東方一撃男   作:つじかみーん

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暑い。
神綺、魅魔初登場……って旧作キャラ出していいの!?


六十九撃目:白熱した戦い

「霊夢、手加減してるんじゃないのか?」

「する訳ないでしょ!」

霊夢と魔理沙の白熱とした勝負が繰り広げている。観客席からは声援が飛び交う。特にアリスの声援が。

「魔"理"沙"あ"あ"あ"あ"!」

しかし、アリスの声援はドン引きレベルの為、周りにいる人は引いている。

「霊夢選手!魔理沙選手!両者譲らぬ戦いです!」

「けど霊夢さんに有利に見えます」

実況の文は興奮しているが椛は冷静に解説をした。

 

 

 

 

控え室では…

「緊張してきた…」

「一輪、落ち着きなさい」

一輪は緊張していた。だが聖が落ち着かせる。

「姐さんはよく冷静でいられますね…」

「ええ、深呼吸して精神統一してますので大丈夫です」

「流石です…」

控え室でも緊張の空気に包まれていた。各選手は準備等をしていた。しかし、この男は…

「くがー」

サイタマは緊張のある控え室にも関わらず寝ていた。

「サイタマ殿はよくこの状況で寝ておれるな…」

「儂らにとっては羨ましいものじゃ」

布都とマミゾウはサイタマの様子を見ていた。と、その時

「勝負あり!勝者は博麗の巫女、博麗霊夢!」

「お互いいい勝負でしたよ」

放送がかかった。勝敗についてのだ。ステージの状況はガッツポーズをして霊夢と倒れてる魔理沙だった。接戦を繰り広げた2人だったが、最後に霊夢の夢想天生が決まったのが勝負の決め手だ。霊夢に対して声援が届いたが

「私の魔理沙に何て事するのよ!」

アリスは一人ブーイングをしていたが、隣にいた神綺に止められてしまった。

「第2試合まで少し時間を下さいませ」

文がそう言った理由は崩れたステージを治す為にだ。

 

 

 

 

控え室

「あーあー1回戦負けか…」

魔理沙は椅子に腰掛け呟く。

「惜しかったな、魔理沙」

「あと少しだったんだよな……って魅魔様!?」

「久しぶりだな、魔理沙」

魔理沙は驚いた。其処には旧作のキャラであり、師匠である魅魔がいたからだ。

「なんで旧作のアンタがいるの!?」

「いいじゃないか別に!あと久しぶりの師匠に対してなんだその態度は!」

「す、すみません!」

魅魔は魔理沙の頬を抓る。魔理沙は必死に謝る。立場上魅魔の方が上の為、魔理沙は逆らう事はできない。

「で、何の用で来たんですか」

「いやぁ〜ちょっとね、弟子の様子を見に来ただけさ…けど惜しかったね!あと少しで霊夢倒せるところだったのにね」

「はい、そうです…」

「ま、気にすんなよ!次回また出ればいいんだからさ!それと…このサイタマって誰だい?」

魅魔はトーナメント表を見て、シード枠であるサイタマに目がいった。

「外来人です。人間とは思えない程の強さを持ってる奴です」

「へーそうなのかい。彼の試合が見てみたいね」

「準決勝まで待てますか?」

「待つに決まってるでしょ、その為に来たんだからさ」

魅魔は観客席へと行った。

「さて、私も行くか」

魔理沙も魅魔を追うように観客席へと行った。

 

 

 

 

「お待たせ致しました!これより雲居一輪&雲山vs聖白蓮の試合を始めます!」

ステージ上に一輪と聖が立つ。

「姐さん、今回は容赦なく挑ませてもらいますよ」

「ええ、遠慮なく来なさい。ただし、こちらも本気で行かせてもらいますよ?」

聖は笑顔を見せるが何か禍々しいオーラが見える。一輪は怯えるものの構える。

「では、開始!」




旧作キャラも出したいんだよね。うん。

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