神綺、魅魔初登場……って旧作キャラ出していいの!?
「霊夢、手加減してるんじゃないのか?」
「する訳ないでしょ!」
霊夢と魔理沙の白熱とした勝負が繰り広げている。観客席からは声援が飛び交う。特にアリスの声援が。
「魔"理"沙"あ"あ"あ"あ"!」
しかし、アリスの声援はドン引きレベルの為、周りにいる人は引いている。
「霊夢選手!魔理沙選手!両者譲らぬ戦いです!」
「けど霊夢さんに有利に見えます」
実況の文は興奮しているが椛は冷静に解説をした。
控え室では…
「緊張してきた…」
「一輪、落ち着きなさい」
一輪は緊張していた。だが聖が落ち着かせる。
「姐さんはよく冷静でいられますね…」
「ええ、深呼吸して精神統一してますので大丈夫です」
「流石です…」
控え室でも緊張の空気に包まれていた。各選手は準備等をしていた。しかし、この男は…
「くがー」
サイタマは緊張のある控え室にも関わらず寝ていた。
「サイタマ殿はよくこの状況で寝ておれるな…」
「儂らにとっては羨ましいものじゃ」
布都とマミゾウはサイタマの様子を見ていた。と、その時
「勝負あり!勝者は博麗の巫女、博麗霊夢!」
「お互いいい勝負でしたよ」
放送がかかった。勝敗についてのだ。ステージの状況はガッツポーズをして霊夢と倒れてる魔理沙だった。接戦を繰り広げた2人だったが、最後に霊夢の夢想天生が決まったのが勝負の決め手だ。霊夢に対して声援が届いたが
「私の魔理沙に何て事するのよ!」
アリスは一人ブーイングをしていたが、隣にいた神綺に止められてしまった。
「第2試合まで少し時間を下さいませ」
文がそう言った理由は崩れたステージを治す為にだ。
控え室
「あーあー1回戦負けか…」
魔理沙は椅子に腰掛け呟く。
「惜しかったな、魔理沙」
「あと少しだったんだよな……って魅魔様!?」
「久しぶりだな、魔理沙」
魔理沙は驚いた。其処には旧作のキャラであり、師匠である魅魔がいたからだ。
「なんで旧作のアンタがいるの!?」
「いいじゃないか別に!あと久しぶりの師匠に対してなんだその態度は!」
「す、すみません!」
魅魔は魔理沙の頬を抓る。魔理沙は必死に謝る。立場上魅魔の方が上の為、魔理沙は逆らう事はできない。
「で、何の用で来たんですか」
「いやぁ〜ちょっとね、弟子の様子を見に来ただけさ…けど惜しかったね!あと少しで霊夢倒せるところだったのにね」
「はい、そうです…」
「ま、気にすんなよ!次回また出ればいいんだからさ!それと…このサイタマって誰だい?」
魅魔はトーナメント表を見て、シード枠であるサイタマに目がいった。
「外来人です。人間とは思えない程の強さを持ってる奴です」
「へーそうなのかい。彼の試合が見てみたいね」
「準決勝まで待てますか?」
「待つに決まってるでしょ、その為に来たんだからさ」
魅魔は観客席へと行った。
「さて、私も行くか」
魔理沙も魅魔を追うように観客席へと行った。
「お待たせ致しました!これより雲居一輪&雲山vs聖白蓮の試合を始めます!」
ステージ上に一輪と聖が立つ。
「姐さん、今回は容赦なく挑ませてもらいますよ」
「ええ、遠慮なく来なさい。ただし、こちらも本気で行かせてもらいますよ?」
聖は笑顔を見せるが何か禍々しいオーラが見える。一輪は怯えるものの構える。
「では、開始!」
旧作キャラも出したいんだよね。うん。