よ」

「そうかありがと「待ちなさい!」…えっ?」

突然声がしたためサイタマと咲夜は向けた。其処には紅美鈴がいた。

「紅魔館に勝手に入った不届き者!私が成敗してくれ「時間がねぇんだ。後からにしてくれ」ぐへぇ!」

サイタマは美鈴を殴り気絶させた。

「んじゃ俺行くわ」

「ええ、気をつけなさい。お嬢様は一筋縄ではいかないわよ」

「寧ろありがてぇわ」

サイタマはレミリアのいる所まで走っていった。

 

~大図書館~

「はぁ…はぁ…やっぱり生まれながらの魔法使いとは比べものにはならねぇ…が勝てたぜ!」

魔理沙はガッツポーズをした。前にはパチュリーが気を失って倒れていた。しかも本に埋もれて。苦戦はしたもののなんとか勝てた。

「さて、この異変の元凶を探さないとな。」

「魔理沙は大図書館から出て元凶となるものを探しに行った。魔理沙が出たのと同時に

「パチュリー様ァ…しっかりして下さ〜い…」

小悪魔がパチュリーに声をかけていた。

 

その頃…霊夢はというと

「さて…行こうかしらね」

今更ながらも出発した。紅魔館に向けて




次回レミリア登場します。けどサイタマと美鈴を勝負させるつもりが何故こうなった(?_?)

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